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2021年12月の記事一覧

【給食】冬至献立~寒さに負けない体を作る~

2021.12.22(水)

 12月22日(水)、冬休み前集会が行われました。今年最後の給食は「冬至献立」でした。冬至に食べるとよいとされる「ん」のついた食材のうち、「かぼちゃ=なんきん」が入った広島県の行事食「お月様のかぼちゃ汁」を提供しました。

冬至献立

献立「ごはん 広島菜こんぶ 牛乳 手作り鮭フライ ごまあえ お月様のかぼちゃ汁」

 

 毎年、「かぼちゃのいとこ煮」を出していましたが、今年は目先を変えて、他の地域の冬至に食べられる料理を提供しました。食事の内容も、地域や家庭によって変わります。

次の給食は、1月11日(火)です。冬休み中は、家庭での食事がすべてになります。年末年始、行事が多くて食べ過ぎてしまうこともあるかもしれませんが、旬の食材なども取り入れて、1月からまた元気に皆さんに会えることを楽しみにしています!

【給食】ちょっぴり早いクリスマス~大熊町産いちご使用! スペシャリスト系列農業のクリスマスデザート給食!

 

2021.12.17(金)

 本校では、高校の寮生も学校給食と同じメニューの昼食を食べています。そのため、高校生が冬休みに入る前の17日(金)に、ちょっぴり早いクリスマス献立を提供しました。

クリスマス献立

クリスマス献立~フランス料理~「ライス 牛乳 鶏モモ肉のコンフィ リヨネーズポテト ブイヤベース ふたば未来学園クリスマスデザート~大熊町産いちごのトライフル~」

 

 この日の給食は、フランス料理をイメージしました。

主菜は、鶏のモモ肉にハーブや塩で味付けをして、スチームコンベクションオーブンという機械を使って、蒸気の力で20分ほど蒸して鶏肉を柔らかくした後に、表面をカリッと焼き上げた「鶏モモ肉のコンフィ」。パプリカで彩りよく。

 鶏モモ肉のコンフィ

 

副菜は、フランスのリヨン地方の郷土料理であるじゃがいもを使った「リヨネーズポテト」。

 リヨネーズポテト

魚介類と旬の野菜をトマとで煮込んだ「ブイヤベース」。

 ブイヤベース

そして、デザートは、スペシャリスト系列農業の生徒が製造した「いちごのトライフル」。スポンジ生地といちごソース、生クリームを重ね、大熊町産のいちごを贅沢に一人1粒のせてもらいました。

トライフル

 「いちご!!」「どれもおいしかった~!」と、感想を伝えてくれました。給食を通して、一足早くクリスマス気分を味わった子どもたちなのでした。

【給食】広野町のみかんを給食で提供~そして、高校生のみかんの皮を使った化粧品の開発に協力~

 2021.12.14(火)

「酸味が特徴的な、おいしい広野町のみかん!」

 広野町では、オレンジ色に色づいたみかんの収穫が始まっています。先週、スペシャリスト系列【商業】3年の選択者が、広野町のみかんを収穫してきました。そのみかんを使って、アグリビジネス(農産物を使ったビジネス)の探究をしている高校2年生の山内さんは、みかんの皮を使った化粧水の開発を進めています。化粧水を開発するためには、大量のみかんの皮が必要になります。そこで、学校給食にみかんを提供し、みかんの皮を回収することにしました。

本日の給食

山内さんは、ポスターの作成、中学校フロアでのZoom配信での呼びかけ、高校寮生への放送を行い、みかんの皮の回収を呼びかけました。

放送中!

放送中2

生徒がおいしそうにみかんを頬張る姿は、なんとも微笑ましいです。

広野町のみかんは、小ぶりで皮が薄く、酸味が強いようでした。「酸っぱい~!」「レモンのようなみかん!」との感想が多く聞かれました。

みかん美味しい!

その他、「広野町のどこで栽培されたみかんなのかな。」と関心を持ち、山内さんに質問する姿も見られました。中高一貫校の本校ならではの光景です。

みかんの皮回収中

中学生の地域の食材への興味関心も高まりました。

山内さん、貴重な機会をありがとうございました。

探究活動が深まりますように、中学生一同、応援しています!

