ふたば未来学園の日々

カテゴリ:中高海外研修・国際交流

【海外交流】トルコの学校Besiktas Anatolian Gymnasiumとオンラインの国際交流

2020年11月19日(木)

 コロナ禍で、海外研修も中止になりましたが、ふたば未来ではICTを活用して、多くの海外の学校と交流を始めています。その中で、2年生アカデミックの英語のクラスで、トルコ共和国のイスタンブールにあるBesiktas Anatolian Gymnasiumと3ヶ月間のプロジェクト学習をスタートしました。文化交流だけでなく、気候変動に対する調査研究を共に行い、持続可能な社会作りについて一緒に世界に提言することをゴールにしてプロジェクト学習を行います。今回は、ふたば未来学園中学校のディベート部の生徒たちも参加し、最初の顔合わせと自己紹介、アイスブレーキングのためのミーティングを行いました。時差が6時間あるため、日本時間で17時にZoomでつなぎ、楽しい時間を過ごしました。

 今後、ふたば未来では、地歴公民の先生からトルコに関する地理や歴史について深め、理科の先生から地球温暖化についての授業と、クロスカリキュラムを実施します。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【海外研修】国連関係者及びNY現地市民とのオンライン対話

 

 7月23日(木)に、米国・国連関係者及び現地市民とのオンライン対話が行われました。新型コロナウイルス感染拡大に伴い、令和元年度に実施予定であったニューヨーク研修が中止となりました。

 その後も渡米がかなわない状況が続き、3年次での渡航は断念しました。しかし、休校期間中も生徒どうしがプレゼンテーションの実現について議論を続けました。授業再開後も事前研修で学んできたことを生かして自らの探究活動に邁進する姿も大変印象的でした。

 

 現地NYでも新型コロナウイルスの感染拡大は依然として深刻なままであり、そのような状況下、大変お忙しいところを以下の皆様にご指導を賜ることができました。

 

国連日本政府代表部大使 星野 俊也 大使・ご婦人 星野 千華子 氏

UNDP上級顧問 岸守 一 氏

米国日本人医師会会長 Robert 柳沢 氏

NY市職員 島田 智里 氏

9.11 家族会Meriam Lobel 氏

 

 本校1期生からずっとお世話になってきた皆様とのつながりを改めて実感し、感謝の気持ちを自分たちのプレゼンテーションに込めました。初めは慣れない形式でのプレゼンテーションに緊張を隠せなかった参加生徒たちも、皆様からの温かい応援の声に支えられ、やりきることができました。

 今回頂戴したご助言を生かし、今後の探究活動の深化と進路実現に向けて努力を重ねる決意を新たにしました。

 

 

【国際交流】AFS留学生(Mali・David)の帰国について

本校で8月末より生活した高2-4 Mali, 高1-1 Davidが3月8日(日)に帰国しました。新型コロナウイルスの影響により、予定より2週間早い急な帰国となってしまいました。本来であれば、全校集会の場面であいさつをさせてあげたかったところですが、かなわなくなってしまいました。

MaliとDavidはボランティア活動に参加したり、マイプロジェクトに申し込んで発表をしたりと、学校内外で大活躍をしました。中学校のグローバルスタディの授業にも参加し、母国の文化を伝え、本校の異文化交流を発展させてくれました。

次年度も同協会より留学生を受け入れる予定です。AFS1期生Indrah, 2期生Mali, Davidに続くさらなる交流の発展が期待されます。

保護者の皆様、地域の皆様、今後ともご指導賜りますようよろしくお願いいたします。

【海外研修】ドイツ研修⑦(最終回)

ドイツ研修7日目(1/11(土))はミュンヘン市街地でインタラクティブツアーを行いました。

 

本校とErnst Mach Gymnasium(EMG)2~3人ずつ、数人でチームを結成し、チームごとにipadとアイテムの入ったスーツケースを渡されました。秘密組織によって市内の水道に殺人ウイルスが散布されるとの想定のもと、それを阻止することをミッションに、市内のポイントでクイズを解いていくというものです。

アイテムは地下鉄の路線図、ブラックライト、水質検査の薬品などなど。苦戦しながらも二時間半でほぼ全部のグループがミッションをクリアしました。

なおEMGの保護者の方で日本人の方もおり、今回の研修でいろいろサポートをいただきました。ありがとうございました。

 

