地方創生イノベーションスクール2030第3回東北クラスターに参加しました
8月16日(火)~19日(金)地方創生イノベーションスクール2030第3回東北クラスターが開催されました。本校から15名(2年生9名、1年生6名)、福島市チームから16名(岳陽中、福島二中)、気仙沼チームから13名(鹿折中、松岩中、唐桑中、気仙沼中、津谷中、大島中、気仙沼高校)が参加しました。
<1日目>
3月に実施した第2回東北クラスター以降の活動報告がありました。
福島市チームは、福島市の魅力を伝える観光ツアーを実施したことが報告され、本校からは、復興を大テーマに活動している6つの探究班(原子力防災探究、メディアコミュニケーション探究、再生可能エネルギー探究、アグリビジネス探究、スポーツと健康探究、健康と福祉探究)の課題探究内容を報告しました。
次に、第3回東北クラスターに初めて参加する気仙沼チームにこれまでのスクールで学んだことを生徒が報告しました。「2030年の課題」「外国と日本の比較」「海外の先進事例」などを報告しました。
この日の夜は、スクール内で「海外連携担当」「産官学連携担当」「PRコミュニケーション担当」「映像記録担当」「会議コンテンツ担当」のチームに分かれて、打合せを行いました。
<2日目>
法政大学の坂本旬先生より、「映像制作で何が重要か考えよう」をテーマに講義をしていただき、メッセージ性のある映像をつくるには、どのような材料が必要かを学びました。
続いて、ドイツ大使館から講師を招き、「ドイツの環境・エネルギー政策」について講演をしていただき、脱原発を決断したドイツの政策は、2030年のエネルギー問題を考えるために大いに参考となるものでした。
午後からは、被災地の現状、復興の様子を自分の目で見るために
・広野町 株式会社新妻有機農園
・小名浜 小名浜機船底曳網漁業協同組合
・湯本 古滝屋旅館
の3つのグループに分かれて取材し、「未来を担う子どもたちに対する話」「復興に向けて努力している現状」「思うように復興が進まない現状」など貴重なお話を聞くことができました。
<3日目>
スクールを通して何が成長できたのか、相手に何を伝えたいかを考えた、セルフ・ストーリーを組み立てました。
この組み立てには、学生や大人も入って支援し、内面にあった想いを、時間をかけて表現することができました。夜遅くまで、作業をしていた生徒も多くいました。
<4日目>
完成した「デジタルストーリーテリング」を発表しました。それぞれ自分に向き合って、未来へ向けての生き方を考える、幸せとは何かを考える、良い作品ばかりでした。
今回のスクールを通して、個人から社会へ考えることを身に付け、誰も経験したことのない時代をどう生きるかを考えることのできる人材に成長していってほしいと思います。
<活動の様子>