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カテゴリ:中高海外研修・国際交流

【国内研修】広島研修1025-27

10月25日(金)から27日(日)までの3日間で高校1年次の代表生徒13名が広島研修に出かけました。

1日目:広島国泰寺高校との交流

 新幹線のトラブル発生で40分遅れとなり、広島国泰寺高校で行う予定だった探究の授業への参加が遅くなってしまいました。予定していたエネルギー問題についての意見交流ができず、各クラスごとに分かれて学校紹介と福島のエネルギー問題のプレゼン・質疑応答となりました。急遽の変更でしたが、生徒たちはよく対応してくれたと思います。
 一方、放課後の交流会では飛び入り参加の生徒さんも加わり、40人規模での交流会となりました。
 学校が変わると、探究のジャンルも大きく変わります。広島国泰寺高校生の生徒さんは大半が2年生。かなり探究が進んでおり、自分たちの探究プロジェクトの内容を堂々と熱意を持って本校生に説明してくれました。

2日目:平和祈念資料館・被爆体験者講話、自主研修、基町高校との交流

 2日目は平和記念資料館からのスタートでした。平和記念資料館を見学した後、被爆体験者から講話をいただきました。

 その後、ふくしま学(楽)会にも参加いただいている大学生(広島市出身)から平和公園執念の史跡を案内していただきました。また、崇徳高校新聞部の生徒さんと一緒にフィールドワークを行い、取材をしていただきました。

 お昼は広島自主研修です。周辺をのんびり見学する生徒もいれば、すぐに船に乗って宮島に旅立つ生徒も!

 午後は、基町高校さんとの交流です。被爆体験者さんとの協働で「原爆の絵」の作成を行っている高校生と作品を鑑賞しながら交流しました。記憶の伝承・継承という観点から本校生は想像以上の学びがあったようです。

3日目:カクワカ広島さんとの交流

 最終日は広島市で活動をしている「カクワカ広島」さんとの交流でした。

カクワカとは「核政策を知りたい広島若者有権者の会」で核問題を「分か(ワカ)りたい」「沸か(ワカ)せたい」という意味も込められています。核兵器のない世界の実現を願って、グローバル・ヒバクシャの問題をロールプレイング形式のWSで学習しました。

 3日間という短い機会でしたが、参加した生徒は頭をフル回転させながら学んでいました。

 

 

 

 

【高校】東北大学・UCL留学生交流会

6/25(火)に「東北大学・UCL留学生交流会」が実施されました。

①東北大学のアレキサンダー教授による「レジリエンス」のミニレクチャー

レジリエンスとは?過去から学び、予測できない未来へ備えていくには?を真剣に考える内容でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

②UCLの留学生によるプレゼンテーション

留学生が岩手県で学んだ「復興」についての発表で、様々な視点から復興についての考えを話してくれました。

 

③「福島県の復興」に関する意見交換

最後にふたば未来の学生より「福島県の復興」についての説明を行い、意見交換をしました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

交流会後は留学生とのフリートークに花を咲かせていました。

双方にとって、日本の復興について学びあえる素晴らしい交流会でした。

Thank you for visiting us and we hope to see you again!

【高校2年次】ニューヨーク研修(最終日)

 3月23日はニューヨーク研修最終日でした。

あいにくの雨でしたが、この日は班別で計画を立てて研修を行いました。ブロンクス•ハーレム方面、ブルックリン方面への街歩きや自然史博物館、メトロポリタン美術館、ニューヨーク近代美術館(MoMA)での鑑賞など、各々の興味に合わせて全員で時間とルートを調整して臨みました。道を間違えたり、雨でビショビショになってしまったりと色々なハプニングがありましたが、最終日の研修を楽しむことができました。

 夜は全員で最後にブロードウェイミュージカル『Hamilton』を鑑賞しました。役者も裏方も全員がそれぞれの役割を果たして一つの作品を作り上げて成功を目指す様子が、今回のニューヨーク研修の生徒たちと少し重なって見えました。

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代表生徒レポート

〈生徒H.K〉

 このNY研修を通して世界各国からのたくさん友人にとても恵まれました。
内気で英語も流暢に話せない私に優しく声をかけてくれて嬉しくなったと同時に、話したいことをなかなか話せずもどかしく悔しい気持ちでいっぱいになり、もっと英会話のスキルを磨いていきたいと強く思い勉学に対しての意識を高めた日々の連続でした。
彼らはフレンドリーなだけでなく自分の将来の理想像をしっかり持ち、それを叶える為の努力を怠らない人ばかりでした。
複数の言語を習得しているだけでもすごいことなのに、それだけで満足せずいろんな分野についての知識を持ち、自分の好きなことはさらに追求していることにとても刺激を受けました。
私は自分の意見を自分の言葉で伝えて、心から楽しんでいる彼らを見て強い憧れを持ちました。
勉強すればするほどもっと勉強したくなるって彼らのことを表しているのだなとさえ思いました。私も彼らのような常に満ち足りない人になりたいです。

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 24、25日は移動日となり、帰国します。

改めて今回のニューヨーク研修でお世話になったすべての方々に感謝申し上げたいと思います。ありがとうございました。

【高校2年次】ニューヨーク研修(7日目)

ニューヨーク研修7日目、本日は国連本部を会場として、国連Youth Delegatesの皆様に対してプレゼンテーションを行い、対話をさせていただきました。Youth Delegatesの皆様は、ふたば未来のニューヨーク研修において、コロナ禍で渡航を断念した期間を含めてずっとお世話になっている方々です。

これまでの日程で得た反省を活かし、笑顔で、チームとしてプレゼンテーションをやり切ることを目標として臨みました。練習の成果を発揮できただけでなく、ちょっとしたジョークを交えるような工夫も見られ、納得のいく発表をすることができました。

Youth Delegatesの皆様は時間いっぱいまでプレゼンに対するフィードバックをくださり、生徒たちは事前に考えていたこと、ニューヨークに来て学んだことを結び付けながら、これから自分たちが取り組んでいくべきことについてよく考える機会を得ることができました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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●代表生徒のレポート

〈生徒M.O〉

7日目は、いよいよ国連Youthの職員へのプレゼンとディスカッションです。
はじめは緊張していましたが、職員のみなさんの”Hello!”という声に、私たちの緊張もほぐれたのがわかりました。
前日にいただいた「笑顔を忘れない」というアドバイスを意識し、ユーモアを取り入れながら心を込めて堂々とプレゼンすることができたと思います。
プレゼン後のディスカッションでは、たくさんのお褒めの言葉をいただきました。
その中でも、世界を救おうとするなら、まずは世界を好きにならなくちゃいけないというお話やそれぞれの得意なことを生かし、協働し楽しみながら活動することが大切だというお話が印象に残っています。
通訳に頼りすぎなかったことは良い点だった反面、コメントをもらってばかりで、自分から話に割り込み発言することができなかったことには悔いが残りました。
しかし、今後の会議やイベントへの参加の声もかけていただきとても光栄でした。出会った方々との繋がりを途切れさせず、考えることを継続していきたいと強く感じています。

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いよいよ明日が移動日を除いて研修最終日となります。

【高校2年次】ニューヨーク研修(6日目)

研修6日目、いよいよクライマックスに差し掛かりました。

本日は国連日本政府代表部を訪問し、次席常駐代表 山中 修 大使、同代表部経済参事官 錦織 有史様とお会いしました。

本校開校当初からふたば未来学園にお力添えを賜り、コロナ禍でもオンラインで継続してご支援をいただきました。今年度で7度目になります。本当にありがたいことです。

午後からは、環境省からコロンビア大学の大学院修士課程に派遣されている、多田悠人様にお会いし、ご自身の経験や海外での学びのことをお話しいただき、質疑応答やキャンパスツアーをしていただきました。

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●代表生徒のレポート

〈生徒S.A〉

ニューヨーク研修の6日目の行程が終了しました。

本日は、国連日本政府代表の方にプレゼン発表をしました。

まず、綿織さんから「コニュニケーションとは何か?」などの講義をしていただきました。コミュニケーションがうまくできない原因には、発する言葉のズレ、言葉のイメージの仕方の2つが主にあるという事が分かりました。その後、私達が作ったプレゼンを見て頂き、意見交換をしました。

私達が考えた「困っている人をなんとしてでも助けたい」という思いを伝える事ができたと感じました。また、錦織さんや国連の方々と共通の問題意識を持って行動していることを知ることができたと思います。

その後、山中大使との対談を行い、一人一人が質問を主体的にすることができました。日本の代表として世界で活躍をしている方の興味深い話をお聞きすることができました。

ここでの学びとして、私達は、もっと自信を持って発表に取り組むことができるとより一層充実したプレゼンになると感じました。

明日が、ニューヨーク研修で最後にプレゼン発表をする機会です。国連本部youthの方との貴重な意見交換の時間を、今までの活動を通した多くの反省を活かして、精一杯全力で取り組んでいきたいと思います。

〈Y.S〉

午後からはコロンビア大学を見学しました。なんとそこで、同じUNIS-UNに参加していた横浜商業高校のメンバーと奇跡的な再開を果たしました。

その後、環境省職員でコロンビア大学に派遣されている多田悠人さんに、歴史ある大学構内を案内していただきました。個人からの寄付によって立てられた建物や構内の教会など文化の違いが見られました。その後、多田さんから環境省やコロンビア大学についての説明していただきました。また、環境政策やキャリア、アメリカの文化に話など、様々な質問に答えていただき、それぞれ新たな気づきを得られました。
ニューヨーク研修も6日になり、夕食をとり、帰ってすぐに会議室で寝てしまう姿や会議時間まで寝て待っている姿が見られるようになってきましたが、残りの研修を全力で頑張っていきたいと思います。

