2021.12.17(金)
本校では、高校の寮生も学校給食と同じメニューの昼食を食べています。そのため、高校生が冬休みに入る前の17日(金)に、ちょっぴり早いクリスマス献立を提供しました。
クリスマス献立~フランス料理~「ライス 牛乳 鶏モモ肉のコンフィ リヨネーズポテト ブイヤベース ふたば未来学園クリスマスデザート~大熊町産いちごのトライフル~」
この日の給食は、フランス料理をイメージしました。
主菜は、鶏のモモ肉にハーブや塩で味付けをして、スチームコンベクションオーブンという機械を使って、蒸気の力で20分ほど蒸して鶏肉を柔らかくした後に、表面をカリッと焼き上げた「鶏モモ肉のコンフィ」。パプリカで彩りよく。
副菜は、フランスのリヨン地方の郷土料理であるじゃがいもを使った「リヨネーズポテト」。
魚介類と旬の野菜をトマとで煮込んだ「ブイヤベース」。
そして、デザートは、スペシャリスト系列農業の生徒が製造した「いちごのトライフル」。スポンジ生地といちごソース、生クリームを重ね、大熊町産のいちごを贅沢に一人1粒のせてもらいました。
「いちご!!」「どれもおいしかった~!」と、感想を伝えてくれました。給食を通して、一足早くクリスマス気分を味わった子どもたちなのでした。
2021.12.22(水)
12月22日(水)、冬休み前集会が行われました。今年最後の給食は「冬至献立」でした。冬至に食べるとよいとされる「ん」のついた食材のうち、「かぼちゃ=なんきん」が入った広島県の行事食「お月様のかぼちゃ汁」を提供しました。
献立「ごはん 広島菜こんぶ 牛乳 手作り鮭フライ ごまあえ お月様のかぼちゃ汁」
毎年、「かぼちゃのいとこ煮」を出していましたが、今年は目先を変えて、他の地域の冬至に食べられる料理を提供しました。食事の内容も、地域や家庭によって変わります。
次の給食は、1月11日(火)です。冬休み中は、家庭での食事がすべてになります。年末年始、行事が多くて食べ過ぎてしまうこともあるかもしれませんが、旬の食材なども取り入れて、1月からまた元気に皆さんに会えることを楽しみにしています!
2021.12.14(火)
「酸味が特徴的な、おいしい広野町のみかん!」
広野町では、オレンジ色に色づいたみかんの収穫が始まっています。先週、スペシャリスト系列【商業】3年の選択者が、広野町のみかんを収穫してきました。そのみかんを使って、アグリビジネス(農産物を使ったビジネス)の探究をしている高校2年生の山内さんは、みかんの皮を使った化粧水の開発を進めています。化粧水を開発するためには、大量のみかんの皮が必要になります。そこで、学校給食にみかんを提供し、みかんの皮を回収することにしました。
山内さんは、ポスターの作成、中学校フロアでのZoom配信での呼びかけ、高校寮生への放送を行い、みかんの皮の回収を呼びかけました。
生徒がおいしそうにみかんを頬張る姿は、なんとも微笑ましいです。
広野町のみかんは、小ぶりで皮が薄く、酸味が強いようでした。「酸っぱい~!」「レモンのようなみかん!」との感想が多く聞かれました。
その他、「広野町のどこで栽培されたみかんなのかな。」と関心を持ち、山内さんに質問する姿も見られました。中高一貫校の本校ならではの光景です。
中学生の地域の食材への興味関心も高まりました。
山内さん、貴重な機会をありがとうございました。
探究活動が深まりますように、中学生一同、応援しています!
