「個」を生かすことを第一に、自主性・協調性を育て、人間的な強さを身に付けることを目指します。また、野球を深く知り、野球を通して身に付けた力で地域に貢献できる人になることを目指します。3度甲子園に出場している双葉高校を始めとした野球が盛んな双葉地域の復興を目指して頑張っています。
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野球部活動報告
岩手遠征(10/26~10/27)【野球部】
10月25日(金)の放課後に学校を出発し、10月26日(土)、10月27日(日)の2日間、本校野球部は岩手遠征に行ってまいりました。
今年度は昨年度に引き続きの花巻東高校と盛岡大附属高校と盛岡工業高校の3校と2日間で4試合をしていただきました。
岩手遠征初日【10月26日(土)】
花巻東高校さんと2試合させていただきました。(@一関市東山球場)
第1試合
0-13の大敗でした。
先発のマウンドへ上がった井堀陽弥(2年)は立ち上がりの2イニングでランナーを出しながらも無失点でスタートしました。
しかし、3,4,5回の3イニングで守備の3つのエラーと9本の長短打を集められ、計11失点。後半の4イニングでは8回に2点を奪われましたが、前半に11失点、後半に2失点と中盤の3イニングにチームの現状が表れた形となりました。
一方の打線は、2本の長打が出るなどしましたが、1イニングに複数本ヒットを放ったのは、3回の攻撃のみ。結局散発の7安打、無得点で第1試合を終えました。
続く第2試合。
両チームとも先ほどの試合からはスターティングメンバーを入れ替えての試合でした。
1試合目の反省をふまえ、常に相手に食らいつく姿勢を出そうと臨みました。
3回に両チーム1点ずつを取り、本校は1-1の4回表の攻撃でさらに追加点を加え、2-1と1点をリードし6回まで試合は進行しました。
2-1で迎えた7回裏の花巻東の攻撃。
試合の後半から途中出場した相手選手に次々と効果的なヒットを許し、この回1失点で同点。さらに8回裏に2点を追加され2-4と終盤に粘りを見せることができず、この試合でも点差以上の圧倒的な力の差を感じた試合となりました。
試合後には、花巻東の佐々木監督から「強豪校と対戦するときに自分たちが崩れないこと」というお話を含め、大変貴重なお話をいただきました。
全国トップクラスのチームと対戦し、毎年ですが、自分たちの未熟さを実感した1日となりました。
さらに、例年と大きく違った点は、本校が今秋の福島県大会でベスト4に進出し、東北大会まであと一歩…というところで勝負をした経験があったということだと思います。
ベスト4まで行った結果はひとつの成果だとしても、上位大会を目前にした準決勝、3位決定戦の2試合の内容結果が大きな課題でした。「上のレベル」を目の当たりにしてしまったことで自分たちの目指す場所までの距離がどれだけ遠いかを実感していました。
福島県のベスト4レベルでこの状況だったところに、今日の花巻東との試合でした。
当然、花巻東の選手たちの日常のすべてを見つくしたわけではありませんが、選手一人ひとりの姿、行動から普段の様子を想像することができました。「甲子園」と口にする自分たちの力(技術)の不足はもちろん、野球へ取り組む姿勢、さらに野球に繋がる日常生活での甘さ、意識の低さをより痛感することとなりました。
10月27日(日)、岩手遠征2日目。
この日は盛岡大附属高校と盛岡工業高校との2試合でした。(@盛岡大附属高校野球場)
第1試合は、盛岡大附属高校との対戦でした。
この試合では、盛岡大附属の技術はもちろん、全国基準のスピーディーなゲーム展開に圧倒されるゲームとなりました。
先発した鈴木悠斗(2年)は、序盤からランナーを出しながら5回2失点と粘りのピッチングを見せました一方、打線は、5回まで2安打で無得点。4三振を奪われるなど、チャンスらしいチャンスを演出できず、前半戦を2点ビハインドで折り返しました。
40分ほどで5回までを終了しました。
盛岡大附属の「スピーディーな試合展開」になんとか食らいつくのが精一杯で各打者が早いカウントで打ち取られる、どんどん投手に押し込まれるような打席が目立ったように見えました。
0-2というスコア以上に「自分たちのイメージの中でゲームを動かしている」感が全くなく、あっという間に5回までを終わらされてしまったいた、という展開だったように感じました。
0-2で迎えた後半戦。
2番手でマウンドへ上がった新妻悠平(1年)が2イニング目となった7回表に相手打線につかまり、3失点。イニング途中から井堀陽弥(2年)が登板し、何とか後続を断ったものの、8回にも1点を加えられ計6失点となりました。
前日、花巻東との1試合目を完封で抑えられた打線は、8回の裏。
先頭の7番小杉直也(2年)、8番熊田陽太(2年)が打ち取られ早々に2アウト。9番坂本一颯(2年)が振り逃げで出塁すると、2アウト1塁の場面で1番草野龍弥(2年)が左中間を深々と破る2ベースヒット(3塁を狙うもタッチアウト)を放ち、何とか1点を奪いました。
結局、奪った点数は8回の1点にとどまり、1-6でゲームセット。
強豪校相手に自分たちのペースを掴むこともできず、厳しい試合となりました。
続く第2試合は、盛岡工業との試合でした。この試合は、これまでの3試合とは違った展開でした。
初回、この試合1番に入った松浦夢來(2年)が三遊間の鋭く破るレフト前ヒットで出塁すると、2番岡田彪雅(1年)が送りバントできっちりランナーを進めると3番菅野稜真(2年)、4番熊田陽太(2年)の連打で幸先よく1点を先制します。
さらに、2回4回と1点ずつを加え、4回表の時点で3-0とリードを広げていきます。
しかし、着々と得点を重ねてきた直後、4回裏の守備。
先発の平宗次郎は立ち上がりから3イニングを無失点で抑えてきましたが、4回に連打を許します。相手先頭バッターを守備のエラーで出塁させると、送りバントで1アウト2塁。そこからシングルヒットの4連打を打たれ、あっという間に追いつかれます。さらに、満塁の場面で再び守備に乱れが出て逆転を許すとこの回だけで5失点。