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これまで出会った方々にお話いただいた事どうしがつながりを見せ始め、学びが面白くなってきているところです。このまま最終日まで走り抜けたいと思います。

 

【高校2年次】ニューヨーク研修(5日目)

 NY研修5日目、昨日に続きUNIS-UNに参加しました。

 昨日の反省を生かし、本日は質問をするだけではなく、自然な流れに合わせたやり取りになるよう心掛けました。結果として、本日ももう一人指名されて発言権を得ましたが、チームとして課題が残りました。

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●代表生徒のレポート

〈生徒K.Y〉

 今日はUNIS-UN Conferenceの2日目でした。午前中は、女性の経済的支援に携わり続けるCaryl Stern 氏のスピーチ・それに対する質疑応答、そして司会をUNISの学生が務め、パネリストとして国連常駐代表の方々が招かれた形でのパネルディスカッションが行われました。

昨日の反省を活かし、登壇者の方々の経歴を調べ質問事項を考えた状態で臨みました。この連携のスムーズさにより、素早い英語のスピーチも聞き取れる部分が増え、私たちの主張との関連性も見出せるようになりました。しかし、後半のパネルディスカッションで質問権を得たときに「聞き取れない」「関係ないことを言っている」という判断のもと取り消されてしまいました。

英語で即興的に対応する難しさ、伝わりやすい文章を作る難しさを実感しました。悔しい結果になりましたが、咄嗟に私たちの前後の座席で、他国から参加していたチームの皆さんや運営の学生のサポートに助けられ、そうした思いやりにも気づくことができました。

〈生徒M.O〉

 午後のUNIS-UNでは、Dr. Felipe、Ms. Millicentのスピーチや「フェミニズムは効果的か?」というテーマでのディベートがありました。

質問は出来ませんでしたが、それぞれのスピーチやディベートは、私たちのこれまでディスカッションを重ねてきた自分たちのテーマについて、もう一度ふり返るきっかけになり、多くの学びを得られたと実感しています。

 また、閉式後、共に議論をした海外の生徒たちと、少しの間交流することができました。彼らは日本について興味を持ち、知ろうとしてくれていました。名前や顔を覚えてくれていたり、カルチュラルショーケースのよさこいを覚えていてくれたり、皆いろいろなことを褒めてくれました。そして私たちも彼らの国や文化などについてもっと知りたいと思いました。

 今回のUNIS-UN conferenceで生まれた新たなつながりは、私たちの活動を広げていくモチベーションになります。これからもこのようなつながりをどんどん増やしていきたいです。

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 国連国際学校の学生は、今回のワークショップや大会運営の一切を自分たちで行っていました。また、ステージに立ったMillicentさんは、大会運営として私たちを助けてくれただけでなく、自らの創った美術作品の説明やGender Equalityをテーマに行った個展について、壇上でスピーカーとして話していました。

 運営としても、スピーカーやディベーターやパネリストとしても一流でした。近い将来、本校生がこのような国際会議を運営できることに思いをはせました。

【高校2年次】ニューヨーク研修(4日目)

 3/19(火)、ニューヨーク研修4日目でした。

 本日は朝からUNIS-UN Conferenceに参加しました。国連本部の総会議場に世界中の学校から高校生が集まり、講義を聞いたり、生徒によるディベートを聞いて質問したりして、世界的な問題について学び考えるイベントが2日間にわたって行われます。今年度のテーマは"Equal Rights Equal Hights: Climbing the Ladder of Gender Equality"です(SDGsのGoal 5 Gender Equality)。

 国連本部総会議場では各国の代表が座る席が決められており、表示が出ています。今年のふたば未来学園はチェコ、朝鮮民主主義人民共和国、コンゴ民主共和国の席に割り当てられていました。

 日程は以下の通りです。

2024-unis-un-programme.pdf

 生徒たちは最初の講義から「何か質問するぞ!」という意気込みで、講義の内容、英語をなるべく理解しようと、リアルタイムで考え、講義内容の関連記事を共有しながら臨んでいました。講義はそれぞれ30分程度で英語の情報が一気に入ってくるため、着いていこうとするとなかなか大変ですが、チームで協力して乗り越えようとする姿勢が見えました。

 午前中はなかなか指名されず質問ができませんでしたが、午後の講義では反省を生かして早い段階で積極的に挙手し、質問をすることができました。性別役割分担が抱える課題について質問をして、Accessibility(性別や所属する集団、経済格差によって教育や仕事にアクセスする能力が左右される)に関する回答をいただきました。

 ホテルに戻ってからの反省でも、本日の講義内容に関する確認や意見の共有が活発になされ、明日も能動的に参加していこうという意識が感じられます。UNIS関連のイベントは明日のDay 2を持って終了となるため、世界各国の生徒と積極的に交流することも含め、それぞれが一生に一度の体験ができるよう全力で頑張っていきます。

 UNIS-UN Day1終了後は、セントラルパークを訪れ、自然の中で落ち着いたひと時を過ごしました。

 

●代表生徒のレポート

〈生徒YH〉

 今日は朝からUNIS-UN Conferenceに参加してきました。

 厳重な手荷物検査を受けて、どこの国の席かな〜 とわくわくしながら、総会議が行われるホールに入った私たちを待っていたのはチェコ 、北朝鮮、コンゴ民主共和国の席でした。 

 JAPANの文字が光る席に実際に座って写真を撮ったりしました 。

 午前中はMs.Diene Keita、Dr. Navina Najat Haidarの2人の講義を聞き、Q&Aが行われました。とても内容の濃い講義で、 全てを理解しきれない部分もありましたが、 自分たちで意見を共有し合い、 質問を考えたりすることが出来ました。残念ながら、 発表することは出来ませんでしたが、 この積極性は忘れずに頑張っていきたいと思います。

 

〈生徒YN〉

  12:45 - 14:10の間に国連の近くにあるWendy'sというハンバーガー屋さんに行き、限られた時間でみんなで昼食をとりました。14:15にMariam Vahradyan教授という、positive psychologyを国内の大学で教えている先生が講義を行いました。その中ではどのような未来を築きたいのか、どのように貢献できるのかを考え、発表の中では三つのキーワードが出てきました。Agency(変化を起こす能力)、resilience(苦境から立ち直る力)、context(社会状況を理解し行動を起こす力)です。これらは事前研修でみんなで考えた内容と重なっていました。今日学んだことを踏まえて、明日のDAY2に繋げていきたいです。

【高校2年次】ニューヨーク研修(3日目)

 ニューヨーク研修の3日目の行程が終了しました。

 本日は、3/19, 20に開催されるUNIS-UN(国連国際学校主催の模擬国連)の前日で、学生たちの顔合わせを兼ねたPre-Conference Dayでした。世界中から高校生が集まり、一緒に世界の諸問題について学んだり、文化や考えを共有したりします。

 まずはCultural Showcaseというイベントへ参加しました。参加を希望する学校が各国の文化を紹介するようなパフォーマンスを発表します。本校は南中ソーラン節を披露しました。他に参加している日本の学校も合いの手を入れてくれて、とても盛り上がりました!

 

 

 

 

 

 

 

 

 Cultural Showcaseの後は、いくつかの教室に分かれてワークショップに参加しました。以下は本校生徒が参加したワークショップのテーマ一覧です。

Letters to Nepal - Nepal Club
Drawing a New Educational World - School The World
New York City Commission of Human Rights (NYCCHR)
The Relationship between Chess and Inequality - UNIS ChessConnect
Rewriting the Narrative - Girl Power
Transparency for all - (In)visible women

 最後はカフェテリアに集まって、食事をしたり、UNISの生徒による楽器の演奏を鑑賞したりしながら、親睦を深め合いました。ここまでの流れに教員の介入は一切無く、生徒たちが自主性を持ってイベントを進めています。ワークショップと食事会については、本校生徒も全員で固まっているのではなく、少人数のグループや個人で分かれて活動したため、一人ひとりが各国の生徒との交流に挑戦したり、あるいはうまくできず悔しい思いをしたりと、非常に貴重な機会になったことと思います。

 前述の通り、明日からは国連本部の総会議場でUNIS-UN Conferenceに参加します。さらなる学びと新しい体験を得るべく、残りの日程も頑張っていきます!

