部活動紹介

カテゴリ:報告事項

【社会起業部】東日本大震災メモリアルday2017に参加しました

 3月3日(土)~4日(日)宮城県多賀城高等学校で開催された「みやぎ防災ジュニアリーダー研修会東日本大震災メモリアルday2017」に教員1名と社会起業部の生徒2名が参加しました。
阪神大震災後、全国で始めて環境防災科を設置した兵庫県立舞子高等学校、東日本大震災後、災害科学科を設置した宮城県多賀城高等学校、一昨年に大きな地震に見舞われた熊本県立東陵高等学校など、北は北海道から南は九州まで20数校100名を超える生徒が集まりました。

1日目のフィールドワークでは、仙台市立旧荒浜小学校を見学しました。津波が校舎2階の40cmまで浸水しましたが、児童は4階に避難して助かりましたが、地域住民で犠牲になった方がいます。「大丈夫だから避難しない」「忘れ物を取りに家に戻る」「体育館に避難するかどうか」「学校までは来たが校舎に入らず話をしていた」等、少しの判断の違いで生死を分けることになることが分かりました。

☆旧荒浜小学校
 
 
☆南蒲生浄化センター
 

 東北大学災害科学国際研究所の今村文彦所長から「東日本大震災の経験と次への備え」の基調講演の後、ワークショップ「被災地ツアーから学ぶこと」を行いました。生徒たちは、高校生として何をなすべきかを真剣に考え、伝承の大切さを訴えていました。

☆ワークショップの様子
 

 2日目のポスターセッションでは、各学校の探究活動の成果を発表しました。本校からは、1年次に役場環境防災課、復興企画課、富岡土木事務所等にフィールドワークをし、課題を演劇にまとめたことや2年次の原子力防災探究で、防災の意識を高めるために地域コミュニティを再構築させる取り組みなどの発表を行いました。島翔太(1年1組)は、発表前は緊張したが、自分たちでやった取り組みなので、質疑応答は結構スムーズにできた。」と感想を述べました。

☆ポスターセッションの様子
 

 その後、まちあるきを行い、多賀城高校生が設置した津波標識を見ました。標識の設置には、手続きの煩雑さと「震災を思い出して悲しくなる」という理由から一部の地域住民の反対等もありましたが、生徒たちが町内会長を説得することにより、「高校生がやることを皆で応援しよう」ということになり、実現に漕ぎつけたそうです。また、津波が来なかった高台にある末の松山に因んだ百人一首『契りきな かたみに袖を 絞りつつ 末の松山 浪こさじとは』の説明を聞きました。佐藤悠希(1年4組)は、双葉郡にも災害時に避難できるシンボルが必要だ。」と語っていました。多賀城高校生は、1人1台のタブレットPCを使いこなし、動画と資料も交えて分かりやすく説明してくれました。AR(Augmented Reality)での津波被害の映像も見ました。街が水没する画像を、眼鏡を通して目の前に現れ、衝撃を受けました。

☆多賀城高校生の説明によるフィールドワーク
 

 869年に貞観の大地震があり、1611年に慶長三陸地震があり、津波により数千人規模の命が失われました。震災後に仙台藩主の伊達政宗は画期的な防災対策を行っていました。400年後、その教訓を生かせずに2011年に同様の被害を受けてしまった反省から、未来に生かす研修にしなければならないと思いました。数百年間、被害と防災を語り継ぐことがいかに難しいかを考えさせられます。発表やディスカッションで、やる気満々になって帰ってきた2名の生徒の今後の活動に期待します。

☆参加者全体写真
 

【社会起業部】今年の活動を振り返る

 こんにちは!ふたば未来学園高校社会起業部です。
 2月に入り、卒業の季節が近づいてきました。一年を振り返ると、社会起業部は今年たくさんの方々との出会いや交流、視察や勉強会の機会に大変多く恵まれました。「地元である広野町や双葉郡を元気づけたい!」「福島県の魅力や復興状況を、全国や世界の方にもっと知ってもらいたい!」「廃炉のこと、1Fのことをもっと学びたい!」という思いを胸に、今年も活動して参りました。

 以下、今年の社会起業部の活動の様子を、皆さんに報告させていただきます。どうぞご覧ください。

~5月7日(日) 石巻市立大川小学校訪問~
  
 〈語り部の佐藤敏郎さん〉      〈大川小学校の隣接している林〉
  
 <二次・三次災害を防ぐために、正常性バイアスについて考える機会となり、
  学校や地域の防災に活かさなければならないと強く感じた。>

~7月26日(水)ニューヨークの高校生と交流会~
 
 <言語・文化を超えて、コミュニケーションを取るためには、積極的に
  自分からアピールすることが大切であることを学びました。>

【演劇部】「あのひ、隠れたひ」を上演

 1月29日(月)放課後に、演劇部による創作劇「あのひ、隠れたひ」が上演されました。
この劇は、東日本大震災と原発事故により都会へ避難した中学生が、避難先の学校でいじめや同郷の人との出会いなどを通し、思春期の悩みや葛藤に苦悩する姿が表現されていました。
相双地区の演劇大会では、最優秀賞、県の演劇大会でも高い評価を得た作品で、演ずる生徒自身が、被災者である経験を生かしたテーマに正面からぶつかって創作された演目です。
本校舎体育館での上演ということで生徒・教職員をはじめ、多くの方々の観覧のもと上演され、来場した方々の心に強く響いたようです。

☆上演の一部
 

【バレーボール部】平成29年度 11、12月活動報告

◆12月16日(土)新人戦地区大会に参加しました。
 結果
  1回戦 ふたば未来 対 相馬東  0-2 ●
  3決戦 ふたば未来 対 小高産技 0-2 ●
 成績
  第4位 (県大会出場)

 夏に3年生が引退してから、この新人戦地区大会で3位を目指して半年間努力してきました。結果は4位ということで、目標達成とはなりませんでしたが、半年前に結成したばかりの頃のチームと比べれば、ひとりひとり大きく成長することができました。県大会への出場権は獲得できたので、まずは県大会で少しでも自分たちのバレーボールができるよう、頑張ります。
 カタリバのみなさんをはじめ、多くの方から温かいご声援、ありがとうございました。

◆12月15日(金)広野中学校バレーボール部と合同練習を行いました。
 広野町民体育館で、広野中学校バレーボール部さんと合同練習を行いました。初めての中学生との合同練習で、私たち(高校生)の方が緊張しました。広野中バレー部さんたちの明るさに私たちの緊張もほぐれ、充実した練習ができました。同じ双葉郡のチームとして、これからも切磋琢磨していきましょう。

 勿来・四倉高校合同チーム、遠野高校、磐城桜が丘高校と練習試合をしました。ありがとうございました。

【吹奏楽部】第1回定期演奏会を開催

 12月24日(日)、いわき市文化センターにて第1回目の定期演奏会を開催いたしました。
当日はたくさんのお客様に御来場いただき、ありがとうございました。また、今回の開催にあたり、御寄付をいただいた多くの皆様方、そして運営と賛助出演に御協力いただいた方々に、心より御礼申し上げます。
 今回は、多くの賛助出演の方々をはじめ、スペシャルゲストとしてオーボエ奏者の斎藤舞先生、南相馬のMJCアンサンブルが花を添えてくださり、すてきなクリスマス・イブのひと時となったことと思います。
 これからも、地域の皆様に潤いと元気をもたらすことができるよう、精進して活動して参りたいと思います。
 今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。

福島県立ふたば未来学園高等学校吹奏楽部 一同


☆定期演奏会の様子