この後、9日目(1/13(月))の朝まで、ホストファミリーとの自由時間となりました。オーストリアアルプスでのスキー、乗馬、オリンピックタワー、ニンフェンブルク城、ノイシュバンシュタイン城など、いろいろなところに連れて行ってもらえたとのこと。なかには授業の準備のため相手の生徒は行かず、ホストファーザーに連れて行ってもらった者もいたようです。ドイツの学校は落第もあり、授業はかなりハードなようです。


1/13(月)朝7時にErnst Mach Gymnasium(EMG)に集合。朝7時はまだ真っ暗でしたが、皆別れを惜しみながらEMGを後にしました。

 

今回の研修では多くのことを学ぶことができました。環境問題、まちづくり、再エネ、先端研究、交流、負の遺産等々。いずれもドイツの人たちが議論を重ねてより良い社会を築く努力をしていることを学びました。またホームステイを通じて日頃の生活についても知ることができました。今後の活動に活かしていきたいと思います。

ドイツ研修を行うにあたり、多くの方にご協力をいただきました。この場をお借りし、御礼申し上げます。

【海外研修】ドイツ研修⑥

ドイツ研修6日目(現地時間1/10(金))、本日は、 前日に引き続き両校からのプレゼンを実施したのち、 ミュンヘン市内のレジデンツとダッハウ強制収容所にて研修を行い ました。


レジデンツは旧バイエルン王国の宮殿です。 14世紀から時代の変遷により変わっていくデザイン様式なども見 ながら、当時の王宮の様子を見学しました。


昼食後、Ernst Mach Gymnasium(EMG)の生徒と別れ、 ダッハウ強制収容所に電車とバスを乗り継いで行きました。 強制収容所というと歴史的な負の遺産であり、 周囲には何もない印象を持っていましたが、 行ってみると普通の街で近くには住宅もたくさんありました。


今回は、 交流の窓口になってくれているEMGのKonstantz先生が ガイドを務めてくださいました。


まず入口には「ALBEIT MACHT FREI」(働けば自由になる)の文字が入った鉄格子が。 実際には働いても外に出られることはほぼ無かったのですが、 この言葉で労働者の希望を煽っていたとのことでした。


強制収容所の本館には設立の経緯や実際の収容所内の様子が詳細に 展示されており、 生徒たちは真剣にKonstantz先生の話を聞きました。

 

 ヒトラーが支持されることになっていった歴史背景

 

収容所の貧しい食事

 

収容所のなかでも希望を捨てない人たちの活動

 

解放時の人たちの様子

 

収容所のベッド。 収容者数が増えるごとにベッドの仕様も簡素になり、 ぎゅうぎゅうに詰め込まれた。

 


遺体の焼却施設にはガス室も設置されましたが、 ダッハウでは実際に使われることはなく終戦になったとのことでし た。それでも実際のガス室見学はとても重いものでした。


最後にプロテスタント系の教会(後に建てられた鎮魂施設)で、 この教会のデザインに込められている思いを聞きながら、 ろうそくを捧げました。


Konstantz先生は本校生の実情を踏まえつつ、 とても丁寧に、また熱心に説明をしてくださいました。 ありがとうございました。


以下、本日の生徒の感想です。

ドイツはワイマール憲法でも知られるように、 元々は優れた民主国家でした。そこにヒトラーが現れたこと、 そしてヒトラーの戦略( ユダヤ人を働かせる代わりに国民の保証をしたことなど) に国民はそのまま乗せられてしまったこと、 これらによって民主国家は崩れてしまいました。 そしてナチスドイツの悲劇は始まるのです。

現在の日本も民主主義を唱えています。 ここまではいかないかもしれないけれど日本も誰かの独裁状況にな る可能性があるということです。一人ひとりが各々考えをもち、 はっきりした意思表示をすることが日本人に必要だと感じました。

また、過去の記憶を引き継いでいく、それが大切です。 この収容所は、負の遺産です。もちろん日本にもあります。 もし記憶が風化していったら、 せっかくの教訓など意味がなかったことになります。 負の記憶を伝え続けるのは私達の使命ではないでしょうか。(IS )

 