直後の攻撃で1点を返すも結局反撃はここまで、7回にダメ押しとなる2点を奪われ、4-7で逆転負けを喫しました。
序盤から着実に得点を重ね、主導権を握っていたように見えましたが、課題の1つである守備の乱れからゲームをひっくり返され、その後は反撃のきっかけを生み出すこともさせてもらえず、自らが崩れていったような展開となりました。
この岩手遠征の2日間は、改めて自分たちの普段の取り組みや勝負に対する意識の足りなさを実感する4試合となりました。
この経験を今後にどのように生かすかは彼ら次第です。
改めてですが、花巻東高校の佐々木監督から「行動がすべてである」というようなお話もいただきました。目標を掲げることは自由ですが、それに対してどのように行動を起こすかが何よりも大切であることを改めて考える機会となったと思います。
秋の県大会でベスト4に入ったことはもう過去です。
我々ふたば未来学園高校野球部はそこから上のステージでどう戦っていくか、そしてどう勝ち上がっていくか、ということを義務付けられていると考えております。
今後の選手たちの「行動」に期待し、チーム一丸となり取り組んでまいります。
第55回秋季相双地区高等学校野球選手権大会
10月12日(土)、10月13日(日)に秋季相双地区選手権が開催されました。
今シーズン最後の公式戦となる今大会は、支部大会同様にふたば未来・南相馬連合・相馬連合と3チームでの総当たり戦での試合となりました。本校野球部は県大会での課題や反省を踏まえて、県大会の時よりも内容と結果にこだわっての戦いをしたいと意気込んでおりました。
しかし、他の2チームもそれぞれ県大会での大きな経験しています。それぞれが秋季大会時点よりもチーム力が上がっていることは間違いなく、厳しい戦いを想定しておりました。
本校の試合は12日(土)の第1試合に相馬連合、第2試合に南相馬連合との連戦となりました。
第1試合、相馬連合との試合は、新妻悠平(1年)が先発のマウンドへ上がりました。
初回、2アウトからヒットを許しましたが、ストレートを中心とした組み立てで無失点と上々の立ち上がりを見せます。
両チーム初回は無得点も2回裏の本校の攻撃。
先頭の2人が内野ゴロで簡単に2アウトとなりますが、ここから打線がつながります。
この日スタメンの7番小杉直也(2年)がセンター前で出塁すると、8番新妻がライト前ヒット、さらに9番鈴木慎之介(1年)がセンター前へしぶとくヒットを放ち、2アウトから満塁のチャンスを作ります。ここで打順はトップに戻り、前の打席ヒットを放っている1番草野龍弥(2年)を迎えます。
力強く降り抜いた打球はセンターの頭上を越える2ベースヒットととなり、走者一掃の先制打!打った草野は3塁を狙うもタッチアウトとなりましたが、この回3点を先制しました。
3-0で迎えた4回表の守備。
ここまで無失点のピッチングを続けてきた先発新妻がつかまります。先頭バッターにヒットを許すと、盗塁でランナー2塁、さらにライトへのヒットでピンチが拡大すると、その後、2ベースヒットと2本のシングルヒットと計5本の長短打を集められ、3失点。
3-3の同点とされます。
同点に追いつかれた直後の攻撃。先頭の6番氏家大和(2年)がヒットで出塁すると、先制点のきっかけを作った7番小杉が送りバント、勝ち越しのチャンスとなったこの場面で代打に熊田陽太(2年)が起用されました。
起用に応えたい熊田はレフトへのヒットを放ち2塁ランナーが生還!1点を勝ち越します。
序盤に点数が動き、4-3で後半戦に突入しました。
さらに2番手でマウンドへ上がった平宗治朗(1年)が5回から9回までの5イニングを投げ、被安打2奪三振10と見事なピッチングを見せ、相手打線を封じ込めます。
追加点を狙う打線は、チャンスを作りながらもなかなか得点に結びつけることができないイニングが続きましたが、8回裏に相手のエラーをきっかけに6番氏家のライトへのタイムリーで5点目を奪いました。
1年生ピッチャーの継投や攻撃面での各打者が粘りを見せ打線としての繋がりを感じさせる攻撃が随所に見え、5-3で第1試合を勝利しました。
直後に行われた大会第2試合、南相馬連合との試合。
先制したのはふたば未来でした。
2回裏の攻撃で、1アウトから氏家大和(2年)がヒットで出塁し、続く熊田陽太(2年)の打球が相手のエラーを誘い、1アウト2・3塁とチャンスを演出すると、8番井堀がライトへの犠牲フライで1点を先制!
2アウトとなるものの、9番松浦夢來(2年)の左中間へのタイムリー3ベースヒットで2点目!さらに、打順はトップへ戻り、不動の1番草野龍弥(2年)が左中間への2ベースヒットで3点目を奪い、この回3点を先制します。
秋の大会を通して、大きな成長を遂げた選手の一人、背番号1の井堀陽弥(2年)がこの試合の先発マウンドへ上がりました。先発した井堀は序盤から下位打線にヒットを許すものの、要所を締め、前半5回まで無失点と試合を作ります。
3-0で後半6回に突入すると、6回表の南相馬連合の攻撃で、ここまで好投を続けてきた井堀がピンチを迎えます。先頭バッターにヒットを許すと、続くバッターの送りバントを井堀が2塁へ送球するもこの送球が逸れ、0アウト1・2塁となります。この後、2アウトまでこぎつけるもランナー2・3塁。ここで相手の6番バッターへの初球でセンターへのタイムリーヒットを打たれ2点を失います。
2回に3点を先制した打線はその後、ランナーを出しながらも得点することができません。
相手が継投に入ってからもチャンスらしいチャンスを作れず、結局奪った得点は2回の3点のみでした。
投手陣は井堀の2失点の後、鈴木悠斗(2年)にスイッチ。ヒットや四死球でランナーを出すものの、粘りのピッチングを見せ、7・8・9回を無失点で抑えました。
結局3-2の1点差で辛くも逃げ切りました。
この大会2連勝を飾り、大会初日ではありますが秋季支部大会に続き優勝という結果となりました!
