【海外研修】ニューヨーク研修(1日目)
2023年3月11日 13時55分3/10(金)より、高校2年次生徒8名による「ニューヨーク研修」が始まりました。
ニューヨーク研修は、3期生の渡航を最後にコロナウイルス感染症の影響で現地での研修が出来なくなっていました。それでも先輩たちは代替研修を実施することで、この学びの機会をつないできました。今回の研修はそんな先輩たちの思いも背負いながらの研修です。生徒たちには、現地だからこそ得られる学びを限界まで吸収してくることが期待されます。
午前4時、生徒・教員を乗せたバスが広野駅を出発。午前4時30分、いわき駅前で全メンバーが揃い、校長先生を始めとする先生方に見送られながら成田空港へと向かいました。
研修初日ですが、今日が一番長い1日になります。
3/10(金)10:05分発の飛行機に乗り、12時間かけてニューヨークへ向かいましたが、到着するとニューヨークは3/10(金)の午前9:00。日本とニューヨークは14時間の時差があります。
ホテル到着後、昼食を終えてひと段落した後は、NY市役所のChisato Shimadaさん、同僚のChristopher Haightさん、Naiyiri Bookerさんをホテルの一室に招き、用意したプレゼンテーションを見ていただき、対話の時間を設けました。
ChristopherさんとNaiyiriさんはNY市役所公園局の水に関わる(川、池、海、湿地等)研究者の方々です。プレゼンテーション内で言及している福島の原発処理水の問題を中心に、生徒の探究活動のヒントになるようなアドバイスをたくさんいただくことができました。
懇談を終え、ホテル近くのHard Rock Cafeで夕食。この頃にはすでに日本は3/11、震災から12年の節目を迎えていました。しかし、この日は我々ニューヨーク研修一同にとってはもう一つの特別な日。渡航メンバーの一人の誕生日です。
スタッフさんに英語で誕生日であることを伝え、店内BGMのDJを特別に体験させてもらったようです。現地での海外研修の機会を全力で「体験」する生徒。多すぎる夕食もまた一つの現地体験です。
ホテルに戻り、午前0:00。バスが広野駅を出発してから約30時間が経過していますが、このとき日本は3/11(土)14:00。本校では震災追悼式が執り行われており、生徒たちはニューヨークからzoomをつないで式へ参加しました。
日本時間14:46に合わせて、黙祷。
今回の渡航団は、震災当時4~5歳だった生徒たちです。自分たちはこの世代を生きる一人として、福島のために、世界のために、何を考え、どのように行動することができるのか。この研修を通して自分たちの思いを伝え、対話を通してさらに考えを深めていきます。
令和4年度 福島県立ふたば未来学園高等学校 地域との協働による高等学校教育改革推進事業【グローカル型】 米国・ニューヨーク研修 1.目的 2.派遣期間 3.参加人員 4.研修内容 |