ふたば未来学園の日々

ドイツ研修③

ドイツ研修3日目はフライブルクの以下の施設で研修を行いました。
①エコステーション(Eco Station)
②ボーバン地区(Vauban Area)
③水力発電を活用しているクリーニング店(Himmelsbach Reinigung)
④再エネを活用したホテル(Best Western Premier Hotel Victoria)

①エコステーションはドイツ最大級の環境保護団体であるBUNDが運営する環境教育施設です。本校1期生の研修からお世話になっており、1期生が植樹をしたところでもあります。ここでは前半で主に、世界的に問題になっている廃プラスチックについて学びました。廃プラの発生源や発生プロセスを知り、実際に土壌中で分解されるのか、されるとすると何年かかるか等を実際の様子を見ながら学びました。
後半は本校生によるプレゼンです。本校の活動内容や東日本大震災、原発事故当時の状況について説明し、学校で実施してきた演劇を披露しました。この研修では初めてのプレゼンでしたが堂々と行うことができました。聴衆の方からは「福島の状況を経験を通じて話してもらったので素晴らしかった」とお褒めの言葉をいただきました。

 

エコステーションで土に埋めた様々な材料の分解の様子を実感

 

演劇の様子

 

②ボーバン地区は前日に見たハイデルベルクの新市街と同様、環境に配慮したまちづくりを1990年代から進めている地区です。「パッシブハウス」や「プラスエネルギーハウス」があり、今回はパッシブハウスの街並みを見ながら研修しました。自家用車をつかわなくても快適な生活をおくることができる「ショートウエイのまちづくり」のさきがけとして、様々な工夫をみることができました。また、まちづくりへの住民の関与がとても大きいことが成功の秘訣とのこと、能動的市民性の大切さを学びました。

ボーバン地区の集合住宅。集合住宅と言っても多くのデザインの住宅がありました。

 

③次に訪問したクリーニング店では、フライブルクの中心街にありながら裏に流れる川を利用して水力発電を行っていました。クリーニングの技術も高く住民の方から信頼されており、また水力発電の利用ということで有名だそうです。水力発電を導入するに至った経緯や苦労している点など、生徒たちの質問に丁寧に答えてくださいました。

クリーニング店の前でお話を伺いました。この後、水力発電説部も見せていただきました。

 

④Best Western Premier Hotel Victoriaは環境対策をトコトン活用したホテルです。屋上では太陽光発電、風力発電、太陽熱による温水活用、地上では地元産の木質ペレットによる熱源利用、地下では地下水の利用による室内温度コントロールなど、自然エネルギーをこれでもかと活用している様子に圧倒されました。省エネについて世界的に数多くの賞を受賞されているとのこと、とても納得できました。ここでも生徒はたくさん質問をしましたが、丁寧に答えていただきました。

ホテルの屋上にて。夕日に映えるフライブルク市内を眺めつつ、再エネの利用について説明を受けました。

 

研修後は市内のシンボルである大聖堂やその周辺のマーケットなどを見学しました。1月上旬までクリスマスシーズンとのことで、もみの木や特別な展示もあり、楽しむことができました。


3日目の生徒の感想
今日初めて演劇とプレゼンテーションを発表しました。緊張はしましたが意外とできました。皆なんだかんだ言いながら準備を進めて、なおかつ頑張ろうとしているんだなと思いました。
エコステーションでは水力発電や太陽光発電システムなどたくさんの再生可能エネルギーについて学べました。環境問題に対する視点を発信する場所がエコステーションなんだと思いました。5年前に先輩が植樹した木も見ました。5年間ここまでドイツ研修を続けてくれた先生方、先輩方そしてドイツの方々に感謝しなければと思いました。明日からも頑張ります。(SH)

エコステーションで発表した演劇では自分が思っていた以上に緊張してセリフを噛んでしまったり、感情の表現を明確にすることができない場面が多くありました。今日の反省をもとに、明日はもっと伝わる演劇をしたいです。フライブルクの大聖堂では外観からとても圧倒されました。中に入ってみるとステンドグラスの鮮やかな光で心が癒されるのを感じました。(OA)