今大会をもって、令和6年度シーズンの全公式戦の日程が終了となりました。
チームは、春から代替わりした今秋とさまざまな経験をすることができたと感じております。この経験を来シーズンへの糧とできるかどうか、これからの時期の取り組み次第となります。
また、単純な力量不足と同時に自分たちの弱さも痛感させられることの多かった今シーズンだったとも感じております。対外試合もできない期間にも入っていきますが、着実に力をつけてくるであろう沢山の見えない相手校に負けることのないよう、一人ひとりがモチベーションを高く保って日々の練習に向き合っていきます。
日頃より本校野球部の活動に御理解と御協力をいただく皆様におかれましては、おかげさまをもちまして、今季の公式戦全日程を終了いたしました。
今季の主要大会でも満足のいく結果を御報告することはできませんでした。
来る新シーズンへ向け、これまで以上に精進して参ります。今後とも変わらぬ御声援をよろしくお願いいたします。
【野球部】第76回秋季東北地区高等学校野球福島県大会準決勝・3位決定戦
9月28日(土)、準決勝第1試合(@あいづ球場)で東日大昌平高校と対戦して参りました。
この日の先発のマウンドには公式戦初先発となる鈴木悠斗(2年)があがりました。
初回から5回まで毎回ランナーを出す苦しい展開でしたが、持ち味を発揮し、バックの好守にも助けられ、粘り強いピッチングで5回を無失点と最高の役割を果たします。
必死にアウトを積み重ねる鈴木をなんとか援護したい打線ですが、相手もベスト4まで勝ち上がった強豪私立の一角である東日大昌平。そう簡単に得点を許してはもらえません。
相手先発のエースに対して5回を終えて1安打に封じ込められなかなかチャンスらしいチャンスを作り出すことができません。
0-0で前半を折り返し、迎えた6回裏の守備。
相手の先頭バッターに2ベースヒットを許すと送りバントとレフトへの犠牲フライで1点を失い、ついに均衡が破れました。さらに2アウトから再び2ベースヒットとセンターへのタイムリーヒットを打たれこの回2点を奪われます。
先制点を許し、反撃に出たい直後の7回表の攻撃は、1アウトから6番氏家大和(2年)のライトへのヒットと続く熊田陽太(2年)のデッドボールで2人のランナーを出すも、後続がランナーを返すことができず、得点を奪うことができません。
そうなると、これ以上の失点は防ぎたい裏の守備でしたが、3本のヒットに3つの四死球と守備のエラーも重なり計5失点。0-7の7回サヨナラコールドゲームで敗戦しました。
強豪校相手に前半を0-0まで戦えたことはチームにとってのプラスの側面ではありましたが、攻撃の部分で相手を押し込むことができず、失点を重ね、終わってみれば7点差をつけられる大敗でした。
先発した鈴木はこれまで地道なトレーニングを積み重ね、練習や練習試合の中で着実に成長をし続けていた選手の1人です。この舞台での起用に大きなプレッシャーを感じていたと思いますが、持っている力を存分に発揮したピッチングを見せてくれました。彼の今日のピッチングは彼自身にとってもチームにとっても大きな収穫となったことは間違いありません。
チームとしては明日の3位決定戦へ向けて気持ちを切り替え、チーム全員で東北大会出場の切符を勝ち取って欲しいと思います。
準決勝もたくさんのご声援をありがとうございました。
この試合での東北大会への出場のご報告をすることはできませんでしたが、次戦の3位決定戦を精一杯戦ってまいりたいと思います。
9月29日(日)
秋季県大会最終日、3位決定戦の相手は学法石川高校でした。
準決勝での課題をチーム全体で共有し、東北大会の最後の1枠をかけた戦いに臨みました。
この1戦の大事なマウンドを託されたのは、新チームとなり支部大会から大きな成長を見せてくれたエースの井堀陽弥(2年)でした。
先発の井堀は立ち上がりの1回表の守備、相手先頭バッターにヒットを許すと盗塁とバッテリーミスがあり、3塁まで進塁されると、3番バッターの内野ゴロの間に先制点を奪われます。
すぐに追いつきたい打撃陣は2回裏の攻撃で、先頭バッター4番の豊田悠人(2年)がレフトへのヒットで出塁すると、続く遠藤碧志(2年)のバントが相手のエラーを誘いランナーが溜まります。氏家大和(2年)がランナーを進めると、チャンスの場面で熊田陽太(2年)がデッドボールで1アウト満塁とチャンス拡大。ここで打席にはエースの井堀が入ります。チームと投げている自分のためにも得点に繋げたいこの場面で、1・2塁間へ何とかゴロを放ちます。この内野ゴロの間に3塁ランナーが生還し同点!
