猪苗代校舎

2018年9月の記事一覧

9/19探究充実のための校舎外学習 富岡町訪問

 9月19日、1年生の産業社会と人間、2、3年の総合的な学習の時間の授業として、探究を深めるための地域課題の学習として、富岡町を訪問してきました。富岡町民で語り部をされている仲山弘子さんの案内で、富岡駅、夜ノ森地区、津波が押し寄せた地域などを回りながら、現在の富岡の課題や人々の思い、震災当時の状況についてお話を聞きました。最後に、ビクトリープログラムの原点である富岡高校を訪れ、体育館や学科棟に入り、震災当時の富岡高校を知る本校教員の案内で話を聞きました。活躍を記す新聞記事が当時のまま掲示されており、生徒たちは食い入るように見つめていました。

 午後は、本校舎の未来創造探究発表会を参観し、来年度の校舎移転後の探究活動を見据えて今後の参考にしました。

富岡町を見学しての感想

・安全が安心につながらない、帰れる家があるけど帰らないという言葉が印象に残りました。確かに、住宅や病院、駅などが新しくできているけど、町民の方たちの不安は消えないんだなと思いました。

・田んぼの中にたくさんのソーラーパネルが設置されていたり、田んぼだったといわれないとわからないくらいに木や草が生えていたりしたことが印象に残った。知らない間に故郷の風景が変わってしまうのはとても寂しい。

・夜ノ森の帰還困難区域の先にあった桜の森がとても印象に残りました。7年半たった今でも、入ることのできないところにあるのがとてもつらい気持ちになりました。

 

富岡高校を見学しての感想

・本当だったら自分たちもここでバドミントンをしていたんだと思うと切なくなりました。今まで自分が活動出来ていたのは当たり前のことではないと改めて感じることができました。

・天井のライトが落ちてきた話を聞いて、死ぬかもしれない状況だったのだと思いました。「全国制覇」を掲げ当時から全国で勝つための練習をしていたことを感じました。

・ゴルフ、サッカー、バドミントン。全国で活躍する選手が富岡(TOMIOKA)を背負っている写真を見れたことに、他にもいるんだ、と実感を持つことができた。