海外研修について

海外研修

ベラルーシ研修③

 この日は、派遣団の生徒全員でミッションが与えられました。この日の午後に友好のキャンプファイアと言うものが行われ、その場で日本を紹介する5分から6分程度のパフォーマンスを行うというものです。この施設は、様々なグループが混在しているのでこのように突然新たな企画が提示されることが時々あるようです。ミッションに与えられた時間は午後の休憩の1時間のみ。全国の派遣団の生徒たちは全員で知恵を絞り、短時間でできる効果的なパフォーマンスを考えました。派遣団もだんだんとお互いの顔が分かり馴染んできていたので、だんだんとリーダーシップを取る生徒も出てきました。朝の緊急ミーティングの後、「幸せなら手をたたこう」を簡単な振り付けをつけて行うことが決定しました。だんだんと自分たちだけでいろんなことをできるようになってきた生徒たちは午後の練習を自分たちの手で組み上げ本番までになんとか準備を整えました。


 迎えた本番。キャンプファイヤーの周りにベラルーシとポーランドの子供たちが集まり、ベラルーシやポーランドの伝統舞踊などが披露されました。いざ、100人ぐらいの聴衆を迎えて日本団が舞台パフォーマンスを行う番となりました。舞台パフォーマンスは、ベラルーシのズブリョーノクの施設の開会式にベラルーシの人々が行っていた集団の動きを早速取り入れアクションの大きな生き生きとしたダンスを見せることができました。パフォーマンス後生徒たちは知り合いとなったベラルーシの子供たちやポーランドの子供たちと会話をする様子が見られました。とっても実りの大きな1日となりました。

 

 

 

 

ベラルーシ研修②

 7月27日(4日目)の様子を報告します。ズブリョーノクでの生活も3日目となりだんだんと生活に慣れてくると同時に少しずつ交友関係の話も広がってきました。外国人の知り合いも少しずつ増えてきたようです。毎日行われる健康プログラムの後、みんなで協力して宝物を探す探検ゲームをやりました。その後は地元の中学生と一緒に運動会を行ったり、ナロチ湖の付近に存在する古戦場の跡を見学してきました。

 

 中学生と一緒の運動会の後全員で記念撮影です。中学生ながら体格も大きく侮れませんでした。結果は2勝7敗で圧倒的にベラルーシチームの勝ちでした。

 

 7月29日5日目の様子を報告します。今日は様々な形でベラルーシの人たち及び近隣諸国の人々また全国各地から集まった派遣団の人たちと交流をすることができました。午前中はベラルーシの伝統的な遊びを教えてもらった後、18世紀から19世紀の古民家を訪れベラルーシの伝統的な文化を体験することができました。午後は日本全国各地の派遣団とともにスポーツなどを通して交流をしました。

 

 この日の締めくくりはポーランドの子供たちとの親善サッカー試合。観客席からベラルーシの子供が「イポニヤ」「イポニヤ」(ベラルーシ子で日本のこと)と大合唱で声を送る中、日本チームは6-2で圧勝でした。子供たちはたとえ言葉での表現が制限されているとしてもスポーツや様々なその他の手段を使ってコミニケーションの輪が広がることを学んだようです。

 

 5日目となり派遣団の子供たちの人間関係もだんだんと馴染んできました。随所に子供たちの中でイニシアチブを取る姿も見られるようになってきました。今までよりも積極的に交流活動や自己表現に取り組んでおり、この5日間の成長が伺えた1日でした。現在のところ体調不良者は1人もおらず順調に過ごしております。

ベラルーシ研修①

7月24日~8月4日の日程でベラルーシでの海外研修を実施しています。

 成田空港を出発し、アブダビを経由しベラルーシに到着しました。生徒たちは約20時間の移動にもかかわらず、元気そうに交流プログラムを行っています。

経由地アブダビでの様子

 

 3日目は動物園に行った後開会式のセレモニーが行われました。ベラルーシと近隣の国の子供たちが集まる中で盛大なセレモニーが行われました。表現力が豊かで趣向を凝らした出し物や盛り上げ上手な観客の様子に圧倒されていました。そこでは、日本の歌として全員でトトロの「散歩」を歌い簡単な舞台パフォーマンスを行いました。なおウェディングドレスの女の子はとっても大人びて見えますが実は14歳です。