その後、3回から6回まで両投手の投げ合いと守備の好プレーも随所に飛び出し、両チーム無得点のまま1-1で終盤7回に突入します。
立ち上がりから相手の粘り強い打撃に対して全力投球を続けてきた井堀は後半に入り徐々に疲労の色が見えてきていました。
迎えた7回表の守備。この回、相手先頭バッターにフォアボールを与えると送りバントとセンターへのフライで2アウト2塁までこぎつけます。続くバッターの打ち取った内野ゴロに対して、ここまで粘り強く守ってきた守備陣にエラーが出てしまい、勝ち越し点を許しました。
1-2とリードされ、なおもピンチは続き、レフト前へ落ちるタイムリーヒットを打たれ、さらに2失点。
この回計3点を失い1-4とリードを広げられます。
その裏の攻撃で、先頭の氏家がヒットで出塁するも、後続が倒れ無得点。
8回表の守備。先頭バッターに2ベースヒットで出塁を許すと、ここから守備が粘り切れません。
この回5本のヒットと1つのフォアボール、さらに3つのエラーが重なり試合を決定づける7失点。
まだ裏の攻撃が残っているにもかかわらず、守備中から、グラウンドに立つ選手たちからも敗色濃厚の空気感が漂ってしまうような状況でした。
結局、その裏の攻撃は3者連続三振。最後に粘りも見せられず、終わってみれば1-11の8回コールドでの敗戦となりました。
前日の東日本昌平との準決勝でも終盤にリードを許し、そこからずるずると失点を重ね、チームとして粘り強さを見せられない展開でした。
いわゆる、格上の相手に対してメンタリティーの部分で引いてしまっては一気に試合の流れを持っていかれてしまいます。試合の前にチームで共通認識を図ってはいたものの、実際にゲームの中で、苦しい状況・展開に直面してなかなか食らいつくことはできませんでした。
チームとして秋季大会最高戦績となるベスト4進出を果たしました。
しかしながら、選手たちは最後の2試合に自分たちの弱さや課題、そして立ちはだかる壁の高さを目の当たりにすることができました。
「負けることは無意味ではない。これからの取り組みで、価値ある負けだった」と言えるように、今一度チーム全体で野球の技術向上を目指すこと、そしてそれ以上に「技術以外の部分の成長」をテーマにして取り組んでまいりたいと思います。
この試合をもって、ふたば未来学園高校野球部は秋季大会の全日程を終了したこととなります。
目標としていた東北大会出場にはあと一歩届きませんでした。現時点で大きな距離のある一歩を経験したことを次につなげていきます。
長期間の戦いとなった今秋季大会でした。この期間、保護者の皆さまの多大なサポートを含め、多くの方々からたくさんの御支援・御声援を頂戴しました。多くの支えをいただいて活動することができている、と改めて実感した大会にもなりました。心から感謝申し上げます。
応援をしてくださる皆さまに結果と姿勢で感謝の気持ちを表すことができるよう、これからも精進して参ります。
今後とも本校野球部をよろしくお願いいたします。
【野球部】第76回秋季東北地区高等学校野球福島県大会3回戦・準々決勝
初戦(2回戦)を突破した本校野球部の3回戦は9月24日(火)、あいづ球場にて郡山高校との対戦となりました。
この3回戦を迎えるまでに2日間の雨天順延があり、予定していた宿泊にも大きく影響がありました。天気ばかりはどうすることもできませんが、選手たちは「この時間を有効に使おう」と上手く気持ちの切り替えをして試合に臨んでくれたと思います。
しかし、どれだけ準備をしても試合は思い通りには展開してくれません。
この試合先発マウンドに上がったのは邉見頼虎(1年)でした。持ち味である思い切りのよい投球をしたいところでしたが、1回から毎回ランナーを背負う展開となり、なかなかリズムに乗ることができません。
主導権を握れないまま迎えた0-0の3回裏の守備。1アウトから相手の1番バッターにヒットを許すと、フォアボールでピンチが拡大、続くバッターをサードゴロで打ち取るもランナーはそれぞれ進塁します。2アウト2・3塁から4番バッターが放った内野ゴロがエラーとなり、2点の先制を許します。
反撃に出たい打線ですが、相手の先発ピッチャーを打ち崩すことができず、6回まで無得点に抑えられます。
流れをつかめないまま、2点ビハインドで迎えた6回裏の守備。3回途中から2番手で登板した平宗治朗(1年)が4回、5回を無失点で抑えていましたが、フォアボールを出したところで新妻悠平(1年)にスイッチします。
しかし、新妻も相手に傾いた流れを食い止めることができません。マウンドへ上がった先頭バッターにフォアボールを与えると、続く打者から2者連続でセンター前ヒットを打たれ、打者3人で降板、後を井堀陽弥(2年)に託します。
1年生からチームのマウンドを託された井堀は、レフトフライで2アウト。次のバッターにセンター前ヒットで4点目を打たれますが、ここは、センター豊田悠人(2年)、ショート草野龍弥(2年)、キャッチャー氏家大和(2年)とセンターラインの中継プレーで5点目は阻止しました。
何とか得点を返したい打線は、4点を追って7回裏の攻撃。
先頭バッターの氏家、続く熊田陽太(2年)の連続ヒットで0アウト1・2塁と反撃のチャンスを作ります。
9番坂本一颯(2年)のライト前タイムリーでようやく1点を返すと、1アウト1・3塁から1番草野の併殺崩れの間に2点目が入ります。
2点ビハインドながら、少しずつ少しずつ流れを手繰り寄せながら、得点した直後の相手の攻撃を無失点で切り抜けます。
8回表の攻撃、1アウトから4番豊田のセンター前ヒット、5番遠藤碧志(2年)のライト前ヒットで再びチャンスを作ると、氏家、熊田の連続タイムリーで一気に試合を振り出しに戻します!
さらにチャンスは続き、押せ押せムードの中、打席に入った井堀が冷静にスクイズを決め勝ち越し!
最大4点差あった試合を終盤8回についてひっくり返します!
5-4と1点リードで迎えた8回裏の守備、相手も2アウトから連打とフォアボールで2アウト満塁としますが、ここで起用された代打を井堀がレフトフライに打ち取り、相手の得点を許しません。
9回表の攻撃、1番から始まる好打順からはじまったこの回にダメ押しの1点を奪い6-4!
9回裏の守備、4番手でマウンドへ上がった井堀が終盤のリードを最後まで守り抜き、6-4で3回戦を突破しました!
