野球部活動報告

【野球部】第74回秋季東北地区高等学校野球大会 結果報告

 

本校野球部は第74回秋季東北地区高等学校野球大会(相双支部予選8月25日~、福島県大会9月17日~)に参加して参りました。

3年生の最後のミーティングから約1ヵ月。「3年生を超える」と目標を掲げスタートした新チームは、あっという間に秋の大会を迎えました。

 

8月25日、相双支部予選の初戦は相馬高校との対戦でした。

初戦の緊張感もあり細かいミスはありましたが、3回表の攻撃で先頭1番キャプテン川島詩音(2年)のヒットをきっかけに相手のミスにも乗じて先制した4点を先発の箱﨑正義(2年)、2番手瀬谷蒼羽(2年)の継投で守り抜き、5対3で辛くも勝利を収めました。新チーム初の公式戦ということもあり攻守ともに細かいミスはありました。

 

8月29日、続く相手は相馬総合高校。

この試合は序盤から相手打線の猛攻を受け、3回までに6点を奪われます。何とか点数を返したい打線は相手投手をなかなか攻略できずに前半5回を無得点で試合は進んでいきました。
これ以上失点を許したくない守備では、5回から2番手で登板した瀬谷蒼羽(2年)が好投。5回から8回まで相手打線を0点に抑えます。

試合終盤、ようやく打線がつながり6回から少しずつ得点を重ね8回終了時点で4対6とその差を2点に縮めて9回の攻防。

守りのミスが出て痛い2失点。4対8で9回裏の攻撃に入りました。先頭の蒲生謙心(1年)がセンターへのヒットを放ち、勢いづくと箱﨑正義(2年)、川島詩音(2年)も続き、得点を返します。岡田琉音(2年)、瀬谷蒼羽(2年)もヒットでつなぎ、送りバントを1つ挟みここまで5連打。一気に同点に追いつきました。2死2塁のサヨナラのチャンスに中野紘斗(1年)がしぶとくショート脇への内野安打を放つとこの間に2塁ランナーが一気にホームへ生還!一時最大6点差あった試合をひっくり返し9対8の逆転サヨナラ勝ち!決勝戦へと駒を進めました。

 

9月3日、厳しい試合を勝ち抜き迎えた決勝戦の相手は小高産業技術高校。

前の試合の勢いそのままに4番岡田琉音(2年)のホームランなどで序盤から小刻みに得点を重ねます。
後半6回の守備、相手のホームランや犠牲フライで3点を返されますが、直後の攻撃、3番佐藤一之成(2年)が四球を選ぶと相手のミスと岡田琉音(2年)のタイムリーツーベースで2点を追加。相手にリードを許すことなく、7対3で勝利しました。

この試合、岡田琉音(2年)がサイクル安打を達成しました。

 チームとして3年ぶりの秋の相双支部予選を制覇!
しかし、3試合を通してチームの課題が多く見つかり、まだまだ成長できる部分を確認できた今大会となりました。

 

 

9月18日。あいづ球場にて福島県大会の初戦、相手はいわき地区を第2代表で勝ち進んできたいわき光洋高校。

この試合、相手投手の緩急を駆使した投球に打線が苦しみました、前半5回までの得点は相手のミスであげた1点のみ。

一方、守備ではしぶとく食らいつく相手打線に対して粘り強く守り抜くことができず、3回までに7点を失います。

なんとか反撃したい後半でしたが、6回裏の守りで途中強まった雨の影響もあったためか投手の制球が安定せず、四死球にエラーが重なり4失点。結局何もさせてもらえないまま1対11の6回コールドで敗戦しました。

 

「3年生越え」を果たすべく出場した県大会でしたが、初戦で大敗を喫しました。

思っていた以上に力の差は大きく、現時点での自分たちの実力を痛感する1敗となりました。

試合後のミーティングでは「負けたことを受け入れることが強さへの第一歩」という話もありました。

公式戦での1敗はチームのレベルアップのための大切な材料にしなければなりません。
来春、夏にこの雪辱を晴らすためこの負けを糧とし今後の練習に繋げていきたいと思います。