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2022年3月の記事一覧

【社会起業部】横浜緑ヶ丘高校との交流

神奈川県立横浜緑ヶ丘高校の有志生徒が「ふくしま学宿」という企画で浜通りを訪問し、3月27日に本校社会起業部部員と交流しました。

バリケードが1月に撤去されたばかりの富岡町夜ノ森地区を一緒に歩き、双葉町では部員の案内でフィールドワーク学習を行いました。

学校に戻ってからは感想の共有と「ふたばPR会議」というゲームをしました。

緑ヶ丘高校の生徒さんからはこのような感想を頂きました。

  • 崩壊しそうな家は横浜にもあるけど、双葉町はそのままの生活が突然止められた様子が色濃くみられ、痛ましかった。
  • 帰還困難区域を実際まわれて、海の近さとか、桜とか、建物のガラスがバラバラになっている様子とか五感で感じられた。
  • 双葉駅前にあった標語を見て、こういう世の中だったんだなって。標語の前に防護服を着て立っている作者の写真をみてうまく言えないけど、何かすごい心に残った。
  • 町がそのまま止まっていて。それをどう片付けるのか、残していくのがいいのか…。
  • 双葉で見た消防車が力任せに開けて歪んだシャッターを見て、その時の必死さや、11年たっても直せない状況が続いているんだなって。
  • 歩いていた場所に色がなかった。雑草の緑色だけ。もとはどんな街だったんだろう、って思っていると町なかに花が植えてあって。誰かが世話してるんだって。
  • 東電が映像で賠償しますといっていたけど、片づけてお金わたして終わる問題じゃないなって。地域の方と対話をして復興していく意識が必要かと思う。
  • 洗濯物やカップ麺があって生活していたところに急に地震が来たんだなって。帰宅困難区域を歩いた時、自販機に本当にお金を入れそうになって。そういえばここ人いないんだって気づいた。体験しないと分からない。

(他県から来ている本校生の話)

  • 中学で進学先について話すと「福島って原発じゃん。帰ってくんなよ」と言われた。そのいう人たちって適当な情報を鵜呑みにしている。正しい情報を伝えていきたいなってこの学校に来た。

後半に行われた「ふたばPR会議」というゲームは「県外の人」役の部長に二班に分かれた生徒が二日間で体験したことを踏まえて双葉郡のPRをするというものです。

30分という短い準備時間でしたが見事なアピールをしてくれました。