この試合は守備のミスが絡んでリードを許す厳しい展開でしたが、終盤の粘り強さや打席の中で集中力を発揮した打線のつながりで7・8・9回の3イニングで全得点を叩き出しました。
苦しい展開を最後まで諦めずにものにしたチームの成長につながる1勝になったと思います。
2回戦同様、たくさんの応援をいただき勝利することができました。本当にありがとうございました。
続く準々決勝は、翌日9月25日(水)と連戦になります。今日のような姿勢を試合の序盤から発揮し、勝利を目指して戦ってまいります。
9月25日(木)、昨日の劇的な勝利の余韻もありながら、準々決勝の磐城高校との試合に臨みました。
ベスト4をかけたこの1戦のマウンドに上がったのはエースの井堀陽弥(2年)です。
初回、2回と立ち上がりにランナーを出しながらも無失点で抑え、上々の立ち上がりを見せます。
0-0で迎えた3回裏の攻撃。この回に打線がつながりを見せます。
1アウトから9番坂本一颯(2年)が三遊間を抜くヒットで出塁すると続く1番草野龍弥(2年)がライトへの技ありのヒットで1アウト1・3塁とチャンスを広げます。
このチャンスで菅野稜真(2年)のセーフティスクイズが相手のフィルダースチョイスを誘い、1点を先制!さらにチャンスは続きます。
この試合3番に入った松浦夢來(2年)の三塁側へのセーフティバントが相手のエラーを誘い、その間に2塁ランナー草野がホームを陥れ2点目!1塁ランナー菅野も3塁へ進みました。続く豊田悠人(2年)がライトへのヒットでさらに得点を重ねると、5番遠藤碧志(2年)が相手2番手投手からセンターオーバーのタイムリー2ベースで追加点を奪います!しかし、これでは終わらず、6番氏家大和(2年)のデッドボールをはさみ、7番熊田陽太(2年)のレフトオーバーのタイムリーヒットでこの回一挙7点を先制します!
直後の4回表の守備で1点を失うものの、3回の7点が効き、7回裏に8点目を奪い7回コールドにて勝利!
創部初の秋季県大会ベスト4進出を決めました。
この試合も2回戦、3回戦同様に課題が見つかりながらもなんとか次に進むことができました。
1戦1戦試合を重ねるごとに、チームの成長と新たな課題が見て取れます。この経験をこの秋にもっとできるよう、ここから先の相手に立ち向かって参ります。
この試合をもって、秋季県大会のベスト4のカードが決定しました。
「ふたば未来vs東日大昌平」、「聖光学院vs学法石川」の準決勝となります。
「勝ちにこだわる」新チームがスタートした際に新キャプテン草野龍弥(2年)を中心に掲げたスローガンです。
ベスト4に残ったチームのうち、3チームが東北大会への切符を手にします。
ここからの2試合、これまで以上に勝ちにこだわって闘ってほしいと思います。
準々決勝もたくさんのご声援をありがとうございました!
東北大会出場をかけて、県大会の残り2試合を戦って参ります。
【野球部】第76回秋季東北地区高等学校野球福島県大会開幕!
本校野球部は、9月12日(木)に開幕した秋季県大会に参加して参りました。
先日の相双支部予選を1位通過したため、初戦(2回戦)は9月15日(日)、いわき光洋高校との対戦でした。
白河グリーンスタジアムで行われた2回戦は、前半から両先発の好投でロースコアの展開でした。
先発マウンドに上がった井堀陽弥(2年)は5回終了時でシングルヒット1本を許すのみで無失点で前半を投げると、相手ピッチャーも立ち上がりに1点を失うものの被安打2と素晴らしい投手戦でした。
後半から試合は一進一退の攻防を繰り返します。
6回表の守備、1アウトから内野安打に2ベース、レフト前ヒットと3連打を集められ同点に追いつかれます。
しかし、同点とされた後のピンチの場面では、ショート草野龍弥(2年)、セカンド菅野稜真(2年)の二遊間が6-4-3のダブルプレーを完成させ、このピンチを切り抜け、同点で食い止めます。
1-1のまま迎えた8回裏の攻撃、先頭の7番熊田陽太(2年)のフォアボールをきっかけにランナーを出すと続く井堀が送りバント、9番坂本一颯(2年)が打ち取られ2アウト2塁から1番草野が申告敬遠で歩かされます。
ここで打席に立った2番松浦夢來(2年)がレフト前ヒットでしぶとくつなぐと、2アウト満塁から3番菅野が放った内野ゴロが相手のエラーを誘い、2点を勝ち越し!パスボールで3点目、続くチャンスで4番豊田悠人(2年)がライト線への3ベースヒットを放ちこの回一挙4点を奪いました。
リードをもらった井堀は、9回先頭バッターを出塁させるものの後続を打ち取りゲームセット。
5-1でいわき光洋高校を下しました。
初戦の緊張感や相手投手をなかなか攻略できず、苦しい場面が多くありましたが、チーム全体で粘り強く戦い、なんとか初戦突破することができました。たくさんのご声援ありがとうございました。
続く3回戦は郡山高校との対戦(@あいづ球場)となります。
【高校・野球部】第76回春季東北地区高等学校野球福島大会相双支部予選
8月24日(土)新チームの初公式戦、秋の大会がスタートしました。
今秋の相双支部予選は本校含め3チームの出場となったため、1日で3チームの総当たり戦が行われました。また、相馬高校と相馬総合高校の連合チームで「相馬連合」、小高産業技術高校と原町高校、相馬農業高校の連合チームで「南相馬連合」となり、6校3チームでの相双支部予選でした。
本校の初戦は第2試合。南相馬連合との試合でした。
1日2試合の大会日程を鑑み、「総力戦で勝つ」と意気込み臨みました。
スターティングメンバーには公式戦初出場となる1年佐藤孝大(背番号13)、門馬郁弥(背番号16)などが出場しました。
初戦の先発マウンドに上がったのは、こちらも公式戦初登板の平宗治朗(1年背番号12)でした。初回から3回までパーフェクトピッチングを見せ、緊張を感じさせない堂々とした投球を見せました。
先発の平を援護したい打線でしたが、相手の先発投手をなかなか攻略することができず、5回まで無得点と攻略の糸口を掴めません。
先発平はその後、4回に先頭バッターをフォアボールで出塁させると送りバントと盗塁、スクイズで先制点を奪われます。
5回終了時点で0-1とリードされて試合を折り返します。
6回表の攻撃、なんとか追いつきたい打線は、この回からメンバーを入れ替えて攻撃に出ます。1アウトから代打の熊田陽太(2年背番号3)がフォアボールで出塁するとさらに代打の坂本一颯(2年背番号9)が相手のエラーを誘う内野ゴロで続きます。6番遠藤碧志(2年背番号5)がフォアボール。1アウト満塁から代打で新チームキャプテンに就任した草野龍弥(2年背番号6)の打球が相手のエラーを誘いようやく同点に追いつきます。
