ふたば未来学園生徒の心得

 

生徒会活動は、生徒主体の活動を通して学校を活性化するとともに学校文化を形成し、ひとりひとりの生徒たちが「変革者」としての能動的市民性を育んでいく重要な機会であり、ふたば未来学園では開校以来活発な生徒会活動が行われています。

平成30年度からは、生徒会主導で変革者として自由な学校文化を形成していく校則改正の取り組みが行われ、校則の前文となる「ふたば未来学園生徒の心得」が策定されるとともに、携帯電話使用規定が改正されました。

宣言策定と校則改正の取り組み

 

 策定の経過 

平成30年11月生徒会役員より職員会議に校則改正案提出→差し戻し
平成30年12月生徒会役員より改めて職員会議に校則改正案提出→差し戻し
 

生徒会役員議論(複数回)

  • 校則改正について
  • 公民の教員を招いて自由とルールの関係についてディスカッション(カントの自由意志、サルトルの自由の刑、ミルの他者危害排除の原則)
  • 校則の前文となる理念の検討(各種法や宣言文、大学理念等を参考に)
平成31年2月中央委員会
 

クラス協議

  • 生徒会役員・中央委員会より全校生へ呼びかけ
    「(抜粋)当たり前のことかもしれませんが、私たちの校則や学校生活においてのきまりごとは、先生方が決めたものです。私たち生徒会は、義務付けられたきまりだけでなく自分たちで、自分たちの学校生活についての権利を獲得していきたいと強く思っています。」
  • 目指すべき学校・自身の姿と、携帯電話使用ルールについて協議
平成31年4月中央委員会 クラス協議を経ての方向性議論
平成31年4月クラス協議 生徒会役員の草案を踏まえ議論
平成31年4月生徒会役員・教職員協議 生徒会役員から教職員へ方向性の提案、議論
令和元年5月生徒会総会
  • 「ふたば未来学園生徒の心得(案)」の決議
  • 携帯電話使用規定改正案の決議
 学校長の承認により校則改正
  • 生徒会決議「ふたば未来学園生徒の心得」を生徒日常の心得の前文として掲載
  • 携帯電話使用規定の改正

  ふたば未来学園生徒の心得 

私たちはふたば未来学園の生徒だ
ふたば未来学園の生徒とはどんな生徒だろうか
優しい生徒、明るい生徒、元気な生徒、一生懸命な生徒
それぞれの生徒がそれぞれの理想の自分を、それぞれに理想のふたば未来学園を思い描く
自分で考えるんだ
先生や周りの大人、知らない大人が考えるのではない
私たちが考え、決断し、行動する
自分はどうなりたい、今どうしたい、どうしたらいい、学校をどうしたい、地域を、世界をどうしたらいい
もし全員の考えが全て違ってもその中に間違いはひとつもない
一人一人が考える理想は全て違う
それが私たちの個性だ
その個性に溢れた学校がこのふたば未来学園だ

そして私たちは仲間の理想を、個性を認め合う
違って見える仲間の世界を、自分と違う仲間の考えを受け入れ大切にする
そして互いの考えを深め、一人の人として成長する
成長しながら私たちはそれぞれの目標に向かって挑戦をする
もしかしたらその挑戦は外から見れば小さな挑戦かもしれない
しかし私たちのその小さな挑戦を積み重ねることは大きな財産となる
目標はそれぞれ違っても仲間と高め合い、応援し、感謝し、私たちはまた成長する
そしてまた挑戦を積み重ねよう

ふたば未来学園は私たちがつくる

以下の生徒日常の心得は、この宣言に基づき本校の生徒が自らを律し、他者への尊重を心がけることを前提に守る。 

令和元年5月9日
生徒総会決議

生徒会

【中学校】後期生徒会総会と手話の実践(10/15)

2021年10月18日 12時59分

 令和3年度の後期生徒会総会がアリーナで開催され、学級役員、専門委員会役員の認証とともに生徒たちによる活発な質疑応答が繰り広げられました。

 さて、実はこの総会での校歌静聴の際、阿部さんが、自身が取り組んでいる手話による探究の一環として、校歌を手話で表現することを試みました。「手話を全員でやってみよう!」というわけです。「全員で手話によるコミュニケーションを体験する機会を設けたい」との一葉さんの熱い想いがあり、それを受けた生徒会役員が尽力して実現したものです。

 

 

 結果は大成功!中学生全員が、映像と阿部さんの解説に合わせ、校歌の一番を手話で表現することができたのです。この後お話された柳沼校長先生は、全中学生で手話での校歌に取り組んだ様子について感じたことを、「共有・理解・深い学び。そして他人事から自分事へ。」と表現されました。まさに、全員で校歌による手話を体験した、この時間の意味の本質を表した言葉だと感じました。

 

 その後の総会も予定時間を超える質疑応答。みんなで確認した活動をみんなで実践!

 引き続き、一人ひとりが主人公となる学校づくりに取り組んでいきます。