ふたば未来学園の日々

ドイツ研修(2日目)~フライブルク2日目~

 道路に雪が残り、冷たい空気の中、午前中にフライブルクのヴォーバン地区のフィールドワークを実施しました。
20年前に建設された世界初のプラスエネルギーハウス(家庭内の消費量よりも発電量の方が多い家)を見学し、太陽の向きに合わせて、家全体が回転する仕組みになっていることがわかりました。
 同じ大きな建物の中に、様々な人(低所得者、アルツハイマー患者)が生活しています。車がなくても不便なく生活できる街づくりになっており、本校の探究活動でのキーワードになっている「ダイバーシティ(多様性)」、「スマートシティ」などの賢い実践を見ることができました。
 次に、サッカースタジアムを見学し、サッカー部の生徒は、テンションが上がっていました。スタジアムの屋根には、シーズンチケットを優先で購入できる権利を持った150人のサポーターがオーナーであるソーラーパネルが設置されており、スタジアムの全電力を賄っています。またコジェネレーションシステムにより、発電の熱を利用して、芝生に積もった雪を融雪しています。スポーツと再生可能エネルギーを上手に結び付けた事例を見ることができました。
 エコステーションを訪問した際には、2年次生の先輩が、昨年の研修時に植えたカシの木が10cmほど成長しており、「あと60年後になれば20mほどに成長するので来てほしい」と言われました。ドイツでは、古い木をとても大切にしており、新しい街づくりでも切らずに保存しています。
 その後、バスで6時間ミュンヘンErnstMachGymnasium校へ移動し、それぞれ迎えに来たホストファミリーの家に笑顔で向かいました。

☆サッカースタジアムにて

☆エコステーションにて



☆ホストファミリーとの写真