2021.11.29(月)
先月に引き続き、本校3年1組の菅野胡桃さんのお祖父様とお祖母様の果樹園「まごころ農園(福島市)」から、真っ赤なりんごが届きました。今回の品種は、“ふじ”。
お祖父様からお話を伺うと、“ふじりんご”にも細かく分類があるそう。菅野さんは、昔ながらの品種の“ふじ”にこだわって栽培しており、「手間がかかっても本来のおいしさを味わってほしい」と語り、♡まごころ♡のこもったお仕事をされているのがわかります。
例年に比べると、寒さが厳しくないようで、「味はおいしいですが、見た目が真っ赤になったりんごを納品できるかな」と心配されていました。しかし、そんな心配もよそに、貴重な真っ赤なりんごが納品され、こだわりのりんごはよく洗い、皮ごと切り分け、提供させていただきました。(写真は調理室内の様子です)
給食時間の放送では、胡桃さんは「りんごが苦手な人は、食べられる人にあげてほしいです。残さないでほしいです!」とコメントしていました。りんごの提供を一ヶ月前から楽しみにしていた生徒もおり、「おいしい~~!」「また食べたいです!」と、笑顔いっぱいでした。(生徒の写真がありません・・・ごめんなさい)
また、この日の給食は「ベジマンデー献立※ぺスコベジタリアン食」でした。ベジマンデー献立では、地産地消などを通して、食品の購入・消費にも目を向けられるように配慮しています。
『色が真っ赤じゃなくたって、品質に大きな違いがないこと』を伝え、生徒たちが生産者や農家の方の思いをくみ取り、商品を選べるようになってほしいなと思いました。
日本政府主催で開催される国際栄養サミットの公式サイドイベント「食卓から地球を変える ~私と地球を繋ぐフードシステム~」に、本校栄養教諭の水口公美が登壇いたします。
日時: 2021年12月4日(土)18時~20時(日本時間)/10時~12時(ジュネーブ時間)
形式: YouTubeライブ(日本語のみ)
※当日参加できない方も、お申込みいただくと、1週間アーカイブ配信を視聴できます。
参加費: 無料
これは、SDGsの達成のためには持続可能なフードシステム※への転換が必要不可欠だという、グテーレス国連事務総長の考えに基づき開催される「国連食料システムサミット」(FSS:Food Systems Summit)に続いて開催される催しの一部となります。
※フードシステム(食料システム)とは、食料の生産、加工、輸送及び消費に関わる一連の活動のことを指します。
本イベントでは、飢餓、肥満による非感染性疾患(糖尿病、高血圧、心疾患等)罹患率の急増など課題が山積する世界において、私たちの健康のみならず地球環境や気候変動にも直結している日々の食事を支えるフードシステムがどのように進化しなければならないか、そのためには、食品の生産者や政策決定者、私たち消費者がどのようなアクションをとるべきなのかなどについて考えます。
水口栄養教諭はパネルディスカッションに登壇し、「持続可能性と学校給食~ベジマンデー献立の実践~」と題して本校での取り組みを発表し、WHO(世界保健機関)事務局長補の山本尚子氏らとの議論に参加します。
地球・自身・家族の健康と、給食も含めた日々の食卓をつなげて考える機会として、是非奮ってお申込みください。
イベント概要
東京栄養サミット2021 公式サイドイベント
「食卓から地球を変える ~私と地球を繋ぐフードシステム~」
【内容】本サイドイベントでは、私たち人間の健康と地球の健康(地球環境問題)をフードシステムを通して同時に実現するために、食品の生産者や政策決定者、私たち消費者がどのようなアクションをとるべきなのかについて考える機会とします。
【スピーカー】
基調講演:Jessica Fanzo教授(ジョンズ・ホプキンズ大学)
Food Systems Summitの概要:
手島祐子((株)三祐コンサルタンツ)
パネルディスカッション:
◆政策分野から 山本尚子氏(WHO事務局長補)
◆途上国における栄養改善の実践事例 矢敷裕子氏((株)三祐コンサルタンツ)
◆持続可能性と学校給食〜ベジマンデー献立の実践〜 水口公美氏
◆モデレーター 國井修氏(グローバルファンド)
イベントの詳細や申し込み方法は、主催者ホームページをご確認ください。
2021.10.12(火)
本校3年1組の菅野胡桃さんのお祖父様とお祖母様の果樹園「まごころ農園(福島市)」から、真っ赤なりんごが届きました。品種は、"陽光(ようこう)"
中学校開校当時、未来創造学の授業の一環として「出身地のいいところ」を発表していた生徒たち。その当時、胡桃さんの祖父母が果樹園を営んでいらっしゃることを知り、「いつか本校の学校給食で提供したい」と思い、今回実現しました。
お祖父様からは「真っ赤なりんごをみんなに食べてもらえるように、その時期にぴったりの品種を厳選しますね。」と言っていただき、貴重な真っ赤なりんごを納品していただきました。
貴重なりんごは、よく洗い皮ごと「りんごとブロッコリーのサラダ」に調理し、提供させていただきました。
給食時間の放送では「おじいちゃんのことが大好きなので、みなさんに残さず食べてほしいです!」とコメントする胡桃さん。
給食を食べる子どもたちの姿も、いつにも増して輝いていました!
中学校開校3年目、本校の学校給食も、子どもたちとともに成長していきたいと思います。
←りんごの木の前でパシャリ!(胡桃さん撮影)
→太陽の光と愛情たっぷり!真っ赤なりんご「陽光」
←給食時間の放送(Zoomにて)をする胡桃さん。
→この日の献立は「ごはん、牛乳、ゆで卵、りんごとブロッコリーのサラダ、芋煮」
←大好きなので最後に食べます!笑顔いっぱいです。
→「ん~おいしい!」食レポのような良い写真です!
