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未来研究会を実施しました

 11月16日(木)の午後の90分間、第4回未来研究会(教員研修会)を実施しました。本校教員30名が参加しました。
まず、校長先生から10月25日と11月1日に本校を会場として行われた「県立学校アクティブラーナー教員研修」の内容を話していただいた。(これは、県内全高校の教員が各校の授業改善を目指して本校を見学したものです)
 日本と世界が直面している課題を解決するために、生徒一人一人が生涯にわたり能動的に学び続ける人間に成長していく授業をどのようにすれば実現できるかが、本校の最大の課題である。
 様々な有識者がアクティブラーニングについて説いているが、質の高い授業とは、「主体的な学び」「対話的な学び」「深い学び」をらせん階段を登るように高めていき、概念的理解が深められることであることがわかった。
 次に矢崎教諭から「地理B」の授業実践の紹介があった。今までの教授法を180度転換し、気候区分を覚えてあてはめるのではなく、データの分析・比較により自分たちで気候区分を作成する方法であった。
 グループ内での話し合いにより、生徒たちが、多様な考えを示し、互いに判断や意見を修正し、根拠を示して説明することができるようになった。さらに、気候や風土・文化、産業・日常生活との結びつきなど、さらに次の学びへと興味関心を深めることができたことが紹介された。
 最後に教員グループで「深い学び」について、自分の授業や探究活動と結びつけて話し合い、発表して共有を図った。授業改善へ向けての実践や提案が積極的に出され、すべてのグループで話し合う際のメモでホワイトボードが一杯になっていた。【下写真】
 今後も「質の高い授業」の創造のために定期的に未来研究会を開催していく。