令和7年度ものづくりマイスター事業(旋盤作業)の取り組み終了
2025年11月14日 20時14分スペシャリスト工業の2年生は、9月18日から実施していましたものづくりマイスター事業(旋盤作業)が11月13日に終了しました。株式会社IHI相馬工場の武田泰彦様よりご指導をいただきました。
1回目は、安全教育と旋盤の動かし方を行いました。安全教育の中で、プリントを見ながら危険個所と対策を考える危険予知活動を2グループに分けて実施し、その後全体でワークショップを進めました。又、往復台や刃物台を3つのハンドルで動かしながら迷路パートの図形通りにペンでなぞって行きました。直線は簡単でしたが、曲線や斜め線は難しくはみ出してしまうこともありました。
2回目から4回目は、個別に旋盤の実技を実施しました。工業技術基礎の旋盤実習で少しは経験していましたが、100分の1のサイズ公差がある図面を見ながら作業したので緊張しましたが、サイズ公差内に完成した時は嬉しかったです。
個別に指導を受けている間に、マイクロメータによる測定練習を実施しました。スリーブとシンブルの目盛りを見て、100分の1まで読み取るのが難しく感じましたが、繰り返し練習することで読むことが出来るようになりました。
5回目と6回目は、穴あけ加工・テーパ削り・旋盤のメンテナンスを行いました。機械はメンテナンスしていれば60年使用できると武田様が話していたので、摺動面に油をつけたり、切粉を取り除いて傷がつかないようにしたり、負荷がかからないようにスクロールチャックを完全に締めないなど、今後定期的にメンテナンスして行きます。
6回目には、やすりがけも実施しました。工業技術基礎の仕上げ実習で経験はあり、久しぶりに作業すると力加減の難しさを少し感じましたが、作業しているうちに感覚が戻ってきてうまく作業を進めることが出来ました。
2年生は、校内行事により約2か月の長期間で実施することになりましたが、講師の武田様には優しく丁寧にわかりやすく説明や実技指導を進めていただき、有意義な時間を過ごすことが出来ました。大変お世話になりました。来年2月のIHI相馬工場の見学でも宜しくお願いいたします。