【高校 情報科学同好会活動】EVミニカートの取組み 第三弾
2023年12月5日 10時05分今回の活動報告は、10月9日(月)に開催された筑波大会後から相双大会予選会、本大会に参加した内容となります。
筑波大会終了後、参加した2台とも無事30分間走行できたことを受けて、11月27日開催の相双大会に向けた対策を検討した。
相双大会のルールには、筑波大会と大きく2点の違いがある。
①20分間の走行となる
②バッテリー容量が小さくなる( 筑波大会12V9Ah・2個 ⇒ 相双大会12V3.2Ah・2個 )
このため容量の小さいバッテリーを購入(筑波大会同メーカーのもので規格違いのため 3.0Ah)し、どれだけ走行できるかを検証する必要があった。
しかし、筑波大会が終わってすぐに球技大会( 10/12 )や合同運動会(10/13 )、探究・研修活動の準備やその取組みが始まり、11月から後期中間考査(11/2 ~ 8 )期間に入った中で、少ない活動時間を見つけて確認作業を行った。
容量が小さくなったために新しく購入したバッテリーで実走してみると、15~16分の走行が目一杯ということがわかった。
プログラムを調整して比較・検証する時間もないことを考え、予選会は、この状態で参加することにした。
迎えた、11月10日(金)。
練習走行会および予選会が、南相馬市の【 ロボットテストフィールド 】にて実施された。
予選会は曇天で、時より小雨まじりのなか1台の機体のみで参加となったが、本戦に向けた変更点の確認作業を中心に走行練習を行った。
この日は、予選会と言いながらも練習走行をかねた調整や確認の時間でもあった。
20分間の連続走行は行わなかったが、本戦に向けた確認をすることができた。
結果としては、20分走行し続けるために、それまでバッテリーを2個直列24Vとして使用していたところを並列12Vに変更し、スピードは落ちるが容量を確保し、長く走行することを目標とした。
さらに少しでも長く走行できるように、相双大会レギュレーションにあった 3.2Ahタイプのバッテリー(メーカー違い品)を新たに備えることにした。
しかし、2年生は14日から3泊4日の修学旅行に参加したほか、その他諸事情により、ほぼ取組めなかった。
確認練習はできなかったが、これまで得られた状況を検証しつつ、運転しやすい状態になるように調整を行った。
11月27日(月)第一回相双EVカート大会本戦
これまでの3回にわたる練習走行会とは打って変わって、晴天の下、浪江町にある【 ふたば自動車学校 】で本戦が開催された。
この大会は、第一回相双EVカート大会として記念すべき大会で、筑波大会を運営されたCQ出版社様をはじめ、多方面の団体様の協賛や協力をいただき開催された。
相双地区の実業校3校から、主催の小高産業技術高校5台、テクノアカデミー浜校1台、ふたば未来学園高校2台の計8台が参加した。
会場設営終了後、ドライバーミーティングが行われ、練習走行の時間となった。
競技が開始される前までの間、最終調整などのメンテナンスを行ったり、インタビューや車検を受けた。
車検は2台とも無事通過した。
本戦は、予選会の結果をもとに13:00から4台ずつ2レースに分けて、20分間で何周走行できるかを競った。
第1レースには、2年次生チームが挑んだ。
見事なスタートダッシュを見せたが、バッテリーを並列に使用したこともありスピードが出ない…
耐久性を重視したので仕方なく、次々と追い抜かれはしたが、目標通り20分走行することができた。
13:30からは、第2レースが行われ、1年次生チームが挑んだ。
2年次生チーム同様スピードはないが、安定した走行で20分間走行し、無事完走できた。
また会場内には、各参加校の取組みなどを紹介するブースやパネルが設置・展示してあり、他校の取組みや内容を知り、今後に生かせる場となったほか、小高産業技術高校の吹奏楽部が演奏し、大会を盛り上げていただいた。
結果の集計を待つ間、小高産業技術高校で取組んでいるバギーのデモンストレーションが行われた。
結果は、2年次生チームは 9周走行、1年次生チームは 8周走行することができた。
今年度、参加を予定していた大会はこれで終わりとなりましたが、まだまだ活動は続きます。
これからは今年得られた結果を検討し、次年度の取組みに生かしていきたいと思います。