 

●代表生徒のレポート

〈生徒KI〉

  今日の朝食は、アサイーボウルのお店と「GREGORYS COFFE」にて。 店員さんとのコミュニケーションにも慣れ始め、 楽しみながら朝食をとることができました。( 某英語教師の顔に似たロゴのお店に行くことは、 個人的に本研修の目標の一つでした。)

 

 

 

 

 

 今回は、UNIS-UNのオープニングイベントとして行われた、 カルチュラルショーケースについてお伝えします。世界各国の10校の生徒がダンスをしたり制作した映像を流したりする中、 私たちはソーラン節を披露しました。 他国の文化に触れることができたのはもちろんのこと、 横浜市から参加していた高校生たちがソーラン節の掛け声で私たち の発表を盛り上げてくれたことには、感謝してもしきれません。

  これまでの研修において、「テンションの違いに圧倒された」「 予想と違っていて混乱した」「消極的になってしまった」 という声が多く聞かれています。 昨日のレポートにも書かれていますが、 自分から前に出ていくという意識を強く持って今後の研修に臨みたいと思います。

 

〈生徒KS〉

 カルチュラルショーケースの後は各自に別れてワークショップを行いました。

 私が特に印象に残ったワークショップを紹介しようと思います。 私はチェスを使った高齢者問題に関するワークショップに参加しました。 チェスと高齢者問題はどんなふうに結びつくんだろうと最初は思いました。 実際は認知症などの高齢者が抱える問題を多少軽減するとの事でした。私はそれを通じてコミュニケーションも促進できるのではと考えました。

 その後はUNIS-UN内のカフェテリアで夕食をとりました。 様々な国籍の人と相席になったため、様々なお話をすることが出来ました。

 一日を振り返り、昨日より積極的にコミュニケーションを取りにいけた一方、なかなか思うようにいかなかったなどまだまだ頑張らなくてはと感 じました。明日はいよいよ国連でのディベートです。2日間の反省を活かしてをいい学びの機会となるようにしていきたいと思います。

【高校2年次】ニューヨーク研修(2日目)

 ニューヨーク研修は2日目(実質初日)が終了しました。

 現地の日曜にあたり、ホテルの前ではNY市のハーフマラソンが行われていました。現地の公共交通機関も乱れる中、午前中からお昼にかけて、本校のNY研修に毎年お力添えをいただいているNY市職員の島田智里様、(島田様からご紹介をいただいた同僚の)Carla Garcia様をホテルのミーティングルームににお招きし、生徒の学びにご助言をいただきました。

 また、午後からは、9.11家族会のMeriam Lobel様とJeanette Gutierrez様に世界貿易センターの周辺をご案内いただきました。

 夕食の時間は、マウントサイナイ医科大学内分泌内科 教授で米国日本人医師会 会長の柳澤ロバート貴裕様宅にお招きいただき、9.11家族会の皆様や医学部の皆様に生徒の活動についてのご助言をいただきました。

 

 本日分から、代表生徒のレポートの一部を掲載いたします。

 

〈生徒I〉

 ニューヨークに来て初めての朝食を”Pick A Bagel”で取り、午前中は島田智里さん、Carlaさんに私たちのプレゼンテーションを見て頂くとともに、ディスカッションをしました。

お二人からは、スライドの流れが分かりやすかった、英語での表現の仕方や発音が良いなど、嬉しいお言葉を頂き、今後の発表のモチベーションにも繋がりました。また、個々の探究活動にもアドバイスを頂き、私たちが見出すこと苦労している、他の人の探究活動との繋がりも見えるようになり、今後、より多面的な視点でアクション出来そうです。その一方で、島田さんたちにディスカッションの進行を任せる状況になってしまい、私たちが主体的にディスカッションを進められず、考えも満足いくまでは述べられなかったという反省点が出ました。

研修中にはまだディスカッションの機会があります。自分たちの英語に自信を持ち、間違えを恐れずに、反省を活かして成長していきます。

〈生徒Y〉
 お昼を食べてから、9.11メモリアルミュージアムへと足を運びました。ミュージアムに入る前に、9.11家族会の方からお話を伺いました。

その中で印象に残った話を紹介します。

「何年経とうが私には関係ない、私はいない人の代わりに伝え続ける。あなたたちのような若い世代に共有できて嬉しい。私たちは9.11と、3.11、この2つの悲劇によってつながることができた。」

ここにきて国、時間を越える大きな「つながり」に気付くことができました。

 夕食は3期生のニューヨーク研修からお世話になっているロバートさん宅でおにぎりやサンドイッチなどをいただきました。

食事前に私たちのプレゼンを見ていただき、プレゼンに関するフィードバックをいただきました。プレゼンの直後は積極的にディスカッションをすることができなかったのが課題に残りましたが、同席していた医学部の先生や大学生とも、交流することができました。明日からはUNIS-UNが始まります。初日はカルチュラルショーケースで行うソーラン節と模擬国連前のワークショップを頑張ります。

【高校2年次】ニューヨーク研修(1日目)

昨年度に続き、今年度もNY研修を実施することができました。これまでお力添えをいただいた皆様に感謝申し上げます。開校から数え、NY研修チームも8代目になりました。(途中、コロナ禍で4・5・6代目のチームは渡航ができませんでした。) 中高一貫生が入った初めての渡航です。これまでつないできてくれた卒業生にも思いをはせて、8泊10日の研修に臨みます。

現在、旅行団はホテルに到着しました。さっそく翌日の準備を開始したところです。NY市の職員の皆様、9.11家族会の皆様にお会いします。現地は日曜にもかかわらず、このように交流させていただけることに頭が上がりません。

 

趣旨

2015年国連サミットで、貧しい国も、豊かな国も、中所得国も、すべての国々が豊かさを追求しながら地球を守り、持続可能な社会を実現していくことを目指して、世界各国は「持続可能な開発のための2030アジェンダ」を採択しました。
未来創造探究において取り組んでいる原子力災害からの復興や、持続可能な地域づくりについての探究内容は、福島のみの課題ではなく、全世界が共有する「持続可能な社会づくり」の課題として考えることもできます。WWLワールド・ワイド・ラーニングコンソーシアム構築支援事業の2年次海外研修では、米国・ニューヨークを訪問し、国際機関や世界の同世代と交流を行い、世界に福島を発信するとともに持続可能な社会づくりを考え、未来を創造していく一歩とします。

研修内容

(1)同世代の生徒との交流

国連職員の子弟等が通学するUNIS(国連国際学校)が主催し、各国の高校生が参加する国際会議UNIS-UN(オンラインを予定)に参加し、全世界的なテーマについてディベートを行い、日本・福島の視点から自分たちの意見を述べる。また、UNIS等において各国の同世代に向けて未来創造探究での探究内容を発表し、意見交換を行う。

(2)コロンビア大学国際公共政策大学院等への留学生との意見交換

世界各国から留学し、持続可能な世界の実現に向けた政策を研究している大学院生と、福島の課題解決と世界の課題解決について意見交換を行いつつ、キャリア意識についても学ぶ。

(3)国際機関関係者との意見交換

未来創造探究での探究内容について国際連合関係者に対してプレゼンテーションを行い、持続可能な地域づくりや世界の実現について意見交換を行う。

(4)その他 多様性のあるNYの市民文化を学びつつ、望ましい社会像や制度の在り方を考える。

【中学校1学年】TGG研修2日目②

 午後も午前と同じく【TGGで多文化理解】と【ショートムービーを作ろう】を、午前に体験しなかった方を体験しました。

 【TGGで多文化理解】

【ショートムービーを作ろう】

 この2日間、エージェントの方々に手助けしてもらいながら、様々なことに挑戦しました。短い時間ではありましたが、生徒にとって、とても大きな学びの時間となりました。

【中学校1学年】TGG研修2日目①

 本日も元気に活動しています。


【TGGで多文化理解】
 様々な国の文化や価値観を尊重する重要性を、英語を通して学びました。エージェントの英語の説明を聞いたり、映像を見たりして、新たな気づきや学んだことが多かったようです。

【ショートムービーを作ろう】
 英語を使ったショートムービーを作ることを通して、情報リテラシーを学びました。情報を発信する立場になったときに、どのような配慮が必要になるのかを、実際に体験しながら学ぶことができました。

 

【中学校1学年】TGG研修1日目②

 エアポートゾーンでは、機内の座席につき、客室乗務員とのやりとりを通して必要なアイテムを頼んだり要望を伝えたりします。

 

 また、お土産ショップでは、カードに書かれた品物を購入します。欲しい物を伝えると、数や色、種類など細かく質問されます。 

【中学校1学年】TGG研修1日目①

 中学校一般生の1学年が Tokyo Global GateWay(TGG) での2日間の研修に参加しています。

 この施設は、東京都教育委員会と株式会社TOKYO GLOBAL GATEWAYが提供する、生徒が英語を使用する楽しさや必要性を体感し、英語学習の意欲向上のきっかけ作りとなるように開設された新しいタイプの体験型英語学習施設です。生徒はこの充実した施設で、英語漬けの2日間を過ごします。

1組集合写真

2組集合写真

 

 TGGに到着後は、8人程度のグループに分かれ、各グループ1人のイングリッシュ・スピーカー(エージェント)が対応してくれます。

 1日目はアトラクションエリアでの活動です。
 ホテルゾーンでは、ホテルの部屋を自分の希望に合わせてリクエストしたり、病院で自分の体調を伝えたり、食べ物や日用品を購入したりと、日常生活に即した表現を実践しながら学びました。

【中学校3年】ニュージーランド研修から帰着しました(3/11)

 最終日、いよいよ研修も残りわずか、帰路につきます。

 早朝にオークランドの宿泊ホテルを出発し、9時50分オークランド空港発成田空港行の便に乗って、およそ10時間のフライトを経て、無事日本に帰国しました。

 成田から本校までのバスでの帰路の途中、高速道路の通行止めの影響もあり、予定の21時より少し遅れて、22時ごろ本校に帰着しました。遅い時間でしたが、保護者の皆さま、校長先生をはじめ遅くまで残って待っていてくださった先生方に迎えていただきました。

 校長先生と学年主任の吉野先生から、お迎えと慰労の挨拶をいただき、NZ研修実行委員の形岡蒼太君が無事の帰着の報告と挨拶を行って解散となりました。

 改めて、今回の海外研修にあたり、多くの方々にご支援・ご協力をいただき、本当にありがとうございました。

 ニュージーランドでは、多くのご家庭にホームステイとファームステイを受け入れていただき、生活を体験させていただきました。ホストファミリーとの別れを惜しむ生徒の姿から、どれだけ愛情をもって受け入れていただいていたのかを感じさせられました。

 Blockhouse bay intermedite校(BHBI)では、生徒の学びの充実のために特別なプログラムを組んで対応していただきました。そのおかげで生徒たちは、同世代の生徒とともに、最高に充実した2日間を過ごすことができました。