チャンスは続き、平の内野ゴロの間に3塁ランナーが生還し、1点を勝ち越し、さらにこの試合9番に入った氏家大和(2年背番号2)の2ベースでこの回一挙4点を奪い試合をひっくり返します。
7回、8回にも得点し、その差を広げると、7回から2番手でマウンドへあがった鈴木悠斗(2年背番号11)が相手の攻撃を無得点に抑え、12-1(8回C)で初戦を勝利しました。
この日の最終試合、続く相手は相馬連合でした。
お互いに初戦を勝利しており、1位通過するためには負けられない1戦となりました。
この試合ではスターティングメンバーにレギュラーメンバーが名を連ねました。
本校が後攻でスタートしたこの試合、満を持して井堀陽弥(2年背番号1)が大事な1戦のマウンドにあがりました。
井堀は先頭バッターをフォアボールで歩かせますが、後続を打ち取り上々の立ち上がりを見せます。
初回を無失点で抑えた井堀はその後もヒットを許さず、7回を終わって、フォアボール2つを許したのみで無失点と快投を披露しました。
好投を続ける井堀を援護したい打線ですが、1回から毎回ランナーを出し、チャンスを作りながらもなかなか相手の先発投手から得点できません。
5回終了時点で、0-0のまま迎えた6回裏の攻撃。
先頭の2番菅野稜真(2年背番号4)の内野安打と3番松浦夢來(2年背番号7)のバントが相手のエラーを誘い、この回もチャンスを作ります。続く豊田悠人(2年背番号8)が三振に打ち取られますが、この間にバッテリーミスがあり、1アウト2・3塁と攻め立てます。
ここで打席には前の試合からフル出場をしている遠藤碧志(2年背番号5)が入りました。
振り切った打球はセンターオーバーの2ベースとなり、ランナー2人が生還!ついに試合の均衡を破ります。さらにチャンスは続き、ここまで好投を続けている井堀が放った打球を相手がエラーをし、大きな3点目が入ります!
3-0とリードをして迎えた8回表、相手にタイムリーを許し、1点を返されたものの、6回に奪った3点を最後まで守り切った井堀。1失点完投でチームを勝利に導きました。
終わってみれば、8回に許したタイムリーの1安打のみ。県大会のシード権がかかったこの試合でしっかりと役割を果たしてくれました。
この試合、井堀の好投に応えるように菅野・草野の二遊間、ライト坂本の好プレーも飛び出し、ロースコアの接戦を勝ち切ることができました。
夏の大会の敗退から秋の大会へ照準を合わせて夏の暑さに負けずに活動してきた新チーム。何とか相双支部1位通過、県大会でのシード権を勝ち取ることができました。
新チーム始動から今大会も沢山の方々の多大なる御支援と御協力をいただいて支部大会を勝ち抜くことができました。
しかしながら、新チーム始動から1カ月余りです。心身ともにまだまだ未熟なチームであります。大会の結果ばかりだけではなく、野球を通じて様々な経験や学びを増やしていきたいと思います。
改めまして、関係者の皆さまに置かれましては、日頃より本校野球部の活動に御理解と御協力をくださり、感謝申し上げます。
これから更なる活躍を報告できるよう、心身の成長を目指し精進してまいります。
第106回全国高等学校野球選手権福島大会
7月12日(金)、本校野球部は第106回全国高等学校野球選手権福島大会の開会式に参加して参りました。8期生4人にとって、ここまでの時間は長かったような、短かったような…
それぞれこれまでの時間を振り返りながら、さまざまな想いを持って、今日この日を迎えたと思います。
開会式の入場行進は全校・全チームが参加し、毎年この瞬間に「今年もついに始まった」と実感させられます。
体調不良者もおり、全員そろっての開会式とはなりませんでしたが、行進をしたメンバーも今回は夏のベンチ入りが叶わなかったメンバーも立派な姿勢で開会式に参加することができました。
本校野球部の初戦は7月14日(日)、ヨークいわきスタジアムの第2試合、石川・船引高校との対戦となります。1戦必勝で戦って参ります。
7月14日(日)、本校野球部は夏の大会の1回戦を戦って参りました。
初戦の対戦相手は石川・船引高校でした。
今夏の初戦。大事な先発のマウンドを任されたのは、井堀陽弥(2年)でした。
チームの思いを背負い、立ち上がりから打たせて取るピッチングで1回、2回を0点で抑え、先発の役割を果たしてくれました。
先取点を取って、流れに乗りたい打線は、初回から得点を奪います。
1回裏の攻撃。先頭の草野龍弥(2年)が内野ゴロで凡退するも、2番鈴木慎之介(1年)、3番藤井陽太(3年)、4番熊田陽太(2年)、5番小杉直也(2年)、6番氏家大和(2年)が相手のエラーを1つ挟み、打者5人で4本の長短打を集め主導権を握りました。結局初回に4点を先制しました。
2回、3回の攻撃でも1点ずつを加え、3回を終え6-0とリードしました。
この試合先発の井堀陽弥→新妻悠平(1年)→邉見頼虎(1年)→中野紘斗(3年)と4人の投手リレーで相手を完封します。
打線は6-0の4回に集中打を見せます。
この回打者12人の猛攻で、8得点。その間、代打の宍戸元気(3年)も代打で出場し、ライト前へヒットを放ちました。
14-0とリードし迎えた5回表の守備。
前の回に代打で出場したキャプテンの蒲生謙心(3年)が最後のアウトを取りゲームセット。
この試合は、先制打の藤井陽太、代打でヒットの宍戸元気、終盤にマウンドへ上がった中野紘斗、そして最後の内野ゴロをさばいたキャプテンの蒲生謙心と3年生がそれぞれ活躍を見せました。
さらに1,2年生も攻守で思い切りの良さを見せ、3年生を盛り立てているように思えました。
多くの選手が交代で出場しながら、役割を果たし、チームの良い部分を出すことができた初戦となったように感じます。
2回戦は7月17日(水)、第2シード学法石川高校との対戦となります。強豪校相手に正面からぶつかっていきたいと思います。
今年も夏が始まりました。これまで沢山の御支援、御協力をいただいて、ここまで来ることができました。まずは何とか初戦突破。日頃から支えてくださる沢山の関係者の皆さまへ少しでも良い報告ができるよう次戦も一体感を持って臨みます。
7月17日(火)、夏の大会の2回戦を戦って参りました。
対戦相手は第2シード、今春の選抜にも出場した学法石川高等学校でした。これまでの経験と自分たちにできることをフル稼働させ、総力戦で勝ち抜くという気持ちを持ち、試合に臨みました。
本校の先攻で開始したこの試合、初回2回の攻撃を3者凡退で抑えられます。
一方、序盤に主導権を渡したくない守備では、先発した井堀陽弥(2年)がランナーを出しながらも味方の好守備にも助けられこちらも初回2回を無失点で切り抜け、上々の滑り出しとなりました。
