ふたば未来学園の日々

ふたば未来学園の日々

【高校3年次】大学入学共通テスト直前集会

本日4時間目のロングホームルームの時間帯に大学入学共通テスト直前集会を行いました。今年は57名の生徒たちが共通テストに臨みます。

学校長と学年主任の熱くあたたかい激励の後、進路指導主任と共通テスト前の最終注意事項を確認しました。

その後、副校長からJA福島さくら女性部協議会双葉支部の皆さんに制作いただいた合格祈願特製双葉ダルマが披露されました。

新年7日・8日には、震災後初めてダルマ市が双葉町内で復活開催されました。震災後の困難な状況から一歩一歩着実に前に向かう双葉郡の人たちと歩みを合わせて、自分の進路実現を果たせるように、不撓不屈の象徴でもある双葉ダルマに想いを込めてひとりひとりが目玉を入れました。

結びに、思い一つに一本締めで全員の健闘を願いました。

全校をあげて、共通テストでのふたば未来生の健闘を祈り、応援しています。

合格祈願特製「双葉ダルマ」について

(双葉ダルマの由来)

双葉町ではおよそ300年前の江戸時代からダルマ市が行われ、30年前にはJAふたば女性部がデザインを考案。双葉ダルマとして広く知られるようになりました。

七転び八起きの意味をもつ縁起物の双葉ダルマは 東日本大震災と原発事故の被害を受けた双葉町にとって復興のシンボルとなっています。

(特注双葉ダルマについて)

今回、ふたば未来学園高校3年次生徒の合格を願い、校長・副校長・教頭・学年主任・進路指導部主任から依頼し、JA福島さくら女性部協議会双葉支部のみなさんが、特別に作成してくれました。

白星をイメージした白い体に、町章をモチーフにした金色の縁取り。
さらに体に竹の模様を配置。
冬場でも色あせず、しなやかで折れにくい竹に、願い事をかなえる途中で心が折れないようにとの思いが込められています。

「鶴は千年、亀は万年」とことわざにもあるように、縁起が良いとされていることから、まゆは鶴、ひげは亀がモチーフです。

口とあごが富士山の稜線のようにむすばれ、高嶺に登る決意が感じられることも特徴です。

願いを込めて正面に「合格」の文字を、背中には、力強く「ふたば未来学園」の文字を刻んでいただいています。

【海外研修】ドイツ研修(7日目)

それぞれのホームステイ先からパートナーと一緒に登校し、今日の活動がスタートです。

午前はEMG校の生徒のガイドでマリエン広場のフィールドワークをしました。現地の生徒が自分たちでルートを考え、案内をしてくれました。

過去に探究活動等で双葉郡ツアーを行った生徒たちの苦労を知っているので、同じくらいの年齢の生徒が丁寧に案内してくれたことに驚きを隠せませんでした。

午後は一旦ステイ先に帰宅し、交流会の準備をしました。

夕方に公民館のような建物に集合し、互いの料理を振る舞いました。

普段の生活で食事を準備してもらえるありがたさも噛みしめていたようです。

現地研修は明日が最後です。ダッハウ強制収容所での研修の後、班別自主研修です。

 

【海外研修】ドイツ研修(6日目)

午前中は翌日の交流のための食材を買い出しました。

交流に参加してくれる現地の生徒はその日に大事なテストがあるということでした。EMG校は定期テストがありませんが、落第も多くあります。不定期に行われる大事なテストと授業内での取り組みで評価をされています。

午前中は保護者会長の方がドイツミュージアムを案内してくださいました。あらゆる分野の学問をまたいだ展示に、参加生は午前中だけでは時間が足りない様子でした。

昼食は各自でとりましたが、もう注文に困る様子はありませんでした。(分量の多さにはなかなか慣れません...)

午後にはニュンフェンブルグ城を訪れました。ミュンヘンにある、バイエルン選帝侯の夏の居所だったと言われています。

バロック建築の建物と、調度品の展示それぞれに日本語のオーディオガイドがついていました。

こちらに来てから、英語での補足がついていることに安堵することが多くなりました。知っているドイツ語も増えています。

おそらく今日1日に歩いた距離も10kmを超え、日に日にたくましくなっていることを感じます。

明日は教育や歴史についてお話をしたあとに、EMGの生徒がマリエン広場の案内をしてくれるとのことです。午後は文化交流の準備をし、夕方には食文化などの披露をします。

【海外研修】ドイツ研修(5日目)

5日目はErnst-Mach-Gymnasium校(以下EMG)との交流のスタートです。

コロナ禍では現地渡航がかなわず、先輩たちの代ではバーチャルホームステイなどを行って交流を続けてきました。これまでの先輩方がつなぎ続けてくれた縁に感謝して交流に臨みます。

渡航生は研修参加が決まってから、Zoomを活用して事前交流をしてきました。今日、初めて対面するパートナーの生徒を前に、感動でドキドキが止まらない様子の渡航生たち。引率団としても3年ぶりの対面での再会です。

