ふたば未来学園の日々

5月30日(水)3年次未来創造探究

 早いもので今回が5月最後の探究の時間でした。ほんの一か月前には快晴の遠足であったり、ゴールデンウィークであったりしたのに次回行う際には夏の装いです。そして、5月は放課後の時間を利用した担任との面談だけではなく、探究担当者との面談(壁打ち)を行いました。3人の担当者それぞれと

①現在のプロジェクトの進行状況や目的、今後の見通し
②チームの人間関係
③自分自身の進路(未来)
について話し合いました。また、セルフエッセイ作成や進路探究(木3コマ)とも絡み合いながら生徒は探究活動だけではなく、自分自身のことも深められた一か月間だったのではなかったでしょうか。どの生徒との会話をとっても1年次より周囲に対して寛容であったり、自分自身のことを客観的に考え進路を選んでいたり、苦しい探求の展開でも話を弾ませて話ができたりできるようになったことに成長を感じました。

 

 まず、原子力防災探究班です。楢葉町・楢葉遠隔技術開発センターから中井俊郎副所長等をお招きし、施設の紹介、プロジェクトの壁打ちを行いました。最も興味深かったのは、防護服の着用体験です。生徒は初めての体験だったらしく、とても興奮していました。

 

 さて、メディアコミュニケーション探究班ですが、今週も3班3様な活動を行いました。まずは富岡町・さくらモールでインタビューを行った「真ん中チーム」を紹介したいと思います。心配された雨の影響もなく、予定通り5人でインタビューを行うことができました。当初予定していた富岡町役場でのインタビューは先方の都合で行うことができませんでしたが、来店されていたお客様に積極的に声をかけ、貴重な意見を持ち帰ってくることができました。全国からSNSで集めている双葉郡や震災事故についての意見とまとめ、これから分析していくそうです。

 次に、コミュニケーションチームです。来週に行う予定の中学校でのコミュニケーションワ-クショップについての計画と準備を行いました。成功することを期待しています。

 最後に、メディアチームです。更新の頻度や担当者などプロジェクト実施に向けて大枠は固まってきた印象です。しかし、最も大切な記事やその内容について、机上の空論を脱しない状況です。小中学校で学んだ社会科での地域調べや、町や村が行う名所旧跡案内にはない観点とこれまでの学習や独自の取材から得られた“知”を盛り込んだ内容を記事にしていって欲しいです。

未来創造探究生徒探究結果発表会まで、あと7回!