0-0で迎えた3回表の攻撃、先頭の7番氏家大和(2年)がレフト前ヒットで出塁すると後続の送りバント、三振で2アウト2塁から1番の草野龍弥(2年)が左中間へのタイムリーヒットを放ち、1点を先制!この試合の鍵としていた先制点を奪取することに成功しました。
しかし、直後の守備で先頭バッターにヒットで出塁と送りバントで1アウト2塁から守備が乱れ1-1の同点と試合は振り出しに戻ります。
その後、先発井堀陽弥を中心に粘り強い守備で、5回終了時点で1-1のまま試合は後半戦へ突入しました。
迎えた6回裏の守備、1アウトから3ベースを打たれます。続くバッターを打ち取り、2アウト3塁から、内野への痛烈な打球を放たれ、これをグラブに収めたもののファーストへの送球が逸れ、勝ち越しの1点が学法石川に入り1-2となります。
1点を勝ち越され、何とか追いつきたい攻撃でしたが、7回表の攻撃は3者凡退に抑えられます。
7回裏の守備から継投に入りました。しかし、学法石川の攻撃の勢いを食い止めることができず、7回8回と2点ずつを失いました。
8回9回の攻撃ではランナーを出し、最後まで攻めの姿勢を見せ続けましたが、ホームが遠く、1-6で敗戦となりました。
主将の蒲生謙心(3年)を中心にここまで走り抜いてきた8期生4人の最後の夏を終えることとなりました。昨夏ベスト8まで勝ち上がった、川島詩音前主将の7期生から引き継いだ8期生4人でした。新チーム発足時から様々な困難に直面しながらもここまで頑張りを見せてくれました。
公式戦という形では一区切りの高校野球ではありますが、スポーツⅡの活動等でまだまだこれからも高校野球を通じて多くのことを学び続けて欲しいと思います。
4人の8期生、これまで本当にお疲れさまでした。ありがとう。
8期生4人を中心とした、今チームの夏の戦いを終えました。
満足のいく結果とはなりませんでした。ですが、少しずつ少しずつ歩みを進めていることを実感する場面も多くありました。
次は9期生の14人が8期生を含めた先輩方からのバトンを引き継ぎ、新たなスタートを切ります。
いつも本校野球部の活動を支えてくださる関係者の皆さまへおかれましては、今大会も沢山の御支援と御声援をありがとうございました。新チームとなります。今後とも変わらぬ応援をどうぞよろしくお願いいたします。
【野球部】第4回スプリントトレーニング
7月5日(金)
本校野球部は定道大成さんをお招きし、第4回のスプリントトレーニングを実施しました。今月は夏の大会直前のこのタイミングで実戦の中でより生きる走塁テクニックを指導いただきました。
メインの指導の前に、全体指導をしていただきました。
ここ数週間ウォームアップで取り入れているアジリティトレーニングの際のポイントや注意点、コーディネーショントレーニングなどを指導いただきました。
今回のメインのトレーニングは「ベースランニング」でした。
前回の「1塁駆け抜け」から先の塁を狙う際のベースの回り方に重点を置いた内容となりました。
事前の打ち合わせの中で、「ベースを踏む(ベースへの意識)」の部分で指導者サイドも学びになることもあり、そのことも踏まえて生徒たちに指導をしていただきました。
前回に引き続き、生徒たちは頭と体を使って、定道さんの言葉に耳を傾けていました。
毎回、生徒が理解をしやすいように説明をしてくださったり、具体的な数字等を用いた話をいただいたりと説得力のある指導が「生徒たちの吸収しようとする姿勢」というものを引き出してくださっているように感じております。
プレーに直結する部分のトレーニングだったため、その後の練習試合の中でも生徒たちが今回の指導を意識している場面が多くみられました。
お忙しい中、夏の大会の日程に合わせて7月の日程の調整をしていただきました。
毎回、本校野球部のために貴重なご指導をいただく定道さんには感謝申し上げます。
7月12日(金)、ついに第106回全国高等学校野球選手権福島大会の開会式を迎えます。
支えてくださる多くの方々へ少しでも良い報告ができるようチーム一丸となり戦ってまいります。
【野球部】第3回スプリントトレーニング
6月14日(金)、本校野球部は定道大成さんをお招きし、第3回のスプリントトレーニングを実施していただきました。
今回は、1年生が学校行事のため主に2・3年生に対してご指導をいただきました。
ウォーミングアップの中で、切り返しのトレーニングをしていただき、その後前回同様に設置した走塁ブースでは「1塁駆け抜け」をメインで見ていただきました。
1塁ベースまでの間にミニハードルを設置したり、バッターボックスからの塁間でのスプリントの意識の置き方であったり、ベースに到達する際の注意点なども細かくご指導いただきました。
「打ったら走る」と当たり前の部分ですが、その「当たり前」にどれだけ意識を向けられるか、どれだけ高めることができるか、改めて1つ1つのプレーを丁寧に行わなければならないと実感いたしました。
定期的にご指導いただくことで、スプリントに対する生徒たちの理解度とプレー中における走塁面の意識レベルも向上している場面も見受けられ、大変に貴重な機会をいただいていることに感謝しております。大会直前の7月初めに第4回の実施を予定しております。また、このような貴重な機会を設定するにあたり、様々な方にご尽力をいただいております。
7月12日(金)から開幕する第106回全国高等学校野球選手権福島大会へ向け、支えてくださる全ての方への感謝の気持ちを持ち、少しでもレベルアップを重ねた状態で夏の大会に臨みたいと思います。
【野球部】43回春季相双地区高等学校野球選手権大会(5/31~6/2)
5月31日(金)から始まった今大会、本校野球部は大会2日目(6月1日(土))に初戦でした。
6月1日(土)、初戦(準決勝)の対戦相手は小高産業技術高校を破って勝ち上がってきた原町高校でした。昨秋の地区選手権大会で、伊達高校との連合チームの際に対戦はありましたが、今季初の対戦となりました。
夏の大会前最後の公式戦となった初戦のマウンドには初の背番号1を背負う草野龍弥(2年)でした。立ち上がり3回を被安打1、打者9人無失点で最高のスタートを切ります。
一方、ピッチャーを援護したい打線は相手の好守備や先発投手をなかなか攻略することができず、4回まで内野安打の1本のみと無得点でゲームが中盤へ突入します。
迎えた5回表の攻撃。
5番遠藤碧志(2年)が1アウトからヒットで出塁すると続く6番小杉直也(2年)のヒットの間に3塁まで到達。1アウト1,3塁とチャンスを作りますが、1塁ランナーの遠藤碧志はこの走塁中に足を痛め無念の負傷交代となりました。
1アウト1.3塁から相手バッテリーのミスで3塁ランナーが生還し待望の先制点!