すぐに打ち解け、本校生のプレゼンテーションと演劇を見ていただきました。

その後、EMG側もプレゼンテーションをしてくださいました。あらゆるアプリを活用して現地の文化をわかりやすく伝えてくれまました。(Canvaはプレゼンテーションにも事前のオンラインでの自己紹介にも便利でした。本校の留学生も使いこなしています。探究活動等でも大いに活用できるかと思います。)

昼食後はミュンヘンの中心部、マリエン広場に電車で向かいました。EMGの生徒とグループを作り、「脱出ゲーム」に参加しました。これは、街中で与えられたミッションを達成しながらゴールに向かうゲームで、取り組んでいる間にミュンヘンの地理に詳しくなり、自然と会話が弾む面白いゲームでした。

脱出ゲームの後は、学校に戻り、パートナー家族に対面しました。各家庭にこれから数日間滞在させていただきます。

各家庭では家族の一員として迎え入れてくださり、一緒に料理をしたり、兄弟とゲームをして過ごしたりとリラックスして過ごせているようです。

【海外研修】ドイツ研修(4日目)

フライブルクで再びフィールドワークです。本日は、渡航生の中から候補地に挙がったボーバン地区内で、我々人間と環境の共存の仕方を学びました。

ボーバン地区の住宅はすべて集合住宅です。集合住宅の方がエネルギー効率がよいと考えてのことです。建築は市に申請して土地を購入し、共同で建設するそうです。

この地区は私有車の乗り入れがし難い構造になっており、実質的に車の利用を制限されたような作りになっています。路面電車へのアクセスなども住宅建設の際には考慮され、街中に自然を感じさせる公園や、小さな牧場などが設置されています。

そのような中で子どもが遊びます。路上遊びの道路標識があったり、アパートとアパートの間に公園を設置し、アパートの居室の配置では、公園が見える位置にキッチンを置くそうです。そうすることで遊んでいる子たちが死角に入らず、住民皆から子どもの姿が見えるのです。アパートの住民が静かに過ごしたい部屋は、公園の反対側に置き、遊んでよい時間や静かに過ごすべき時間などの約束事を決めるそうです。そのため、住民からのクレームなどもなく過ごしているのだそうです。

街づくりの中に、積極的に議論に参加して自分の意見を表明し、合意形成を図る市民性が見て取れました。同時に、環境と人間が「共存」しようとしたときに、自然とお年寄りや小さな子どもへの配慮がなされていく様に感銘を受けました。

午後は陸路バスで5時間ほど、ミュンヘンに向かいました。翌日からはいよいよErnst Mach校との交流です。

【海外研修】ドイツ研修(3日目)

3日目、ついに現地研修が始まりました。現地は土曜日です。午前中はフランクフルトからフライブルクに移動し、フライブルクの大聖堂近くで現地ガイドの方と合流しました。

聖堂周囲の市場で昼食をとりました。念願のソーセージです。

歴史的建造物が市民の交流の場になっている様から、まちづくりのヒントが得られました。環境だけではなく景観にも配慮し、どちらも一定の基準をクリアしないと不動産の売買もできないようです。自動車の乗り入れを制限する取り決めに積極的に関わっていく市民性も感じられました。


その後、環境教育施設のエコステーションに向かいました。断熱性のある土壁、自然エネルギーの利用、屋上の緑化など、施設自体が環境教育の教材のようでした。

同敷地内に、本校1期生が植樹した木がありました。最後にこの木を見た5期生のときから3年が過ぎ、高さは3メートル位になりました。現地の方が、風雨の影響をあまり受けない場所に移植してくださったようです。

本校もこの木のように、すこやかにしなやかに成長し、毎年この木に会いに来られることを願いました。

その後、市庁舎の見学に行きました。円柱型の庁舎は外壁すべてが可変式の太陽光パネルで覆われ、建物内にも十分光が入り込むよう工夫されています。このような建物を建てる時には、その予算の数パーセント分のアートを近くに設置したり、労働者の子どもが十分入れる保育園を設置したりするそうです。

明日は午前中にフライブルクをさらに探究し、交流校のあるミュンヘンに向かいます。

【海外研修】ドイツ研修(2日目)

ドイツ研修は行程上2日目を終えました。2日目は移動のみの1日となりました。

現在はドイツに無事到着し、フランクフルトの空港近くのホテルに滞在しています。特にトラブルもなく、無事到着してほっとしているところです。

成田から直接ドイツに行くのは難しいため、イスタンブールを経由してのドイツ入りとなりました。成田ーイスタンブール間が14時間程度、イスタンブールーフランクフルト間が3時間程度のフライトです。

座席に座っているだけでもなかなかの疲労がたまります。日常生活で多少の運動をすることの大切さを感じます。イスタンブールの空港内を歩くのが気持ち良く感じられました。

参加生徒たちも、イスタンブールでは自分たちで乗り継ぎの手続きをするほどに頼もしくなっていました。Baggage Claimも問題なくたどり着き、自分たちで荷物を受け取りました。