【1月29日(金)】
<県産会津地鶏のうまみが満載の親子丼でごはんがすすむ献立>
「親子丼 牛乳 春雨とわかめの酢の物 大根のみそ汁 ゆめオレンジ」
<今日の福島県産食材>
今日は、会津地鶏です。黒く長い尾羽を持つ会津地鶏は、450年前から存在し、平飼いという飼育方法で育てられているため、鶏肉特有の臭みが少なく、適度な歯ごたえとコクとうまみがあります。
<K先生のつぶやき>
今日のメニューは会津地鶏の親子丼である。真っ先に目に飛び込んできたのが、ふわふわの卵にくるまれたたっぷりの地鶏たち。ドキドキ。鳥肌が立った!この胸の高鳴りが誰かに聞かれないかと心配だ。だが今日も、まずは味噌汁から頂く。今日も出汁の風味が心地いい。本校の給食を食べていると、食材の力で身体が元気になることを実感することが多い。出汁のきいた味噌汁はその代表だ。続いて春雨サラダ。本校のサラダはほとんど同じサラダが出ることはない。新しい発見と感動がある。今日も春雨の食感を楽しんでいると・・・。「あ、かまぼこだ。」 近くのN先生によると、「糸かまぼこ」というらしい。うまい!糸かまぼこと春雨のコラボ。最高である。いよいよ会津地鶏の親子丼を頂く。口に入れた瞬間に卵のやさしい風味が広がる。そこに地鶏。歯ごたえのある食感からジューシーで濃厚な鶏の味があふれる。うまい。程よい大きさにカットされていることもあり、どんどん進む。ごはんとの相性も抜群だ。ややつゆだく気味にしたこともあったか。一瞬で平らげてしまった。大満足。
最後にデザート。見るからに甘そうなオレンジだ。一口食べると、え、まるで皮の上にゼリーが乗っているような食感。これは夢か? と一瞬思う。さすがは夢オレンジというだけはある。周囲の先生方を見ると、皮まで食べられるという。食べてみる。なるほど。普通のオレンジに比べて川がとても薄いうえに、柔らかい。本体と一緒に食べても違和感がない。皮の栄養もたっぷり頂き、これで週末も乗り切れそうだ。
いつもおいしい本校の給食。今週の地産地消メニューも本当においしかった。M先生、調理員の皆さん、月曜日までしばしのお別れですね(涙) 今日も「ごちそうさまでした。」
<生徒のコメント>
「親子丼のお肉がコリコリとした食感がして、おいしかった!」
「おかわりし過ぎて、ズボンのチャックが締まりません!」
<U先生のコメント>
“ Soft Chicken Meets Fluffy Egg”
T.G.I.F! That harmony always made me happy…!
【1月28日(木)】
<県産ブロッコリーの旨味がわかるおかかあえが名脇役の献立>
「ごはん 牛乳 手作りハンバーグ ミニトマト ブロッコリーおかかあえ ポトフ チーズ」
<今日の福島県産食材>
今日は、ブロッコリーです。福島県白河市などの県中~県南地方で栽培・加工されたブロッコリーを使用しています。福島県は、恵まれた土地と気候により、地域それぞれに合った様々な野菜の栽培がおこなわれています。
<K先生のつぶやき>
今日の給食もすごい。見た瞬間に目に飛び込んできたのが、定番メニューの手ごねの手づくりハンバーグ。それも大きい。すぐにかぶりつきたいのを我慢して、今日はまずブロッコリーおかかあえからいただく。県産のブロッコリーは普段食べているものより小さめで食べやすい。口に入れると、とても柔らかいうえにほのかな甘みがあり、やや酸味の利いた味付けがさらに食欲をそそる。茎の部分からの新鮮な風味もたまらない。さすがは県産だ。一緒におかかあえにしてあるもやしとコーンをいただく。しんなりしたもやしにコーンの甘くぷりぷりした食感が楽しい。次にポトフだ。う~ん。うまい。パリパリの香辛料がきいたウィンナーからの出汁が食材に染み渡っている。このウィンナーも県産というから驚きだ。にんじん、タマネギ、そして、何気に入っているこの黄色いパプリカ。うまい。甘みが強く、とろけるようだ。そして、更にスープの味わいを深くしている食材は何だろう・・・。見つけた。セロリだ。とても小さいが、確実にスープの隠し味になっている。そしていよいよハンバーグをいただく。口に入れると、まずは舌が挽肉の旨味を感じ取り、全身の細胞が大喜びするのが分かる。一回、二回と肉を噛み進める度に口の中で繰り広げられるこのクリーミー感。これは手ごねでしか実現できないに違いない。一つ一つこねてくださっている調理員さんたちに頭が下がる。まったりとしてジューシーなハンバーグが甘く香ばしいご飯とまざりあい、本当に天国だ。きっと食べながら間抜けな顔になっていたことだろう。今日の給食も大満足だ。最後にさけるチーズをしっかり裂きながら楽しく味わい、今日もM先生と調理員さんたちに感謝して、手を合わせる。「ごちそうさまでした。」
<生徒のコメント>
「ハンバーグが美味しい!!!」
「今日の給食のメニュー大好き~~~」
<アメリカ出身N先生のコメント>
「Broccoli and bonito are a delicious combination! With the hamburg steak, it was like a homecooked meal.」