ドイツ研修(5日目)~Ernst Mach Gymnasium最終日~
ドイツ研修4日目に引き続き、Think Greenの授業へ参加した。
その授業で、EMGのプレゼンテーションを聴きました。
1 Agriculture(農業)について
<発表内容>
・ グローバリゼーションにより、スーパーマーケットで多くの品物が安く購入できるようになった。
・ バイオエタノールの生産量は、年々増加している。
・ 発電所を地下に作れば、土地が有効利用できるのではないか。
・ チェルノブイリ原発事故により、農作物が汚染された。
発表後に実施したドイツの生徒と本校研修生に、震災後に日本で食べられなくなった食べ物があるかなどの質問があり、困りながら回答をしている様子がありました。
2 Recycling and reuse(リサイクル)について
<発表内容>
・ 日本もドイツもゴミを大量に出している。それは、水の汚染につながる。
・ マイクロプラスチックは、海洋生物に蓄積されている。
・ ゴミの投棄は、希少なレアアース(レアメタル)をますます少なくする。
・ 2025年までにミュンヘンでは、すべての公共交通機関を再生可能エネルギーで走らせる。
<EMGでの取り組み>
・ 不要になった家具、自転車、コンピュータ、おもちゃ、本などを集めて、より良く直して1700アイテム、1000トンを売った。UPCYCLINGと呼ぶ。
・ すべてのクラスでゴミを分別している。
・ 問題集と宿題にリサイクルペーパーを使用している。
・ <発表後に実施したドイツの生徒と本校研修生のやりとり>
Q 日本では、どのように分別していますか?
A ペットボトルのキャップを集めている。それは、アフリカのこどもたちのワクチンを買う資金になったりする。
Q ペットボトルのボトルはどうなるのか?
A もちろん分類している。
Q パッシブハウスとは何か?
A 屋根の角度や窓の構造を研究した光熱費が節約できる家。
Q あなたの学校は、パッシブハウスなのか?
A 違います。
Q 学校の食堂で、地元の食材は使われているのか?
A 分かりません。
Q 本当に?地元食材の地産地消の発表をしているのに、知らないのか?
A 地元の直売所では、地元の野菜を見かけます。
今回の授業では、同年代から質問されておろおろする本校生の姿が見られ、自分たちのことをよく知り、自分のことをアピールできる大切さを知ることができました。
日々の生活をどのように過ごせば、彼らと対等に議論できるようになるか、という大きな課題が残りました。
明日(1/13)の早朝、いよいよ日本へ向けて出発します。
<活動の様子>
☆発表するEMGの生徒の様子
☆発表を聞く生徒たち