 生徒たちとともに、今回の研修の恩返しができるよう、ふたば未来学園全体で今後の活動に全力で取り組んでいきたいと思います。本当に貴重で素敵な体験を、ありがとうございました。

【中学校3年】ニュージーランド研修の様子 5・6日目(3/9・10)

 3月9日(土)は、現地の学校もお休みのため、ホームステイ組・ファームステイ組ともにファミリーとの交流の1日でした。

 ホームステイ組は、オークランド市を中心として、外出やアクティビティをファミリーとともに楽しみました。ニュージーランドで最も高い展望台である「スカイタワー」や「オークランド動物園」などの観光名所に連れて行ってもらったり、郷土料理やBBQなどの食事を振る舞っていただいたりして、とても素敵な時間を過ごしていたようです。

 ファームステイ組は、タウランガ市を中心として、外出やアクティビティをファミリーとともに楽しみました。タウランガはビーチがとても魅力的な都市で、多くのファミリーがビーチを訪れ海を楽しんだり、動物と触れ合ったり、各家庭でファミリーと遊んだりしたようです。

 3月10日(日)は、いよいよお別れの日となりました。

 ファームステイ組は11時ごろ、ホームステイ組は14時ごろ、集合場所に集まって、各ファミリーとの別れを惜しみ、さよならを告げました。生徒たちの表情はステイ前と後ですっかり変わっていて、とても充実した時間を過ごせたことが窺えます。

 

 改めて、今回生徒たちを受け入れてくれたホームステイ、ファームステイの各ファミリーの皆さま、生徒たちを快く受け入れてくださり、滞在中の生徒たちの体調にも気を配っていただき、別れ際には「良い子どもたちだった」と褒めてくださりましてありがとうございました。生徒たちにとって、忘れられない一生の思い出になったとともに、今回の経験で一回り成長できたことと思います。本当にありがとうございました。

 さて、午後には生徒40人が再び集まり、夕食は全員でオークランド市内の中華料理をいただきました。久しぶりに再会する友人たちと、それぞれステイ先で体験したことを楽しそうに話しながら、美味しい中華料理に舌鼓を打っていました。

 

 いよいよ明日は最終日、早朝にオークランド市内の宿泊ホテルを出発し、オークランド空港から成田空港へ、成田からバスで本校駐車場(テニスコート側)までの帰路につきます。最後まで生徒全員がケガや事故なく無事に過ごせるよう、気を引き締めていきたいと思います。

【中学校3年】ニュージーランド研修の様子 4日目①(3/8)

 本日は、ホームステイ組はBHBIとの交流2日目、ファームステイ組はステイ先との交流1日目でした。

 ホームステイ組のBHBIとの交流では、昨日に引き続きそれぞれのバディと授業を受けたり、休み時間に遊んだりなど、ともに時間を過ごしました。現地時間の午後の時間(日本の1校時の時間)には、ふたば未来学園中学校1・2学年とのZoom中継による交流も行い、どのように過ごしているかなどのインタビューに答えたり、現地の様子を映像にて下級生の皆に伝えたりしました。

 ファームステイ組のステイ先との交流では、現地時間の11時にホストファミリーとミート・写真撮影し、各ファミリーの案内に従って旅立っていきました。生徒たちの様子は直接的には窺えませんが、便りがないことを良い知らせと思いながら、素晴らしい時間が過ごせることを祈っています。

 明日はホームステイ組、ファームステイ組ともにホストファミリーとの1日交流となっています。生徒たちには疲れもたまっていると思いますが、ファミリーとの交流を力に代えて、楽しい時間をパワフルに過ごしてほしいと思います。

 

【中学校3年】ニュージーランド研修の様子 3日目②(3/7)

 歓迎セレモニーとポスターセッションの後、生徒たちはそれぞれのバディとともに各クラスに入り、授業を体験しました。授業の間の休み時間には、BHBIの生徒も含めてほぼ全員が校舎外に出て、バスケットボールやサッカー、鬼ごっこなどをして遊んで過ごしました。

 15時に放課、その後ホームステイの生徒たちはバディとその家族とともに各家庭へ、明日からファームステイ予定の生徒たちはホテル付近のHarbour Eatsにて夕食をとり、ホテルに戻りました。

 明日は、ホームステイ組はBHBIとの交流2日目、ファームステイ組はステイ先と交流が始まります。生徒たちは今日も元気にすごしていました。明日に向けてゆっくり休んで疲れを癒してほしいと思います。

【中学校3年】ニュージーランド研修の様子 3日目①(3/7)

 本日も体調不良者なく、元気に活動しています。

 現在、Blockhouse Bay Intermediate(以下BHBIと称す)と交流しています。

 歓迎セレモニーでは、これまで英語やGSの時間に練習してきた「よさこい」を披露しました。

 また、総合的な学習の時間に行ってきた双葉郡の魅力発信を、BHBIの生徒へ英語で行いました。これまでの探究の成果を存分に発揮することができました。

 BHBIとの交流後、ホームステイ組はホストファミリーのお宅で3日間過ごします。

 

【中学校3年】ニュージーランド研修の様子 2日目②(3/6)

 本日の午前のオークランド博物館の見学では、現地ガイドの方にご説明をいただきながら、ニュージーランドとマオリの文化や、火山、戦争の歴史を学びました。

 午後の班別研修では、オークランド市街のQueen Street周辺を散策しながら、美味しいものを食べたり、お土産ショップを見たりなど、各自思い思いの場所で楽しく過ごしました。

 いよいよ明日からBHBIとの交流が始まります。今日はゆっくり休んで、明日に備えてほしいと思います。

【中学校3年】ニュージーランド研修に出発しました(3/5)

 本日、中学校3年(一般生)が、ニュージーランド研修に出発しました。

 集合場所の広野駅バスロータリーにはたくさんの保護者の皆さまがお集まりくださり、生徒たちを見送ってくださいました。

 出発式では、副校長先生から送別の言葉をいただき、NZ研修実行委員の藤東佑和君が出発の言葉、形岡蒼太君が出発の挨拶を行って、予定の12時30分よりも少し早く、成田空港に向けて出発いたしました。

 安全・安心で、実りある研修になることを願っています。

 (旅行隊の動向は、当ホームページにて随時お知らせいたします。また、保護者の皆さま向けの重要なお知らせについては、ライデンメールでもご連絡いたしますのでご承知おきください。)

   

【中学校3年】ニュージーランド研修の事前指導の様子(3/4)

 本日、明日に出発を控えたニュージーランド研修の事前指導を多目的教室3で行いました。

 参加する生徒たちは、先生方の話をよく聞いて、詳細の確認をしっかり行いました。出発を明日に控えて、ドキドキ、ワクワクした表情です。

 いよいよ明日より、5泊7日の日程でニュージーランド研修を行います。安全・安心で、実りある研修旅行になることを願っています。

  

【高1スペシャリスト系列】アメリカの高校生との交流

今年度、本校1年次スペシャリスト系列の生徒29名が、

英語の授業にて、アメリカの高校生と交流をしています。

 

Global Classmates 2023に採択され、テキサス州にある Lake Highlands High Schoolと

8月からオンライン上で交流をしてきました。

2週間に1回トピックが更新され、自己紹介、マイブーム、今流行っているもの など、生徒たちにとって身近なテーマで交流を続けています。LHHSの生徒は日本語を勉強しているため、お互いの勉強になるように英語と日本語で交流をしており、本校スペシャリストの生徒も本気になって取り組んでいます。きになる投稿に対してコメントをしたりしながら楽しく英語を学んでいます。

そして、先日omiyage exchangeとして、お互いにお菓子などを送り合いました。

パートナーに手紙とプレゼントを用意して、箱に詰める様子や、届いたプレゼントを開ける様子をビデオにして送り合いました。

 

 

生徒たちは、LHHSの生徒たちからの動画を見て盛り上がっていました。

そして、一人一人にプレゼントが渡されると、丁寧に日本語で書かれた手紙や見慣れないお菓子に興味津々でした。

 

LHHSとの交流は2月まで続きます。少しずつ深いテーマについても議論していく予定です。

この交流をきっかけに、英語の学習に対するモチベーションが上がっていると感じます。

さらに、海外にも興味を持ってくれると嬉しいです。

【留学・国際交流】トビタテ!留学Japan壮行会、本校への留学生2名決定!

