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【中学校】哲学対話
4月から始まった哲学対話も10か月目に入りました。本日も東京から神戸和佳子先生をお招きして授業を進めます。
これまでたくさんの問いについて考え、話してきました。そして今回のテーマは家族です。まずは生徒が話し合うテーマを決める「問い決め」からスタート。前回の授業で生徒が行った「問い出し」で出た42のテーマから、話し合いたいことを選びます。
多くの問いがありましたが、通底するテーマは「家族って何?」ということ。1,2組とも、2~3のグループで輪を作って対話しました。
この日の生徒たちの対話の様子からは、話しにくさを感じてなかなか思うことを言葉にできなかった生徒が、自分の家族のことを客観的に捉え直して考えたり、内面的な思いがゆっくりと言語化され、だんだんと言葉があふれ出たりと、これまで以上に多様な対話の様子がうかがえました。
その時々で対話の様子は違います。そういった違いを感じ、共有できるのも、年間を通して対話しているからだということを、改めて認識させられました。
それにしても家族をテーマに同級生と対話すること、自分自身が中学生だったら、かなり抵抗があると思います。しかし本校の1年生は家族について論理的に、また飾らずに語り合います。対話しにくい問いでは無理に話さず、誰かが話すのを聴きながら自分の家族について考えています。
今週の道徳の時間も楽しみですね。