【海外研修】ニューヨーク研修(4日目)
ニューヨーク研修4日目、本日は昨日の反省を踏まえて朝早くに集まり、学んだ内容の共有や今日から訪れるUNISプログラムの内容の予習から始めました。
午前中は国際連合日本政府代表部を訪問し、まずは志野光子大使、大嶋勝公使のお二方にご挨拶をさせていただきました。大嶋氏は昨年度のNY研修のオンライン対話の際もお世話になりました。
今年の1月、日本は国連安保理の議長国を務めました。ロシアによるウクライナ侵攻などが続く中、各国が集まり国際社会の平和と安全の維持について話し合うことは簡単ではなく、議長国には重い責任がのしかかります。生徒は事前研修としてNHKスペシャル 混迷の世紀 第9回 「ドキュメント国連安保理~密着・もうひとつの“戦場”~」を視聴し、国連の役割と現状、日本政府のはたらき、各国代表の意見と立場について学び、対話をしました。また、生徒は「対話によって課題を乗り越える」ことについてプレゼンテーションをしているため、国連と日本政府代表関係者がまさにそのようなはたらきかけをしている場面を見て、刺激を受けていました。
表敬訪問では事前研修を通して得た考えとNY Projectの取り組みをお話しし、福島(双葉郡)のお土産をお渡ししました。志野大使と大嶋公使からは激励の言葉をいただき、生徒の探究活動に関する質問にも快く答えていただきました。
続いて児玉啓佑参事官にご挨拶し、国連やSDGs、児玉さん自身の取り組み等についてのブリーフィングに参加させていただきました。プレゼンテーション披露では「想像以上に素晴らしいものでした」と感想をいただき、プレゼンをより良くするためのアドバイスや処理水問題への言及、また生徒からの質問に対して、探究活動への助言やチームプロジェクトにおいて大切にすべきことなどを教えていただきました。
午後はついにUNIS(United Nations International School)のプログラムに参加。国連関係者の子弟が世界の課題についてアクティブに学ぶ学校です。
Cultural Showcaseでは各国の高校生が自国の文化を紹介するような出し物を披露しました。ふたば未来学園高校はAdoの『新時代』に合わせた"オタ芸"を披露しました。間違いなく一番盛り上がったと言えるような反響と歓声をいただき、生徒も達成感を感じていました。多くの生徒が発表後に「最高だったよ」と声をかけられたようです。
その後は生徒の希望に応じて2つのWorkshopへ参加。議論の内容が難しく戸惑った部分もありましたが、なんとか周りの外国人生徒に声をかけたり、協働して作品を作り上げたりしました。一回目のWorkshopで上手くいかなかったことを踏まえて、二回目では勇気を出してアクションを起こしたという生徒も出てきて、明らかに成長を感じる一日となりました。
明日からはUNIS-UNのプログラムに14日、15日と参加し、教育というテーマで講義を聞いたり議論をしたりします。ニューヨーク研修の中でも最も「英語によるコミュニケーション」に向き合う二日間となります。