ニューヨーク到着(SGH米国・ニューヨーク研修1日目)
SGHにおける2学年次海外研修では米国・ニューヨークを訪問し、国際機関や世界の同世代と交流を行い、世界に福島を発信するとともに、世界とともに持続可能な社会づくりを考え、未来を創造していく一歩とします。
平成28年度SGH海外研修(アメリカ・ニューヨーク)実施目的は、2015年9月の国連サミットで、貧しい国も、豊かな国も、中所得国も、すべての国々が豊かさを追求しながら地球を守り、持続可能な社会を実現していくことを目指して、世界各国は「持続可能な開発のための2030アジェンダ」を採択しました。未来創造探究において取り組んでいる原子力災害からの復興や、持続可能な地域づくりについての探究内容は、福島のみの課題ではなく、全世界が共有する「持続可能な社会づくり」の課題として考えることもできます。
2年次生9名からなるニューヨーク研修参加者は、元気に現地に到着しました。
宿泊先は、コロンビア大学等への留学生が滞在するインターナショナルハウスです。ダイニングで食事をしながらミーティングをしたり、ロビーで資料を読み込んだりする大学生に囲まれ、学びの息吹あふれる生活がスタートしました。
夕食後には、さっそくミーティングを行いました。今回は、2年次生が取り組む「未来創造探究」の各班の代表者による渡航です。コロンビア大学や国連の関係者、さらには世界中から集まった同世代と、福島と世界の課題について議論し、双葉郡・福島を発信するとともに学びを深め、福島で待つ学校の仲間たちにも共有していくことが目的です。
今日のミーティングでは、明日意見交換を行う民間外交のキーマンであるジェームス・ギャノン国際交流センターエグゼクティブディレクターや、世界中から集まってきているコロンビア大学公共政策大学院の留学生向けのプレゼンテーションの進め方を確認しました。
その後、各自部屋に戻って、明日のプレゼンテーションや個人スピーチの準備を行っています。
なお、今回の研修は生徒主体で進めています。渡航前の事前学習も自分たちで日程を決め、学習やプレゼンテーションの準備を重ねてきました。生徒たちが自分で決めた係分担に「研修係」というものがあります。研修係は、今回の滞在中のすべての移動手段や時間を決め、みんなを導く係です。
研修係の二人はミーティング後、最寄りの地下鉄の駅で明日の移動方法や、全員が購入するメトロカードの購入方法を確認していました。無事に研修日程をこなすことが出来るかは、この二人にかかっています。
明日からいよいよ研修スタート、みんな高いモチベーションで準備に取り組んでいますが、長旅の疲れもあるので、早めに休んでくれますよう。
明日からは、各訪問先の担当生徒がまとめたレポートを掲載いたします。
☆部活中の多くのみんなに見送られて学校を出発。今日は渡航団の生徒の誕生日。ハッピーバースデイの合唱もありました。時差の関係で長い長い充実の誕生日です。
☆ニューヨークに到着。バスから見えた摩天楼に歓声があがりました。
☆コロンビア大学のインターナショナルハウスに元気にチェックインしました。
☆夕食後にはさっそく短時間のミーティングを行いました。
☆研修係の二人は、地下鉄の駅へ。明日の移動やメトロカードの購入方法を確認していました。