ふたば未来学園の日々

2016年8月の記事一覧

太陽光パネルをつくりました

 いわきおてんとSUN企業組合の御協力により、未来創造探究の時間に再生可能エネルギー探求班の生徒20名が参加し、ソーラーパネルを作成しました。

    街中でも見かけるようになり、身近になってきたソーラーパネルも、発電の仕組みや電圧、電流、接続のしくみなど知らないことが多いことがわかりました。
また、ネパールの電力事情の話を聞くことができ、世界へ視野を広げることができました。作ったパネルは、探究後、ネパールに届けることも決めました。

  中学校の技術の授業で使用した、はんだごてで、ソーラーパネルの配線を接続していきます。
 プラスとマイナスをショートさせると、パネル全体が使えなくなるため、集中力を高めて作業をしました。

 
    電源車の中のプレートを使い、140℃以上の熱でプレスして、配線を接続したパネルをラミネートします。
 車内はとても熱くなり、ものづくりの大変さを実感することができました。

広野町メガソーラー・福島県環境創造センターを見学しました

 広野町メガソーラーと福島県環境創造センター(南相馬市)を見学しました。
 未来創造探究の再生可能エネルギー探究班で学習している生徒8名、教員1名が参加しました。

  広野町メガソーラーを見学しました。山の上の小高い場所に設置されていました。

 福島県の目標である2040年に電力の100%を再生可能エネルギーで賄う事業の一環として、広野町でも町有地の有効利用をしていることを学びました。
 
   環境創造センターでは、福島県環境共生課の職員から「地球温暖化問題について」の講義、県エネルギー課の職員から「再生可能エネルギー先駆けの地アクションプランの主な成果」の講義をいただきました。

 グローバルな視点で考えることができ、これから再生可能エネルギーが、ますます重要になることが、よくわかりました。

 研修の最後には、広野町役場内で、本多副町長から、一人ずつ研修の感想を求められました。
 「広野町に住んでいながら、はじめて町のメガソーラーを見た。広野町の良い気候を上手に活かした施設だと思った。」

など全員が自分の言葉で、感想を述べました。

 

リオ2016オリンピック閉会式フラッグハンドオーバーセレモニーへ参加

 リオデジャネイロ五輪閉会式の五輪旗引継ぎ式でのフラッグハンドオーバーセレモニー(芸術パート)へ、本校の生徒と教職員が参加しました。

 詳細につきましては、下記のホームページより閲覧できます。
 URL:https://tokyo2020.jp/jp/special/rio-to-tokyo/flaghandover/ (外部リンク)

再生可能エネルギー研修を実施しました

 南相馬市の再生可能エネルギー関連の施設を訪問しました。
 施設訪問には、生徒1名、未来創造探究の再生可能エネルギー探究班、原子力防災探究班のそれぞれの担当教員1名が参加しました。

 まず、電気を発電するために多くの動力を必要であることを体験しました。

 人力よりも水力の方が、安定して長時間発電ができることを体験しました。

 山がちな地形で、川の流れが速い日本や福島県において、マイクロ水力発電の可能性を実感できました。
 
   太陽光発電は、曇りの日でも発電できることが、わかりました。パネルの向きや角度を変化させると、発電量も変化することがわかりました。

 太陽光発電と併用して、蓄電システムや電気分解の水素による貯蔵ができれば安定供給につながると思いました。
 藻類培養研究所を訪問しました。藻から石油を取る設備があり、世界で1台しかない機械も見ることができました。
 光合成する藻から燃料を得ることができれば、二酸化炭素も増えることなく、地球環境にやさしいエネルギーになると思いました。
 今後は、コスト削減に取り組む必要があります。
 
   午後からは、原町高校自然科学部のメンバーと一緒に太陽光パネルを制作しました。
 太陽光パネルは、身近になってきましたが、その原理と構造を改めて学習することができました。
 原町高校のみなさん、ありがとうございました。

地方創生イノベーションスクール2030第3回東北クラスターに参加しました

 8月16日(火)~19日(金)地方創生イノベーションスクール2030第3回東北クラスターが開催されました。本校から15名(2年生9名、1年生6名)、福島市チームから16名(岳陽中、福島二中)、気仙沼チームから13名(鹿折中、松岩中、唐桑中、気仙沼中、津谷中、大島中、気仙沼高校)が参加しました。

<1日目>
 3月に実施した第2回東北クラスター以降の活動報告がありました。
福島市チームは、福島市の魅力を伝える観光ツアーを実施したことが報告され、本校からは、復興を大テーマに活動している6つの探究班(原子力防災探究、メディアコミュニケーション探究、再生可能エネルギー探究、アグリビジネス探究、スポーツと健康探究、健康と福祉探究)の課題探究内容を報告しました。
次に、第3回東北クラスターに初めて参加する気仙沼チームにこれまでのスクールで学んだことを生徒が報告しました。「2030年の課題」「外国と日本の比較」「海外の先進事例」などを報告しました。
 この日の夜は、スクール内で「海外連携担当」「産官学連携担当」「PRコミュニケーション担当」「映像記録担当」「会議コンテンツ担当」のチームに分かれて、打合せを行いました。

<2日目>
 法政大学の坂本旬先生より、「映像制作で何が重要か考えよう」をテーマに講義をしていただき、メッセージ性のある映像をつくるには、どのような材料が必要かを学びました。
 続いて、ドイツ大使館から講師を招き、「ドイツの環境・エネルギー政策」について講演をしていただき、脱原発を決断したドイツの政策は、2030年のエネルギー問題を考えるために大いに参考となるものでした。
 午後からは、被災地の現状、復興の様子を自分の目で見るために
・広野町 株式会社新妻有機農園
・小名浜 小名浜機船底曳網漁業協同組合
・湯本  古滝屋旅館
の3つのグループに分かれて取材し、「未来を担う子どもたちに対する話」「復興に向けて努力している現状」「思うように復興が進まない現状」など貴重なお話を聞くことができました。

<3日目>
 スクールを通して何が成長できたのか、相手に何を伝えたいかを考えた、セルフ・ストーリーを組み立てました。
この組み立てには、学生や大人も入って支援し、内面にあった想いを、時間をかけて表現することができました。夜遅くまで、作業をしていた生徒も多くいました。

<4日目>
 完成した「デジタルストーリーテリング」を発表しました。それぞれ自分に向き合って、未来へ向けての生き方を考える、幸せとは何かを考える、良い作品ばかりでした。

 今回のスクールを通して、個人から社会へ考えることを身に付け、誰も経験したことのない時代をどう生きるかを考えることのできる人材に成長していってほしいと思います。

<活動の様子>