 

【給食】生徒祖父母の果樹農園のりんごを提供part2~生産・消費への意識を持って~

2021.11.29(月)

 先月に引き続き、本校3年1組の菅野胡桃さんのお祖父様とお祖母様の果樹園「まごころ農園(福島市)」から、真っ赤なりんごが届きました。今回の品種は、“ふじ”。

 お祖父様からお話を伺うと、“ふじりんご”にも細かく分類があるそう。菅野さんは、昔ながらの品種の“ふじ”にこだわって栽培しており、「手間がかかっても本来のおいしさを味わってほしい」と語り、♡まごころ♡のこもったお仕事をされているのがわかります。

    例年に比べると、寒さが厳しくないようで、「味はおいしいですが、見た目が真っ赤になったりんごを納品できるかな」と心配されていました。しかし、そんな心配もよそに、貴重な真っ赤なりんごが納品され、こだわりのりんごはよく洗い、皮ごと切り分け、提供させていただきました。(写真は調理室内の様子です)

 よく洗われたふじりんご

 りんごを切ります

    給食時間の放送では、胡桃さんは「りんごが苦手な人は、食べられる人にあげてほしいです。残さないでほしいです!」とコメントしていました。りんごの提供を一ヶ月前から楽しみにしていた生徒もおり、「おいしい~~!」「また食べたいです!」と、笑顔いっぱいでした。(生徒の写真がありません・・・ごめんなさい)

 11月29日の給食

    また、この日の給食は「ベジマンデー献立※ぺスコベジタリアン食」でした。ベジマンデー献立では、地産地消などを通して、食品の購入・消費にも目を向けられるように配慮しています。

 『色が真っ赤じゃなくたって、品質に大きな違いがないこと』を伝え、生徒たちが生産者や農家の方の思いをくみ取り、商品を選べるようになってほしいなと思いました。

【給食】水口栄養教諭が登壇(国際栄養サミット公式サイドイベント 12/4(土))

日本政府主催で開催される国際栄養サミットの公式サイドイベント「食卓から地球を変える ~私と地球を繋ぐフードシステム~」に、本校栄養教諭の水口公美が登壇いたします。

日時: 2021年12月4日(土)18時~20時(日本時間)/10時~12時(ジュネーブ時間)
形式: YouTubeライブ(日本語のみ)
※当日参加できない方も、お申込みいただくと、1週間アーカイブ配信を視聴できます。
参加費: 無料

これは、SDGsの達成のためには持続可能なフードシステムへの転換が必要不可欠だという、グテーレス国連事務総長の考えに基づき開催される「国連食料システムサミット」(FSS:Food Systems Summit)に続いて開催される催しの一部となります。

※フードシステム(食料システム)とは、食料の生産、加工、輸送及び消費に関わる一連の活動のことを指します。

 本イベントでは、飢餓、肥満による非感染性疾患(糖尿病、高血圧、心疾患等)罹患率の急増など課題が山積する世界において、私たちの健康のみならず地球環境や気候変動にも直結している日々の食事を支えるフードシステムがどのように進化しなければならないか、そのためには、食品の生産者や政策決定者、私たち消費者がどのようなアクションをとるべきなのかなどについて考えます。

水口栄養教諭はパネルディスカッションに登壇し、「持続可能性と学校給食~ベジマンデー献立の実践~」と題して本校での取り組みを発表し、WHO(世界保健機関)事務局長補の山本尚子氏らとの議論に参加します。

地球・自身・家族の健康と、給食も含めた日々の食卓をつなげて考える機会として、是非奮ってお申込みください。

 

 イベント概要 

東京栄養サミット2021 公式サイドイベント
「食卓から地球を変える ~私と地球を繋ぐフードシステム~」

【内容】本サイドイベントでは、私たち人間の健康と地球の健康(地球環境問題)をフードシステムを通して同時に実現するために、食品の生産者や政策決定者、私たち消費者がどのようなアクションをとるべきなのかについて考える機会とします。

【スピーカー】
基調講演:Jessica Fanzo教授(ジョンズ・ホプキンズ大学)
Food Systems Summitの概要:
  手島祐子((株)三祐コンサルタンツ)
パネルディスカッション:
◆政策分野から 山本尚子氏(WHO事務局長補)
◆途上国における栄養改善の実践事例 矢敷裕子氏((株)三祐コンサルタンツ)
◆持続可能性と学校給食〜ベジマンデー献立の実践〜 水口公美氏
◆モデレーター  國井修氏(グローバルファンド)

イベントの詳細や申し込み方法は、主催者ホームページをご確認ください。