中学カリキュラム(中高一貫)
特色ある4つの学び
1 実践力をみがく「未来創造学」
ふたば未来学園のカリキュラムの特色は、総合的な学習の時間「未来創造学(中学)」及び「未来創造探究(高校)」と各教科の往還による深い学びの実現です。各教科で学んだ知識を活用し、試行錯誤しながら、現実社会での課題解決学習に取り組み、知識を実践力に高めます。
中学校では双葉地区を「私のふるさと」とし、フィールドワークを中心に地域の魅力を探究・発信しながら、未来の社会の姿や自らの生き方を考えていきます。
- 最先端のカリキュラム「未来創造学」
2 世界に飛び出す学び
ふたば未来学園中学校・高等学校は、県内で唯一、文部科学省から「地域との協働による高等学校改革推進事業(グローカル型)」の指定を受け、原子力災害からの復興を果たし、新たな地域社会を創造するグローバル・リーダーの育成に取り組んでいます。中高6年間を通じて、世界で活躍するために必要な実践的な英語力と国際的な視野を育てる取組を進めていきます。
中学校では通常の英語の授業に加えて、「グローバル・スタディ科」で実践的な英語力を身に付けます。一般生は全員「海外研修」で現地の中学生と交流します。
- グローバル・スタディ科による実践的英語力育成
- 海外研修での発信
3 深い学び・高い学力
全ての強化の授業が知識を暗記するだけではなく、自分で探究し仲間と対話をしながら学ぶスタイルです。大学入試改革に対応するとともに、正解のない課題が山積みの社会で活躍できるよう、知識を活用しながら考えて表現できる高い学力を身に付けます。
中学校の国語・数学は一般の中学校より多くの授業時間を設定し、習熟度に応じた少人数学習を行います。また、高校の学習内容を一部先取りしています。
- 各教科でのアクティブ・ラーニングの展開
- 習熟度別学習
- 国語・数学での高い学力の育成
4 未来の主人公となる学び
シティズンシップ教育で、身のまわりのことも社会のことも人任せにせずに向き合い、自ら考え動くことができる能動的な市民としての主権者意識、市民性、人権感覚を育みます。
中学校では各界のリーダーから学ぶリーダー学、正解のない課題を深く考える哲学対話、コミュニケーション力を身につける演劇ワークショップなどを行い考える力や人間性をみがきます。
- 哲学・熟議
- リーダー学
- 演劇・コミュニケーション
先進の学びで進路を切り開く
教育課程
高い学力を身に付けていくために、中学校段階から国語科及び数学科は、学習指導要領で示された一般の中学校の授業時数より週1時間程度多くの授業時数を設定し、あわせて実践的英語力を身に付けていくために本校独自の「グローバル・スタディ科」を設定します。中学3年間における総授業時数は、一般の中学校より315時間多い3360時間となります。
高校進学後の教育課程も内部進学生については中高一貫6年間を活用した教育課程となります。R4より高校増単位を行い(週5日7校時)中高6年間を通じて高い学力を身に付けていきます。また、総合的な学習の時間「未来創造学」「未来創造探究」も一般の中学・高校より多くの時間を設定し、中高を通じて実社会での様々な実践を行い、実践力を身に付けます。
※ 拡大版は本ページ末尾の「教育課程表」よりご覧いただけます。
※ 中学校教育課程のカッコ内の数字は年間授業時数の合計です。赤字の+表記が一般の中学校よりも多い授業時数を表し、中学校の時間割は、週当たり32時間(6校時×3日、7校時×2日)となります。
※ 「GS」は実践的英語力等を育成する本校独自の授業「グローバル・スタディ科」を表します。
※スポーツ選抜で入学した生徒は、中学校の増時数増の「GS」「国語」「数学」では別途「スポーツ科」で授業内トレーニングに取り組みます。また、高校教育課程も上記とは異なり、授業内でもトレーニングに取り組みます。
※ 高校教育課程はアカデミック系列一貫生文系・理系のモデル的な選択を示しています。なお、教育課程は今後変更となることがあります。
進路への接続イメージ
6年間の学びを通して、高い学力、実践的英語力も含めた様々なスキル、人間性を身に付け、海外大学や国公立・私立難関大学への進学を経て「変革者」として社会を牽引するリーダーを育成します。
【参考】大きく変わる大学入試
「大学入試センター試験」が「大学入学共通テスト」に変わり、記述式問題の導入や、英語の「話す」「書く」力の評価が加わるとともに、AO入試、推薦入試を含めた個別大学の選抜においても、高校時代に身に付けたカや活動実績などが多面的に評価される形になります。これによって、入試でも「知識・技能」のみならず、これからの時代を生き抜くために求められる、未知の状況にも対応出来る「思考力・判断力・表現力」や、学びを人生や社会に生かそうとする「学びに向かうカ・人間性」なども問われることとなります。中学・高校の授業も、こうした力を育成していくために主体的・対話的で深い学び(アクティブ・ラーニング)の視点からの学び方の改善が求められています。
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