先日、文科省による官民協働海外留学プロジェクトである「トビタテ!留学JAPAN」の壮行会・研修会に、本校生徒2名が参加してきました。

全国の応募の中選ばれた2名は、日頃の学校での探究や学習をさらに深めるべく、海外において1か月~2か月間滞在しながら、それぞれのアクション・取材等を行ってきます。

また、今年度も留学生2名(ドイツ・タイ)が、ふたば未来学園で1年間(令和5年8月~令和6年7月)本校生徒と同じ時間を過ごすこととなりました(AFS日本協会様のご紹介)。

本校生徒の自宅でのホームステイや、総合学科ならではの様々な授業(アカデミック系列・スペシャリスト系列・トップアスリート系列)を本校生徒と一緒に学び、様々な交流活動をする中で、お互いのグローバル・シティズンシップを醸成していくことが狙いです。

【海外研修】国連本部意見交換 ニューヨーク研修(最終日)

3/16、移動日を除くとニューヨーク研修最終日でした。

本日は国連本部Civil Society UnitのHawaさんや、UN Youth Representativesの皆さんに、福島の課題と世界の課題を重ね合わせつつ、持続可能で平和な世界の実現に向けた提言を盛り込んだプレゼンテーションを行い、議論しました。12日のHarlemでの研修、15日夜のThe Apollo Teaterの手配をしてくださったUN YouthのJadayahさんも駆けつけてくれました。 

この日のために数ヶ月かけて準備をして、13日の日本政府代表部訪問の際に、児玉参事官からいただいたアドバイスをもとに、相手により伝わりやすくなるような調整、スライドの編集をして臨みました。発表を終えて、スタンディングオベーションをいただき、生徒は泣きそうになったと言っていました。間違いなく今までで一番良い発表だったと思います。

ふたば未来学園の生徒の発表を通して、国連関係者の方々はふたば未来生の取り組みや福島・日本の現状をよく理解できたと仰っていました。また、発表内容について、対話・交流の場を開くことの大切さ、そしてそこから生まれてくる新たな分断に立ち向かうための助言をくださいました。生徒たちのこれからの取り組みに期待し励ましてくれる声かけの数々に、生徒たちは安堵しながらも身の引き締まるような思いだったと思います。

生徒の一人が探究活動のために、この研修を通して色んな人に「愛とは何か」という質問を投げかけ続けました。国籍・立場に関係なく、色んな人がみんな同じ土俵に立って答えられる質問です。良い対話の場を作る役割を果たしていたのではないかと思います。

 

ホテルに戻り、最後の自由時間を過ごして、夜は打ち上げをしました。「色んな経験と失敗ができて良かった」「周りのメンバーを尊敬できた」「人生が変わった」という感想も聞けました。生徒はまだニューヨークを離れたくないようですが、まだ研修は終わりではなく、帰国して学んだことを報告・共有・実践していく使命があります。

それでもひとまずニューヨーク現地での研修を実現するにあたって協力してくださったすべての方に感謝したいと思います。ありがとうございました。そして生徒たちもひとまずお疲れ様でした。

 

※ この事業は、国内外からお寄せいただいた寄付金をもとに設置された「福島県東日本大震災子ども支援基金」も活用して実施しています。

【海外研修】ニューヨーク研修(6日目)

6日目もUNIS-UNのDay2に参加しました。スケジュールは以下の通りです。

Day2のKeynote Speaker(講演者)と概要は以下の通りです。

・Dr. Roser Salavert, Co-Founder and Director of the NYS/NYC Professional Development 「他人の靴を履く」思いやりのある教育システム

・Student Moderated Panel Discussion

・Soraya Fouladi, Founder and CEO of Jara e-ラーニングの普及 The Jara Unit

本日もベルギーの彼がふたば未来生を見つけて挨拶に来てくれました。本校のHPに写真を載せたことを伝えると、とても喜んでくれました。UNIS-UNのプログラムを通して、いくつかのかけがえのない友情が生まれたようです。 

昨日の反省を生かして席の配置を変え、各自が必死に自分の役割を果たそうとしていました。同じテーブルに座った羽黒高校の生徒と先生も巻き込んで、考えを深めるための対話を一緒に行いました。これまでの準備や事前研修で学んだ単語・表現、毎晩反省を重ねて新たに増えた語彙のおかげで、生徒からも「今こういう話してたよね」など話の内容を確認しようとする声が聞こえてきました。

本日のDebate motionは"Education should be private rather than public."でした。こちらもなかなか難しい内容でしたが、本校ならではの視点から様々な要素について考え、質問を準備していました。結果的に指名されることはありませんでしたが、昨日とは違って挑戦しようとする姿勢が見られました。

3期生ぶりのUNIS-UNの現地参加はハードルの高いものでしたが、生徒は色々な新しい経験をしたり、教育の世界的な問題について自分事として考える機会を得ることができたと思います。

 

UNIS-UNのプログラムをすべて終了し、2日目に一度訪れたThe Apollo TheaterでAmateur Nightというステージイベントを観ました。子供から大人まで幅広い年代の挑戦者が性別・人種も関係なく自らの才能を発揮するためにステージに立ち、歓声やブーイングを浴びるという、アメリカ・ニューヨークの大衆文化を肌で感じる良い経験となりました。

ホテルに戻り、児玉参事官のアドバイスを参考にプレゼン発表の原稿を調整しました。ここまでの濃密なスケジュールで生徒も眠さでフラフラでしたが、声を掛け合って助け合いながら最後まで頑張りました。

明日はいよいよ最後のプレゼンを国連本部関係者に対して披露します。

【海外研修】ニューヨーク研修(5日目)

5日目は国連国際学校UNIS(United Nations International School)が主催する生徒国際会議UNIS-UNへ参加しました。これは世界中から学生が国連本部のGeneral Assembly Hall(総会議場)に集い、講話を聞いたりDebateをしたりするプログラムです。スケジュールは以下の通りです。

天気は生憎の雪でとても寒かったですが、IDの確認のために列に並んでいると、昨日のプログラムで仲良くなった同い年のベルギーの学生がこちらを見つけてくれて、楽しくコミュニケーションを取ることが出来ました。

世界の国々が集まって議論をする会場に、各国の学生が次々と着席していきます。ふたば未来学園高校はGERMANYとGHANAの席に割り当てられていました。

Day1のKeynote Speaker(講演者)と概要は以下の通りです。

・Mr. Christopher de Bono, Deputy Director responsible for Communications, UNICEF 気候変動によって教育の機会を奪われる子どもたち

・Sheikh Manssour bin Mussallam, Secretary-General, Organization of Educational 教育において何を学ぶべきか

・Dr. Lauren Rumble, Associate Director Gender Equality for UNICEF 教育のジェンダー平等、女性の教育機会均等について

英語で長い講話や議論を聞き取ることは難しく、生徒も苦労していましたが、分からない単語をリストアップしたり、スマートフォンの音声入力機能を駆使して文字起こししたりしながら、必死に食らいついていました。

Interactive Breakでは何をやるのかと思っていましたが、突如画面にふたば未来学園の生徒の中ではおなじみのkahoot!が映し出され、世界中の生徒たちが教育に関するクイズに挑戦しました。他にもDebateの後はMentimeterの投票機能を用いて賛成反対を選んだり、UNISの学生によるWorking Paper(学生論文)にはCanvaが使われていたりと、ふたば未来学園でも馴染みがあるアプリケーションが用いられていました。

Day1のDebate Motionは"Incorporating AI into education will have positive or negative effects"でした。こちらは事前に選ばれた学生が議論するのを聞き、最終的に投票するというプログラムでした。やはり内容は難しかったですが、事前研修でALTの先生方にも入ってもらい立場を決めて理由や根拠を考えてきたこともあり、いくつかの例や単語について聞き取って自分なりに考えることができたようです。

Day1プログラム終了後はお土産を購入し、国連本部ツアーに参加しました。こちらのツアーでは事前研修で見たテレビ番組でも舞台となっていた安保理の会場を見ることができました。

ホテルに戻ってからは、明日のDay2にどう臨むかをみんなで考えました。学んだ内容を記録していくことよりも、その場でリアルタイムで言われていることを理解・共有してみんなで考えていくということを目標に、誰が何を担当するか、どのような配置で着席するかを決め、本日よく耳にした表現や単語の意味を確認しました。ALTの先生も日本からzoomをつないで激励してくれました。その時生徒は、ALTの先生方がいかにゆっくりしゃべってくれていたか気づいたようです。

気づけば研修も残すところあと3、4日です。まだまだ生徒の成長に期待したいと思います。

【海外研修】ニューヨーク研修(4日目)

ニューヨーク研修4日目、本日は昨日の反省を踏まえて朝早くに集まり、学んだ内容の共有や今日から訪れるUNISプログラムの内容の予習から始めました。

午前中は国際連合日本政府代表部を訪問し、まずは志野光子大使、大嶋勝公使のお二方にご挨拶をさせていただきました。大嶋氏は昨年度のNY研修のオンライン対話の際もお世話になりました。

今年の1月、日本は国連安保理の議長国を務めました。ロシアによるウクライナ侵攻などが続く中、各国が集まり国際社会の平和と安全の維持について話し合うことは簡単ではなく、議長国には重い責任がのしかかります。生徒は事前研修としてNHKスペシャル 混迷の世紀 第9回 「ドキュメント国連安保理~密着・もうひとつの“戦場”~」を視聴し、国連の役割と現状、日本政府のはたらき、各国代表の意見と立場について学び、対話をしました。また、生徒は「対話によって課題を乗り越える」ことについてプレゼンテーションをしているため、国連と日本政府代表関係者がまさにそのようなはたらきかけをしている場面を見て、刺激を受けていました。

表敬訪問では事前研修を通して得た考えとNY Projectの取り組みをお話しし、福島(双葉郡)のお土産をお渡ししました。志野大使と大嶋公使からは激励の言葉をいただき、生徒の探究活動に関する質問にも快く答えていただきました。

 

続いて児玉啓佑参事官にご挨拶し、国連やSDGs、児玉さん自身の取り組み等についてのブリーフィングに参加させていただきました。プレゼンテーション披露では「想像以上に素晴らしいものでした」と感想をいただき、プレゼンをより良くするためのアドバイスや処理水問題への言及、また生徒からの質問に対して、探究活動への助言やチームプロジェクトにおいて大切にすべきことなどを教えていただきました。

午後はついにUNIS(United Nations International School)のプログラムに参加。国連関係者の子弟が世界の課題についてアクティブに学ぶ学校です。

Cultural Showcaseでは各国の高校生が自国の文化を紹介するような出し物を披露しました。ふたば未来学園高校はAdoの『新時代』に合わせた"オタ芸"を披露しました。間違いなく一番盛り上がったと言えるような反響と歓声をいただき、生徒も達成感を感じていました。多くの生徒が発表後に「最高だったよ」と声をかけられたようです。

 