SGH ニューヨーク研修⑦

 ついに集大成となる国連本部での、関係者との意見交換の朝を迎えました。
生徒たちは朝6:30からホテルでリハーサルを行い、最後の確認と練習に励んでいました。

 今回はUN-DPI(広報局)から4名の職員の方、そしてUN Youth Delegate から5名の方、さらには日本政府代表部から数名の方が出席されます。Chairを務めてくださるのは、Ramu Damodaran 国連広報局副部長です。

 国連本部事務棟の上層階の会議室に移動し、冒頭にDamodaran副部長からスピーチをいただきました。この中で、Damodaranさんは、最近本校に関するディスカバリーチャンネルのTV番組を観たと、未来創造探究での取り組み等に詳細に触れながら挨拶をしてくださいました。「未来創造探究の取り組みは素晴らしく、コミュニティでの活動とUNの活動は互いに応用されていく。私たちは何が出来るか互いに質問すべき、教室の中で限界を設けず、UNと福島のブリッジをかけることが重要。今日あなたたちは国連加盟約200か国、70億人に話をすることになる」とおっしゃってくださり、一同感激しました。

☆国連幹部のDamodaran 氏による冒頭スピーチ
 
 その後は、生徒たちからプレゼンテーションとスピーチを行いました。これまでの集大成にふさわしく、スライドをそぎ落とし、内容を磨き、聞き手のことを考えてSDGs(持続可能な開発目標)との繋がりを意識した、素晴らしいプレゼンテーションとなりました。
 続いて、3名の生徒がスピーチを行いました。「持続可能な社会を実現する、これからの科学技術への向き合い方」と「誤解やフェイクニュースによる分断を超えるコミュニケーション」の2つのテーマでのスピーチを、皆さんはうなずきながら聞いてくださいました。

☆福島の課題と世界の課題を重ね合わせ、SDGsに言及しながら発表する生徒総括リーダー
 
☆美しい富岡町の桜のトンネルの下で世界の方々と笑い合う日を目指すとスピーチする生徒
 
☆避難の体験をもとに、世界の難民問題に自分事として向き合っているとスピーチする生徒
 

 終了後は、「セネガルでも皆さんの経験を共有することで、同じことが起こらないようにすることが出来る。エボラ熱やプエルトリコのハリケーンで苦しんでいる人にも発信したい。皆さんの発表、考えを世界レベルで共有し、またフィードバックを返したい。」「今日をステップとして次のステップへ進もう」等のコメントを頂きました。

 その後、日本政府代表部主催の昼食会で、引き続き出席者と生徒たちは議論を行いました。
それぞれの生徒が取り組む探究テーマについての助言を頂いたテーブル、SDGsの17のゴールの中で注目しているものはどれか意見交換をしたテーブル、国連Youth Delegateの方々の移民や被差別等の多様で困難なバックグラウンドについての話を聞いたテーブルなど様々でした。また、この研修で訪問したSchomburg Center(黒人文化の展示館) や 9.11 Memorial の印象をお話ししたところ、「まさに自分はムスリムのアフリカンアメリカンとして、幼少期も9.11後も困難を経験してきた」との体験談を聞かせていただいたテーブルもありました。

 それぞれの生徒たちが、自分たちの取り組みに新たな視点を得るとともに、自信を深め、福島と世界のつながりのみならず、自身と国連のつながりについても実感を持って深く理解した一日となりました。

☆昼食会で福島・世界それぞれの場で取り組む課題解決について意見交換
 

☆昼食会では近い距離でコミュニケーションをとり、福島と国連の間に橋が架けられました
 

☆国連広報局職員やYouth Delegateの皆さんと
 

☆別れを惜しみ連絡先を交換
 
 お互いに名残惜しいなか記念撮影をして終了となりましたが、来年もこのような機会を設けていくこと、さらには、Youth Delegate による福島ツアーを検討したい、という話も持ち上がり、まさに福島とUNの間に橋が架けられ、今年度のSGH NY研修は大成功に終わりました。