さらに、このバッテリーエラーの間に1塁ランナーの小杉直也が3塁まで進み、7番氏家大和(2年)のスクイズですかさず2点目を奪いました!
2点を先制し、その裏の守備。
先頭バッターに右中間への2ベースを打たれると、送りバントとライトへの犠牲フライで1点を返されます。
試合はその後、再び膠着状態に入ると両チームこの5回の得点以外はスコアボードに0が並びます。
1点差のまま迎えた9回表の攻撃。
先頭の4番豊田優悠人(2年)がセンターへの鋭い当たりを放ち、0アウトから出塁します。
5番途中出場の平宗次朗(1年)と6番小杉直也の内野ゴロの間に豊田悠人は3塁まで進み、フォアボールを挟み、2アウト1,3塁と追加点のチャンスを迎えると、ここで代打熊田陽太(2年)が起用されます。熊田陽太は相手投手の低めの変化球を拾い、センターの前へしぶとく落ちるタイムリーヒット!3-1と大きな1点をチームへもたらします。
2点差のまま迎えた9回裏、マウンドには1年生ながら、先日の春季県大会から試合の終盤を任されるようになった邉見頼虎(1年)が登板します。
先頭バッターに1,2塁間へ転がされ、セカンドの菅野稜真(2年)はこの難しい打球に追いつくも送球が逸れて0アウトでランナーを許します。
続くバッターのピッチャーゴロで2塁を封殺すると三振で2アウト、最後のバッターをファーストフライで仕留め、逃げ切りに成功。3-1で勝利しました。
この試合、草野龍弥(2年)→新妻悠平(1年)→中野紘斗(3年)→邉見頼虎(1年)と4投手の継投でロースコアの展開をものにしました。
明日の決勝戦。相馬高校とこのチームで4度目の対戦となります。
夏の大会へ向けて、チームとしても弾みをつけたい1戦となります。
6月2日(日)の朝、予報では天気が心配されていましたが、青空が広がり決勝戦を迎えることができました。
大事な決勝戦の先発マウンドへは中野紘斗(3年)が上がりました。しかし、立ち上がりからペースを掴めません。
1回表の相手の先頭打者をデッドボールで出塁させると、2盗と守備のミスの間に3塁まで進まれます。続く2番バッターの犠牲フライであっという間に1点を先制されます。その後も四死球とヒットが重なり、1回表に大きな4点を失います。
反撃に出たい打線は、2回、3回と相手のミスもありながら、得点を返し3回終わって2-4と追いかけます。
2点差に迫って迎えた4回表の守備。
1アウトからヒットとバッテリーエラーで2塁にランナーを進められるとフォアボールの後、5番バッターにセンターオーバーの2ベースを打たれます。先発中野紘斗はここで降板。新妻悠平(1年)にマウンドを譲ります。2アウト2塁から登板した新妻悠平は後続を打ち取り、このイニング2失点で何とか切り抜けます。
再び4点差に広げられ、4回裏の攻撃。相馬高校は背番号1のピッチャーが4回裏からマウンドへ上がります。先頭バッターは、この日サードで先発出場の7番蒲生謙心(3年)でした。デッドボールで出塁するとさらに2つのフォアボールを選び、0アウト満塁と絶好の場面で1番草野龍弥(2年)が打席へ向かいました。ショートゴロのゲッツー崩れの間に1点を返し、三振で2アウトとなるも3番藤井陽太(3年)がレフトへのタイムリーヒットを放ち、4-6と食らいつきます。
4-6で迎えた6回表、後半戦の立ち上がりに2番手新妻悠平がこのイニング2つのフォアボールと2本のヒット、さらにバッテリーミスも絡み3失点。4-9と大きく引き離されます。3番手の邉見頼虎が8回に1点を奪われ4-10となります。
打線は相手エースピッチャーの立ち上がりに奪った2得点だけにとどまり、5回以降は無得点。結局、4-10と大きく突き放され4度目の対戦となった今回も完敗でした。
この大会が終了し、3年生に残された大会は7月12日(金)に開幕予定の第106回全国高等学校野球選手権福島大会のみとなりました。
昨年度、第105回福島大会のベスト8の成績を超えられるように、さらにその先へ1つでも多く勝ち進めるよう残りの時間をチームとして大切に過ごしていきたいと思います。
日頃より本野球部の活動に多大なる御支援と御協力をくださる関係者の皆さま、今大会も沢山の御支援感謝申し上げます。
8期生4名の最後の大会へ向け、今後とも本校野球部を何卒よろしくお願い申し上げます。