その後は生徒の希望に応じて2つのWorkshopへ参加。議論の内容が難しく戸惑った部分もありましたが、なんとか周りの外国人生徒に声をかけたり、協働して作品を作り上げたりしました。一回目のWorkshopで上手くいかなかったことを踏まえて、二回目では勇気を出してアクションを起こしたという生徒も出てきて、明らかに成長を感じる一日となりました。

明日からはUNIS-UNのプログラムに14日、15日と参加し、教育というテーマで講義を聞いたり議論をしたりします。ニューヨーク研修の中でも最も「英語によるコミュニケーション」に向き合う二日間となります。

【海外研修】ニューヨーク研修(3日目)

ニューヨーク研修3日目。本日は9.11家族会のMeriamさんと、1日目もお世話になったChisato Shimadaさんの案内でWorld Trade Center周辺の散策と、9/11 Memorial Museumの見学の予定です。

本日はバスを手配していなかったため、初めて自分たちで地下鉄を使って移動しました。幸先よく地下鉄の駅を発見しましたが、さっそく逆方向へ移動してしまうアクシデントが発生。全員で協力しながら丁寧に確認すること、誰かに任せっきりにしないこと、分からなかったらとにかく誰かに聞くことの大切さを学びました。

遅刻をしながらも無事にたどり着いたWorld Trade Centerで、Meriamさんが写真を見せて当時を振り返りながら、9.11の出来事について丁寧に説明してくださいました。

↑こちらは9.11当時に破壊されたビルの下敷きになっていたのが発見されて、ニューヨーク市によって場所を移された後、World Trade Center一帯、ニューヨークシティ全体の復興とともに再び成長し、この場所に戻ってきた"Survivor Tree"です。現在World Trade Center周辺に植えられている木の種類とは異なっています。NY渡航前の事前研修として、この木についての絵本"The Very Tree"を全員が読んでいました。復興のシンボルの実物を目の当たりにして、感動の声が漏れました。

近くにあるSaint Nicholas Greek Orthodox Church & National Shrineを訪れ、礼拝堂のモザイク画を見たり、追悼のロウソクを祈りを込めてお供えしたりしました。

Meriamさん、Shimadaさんとお別れし、9/11 Memorial Museumへ。このNY研修に際して、生徒たちは東日本大震災・原子力災害伝承館に2度訪れてきました。「伝承する」「記録として残す」同じ役割を有する施設の見学を通し、歴史を後世へ伝え残すこと、それを学ぶことの大切さを改めて感じることができました。

この日は9.11家族会の皆様と夕食を取ることが決まっていたため、集合する駅と時間を決めて、それまで班別自主研修を実施しました。 男子班は自由の女神を遠目に眺めながら散歩です(写真に自由の女神は写っておりません)。

夕刻、全員が無事に集合し、ロバート柳澤さんのご自宅へ向かいました。ロバート柳澤さんはコロナ禍では最前線で医療活動を実施された方で、本校のNY研修においても非常にお世話になってきた方です。Meriamさんを始めとして、9.11家族会の方々も続々と集まり、生徒によるプレゼンを実施しました。家族会の方々はとても真剣に生徒のプレゼンを聞いて、たくさんの質問とコメントをしてくださいました。用意していただいたご馳走をいただきながら、日本に留学予定の学生とコミュニケーションを取ろうとする生徒の姿も見られました。9.11家族会の皆様には、3.11の災害を体験した福島・日本に対して親身に寄り添っていただき、このような機会をいただけることを本当に感謝しております。

ホテルに戻り、反省会を行いました。プレゼンを聞いてくださった方々はみな素晴らしいと褒めてくれています。しかし、生徒たちは「対話の大切さ」をプレゼン発表しているのに、これまでの3日間で言いたいことがあっても英語で答えられないもどかしさや、周りの様子を窺って自分から一歩を踏み出せない、聞かれていることが分からなくなってしまう経験を積み重ねてきました。このタイミングで今一度、自分たちがこの研修を通して「自らを変革した」と言えるように、明日からの取り組み方や姿勢について考え直しました。

【海外研修】ニューヨーク研修(2日目)

ニューヨーク2日目、朝から生憎の雨と雪でしたが、今日は黒人文化の原風景が残るハーレムでの研修です。

今回のハーレム研修を調整してくださった、国連ユース代表でNGOを経営されているJadayahさんと合流し、まずはThe Apollo Theaterの見学です。

見学のガイドを務めてくださったのはMr. ApolloことBilly Mitchellさん。(https://www.travelandleisure.com/culture-design/music/on-the-job-billy-mitchell-mr-apollo)

Theater内の一列目を開けて座るように言われ、座って待っていると、Mr. Apolloによるお話が始まりました。

 

The Apollo Theaterは109年の歴史があり、今年中には改修工事のためにいったん閉鎖されること。Mr. Apolloは幼いころはとても貧しかったこと。The Apollo Theaterの前で途方に暮れていたところ「お金が欲しいか」と声をかけられ、飲み物を運んだり靴を磨いたり仕事をするようになったこと。学校でいじめられており、勉強もできなかったところをJames Brownらに助けられたこと。The Apollo Theaterがどういう施設なのか。Harlemはどういう街なのか…

全てを英語で聞き取ることはとても難しかったですが、生徒たちも単語を捉えながら、真剣に話を聞いていました。

質問タイムで、一人の女性が「なぜ、一列目を空けて座るのですか?」と質問。Mr. Apollo曰く、そこにはかつてThe Apollo Theaterのステージに立ち、のちに活躍した故人たちの魂が座っているようです。このステージには、若き日のJames BrownやStevie Wonder、Michael Jackson (The Jackson 5)など名立たるパフォーマーたちが立ち、パフォーマンスをしてきた長い歴史があります。

質問タイムが終わると、空気が一変。「では今回の見学者の中から、何組かステージでパフォーマンスをしてもらいましょう。歌でもダンスでも、なんでもOK。そこの日本人学生グループもよろしく…」

 

後日参加予定のUNISのプログラムで披露するために準備してきたダンスを生徒全員で披露してきました!Stevie WonderやMichael Jacksonがかつて立ったステージです。これ以上ない貴重な体験となりました。

Mr. Apolloは現在も若手パフォーマーにAmateur Nightというステージで活躍の機会を与えたり、出版した本の売り上げのほとんどを寄付したりしています。NY研修チームが準備したプレゼンのテーマの一つである「恩送り」と通じるところがありました。

The Apollo Theaterの後はモスクの外観を一目見てから、マーケットの散策をしました。セネガル出身の方が開いたお店に案内していただき、Africa in Harlemという取り組み・考え方や、黒人やアフリカに住む人々に対する偏見について思っていることをお話しいただきました。

 

午後は黒人文化の歴史のアーカイブが残るSchomburg Centerの見学と、ハーレムの学生たちとの交流を行いました。アイスブレイクのゲームと、生徒が準備したプレゼンテーションを聞いてもらい、フィードバックをいただきました。

プレゼン実施前に学生たちに聞いて回ったところ、「12年前に日本で起きた大きな地震」のことを知っている人が何人かいただけで、「福島」のことはほとんどの学生が知らないようでした。しかし、ハーレムの学生の皆さんは約20分のプレゼンを最初から最後まで、本当に真剣に聞いてくれました。聴衆を意識した発表練習が実を結んだ瞬間でした。そしてなにより、福島が直面している問題とNY・アメリカが抱える問題、黒人差別の歴史を重ねて、共感しながら聞いてくれたのだと思います。発表後もコメントや質問が止む気配はまったくありませんでした。

プログラム終了後は、まるで有名人かのように写真・漢字でのサイン・SNSの連絡先の交換をせがまれて、もみくちゃになっていました。帰りのバスの時間には明らかに間に合いそうになかったため、バスには帰ってもらい、地下鉄で帰ることにしたほどです。ハーレムの学生の一人は、「日本が好きで以前訪れたが、次は福島に行ってみたい」と言ってくれて、発表前には躊躇っていた日本語を恥ずかしそうにしながらも話してくれました。生徒たちはかすかな達成感を得ながらも、海外の学生の学びに対する積極性、誰かと繋がろうとする積極性に圧倒されていました。

そして地下鉄の移動まで付き添っていただいたJadayahさん、今日は一日本当にありがとうございました。

ホテルに戻ってひと段落した後、今日のプレゼン発表とThe Apollo Theaterでのパフォーマンスを動画で見て振り返りを実施しました。明日は9.11関連中心の研修になります。

【海外研修】ニューヨーク研修(1日目)

3/10(金)より、高校2年次生徒8名による「ニューヨーク研修」が始まりました。

ニューヨーク研修は、3期生の渡航を最後にコロナウイルス感染症の影響で現地での研修が出来なくなっていました。それでも先輩たちは代替研修を実施することで、この学びの機会をつないできました。今回の研修はそんな先輩たちの思いも背負いながらの研修です。生徒たちには、現地だからこそ得られる学びを限界まで吸収してくることが期待されます。

午前4時、生徒・教員を乗せたバスが広野駅を出発。午前4時30分、いわき駅前で全メンバーが揃い、校長先生を始めとする先生方に見送られながら成田空港へと向かいました。

研修初日ですが、今日が一番長い1日になります。

3/10(金)10:05分発の飛行機に乗り、12時間かけてニューヨークへ向かいましたが、到着するとニューヨークは3/10(金)の午前9:00。日本とニューヨークは14時間の時差があります。


ホテル到着後、昼食を終えてひと段落した後は、NY市役所のChisato Shimadaさん、同僚のChristopher Haightさん、Naiyiri Bookerさんをホテルの一室に招き、用意したプレゼンテーションを見ていただき、対話の時間を設けました。

