野球部紹介

「個」を生かすことを第一に、自主性・協調性を育て、人間的な強さを身に付けることを目指します。また、野球を深く知り、野球を通して身に付けた力で地域に貢献できる人になることを目指します。3度甲子園に出場している双葉高校を始めとした野球が盛んな双葉地域の復興を目指して頑張っています。

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野球部活動報告

第77回春季東北地区高等学校野球大会(相双支部予選、福島県大会)

2025年5月30日 17時00分


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26()2026シーズンの公式戦がついに開幕しました!
昨秋県大会ベスト4、21世紀枠の推薦をいただいたチームの勝負の1年が始まりました。

この春の相双支部は本校含め64チームの出場となり、2チームが県大会へ出場となります。

大会前に3年生のみでのミーティングを行うなど、「新生ふたば未来」として迎えた本校の初戦は、26()の小高産業技術高校との対戦でした。

本校の先攻で始まったゲームは初回から動きました。
1番、小杉直也(3)が打ち取られた後、1アウトから2番草野龍弥(3)が相手守備のグローブを弾く痛烈な打球を放ち出塁すると、3番氏家大和(3)のヒット、4番遠藤碧志(3)2ベースヒットと連打で先制点をあげます。

さらに、5番松浦夢來(3)がゲッツー崩れで塁に残ると、6番菅野稜真(3)がヒットでつなぎ、2アウト13塁から足を絡めた攻撃で追加点、続く矢吹龍雅(3)がフォアボールでさらに攻撃をつなげると8番井堀陽弥(3)にもタイムリーが飛び出し、1回表に4点を先制します。

その裏、先発のマウンドには背番号1の井堀があがりました。
4点の援護をもらうものの、相手の上位打線に連打を浴び、1点を返されました。

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1回の攻防から一転、2回からは、互いにランナーを出しながらも両投手、守備が粘り強くアウトを重ね、前半5回を終えて、5-2と3点リードで試合を折り返します。

6回表に追加点を取るも78回と連続で失点をし、8回終了時6-4と2点差まで詰め寄られ9回へ突入しました。 

2点差の9回表、先頭松浦の内野安打をきっかけに、下位打線の連打やこの回に代走で出た岡田彪雅(2年)の好走塁などもあり、3点を奪いました。

9-4で迎えたその裏のマウンドには、2番手鈴木悠斗(3年)があがりました。
緊張からか制球が定まらず先頭をフォアボールで歩かせると、1アウトから連打を許し、1点を失います。しかし、その後ランナーを背負いながら、この1点でしのぎ、9-5でゲームセット。初戦をなんとか勝利することができました。

次戦は、428()、相馬連合(相馬・相馬総合)との決勝戦となります。

沢山の応援ありがとうございました。

428()、相馬連合との決勝戦。

昨秋の対戦では22勝ながらも、いずれも2点差以内のゲームだったため、厳しい展開が予想されたこの試合、初回からゲームが動きました。

相馬連合の先攻でスタートした決勝戦の先発のマウンドには鈴木悠斗(3年)が上がりました。

その立ち上がり、制球がなかなか定まらず先頭バッターにフォアボール、バントで進められた後、3番バッターにフォアボールを許すと、4番バッターに右中間へのタイムリーヒットを打たれ、簡単に1点を失います。

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これ以上の失点は防ぎたい本校は、5番バッターを迎えるところで井堀陽弥(3年)にスイッチしました。

1アウト1・3塁の場面で登板した井堀でしたが、5番バッターにファーストの頭を超えるタイムリーヒット、さらに2アウトを取ってから7番バッターにレフトへのタイムリーヒットを許し、立ち上がりに3失点。

苦しい展開…となりながらも、裏の攻撃を前にチームには悲壮感はなく、「まだまだこれから」というチームの空気感がありました。

3点を追った裏の攻撃、すぐにでも反撃に出たい打線は、1番の小杉直也(3年)がヒットで出塁をすると続く草野龍弥(3年)もヒットで繋ぎ0アウト1・3塁とチャンスを演出すると2つのバッテリーエラーの間に1点を返すと、さらにチャンスを拡大し、5番矢吹龍雅(3年)のスクイズで2点目!3年生が繋ぎ、そう簡単にゲームの流れは渡さない、と言わんばかりの初回の攻防だったと思います。

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1点差に迫った後の2回表の守備、先頭バッターから連打を浴びるなど、1点を失います。

裏の攻撃を無得点で終え、2回終了時2-4と2点ビハインドの序盤となりました。

3回裏の攻撃、1アウトから3番氏家大和(3)2ベースヒットで得点圏へ進むと、5番矢吹龍雅のタイムリーヒットで再び点差を1点とします。

さらに1点差で迎えた4回裏の攻撃、先頭がヒットで出塁するも盗塁死で1アウトとなった後、8番清永悠希(1)がヒットで出塁し、9番松浦夢來(3)が送ると、1番小杉直也のタイムリーヒットで同点とし、ついに試合を振り出しに戻します! 

前半5回を終え、4-4の同点で後半戦へ向かいます。

1回途中からリリーフで登板した井堀は、初回、2回と失点したものの3回以降はスコアボードに0を並べます。

6回裏の攻撃、先頭の8番清永悠希がヒットと盗塁でチャンスを作り9番松浦夢來がバントで送り、1アウト3塁とチャンスを作り、1番の小杉直也の打席で相手もエース格の投手が登板しました。

1アウト3塁から小杉直也は三振に取られ、2アウトとなるも打席には2番草野龍弥が入りました。この場面で左中間への2ベースヒットを放ち、貴重な勝ち越し点が入りました。

さらに、5-4で迎えた8回裏に打線が繋がります。

先頭の9番松浦夢來がフォアボールで出塁するとバントとファーストゴロで2アウトとなるもここからフォアボールを挟みながら6打者連続ヒットなどと打線が爆発!この回一気に10得点!終盤に突き放しました。

井堀は3回以降を無失点で投げ切り、15-4で2年ぶりの優勝となりました。

昨秋の悔しい敗戦から冬を超えこの春・夏へ向けて取り組んできたチームが、支部大会の2試合で苦しい展開をしっかりと勝ち切り、県大会への出場権を獲得することができました。 

県大会へ向けて引き続き戦ってまいります。
沢山の応援ありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします。