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ふたば未来学園の日々

【表現コミュニケーション】演劇の公演をしました

2024年1月18日 16時23分

今年度から、3年生のトップアスリート・スペシャリスト系列の選択科目「表現コミュニケーション」が始まりました。

演劇的な手法を使った様々なワークショップを通して、コミュニケーションについて考える授業です。

授業が始まった当初、取材していただいた動画がこちらになります。

演劇教育からつながる探究へのまなざし|探究TV / 東洋経済education×ICT

https://www.youtube.com/watch?v=120F9qS3hVk

 

1年間学んできた集大成として、1つの作品を上演することになり、年末から稽古を重ねてきましたが、

その本番が今日の授業の時間内にありました。

この授業を取っている生徒の中に、演劇部は1人だけです。あとは野球部、女子サッカー部、レスリング部、その他スペシャリスト系列の農業、商業、福祉、工業などで活躍している人たち。おそらく演劇の舞台に立つのはこれが最後です。

 

本校の演劇担当教諭、髙山さなえ先生(劇作家・演出家)の作品「馬留徳三郎の一日」を、表現コミュニケーションの生徒たち用に20分の短い作品にしたものを上演しました。

 

【あらすじ】
山深い田舎の集落。馬留徳三郎と妻のミネは二人でここに住んでいた。
近所の認知症の年寄りや、介護施設から逃げて来る老人たちが馬留家に集まり、仲良く助け合いながら生活していた。
ある夏の日、徳三郎の息子、雅文から久しぶりに電話がかかって来た。
仕事でトラブルがあり、部下が間もなく馬留家に訪れると言う。そして、その部下(明らかに詐欺師)がやってくる・・・

 

セリフも、元々の長野弁から浜通り弁に変えて、自分たちのオリジナリティを加えながら稽古していきました。

高校生には想像するのが難しい認知症の老人の役を、髙山先生や福祉系列の生徒からアドバイスをもらいながら役作りをしていきました。

本番ギリギリまで稽古をしながら、細かいタイミングなどを練習していきます。

 

そして、本番!

授業中にもかかわらず、先生方や3年生のトップアスリートの生徒がたくさん見にきてくれました。

最後の感動的なシーン。徳三郎とミネが一緒に高校野球を見ています。

 

普段、それぞれの活動で忙しい中、短い授業の時間の中でよく頑張りました。

来週はいよいよ「表現コミュニケーション」最後の授業です。1年間の振り返りと、みんなでこの演劇の鑑賞会をしたいと思います。