 妥協せずに挑戦し、ハードスケジュールを駆け抜けた渡航生徒たちを誇りに思います。
また、この研修に多大なるご協力をいただいた、国連日本政府代表部、コロンビア大学、国連国際学校、NPOグローバルキッズ、NY市の関係者の皆様に、心から御礼を申し上げます。
 

SGH ニューヨーク研修⑥

 大雪から一転、快晴の木曜日です。
 本来は自主研修で思い思いの所へ赴く予定でしたが、生徒たちは「昨日の休校で実施できなかったディベートやプレゼンテーションを是非行いたい」と強く希望し、急遽この日もUNIS(国連国際学校)を訪問しました。

 1時間目は、ディベート。テーマは『Under CTRL:イノベーションを続けていくと持続可能な社会に到達するか』で、一昨日英語で実施したディベートを、日本語を学習している生徒たちと日本語でディベートしました。

 生徒たちはUNISの生徒たちをリードしながら、冬から学んできた知識を生かして、活発な議論を行いました。躊躇せずに発言し合い、フォローし合う「チーム」としての姿が見られました。

☆ディベートをリードして意見を述べる生徒
 

 続いて2時間目は、一昨日にディベートを行った12年生(高3)を対象に、プレゼンテーションとスピーチを行いました。中には、シャドウイングでペアになっている生徒も居り、距離が近く親密な雰囲気の中での議論となりました。
 なお、プレゼンテーションとスピーチは、渡航している全員に必ず数回の出番が回ってきます。お互いに高め合う気持ちを持って、原稿を見ない、ジェスチャーを交え語り掛ける、アドリブで話す等の姿が見られ、日に日にクオリティは上がってきました。

☆スポーツを通じた街づくりについてスピーチする生徒
 
☆再生可能エネルギーによる社会の創造についてスピーチする生徒
 
 プレゼンテーション後には少人数のグループに分かれて意見交換を行いましたが、「福島の課題と世界の課題の重なり」について積極的に問いかけていくグループもありました。
UNISの生徒たちから「原子力災害の復興についてこのような取り組みをしているのであれば、その話を聞いてから(一昨日行った)ディベートを行いたかった」「プレゼンテーションにはデータも個人的エピソードも入っていて説得力がある、自分たちではこうは出来ない」等のフィードバックをいただきました。
 雪の影響で変則的になってしまいましたが、これで2日間にわたるUNISでの生活は幕を閉じました。

☆意見交換で積極的に問いかける生徒
 

 午後は、本来予定していた自主研修を短時間に圧縮して実施しました。自由の女神を見に行った班、メトロポリタン美術館でアートに刺激を受けた班、昨日の語り部の方の話を深めようと国立9.11Memorial(昨日の施設とは別の展示がある)を訪問した班などそれぞれでした。

☆つかの間の自主研修。彼方に自由の女神が見えます
 

☆自主研修で9.11 Memorial へ。昨日に続き対立と平和について考えます
 
 夕方には、NPOグローバルキッズを訪問し、アフリカンアメリカンや、環境正義について考えている同世代約20人にプレゼンテーションとスピーチを行い、交流しました。こちらも前日の実施予定であったものを変更しての実施です。

 ピザを食べながらのラフな会でしたが、プレゼンテーションとスピーチで引き込みました。
 冒頭のクイズ「現在も避難指示が出ている地区の面積は何%?」では、3~4割の子が12%程度と答え、6~7割の子が「55%」と答えました。正解はほぼ手のあがらなかった「2%」です。これまでの認識と実際の福島の復興の間に大きなギャップがあることを知り、驚いていました。
 そして、それぞれアドリブを効かせた3人の生徒のスピーチには、涙を流して聞き入る姿が見られ、「経験を共有してくれてありがとう」との言葉も聞かれました。終了後生徒たちはSNSのアカウント交換をするなど、盛り上がっていました。

☆災害後の住民の心のケアの取り組みを世界に適用することについてスピーチをする生徒
 
☆社会の課題をより深く考えてもらいたいと、演劇の台本創作をしていることをスピーチする生徒
 
☆終了後は名残惜しそうに連絡先の交換や記念撮影が続きました