ChristopherさんとNaiyiriさんはNY市役所公園局の水に関わる(川、池、海、湿地等)研究者の方々です。プレゼンテーション内で言及している福島の原発処理水の問題を中心に、生徒の探究活動のヒントになるようなアドバイスをたくさんいただくことができました。

懇談を終え、ホテル近くのHard Rock Cafeで夕食。この頃にはすでに日本は3/11、震災から12年の節目を迎えていました。しかし、この日は我々ニューヨーク研修一同にとってはもう一つの特別な日。渡航メンバーの一人の誕生日です。

スタッフさんに英語で誕生日であることを伝え、店内BGMのDJを特別に体験させてもらったようです。現地での海外研修の機会を全力で「体験」する生徒。多すぎる夕食もまた一つの現地体験です。 

ホテルに戻り、午前0:00。バスが広野駅を出発してから約30時間が経過していますが、このとき日本は3/11(土)14:00。本校では震災追悼式が執り行われており、生徒たちはニューヨークからzoomをつないで式へ参加しました。

日本時間14:46に合わせて、黙祷。

今回の渡航団は、震災当時4~5歳だった生徒たちです。自分たちはこの世代を生きる一人として、福島のために、世界のために、何を考え、どのように行動することができるのか。この研修を通して自分たちの思いを伝え、対話を通してさらに考えを深めていきます。

 

令和4年度 福島県立ふたば未来学園高等学校 地域との協働による高等学校教育改革推進事業【グローカル型】 米国・ニューヨーク研修

1.目的
2015 年9月の国連サミットで、貧しい国も、豊かな国も、中所得の国も、すべての国々が豊かさ を追求しながら地球を守り、持続可能な社会を実現していくことを目指して、世界各国は、「持続可 能な開発のための 2030 アジェンダ」を採択した。
本校の未来創造探究において取り組んでいる原子力災害からの復興や持続可能な地域づくりにつ いての探究内容は、福島のみの課題ではなく、全世界が共有する「持続可能な社会づくり」の課題 として考えられる。
グローカル型事業における2年次海外研修では、 米国・ニューヨークを訪問し、国際機関や世界の同世代と交流を行い、世界に福島を発信するとと もに、世界とともに持続可能な社会づくりを考え、未来を創造していく一歩とする。

2.派遣期間
令和5年3月10日(金)~3月18日(土) 9日間

3.参加人員
生 徒 8名
引率教員 2名

4.研修内容
(1)国際機関関係者との意見交換
国連日本政府代表部による「国連と日本・福島」に関する講義を聞き、福島の私たちが持続 可能な世界の実現に向けて何を為すべきなのかを考える。また、各国の国連関係者に福島復興 に向けた自身の実践について発表を行い、持続可能な世界の実現について意見交換を行う。
(2)UNIS-UN での各国同世代との交流
国連職員の子弟等が通学する UNIS(国連国際学校)が主催し、各国の高校生が参加する生徒
国際会議 UNIS-UN(会場:国連総会会議場)に参加し、各国の同世代とグローバルな課題につ
いて議論を行い、交流する。
(3)現地 NPO と連携した同世代生徒意見交換
現地の NPO と連携し、NY の多様性を包含するコミュニティ形成について学ぶとともに、市内 在住の同世代に福島復興に向けた自身の実践について発表し、グローバルな課題について意見 交換を行い、交流する。
(4)現地行政職員や各国からの留学生との意見交換
NY 市の職員や世界各国から留学している大学院生等に福島復興に向けた自身の実践につい
て発表し、福島と世界の課題解決について意見交換を行う。
(5)シティズンシップに関するフィールドワーク
Schomburg Center for Research in Black Culture や Tenement Museum(移民博物館)で、 NY におけるアフリカン・アメリカンや移民の歴史と、その記憶の伝承等について学ぶ。また、 911 博物館の視察と意見交換を行う。
(6)生徒たちの計画による自由研修
多様性と能動的市民性が息づくニューヨークの文化を体感する。また、異国の地で行き先や移動手段も自分たち自身で計画し行動する経験を積む。

【中学校3学年】ニュージーランド研修からの帰着(3/10)

3月10日(金):研修7日目

 7日間の研修を終えて、生徒たちはニュージーランドから無事に帰ってきました。

 生徒は疲れた表情を見せることもなく、元気な姿を見せてくれました。

 研修旅行の実行委員長からは、今回の研修を無事に終えることができた達成感や充実感、支えてくれたすべての方への感謝のあいさつがありました。

 あいさつの中では「異なる価値観・考えにふれることで、普通ってなんだろうと考えさせられた」という言葉がありました。

 自分たちの考えてきた普通が普通ではない。このグローバル社会の中で、自身の常識を疑い、コミュニケーションを通して共感の輪を広げていく大切さを考えるきっかけとなったようです。

 ニュージーランドからは戻ってきましたが、まだまだ研修は続きます。

 今回の研修で感じたこと・体験したこと・得ることのできた知識をこれからの生活にいかしていくためにも、事後研修にも全力で取り組んでいきます。

 

 今回の海外研修にあたり、多くの方々にご支援・ご協力をいただきました。本当にありがとうございました。

 ニュージーランドでは、多くのご家庭にファームステイを受け入れていただき、生活を体験させていただきました。ホストファミリーとの別れを惜しみ、涙を流す生徒の姿から、どれだけ愛情をもって受け入れていただいていたのか感じさせられました。

 Blockhouse bay intermedite校(BHBI)では、生徒の学びの充実のために、2日間の特別なクラス編成をしていただきました。そのおかげで生徒たちは、同世代の生徒とともに、最高に充実した2日間を過ごすことができました。BHBIの仲間として迎え入れていただき、かけがえのない友情を育むことができました。

 

 生徒たちとともに、今回の恩返しができるよう、ふたば未来学園全体で今後の活動に全力取り組んでいきたいと思います。本当に貴重な、素敵な体験をありがとうございました。

 

 今回の研修の様子を、後日学校ホームページ等でご紹介させていただきます。

【中学校3学年】ニュージーランド研修の様子(3/9)

3月9日(木):研修6日目

昨日に引き続き Blockhouse bay intermedite校(BHBI)との交流2日目です。

朝のフィットネスタイムを終えた生徒たちは、昨日に引き続き特別プログラムのクラスへ移動。

本日も、楽しく授業に参加します。

スペシャルクラス(実技・技能教科)では、専門の先生から指導を受けています!

授業の合間には、BHBIの生徒と一緒に楽しむ姿が!

どこをみても、全員が笑顔です!

我々もうれしい気持ちでいっぱいになります。

生徒たちは、国境や言語を越えて確かな友情を築き、充実した2日間となりました。

帰り際には、生徒たちはバディやホームルームの先生との別れを惜しみ、涙ながらにハグしていました。

最後は、お世話になった先生との集合写真。

生徒たちのためにスペシャルクラスを編成し、多くの学びのチャンスを作り出していただきました。

本当に多くの先生方にお世話になりました。

ありがとうございました。

生徒たちの笑顔を見るたびに、BHBIの先生方のご配慮に感謝の気持ちで胸がいっぱいになります。

 

生徒たちはBHBIでの楽しく、充実した2日間に別れを。

最高の2日間を過ごすことができました!

 

生徒は明日のフライトに向けて英気を養います。

 

いよいよ明日は、帰国。充実した7日間に別れを告げる1日となります。

今夜はニュージーランドでの最後の夜です。

大きな学びをくれた7日間に感謝の気持ちを持って、大切に時間を過ごしています。

明日、学校に戻るまでがニュージーランド研修です。

最後まで研修を楽しんでいきます。

【中学校3年】ニュージーランド研修の様子(3/8)

3月8日(水):研修5日目

本日からの2日間は、Blockhouse bay intermedite校(BHBI)との交流です。

 

 

BHBIの生徒・先生方に温かく迎え入れていただきました。

オープニングセレモニー後に、生徒たちは2~4人一組でそれぞれ準備された教室へ。

全生徒がBHBIでの学びを満喫できるよう、スペシャルクラス(実技・技能教科)・通常授業を組み合わせた特別プログラムを組んでいただきました。

編成していただいたクラスは、なんと15クラス!

引率の教員がすべてのクラスを訪れることができないほどのクラス数です。

少人数でクラスに入ることで、会話・発言やコミュニケーションのチャンスがあふれています!

BHBIの先生方には、感謝の気持ちでいっぱいです。

ほんとうにありがとうございます。

生徒たちもこの気持ちに応えようと、全力で授業に取り組んでいます。

 

ふたば未来学園の学校紹介をしている様子です。

緊張しながらも、笑顔で伝えていきます!

アイスブレイクでは、習字を披露する生徒の姿も!

日本文化を発信しています。

 

未来創造学の学びを発表。

双葉郡の魅力を世界に発信!今までの学びの集大成です!!!

 

グループでの話し合い。

はたして話し合いが成立するのかと不安を感じていたのは教員だけのようでした。

生徒たちは、自信を持って対話をしていきます。

Nice Smile !

 

 

BHBIの授業にも参加。

美術や家庭科、体育などのスペシャルクラスや屋外での授業にも参加しています。

 

 

授業に参加する様子は、すっかりBHBIの生徒の一員のようです。

まだ一日を共にしただけですが、まるで親友のような笑顔も見られます。

素晴らしいコミュニケーション力!学びを楽しむ姿があちこちに!

 

楽しい一日はあっという間に過ぎてしまいました。

生徒は学校からバスでホテルへ戻り、コマーシャルベイ付近での夕食の時間を楽しみました。

研修も残すところあと2日となりました。

この研修を最高の形で終えるためにも、最終日まで気を抜くことなく取り組んでいきます。

【中学校3年】ニュージーランド研修の様子(3/7)

3月7日(火):研修4日目

3日間のファームステイから戻ってきた生徒たちは、班別自主研修へ!