僕は、 強制収容所のことは福島に似ている部分があると考えました。 二度と同じ過ちを繰り返さないために、という意味ですが、 ドイツも福島も全てが間違いだということはありません。 正しい道を進んだはずなのにどこかで道を間違えてしまったのです 。 その間違いを繰り返さないために僕たちは伝えていかないといけな いと思いました。原発ははじめ、人のためを思って作られました。 ドイツ国民もヒトラーがドイツを救ってくれると思って選びました 。しかし原発は災害対策や危機管理ができていなかった。 ドイツはヒトラーへの抑止力がなかった。 この間違いが大きな悲劇をもたらしたのだと思います。 我々はこの「間違い方」を学びました。 これからの時代をつくるときにこの経験を活かすことができると思 います。 そのことが悲劇の中で亡くなってしまった人達への私達からの追悼 の気持ちを表す手段ではないかと思います。

家に着いた後、ホストマザーとこのことについて話しました。 お互い英語でなかなか伝わらない部分もありましたが、彼女は「D on’t forget(忘れてはいけないことだ)」と言ってくれました。 (WK)

 

 


ダッハウ収容所では空気がとても重かったです。 最初に歴史と記録などが展示されている場所を見に行った時に言葉 を失いました。事前学習などで調べ、 理解していたつもりになっていたのですが、 現実は想像以上に残酷でした。 私は収容所での出来事を歴史の一つだと今までは捉えていました。 けれど今日実際に元被収容者の描いた絵や使用されていた道具を見 た際にナチスの恐ろしさと残虐さ、 非人道的な行いのひどさを肌で感じました。

ガス室を見た際にさらに空気が重くなったのを感じました。 使われなかったのが不幸中の幸いと言ってよかったのでしょうか。 殺戮を目的として作り出された時点で罪はとても深いと私は思いま す。「夜と霧」(V. E.フランクル著)には、 最後の方の場面に死について書かれている文章がありました。 その場面についてSNさんと話しました。 収容所内では死が最大の幸福であると考えていたが、解放後、 彼らが受けた酷い仕打ちは死で償えるほど甘いものではなく、 心の傷を抱えて生きていかなければならないと解釈した文章があり ます。それらにとても心が痛みました。私は最近、 たまに死について考え、恐怖を感じることがあります。 それらを上回るほどの出来事だということを改めて考えさせられま した。私は今までとても幸せな生活を送ってきました。 それらが普通ではなく感謝すべきものであるのだ思います。

 私の中で虐殺や非人道的な出来事に関しては、 ナチス関連がもっとも多いのですが、 第二次世界大戦のときは日本も同じような仕打ちをしていた側でも あると思います。 これに関して日本の歴史の教育を少しでも変えた方がいいのではと 疑問を持ちました。

悲劇を二度と繰り返さないためには自分のこととして受け止め、 反省し、次へとつなげていくことが大切だと思います。(OA)

 

【海外研修】ドイツ研修⑤

 ドイツ研修も後半に入り、本日からErnst Mach Gymnasium(EMG) との交流がスタートしました。
 学校に到着すると、生徒と先生が玄関先で温かく迎えてくれました。以前にメールやビデオ会議システムでお互いにわかっているとはいえ、かなり緊張気味の私たちでしたが、この出迎えでその緊張が多少はほぐれました。


 部屋に入り、テーブルごとの自己紹介を行った後、早速こちらのプレゼン(学校紹介、演劇)です。和やかな雰囲気の中、しっかり発表することができました。演劇ではこれまで以上に感情表現などをうまく表現することができました。EMG生から、「福島の状況はマスコミなどで知っていたが、地元の人たちの本物の気持ちなどを知ることができてとても良かった」「個人のストーリーが入っていてこれまでの経緯がより理解できた」といったコメントをいただきました。

 

この後、さらに本校とEMG でお互いに文化交流のプレゼンやパフォーマンスを行いました。本校からは和食文化(寿司、天ぷら、季節の催しと食など)、茶道、EMGから学校紹介、ドイツの教育システム、クリスマスシーズンの催し、食文化、音楽などが披露されました。
茶道では実際に生徒がお茶をたてて振舞いました。

途中、近くのプレッツェル屋さんに行き、プレッツェル作りを体験させてもらいました。プレッツェルはドイツの伝統的なパンで作るのが大変そうでしたが、お店のご主人が手際よくサクサク説明してくれ、あっという間にたくさん作ることができました。

 

できたてのプレッツェルを持ち帰り、EMG生が準備してくれたドイツ料理と一緒に昼食を食べました。食文化のプレゼンで説明してくれた料理を実際にふるまってくださいました。

