【野球部】43回春季相双地区高等学校野球選手権大会(5/31~6/2)
5月31日(金)から始まった今大会、本校野球部は大会2日目(6月1日(土))に初戦でした。
6月1日(土)、初戦(準決勝)の対戦相手は小高産業技術高校を破って勝ち上がってきた原町高校でした。昨秋の地区選手権大会で、伊達高校との連合チームの際に対戦はありましたが、今季初の対戦となりました。
夏の大会前最後の公式戦となった初戦のマウンドには初の背番号1を背負う草野龍弥(2年)でした。立ち上がり3回を被安打1、打者9人無失点で最高のスタートを切ります。
一方、ピッチャーを援護したい打線は相手の好守備や先発投手をなかなか攻略することができず、4回まで内野安打の1本のみと無得点でゲームが中盤へ突入します。
迎えた5回表の攻撃。
5番遠藤碧志(2年)が1アウトからヒットで出塁すると続く6番小杉直也(2年)のヒットの間に3塁まで到達。1アウト1,3塁とチャンスを作りますが、1塁ランナーの遠藤碧志はこの走塁中に足を痛め無念の負傷交代となりました。
1アウト1.3塁から相手バッテリーのミスで3塁ランナーが生還し待望の先制点!
さらに、このバッテリーエラーの間に1塁ランナーの小杉直也が3塁まで進み、7番氏家大和(2年)のスクイズですかさず2点目を奪いました!
2点を先制し、その裏の守備。
先頭バッターに右中間への2ベースを打たれると、送りバントとライトへの犠牲フライで1点を返されます。
試合はその後、再び膠着状態に入ると両チームこの5回の得点以外はスコアボードに0が並びます。
1点差のまま迎えた9回表の攻撃。
先頭の4番豊田優悠人(2年)がセンターへの鋭い当たりを放ち、0アウトから出塁します。
5番途中出場の平宗次朗(1年)と6番小杉直也の内野ゴロの間に豊田悠人は3塁まで進み、フォアボールを挟み、2アウト1,3塁と追加点のチャンスを迎えると、ここで代打熊田陽太(2年)が起用されます。熊田陽太は相手投手の低めの変化球を拾い、センターの前へしぶとく落ちるタイムリーヒット!3-1と大きな1点をチームへもたらします。
2点差のまま迎えた9回裏、マウンドには1年生ながら、先日の春季県大会から試合の終盤を任されるようになった邉見頼虎(1年)が登板します。
先頭バッターに1,2塁間へ転がされ、セカンドの菅野稜真(2年)はこの難しい打球に追いつくも送球が逸れて0アウトでランナーを許します。
続くバッターのピッチャーゴロで2塁を封殺すると三振で2アウト、最後のバッターをファーストフライで仕留め、逃げ切りに成功。3-1で勝利しました。
この試合、草野龍弥(2年)→新妻悠平(1年)→中野紘斗(3年)→邉見頼虎(1年)と4投手の継投でロースコアの展開をものにしました。
明日の決勝戦。相馬高校とこのチームで4度目の対戦となります。
夏の大会へ向けて、チームとしても弾みをつけたい1戦となります。
6月2日(日)の朝、予報では天気が心配されていましたが、青空が広がり決勝戦を迎えることができました。
大事な決勝戦の先発マウンドへは中野紘斗(3年)が上がりました。しかし、立ち上がりからペースを掴めません。
1回表の相手の先頭打者をデッドボールで出塁させると、2盗と守備のミスの間に3塁まで進まれます。続く2番バッターの犠牲フライであっという間に1点を先制されます。その後も四死球とヒットが重なり、1回表に大きな4点を失います。
反撃に出たい打線は、2回、3回と相手のミスもありながら、得点を返し3回終わって2-4と追いかけます。
2点差に迫って迎えた4回表の守備。
1アウトからヒットとバッテリーエラーで2塁にランナーを進められるとフォアボールの後、5番バッターにセンターオーバーの2ベースを打たれます。先発中野紘斗はここで降板。新妻悠平(1年)にマウンドを譲ります。2アウト2塁から登板した新妻悠平は後続を打ち取り、このイニング2失点で何とか切り抜けます。
再び4点差に広げられ、4回裏の攻撃。相馬高校は背番号1のピッチャーが4回裏からマウンドへ上がります。先頭バッターは、この日サードで先発出場の7番蒲生謙心(3年)でした。デッドボールで出塁するとさらに2つのフォアボールを選び、0アウト満塁と絶好の場面で1番草野龍弥(2年)が打席へ向かいました。ショートゴロのゲッツー崩れの間に1点を返し、三振で2アウトとなるも3番藤井陽太(3年)がレフトへのタイムリーヒットを放ち、4-6と食らいつきます。
4-6で迎えた6回表、後半戦の立ち上がりに2番手新妻悠平がこのイニング2つのフォアボールと2本のヒット、さらにバッテリーミスも絡み3失点。4-9と大きく引き離されます。3番手の邉見頼虎が8回に1点を奪われ4-10となります。
打線は相手エースピッチャーの立ち上がりに奪った2得点だけにとどまり、5回以降は無得点。結局、4-10と大きく突き放され4度目の対戦となった今回も完敗でした。
この大会が終了し、3年生に残された大会は7月12日(金)に開幕予定の第106回全国高等学校野球選手権福島大会のみとなりました。
昨年度、第105回福島大会のベスト8の成績を超えられるように、さらにその先へ1つでも多く勝ち進めるよう残りの時間をチームとして大切に過ごしていきたいと思います。
日頃より本野球部の活動に多大なる御支援と御協力をくださる関係者の皆さま、今大会も沢山の御支援感謝申し上げます。
8期生4名の最後の大会へ向け、今後とも本校野球部を何卒よろしくお願い申し上げます。