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ドイツ研修3日目(フライブルク)

 ドイツ研修の3日目は、環境都市フライブルクでの研修でした。
ドイツの南西端に位置するフライブルクは、「フライブルク大学」や各種研究機関があり、緑の多い学術研究都市となっています。エネルギー政策や公共交通機関を中心とした都市デザイン、緑の保護条例など、先進の環境対策と快適性の両立を目指した都市です。
まず市内にあるホテルを見学しました。エコにこだわりつつ、不便を感じることなく居住性・快適性にこだわったホテルです。まず目に付いたのがフロント横にある発電量表示パネルです。このホテルでは、屋上に設置したソーラーパネルと風力発電装置で発電しています。

☆ホテル外観            ☆フロントに設置された表示パネル
 

☆屋上のソーラーパネルと風力発電装置(最大で21kwの発電量があります)

☆客室にある植物のパネル


 ホテルを見学した後、環境モデル地区のヴォーバン地区を見学しました。都市計画段階から環境と居住性を両立させた街づくりをした新興住宅街ですが、日本のそれとは違って古いものは改修しながら使う、緑地は自然のままにする、カーシェアリングや公共交通機関によって車の所有率を下げるなど、見習うべきところがたくさんあります。

☆ヴォーバン地区の見学の様子
 

 「緑地などに手を入れすぎず、あえて古い石積みなどを残して、昔から生活する人が思い出に浸ったり、新しく入居してきた人がその思い出を共有して、お互いにふれあう機会を作る街づくりに感動した」と生徒が感想を述べて本日の研修を締めくくりました。