緊張気味だった生徒たちもだいぶ打ち解けて、話が弾んでいましたが、夕方に一旦ホストファミリーと対面し、各家庭に行きました。
午後7時に学校で再開、ここからさらに折り紙、書道などのパフォーマンスを行いました。家に行って原稿を忘れてきてしまうというハプニングもありましたが、緊張もなかりほぐれてその場のアドリブでこなせるくらいになりました。


盛りだくさんの1日でしたが、生徒たちのたくましさが大きく身についたと思われます。

生徒の感想
今日はホストファミリーと初対面しました。自分の英語に自信がなく、不安でいっぱいでしたが、ホストファミリーの方が笑顔で話しかけてくれてし越し筒ですが話せるようになりました。夜のパーティーではゲームをしたりやダンスを踊ったりととても楽しかったです。しかし自分から話しかけに行くことができず、固まってしまうこともあったので、1人で話しかけるようにしていきたいです。難しい会話はポケトークなどを使って楽しむことができました。残りの研修も頑張ります。(WA)

【海外研修】ドイツ研修④

ドイツ研修4日目、本日はフライブルクからミュンヘンまで400kmの距離をバスで移動し、午後にミュンヘン工科大学を訪問しました。

ミュンヘン工科大学では、福島県浜通りご出身の井上茂義先生の研究室の皆さんにお世話になりました。
 ここでは昨日に引き続き、本校生徒および教員から、学校紹介のプレゼンと演劇を行いました。発表は2回目でしたが、1回目と比較して格段にブラッシュアップしました。参加した学生さんからも質問やアドバイスをいただくことができました。

また井上研究室の実験室を見学しました。本格的な実験室を見るのは初めてという生徒が多く、薬品のたくさん並んだ実験室や液体窒素に「おー!」と歓声が上がっていました。井上先生にはドイツに来ることになった経緯や日本とドイツの研究生活の違いなど様々なお話を聞くことができました。

また本日、これまでお世話になってきたバスの運転手さん(YOYOさん)とお別れしました。とても気さくな方で生徒たちは別れを惜しんでいました。

明日からいよいよErnst Mach高校との交流、ホームステイとなります。それに向けて今夜も宿泊先のホテルで引率教員による厳しいチェックも入りました!生徒たちも意欲的に活動しています!!

【海外研修】ドイツ研修③

ドイツ研修3日目はフライブルクの以下の施設で研修を行いました。
①エコステーション(Eco Station)
②ボーバン地区(Vauban Area)
③水力発電を活用しているクリーニング店(Himmelsbach Reinigung)
④再エネを活用したホテル(Best Western Premier Hotel Victoria)

①エコステーションはドイツ最大級の環境保護団体であるBUNDが運営する環境教育施設です。本校1期生の研修からお世話になっており、1期生が植樹をしたところでもあります。ここでは前半で主に、世界的に問題になっている廃プラスチックについて学びました。廃プラの発生源や発生プロセスを知り、実際に土壌中で分解されるのか、されるとすると何年かかるか等を実際の様子を見ながら学びました。
後半は本校生によるプレゼンです。本校の活動内容や東日本大震災、原発事故当時の状況について説明し、学校で実施してきた演劇を披露しました。この研修では初めてのプレゼンでしたが堂々と行うことができました。聴衆の方からは「福島の状況を経験を通じて話してもらったので素晴らしかった」とお褒めの言葉をいただきました。

 

エコステーションで土に埋めた様々な材料の分解の様子を実感

 

演劇の様子

 

②ボーバン地区は前日に見たハイデルベルクの新市街と同様、環境に配慮したまちづくりを1990年代から進めている地区です。「パッシブハウス」や「プラスエネルギーハウス」があり、今回はパッシブハウスの街並みを見ながら研修しました。自家用車をつかわなくても快適な生活をおくることができる「ショートウエイのまちづくり」のさきがけとして、様々な工夫をみることができました。また、まちづくりへの住民の関与がとても大きいことが成功の秘訣とのこと、能動的市民性の大切さを学びました。

ボーバン地区の集合住宅。集合住宅と言っても多くのデザインの住宅がありました。

 

③次に訪問したクリーニング店では、フライブルクの中心街にありながら裏に流れる川を利用して水力発電を行っていました。クリーニングの技術も高く住民の方から信頼されており、また水力発電の利用ということで有名だそうです。水力発電を導入するに至った経緯や苦労している点など、生徒たちの質問に丁寧に答えてくださいました。

