1年次「産業社会と人間」~高遠菜穂子氏による国際理解講演会~
1月16日(水)5・6校時、「産業社会と人間」の授業で、現在イラクでエイドワーカーとして活動されている高遠菜穂子さんをお招きし、国際理解講演会が行われました。
今回、高遠さんの講演会では、イラクを事例に、復興への課題や難しさなどを、体験談とともに教えていただきました。多くの人が避難を余儀なくされている現状や宗教による人との対立などが山積し「人間関係」を構築していくことの難しさなどを教えていただきました。
また、メディアリテラシーの必要性にも触れられ、情報収集する際には、日本語だけではなく、英語のサイトも上手に活用することで、「情報量」や「情報の質」も向上するとのアドバイスもいただきました。
【参加した生徒の感想】
「日本は、本当に情報が少ないなと思いました。原発事故の時も必要な情報が入らず、困ったことがあるので、どうにかして直していかなくてはならないと思った。」
「危険な地域に行って、人を助けようとする気持ちが素晴らしいと思った!また、日本の情報の少なさや、自分たちの知識の少なさがよく分かった。私も受け身にならず、自分から現地の情報を調べて、いろんな知識を入れたいと思う。」
「今回の講演を聴いて、日本がどれだけ平和なのか、自分達がどんなに幸せな生活をしているのかとてもよく分かった。まだ世界には辛い生活をしている人がいることを考えて、自分の私生活を見直していきたいと思った。」
「私と同じ年齢の人、それよりも小さい子、などの人たちが、“国”が違うだけで、日々の生活でいつ命がなくなるか分からないという状況で生活をすることは、自分が想像している以上に苦しくて、本当に怖いものなんだということが分かりました。」
「日本語に限らず、英語などの様々な記事を読み比べたいと思った。」
「イラクは戦争しているというイメージだったけど、ほんの一部だということを知りました。世界では、このようなことが起きているんだと思うと、心が痛かった。助けたいけど、難しい。「多少の犠牲はしょうがない」ではだめだと思う。」
〇講演会の様子
〇質疑応答の様子
〇「将来、国際協力の分野で仕事がしたい」と考えている3年生の先輩も講演会に参加しました!休み時間になると、高遠さんに聞きたいことをたくさん質問しました。
〇高遠さんは、今後イラクの学校現場で演劇や読み聞かせを取り入れた教育支援をお考えということで、講演会終了後に、2つの班の演劇をご鑑賞いただきました。