フランクフルトのホテルに到着したのが現地時間の夜11時過ぎ、すぐに休んでいよいよ翌日から現地研修がスタートです。フライブルグまでバスで移動し、環境先進都市の取り組みを学んできます。

【海外研修】ドイツ研修(1日目)

3年ぶりのドイツ渡航です。

ふたば未来学園高等学校は、地域の課題と共通する世界的な課題についてのアクションを提言するため、平成28年度にミュンヘンのErnst Mach Gymnasium校と交流をしました。それ以来、同校とは高校1年次でオンラインも含めた交流を毎年継続して行っています。コロナ禍にあっても、現在の2・3年生がバーチャルホームステイなどで交流を続けてきましたが、今年度はいよいよ現地渡航が再開されます。

本校では、未来創造探究で学び深めている原子力災害からの復興や持続可能な地域づくりについて、全世界が共有するべき「持続可能な社会づくり」として議論し、提言していきます。高校1年次ドイツ研修では、ドイツの環境都市フライブルクを訪問することにより、将来起こりうる世界の難題に向き合い、持続可能な社会をめざして未来を創造していく一歩とします。

1月5日(木)より日本時間1月14日(土)まで、8泊10日の旅程です。イスタンブール空港経由でドイツに向かいます。

出発日の午前中は学校で事前研修と出発式を行い、広野駅から成田に移動しました。飛行機は6日早朝の出発のため、空港近くのホテルに1泊します。

宿舎では現地で行うプレゼンテーションの準備をしました。

現地渡航できることへの感謝を忘れずに、現地で精いっぱい学んできたいと思います。

 

令和4年度グローカル人材育成事業「ドイツ連邦共和国短期滞在研修」実施概要

1.趣旨

本校における高校一年次ドイツ研修では、地方創生イノベーションスクールの一環として、Think Greenをテーマとし、2030年に問題となる地域の課題と共通する世界的な課題についてアクションを提言するため、平成28年度にミュンヘンのErnst Mach Gymnasium校と交流をしました。それ以来、同校とはオンラインも含めた交流を毎年継続して行っています。本校では未来創造探究として、原子力災害からの復興や持続可能な地域づくりについて、それらを福島のみの課題ではなく、全世界が共有するべき「持続可能な社会づくり」として探究していきます。ドイツの環境都市フライブルクを訪問することにより、将来起こりうる世界の難題に向き合い、持続可能な社会をめざして未来を創造していく一歩とします。

2.派遣期間

令和5年1月5日(木)から1月14日(土) 10日間

3.訪問先

ドイツ フライブルク・ミュンヘン

4.参加人数

高校1年次生徒 8名

5.研修内容

(1)フライブルク市訪問
ドイツにおける環境や再生可能エネルギー政策の利点や問題点を探り、日本の今後のエネルギーのあり方を考察する。
(2)ERNST MACH GYMNASIUM校の生徒との交流
ホームステイをしながら現地の高校生と持続可能な社会を支えるためのエネルギー政策について学び、未来の社会を作る人材としてお互いに研鑽する。また、現地の高校生との交流活動において、福島の現状を伝えることを通して、福島の安全・再生の歩みを正しく理解してもらう。

 

【中学校】冬季休業前集会を行いました(12/23)

 明日24日(土)から1月9日(月)の17日間、生徒たちにとって待ちに待った冬休みとなります。

 新型コロナウイルスや季節性インフルエンザが心配されますが、健康に留意しながら有意義に過ごしてほしいと願っています。

 中学校では、長い冬休みを前に新たな目標をもってもらうべく、全校集会を行いました。

 今回の集会は生徒会役員が主体となって運営し、各学年代表生徒がこれまでの生活を振り返った作文を発表しました。

 また、冬休み中の生活面について担当教員から話をしました。事故や怪我などの安全面に十分注意しながら、時間を有意義に使って生活してください。

 

 

 

 

 

 

 

【高校:福祉】生活援助従事者研修 閉講式

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 12月23日に「令和4年度生活援助従事者研修」の閉講式を行いました。

 今年度は、スペシャリスト系列【福祉】2年次生の2名が受講し、研修の全課程を修了いたしました。

 研修では、広野町社会福祉協議会やいわき・相双地区の介護職員の方々に講師を務めていただき、生活援助サービスに関する基本的な知識を学びました。また、広野町通所介護事業所「広桜荘」様には実習の機会を設けていただきました。実際にサービス御利用者の方々と関わる中で、介護職員としての心構えや生活支援に関する技術について学ぶことができました。

 閉講式では、校長先生から一人ひとりに修了証明書が手渡され、長期間にわたる研修への労いの言葉をいただきました。また、受講生代表からは研修に関わっていただいた方々への感謝と今後の学習に向けた意気込みについてあいさつがありました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 関係の皆様へ、改めて御礼申し上げます。誠にありがとうございました。