クリーニング店の前でお話を伺いました。この後、水力発電説部も見せていただきました。

 

④Best Western Premier Hotel Victoriaは環境対策をトコトン活用したホテルです。屋上では太陽光発電、風力発電、太陽熱による温水活用、地上では地元産の木質ペレットによる熱源利用、地下では地下水の利用による室内温度コントロールなど、自然エネルギーをこれでもかと活用している様子に圧倒されました。省エネについて世界的に数多くの賞を受賞されているとのこと、とても納得できました。ここでも生徒はたくさん質問をしましたが、丁寧に答えていただきました。

ホテルの屋上にて。夕日に映えるフライブルク市内を眺めつつ、再エネの利用について説明を受けました。

 

研修後は市内のシンボルである大聖堂やその周辺のマーケットなどを見学しました。1月上旬までクリスマスシーズンとのことで、もみの木や特別な展示もあり、楽しむことができました。


3日目の生徒の感想
今日初めて演劇とプレゼンテーションを発表しました。緊張はしましたが意外とできました。皆なんだかんだ言いながら準備を進めて、なおかつ頑張ろうとしているんだなと思いました。
エコステーションでは水力発電や太陽光発電システムなどたくさんの再生可能エネルギーについて学べました。環境問題に対する視点を発信する場所がエコステーションなんだと思いました。5年前に先輩が植樹した木も見ました。5年間ここまでドイツ研修を続けてくれた先生方、先輩方そしてドイツの方々に感謝しなければと思いました。明日からも頑張ります。(SH)

エコステーションで発表した演劇では自分が思っていた以上に緊張してセリフを噛んでしまったり、感情の表現を明確にすることができない場面が多くありました。今日の反省をもとに、明日はもっと伝わる演劇をしたいです。フライブルクの大聖堂では外観からとても圧倒されました。中に入ってみるとステンドグラスの鮮やかな光で心が癒されるのを感じました。(OA)

【海外研修】ドイツ研修②

ドイツ研修2日目、本日より実質的な研修が始まりました。本日はハイデルベルグを訪問し、新市街地と旧市街地において研修を行いました。

 新市街地では鉄道で使用されていた土地を市が買い取り、環境に配慮した都市計画のもと、6000戸もの集合住宅を建設。太陽光や雨水を有効利用し、室内の空気の流れを追求した「パッシブハウス」を建設しています。新市街地を周りながら環境に対する配慮の仕方や、そこに住む住民の方々の様子を見学しました。エネルギーを極力使用しない工夫に圧倒されましたが、実際に6000戸は完売し、あと1000戸新たにつくるとのこと。ドイツの方々の環境への関心の高さを伺い知ることができました。
また、3℃という気温の低さも気にせず、ベビーカーの子供連れからお年寄りまで外で自転車やウォーキングをしている方がとても多く、驚きました。

写真(1 パッシブハウスの説明を受ける生徒たち)

 一方の旧市街地は、ハイデルベルグ城や、ドイツで最古の大学であるハイデルベルグ大学のある歴史のある街です。数百年前の建物を現在でも活用している姿は新市街地とは対照的でしたが、どちらもうまく活用している様子は、まちづくりという観点でとても参考になりました。

写真(2 ハイデルベルグ城で知り合った地元の方と記念写真)

 到着地のフライブルクではホテルで本日の研修内容を振り返りました。毛糸ボールを投げあいながら、ひとりひとり思ったことを率直に話し合いました。またその後は前日に引き続き、プレゼンの準備をして終了となりました。
明日はフライブルク市内で研修を行います。

写真(3 ホテルでの振り返りの様子)

【海外研修】ドイツ研修①

1月5日~14日の日程でドイツ研修が始まりました。
この研修ではドイツの再生可能エネルギーへの取組み、街づくりや市民の関わり、高校、大学との交流による相互理解、歴史の継承などを学び、2年生から始まる探究活動やこれからの地域のあり方の考察に活かすことを目的としています。
参加者は1年次選抜生徒12名、引率教員3名です。
5日の早朝、学校に集合し、現地時間19時半(日本時間6日午前3時半)、無事にドイツ、フランクフルトのホテルに到着しました。
学校出発からほぼ24時間の長旅でしたが、皆、モチベーションは非常に高く、夕食後、さっそくプレゼンテーションの仕上げを行いました。
明日からの研修、しっかり行ってまいります!