4つのコースへ分かれ、オークランド市内を満喫しています。

①スカイタワー・海洋博物館を巡る定番コース

 

 

スカイタワーを満喫。

オールブラックスの一員に仲間入り!

 

②アートギャラリー・オークランド大学を巡る散策コース

 

 

昼食時には、学生さんとEnjoy Talking!

まさに、ここでしかできない学びですね!

 

③フェーリーに乗って旅をする、トリップコース

 

 

フェリーでの移動後、マウントビクトリアへ!

頂上からの景色は最高ですね!

 

④水族館・ビーチを散策するマリンコース

 

 

このチームは、バスカードを購入しバス移動!

バスカードの購入も無事クリア!全員が笑顔で写真撮影です!

 

ニュージーランドでの研修も残すところあと2日。

明日からは、待ちにまったBlockhouse bay intermediate校(BHBI)との交流です!

海外の同世代との交流に胸の高まりが!

今まで取り組んできた、未来創造学の学びを生かし、双葉郡の魅力を最大限に発信していきます!

【中学校3年】ニュージーランド研修のようす

3月4日(土)より、中学校3年生(一般生)がニュージーランド研修に臨んでいます。

この研修の目的は、国際的に活躍できるグローバルリーダーの育成です。

これまで中学校3年生が取り組んできた、総合的な学習の時間「未来創造学」における地域課題解決のための探究活動、学校設定科目「グローバル・スタディ科」での実践的な英語の学びなどを生かしながら、福島の魅力を英語で世界に発信する活動を行います。

異文化の同世代に伝えていくための方法や内容を中学生自身が組み立てていく過程を通じて、資質・能力を伸ばすとともに、海外の方との情報のギャップやグローバルコミュニケーション力等についての課題意識をもって、高校段階でのさらなる学習につなげていきたいと思います。

3月5日(日):研修2日目

昨日本校を出発した旅行隊は、今朝ニュージーランドに無事到着しました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

入国後はサページメモリアルパークを経てオークランド博物館を見学しました。

 

 

 

 

 

 

 

見学後は、ニュージーランド初の食事の時間となりました。

長距離移動の疲れもみせずに、笑顔の時間です。

 

昼食後は、いよいよファームステイへ。

ホストファミリーのご家族に温かく迎え入れていただきました。

 

ここから、2泊3日のファームステイとなります。

 

3月6日(月):研修3日目

本日は、それぞれのファームステイ先でホストファミリーとの一日を過ごしています。

どんな一日を過ごしているのか、戻ってくる生徒の表情が気になります。

 

3月7日(火):研修4日目

2泊3日のファームステイを終え、生徒が戻ってきました。

 

笑顔で、ホストファミリーに感謝を伝える生徒。

別れを惜しみ、涙が止まらない生徒の姿もありました。

ファームステイがかけがえのない時間だったと感じる瞬間です。

本日は、ここから班別市内研修となります。

また、新たな発見と驚きの時間となりそうです。

 

ちなみに、引率団もしっかりとニュージーランドを満喫しております。

 

 

【中学校3年】ニュージーランド研修旅行に出発しました(3/4)。

本日、中学校3年生(一般生)が、ニュージーランド研修旅行に出発しました。

たくさんの保護者の皆様に見送られて旅立った旅行隊は、現在、順調にフライト中です。

 「定刻より少し遅れてのフライトとはなりましたが、気流の乱れもなく、おだやかです。

機内食もあっというまに食べ終えてしまいました。」とのことでした。

安全・安心で、実りある研修旅行になることを願っています。

(旅行隊の動向は、当ホームページにて随時お知らせいたします。また、保護者の皆さま向けの重要なお知らせについては、ライデンメールでもご連絡いたしますのでご承知おきください。)

 

 

 

 

 

 

NY研修参加生徒と会津大学との交流

2月20日(月)

会津大学の日本人学生、留学生の2022 年度 東日本大震災・原子力災害伝承館と福島ロボットテストフィールド等の 視察・ワークショップに、本校のNY研修チーム8名と本校留学生2名とで参加しました。

 


会津大学では、これまで福島が抱えてきた社会課題と復興への取り組みを今回のFWを通して客観的に見たり、聞いたり、振り返ることにより、今後、革新的な未来のために何ができるかを実感する機会とすることが目的だそうです。

 
一緒に東日本大震災・原子力災害伝承館、請戸小学校跡地、福島ロボットテストフィ ールド等を訪問しました。

 
本校生徒、会津大学の学生共に、日本人と外国人留学生を混在させたグローバルチームを作り、終日一緒に行動しました。本校生徒は、3月10日から18日までの9日間、ニューヨークを訪れます。実践的な英語力を試す場として、生徒たちは1日中英語でコミュニケーションを取りながら頑張りました。

 


生徒たちは、普段何度も訪れている伝承館や請戸小学校を、全く違う視点でじっくり観察する会津大生をみて、自分達が普段当たり前にみている景色が当たり前ではないのだということを改めて感じたようです。

一つ一つの展示からなかなか動かない学生たちの、学び取る姿勢に我々も圧倒されました。

自分達は果たしてちゃんと同じ展示から多くのことを学びとれているのか、考え直す機会となりました。

生徒たちもニューヨークで様々な場所を訪れる予定です。9.11Memorial&Museumでは、NY同時多発テロについての展示を見て、9.11家族会の方々と交流します。また、Schomburg Center for Research in Black Cultureを訪問し、黒人文化や公民権運動の歴史について学びます。会津大学の皆さんの姿勢を見習い、隅々まで学び取って来ようと思いました。

 
また、最後のワークショップではAs-is To-beの手法によるワークショップを実施しました。

1日通して見てきた双葉郡の現状と、あるべき姿について、ICTを使って何ができるかアイデアを出し合い

最後はポスターを作り全チームが発表をしました。

 


なかなか自分の考えを言えず、チーム貢献できずに悔しかったという意見もあり、NYに行く前にその悔しさを体験できたことが有り難かったです。この経験を無駄にしないよう、引き続き事前研修を頑張りたいと思います。

 

【中学GS】NZ研修中高交流会

2月7日(火)6校時、中学3学年のグローバルスタディの時間に、高校1学年のNZ研修先遣チームが参加し、渡航前の交流会を実施しました。

中学生は事前に質問事項を準備し、ワールドカフェ形式で9人の先輩たちと交流をしました。

高校生は11月の渡航後にレポートを作成し、印刷したレポートを持参して3月に渡航を控えた後輩たちに思いを伝えました。

「日本人だけで固まって動いていると何も始まらない。」「〇〇が衝撃的だった。」

など、研修にかける熱い思いが飛び交いました。

 

 

【海外研修】ドイツ研修(最終日)

現地の研修は最終日です。

午前中は、ダッハウ強制収容所での研修です。

Arbeit macht frei(=働けば、自由になれる)が刻まれた門から敷地に入ります。敷地内を歩くにつれて、これがどれだけ残酷な言葉だったのかがわかります。自由などありません、ここにあったのは搾取だけです。

ここはナチス・ドイツの強制収容所でした。ナチスの強制収容所の中では最も古いものの一つで、後の強制収容所のモデルとなったものです。

戦時中、ドイツ国内から20万人以上がここに送られました。その内の6万人以上がユダヤ人、この収容所の劣悪な環境や、残忍な行為により、3万人以上が亡くなったと言われています。

このようなことが二度とあってはならないということは明確です。しかしながら、似たような構造に思える物事は、世界中至るところで今もなお起こっています。普段の生活のなかで我々が思考停止に陥り、想像力を働かせることができなければ、戦争の始まりにさえ気付けないのだと学びました。

午後はEMGのパートナーたちと待ち合わせをし、最後のショッピングを楽しみました。現地の生徒に案内されながら、昼食をとったり家族へのお土産を買ったりして楽しんでいたようでした。

学校に戻ると今回の交流最後のあいさつです。はじめはお互いに緊張していたものの、ホームステイを通して、一生の友人になり、別れを惜しみました。

EMGの皆さんは、全力で我々を迎え入れ、本研修生はその優しさを全身で感じて帰ってきました。

ニュージーランド、ドイツ、ニューヨーク…海外で我々を受け入れてくれる学校は、交流を心待ちにしてくれていました。そしていつでも優しく私達を受け入れてくれます。

私達が受け入れる番になれば精一杯のもてなしをするのはもちろんのこと、受けた恩を次の誰かに送る、Paying Forwardもしていかなければなりません。それが地域と世界で生きるということ、そして研修参加生に限らず、この地に生きる我々のミッションなのだと思います。

研修参加生が帰国後たくさんの仲間と協働し、様々な文化の橋渡しをし、地域•世界で活躍してくれることを大いに期待します。

全員無事に帰国しました。関係各位のお力添えに感謝申し上げます。誠にありがとうございました。

 

【海外研修】ドイツ研修(7日目)

それぞれのホームステイ先からパートナーと一緒に登校し、今日の活動がスタートです。

午前はEMG校の生徒のガイドでマリエン広場のフィールドワークをしました。現地の生徒が自分たちでルートを考え、案内をしてくれました。

過去に探究活動等で双葉郡ツアーを行った生徒たちの苦労を知っているので、同じくらいの年齢の生徒が丁寧に案内してくれたことに驚きを隠せませんでした。

午後は一旦ステイ先に帰宅し、交流会の準備をしました。

夕方に公民館のような建物に集合し、互いの料理を振る舞いました。

普段の生活で食事を準備してもらえるありがたさも噛みしめていたようです。

現地研修は明日が最後です。ダッハウ強制収容所での研修の後、班別自主研修です。