野球部活動報告

2024年7月の記事一覧

第106回全国高等学校野球選手権福島大会

 

7月12日(金)、本校野球部は第106回全国高等学校野球選手権福島大会の開会式に参加して参りました。8期生4人にとって、ここまでの時間は長かったような、短かったような…

それぞれこれまでの時間を振り返りながら、さまざまな想いを持って、今日この日を迎えたと思います。

開会式の入場行進は全校・全チームが参加し、毎年この瞬間に「今年もついに始まった」と実感させられます。

体調不良者もおり、全員そろっての開会式とはなりませんでしたが、行進をしたメンバーも今回は夏のベンチ入りが叶わなかったメンバーも立派な姿勢で開会式に参加することができました。

本校野球部の初戦は7月14日(日)、ヨークいわきスタジアムの第2試合、石川・船引高校との対戦となります。1戦必勝で戦って参ります。

 

7月14日(日)、本校野球部は夏の大会の1回戦を戦って参りました。
初戦の対戦相手は石川・船引高校でした。

今夏の初戦。大事な先発のマウンドを任されたのは、井堀陽弥(2年)でした。
チームの思いを背負い、立ち上がりから打たせて取るピッチングで1回、2回を0点で抑え、先発の役割を果たしてくれました。

先取点を取って、流れに乗りたい打線は、初回から得点を奪います。

1回裏の攻撃。先頭の草野龍弥(2年)が内野ゴロで凡退するも、2番鈴木慎之介(1年)、3番藤井陽太(3年)、4番熊田陽太(2年)、5番小杉直也(2年)、6番氏家大和(2年)が相手のエラーを1つ挟み、打者5人で4本の長短打を集め主導権を握りました。結局初回に4点を先制しました。

2回、3回の攻撃でも1点ずつを加え、3回を終え6-0とリードしました。
この試合先発の井堀陽弥→新妻悠平(1年)→邉見頼虎(1年)→中野紘斗(3年)と4人の投手リレーで相手を完封します。

打線は6-0の4回に集中打を見せます。

この回打者12人の猛攻で、8得点。その間、代打の宍戸元気(3年)も代打で出場し、ライト前へヒットを放ちました。

14-0とリードし迎えた5回表の守備。
前の回に代打で出場したキャプテンの蒲生謙心(3年)が最後のアウトを取りゲームセット。

この試合は、先制打の藤井陽太、代打でヒットの宍戸元気、終盤にマウンドへ上がった中野紘斗、そして最後の内野ゴロをさばいたキャプテンの蒲生謙心と3年生がそれぞれ活躍を見せました。

さらに1,2年生も攻守で思い切りの良さを見せ、3年生を盛り立てているように思えました。
多くの選手が交代で出場しながら、役割を果たし、チームの良い部分を出すことができた初戦となったように感じます。

 

2回戦は7月17日(水)、第2シード学法石川高校との対戦となります。強豪校相手に正面からぶつかっていきたいと思います。

今年も夏が始まりました。これまで沢山の御支援、御協力をいただいて、ここまで来ることができました。まずは何とか初戦突破。日頃から支えてくださる沢山の関係者の皆さまへ少しでも良い報告ができるよう次戦も一体感を持って臨みます。

 

7月17日(火)、夏の大会の2回戦を戦って参りました。
対戦相手は第2シード、今春の選抜にも出場した学法石川高等学校でした。これまでの経験と自分たちにできることをフル稼働させ、総力戦で勝ち抜くという気持ちを持ち、試合に臨みました。

本校の先攻で開始したこの試合、初回2回の攻撃を3者凡退で抑えられます。
一方、序盤に主導権を渡したくない守備では、先発した井堀陽弥(2年)がランナーを出しながらも味方の好守備にも助けられこちらも初回2回を無失点で切り抜け、上々の滑り出しとなりました。 

0-0で迎えた3回表の攻撃、先頭の7番氏家大和(2年)がレフト前ヒットで出塁すると後続の送りバント、三振で2アウト2塁から1番の草野龍弥(2年)が左中間へのタイムリーヒットを放ち、1点を先制!この試合の鍵としていた先制点を奪取することに成功しました。

しかし、直後の守備で先頭バッターにヒットで出塁と送りバントで1アウト2塁から守備が乱れ1-1の同点と試合は振り出しに戻ります。

その後、先発井堀陽弥を中心に粘り強い守備で、5回終了時点で1-1のまま試合は後半戦へ突入しました。

 

迎えた6回裏の守備、1アウトから3ベースを打たれます。続くバッターを打ち取り、2アウト3塁から、内野への痛烈な打球を放たれ、これをグラブに収めたもののファーストへの送球が逸れ、勝ち越しの1点が学法石川に入り1-2となります。

1点を勝ち越され、何とか追いつきたい攻撃でしたが、7回表の攻撃は3者凡退に抑えられます。

7回裏の守備から継投に入りました。しかし、学法石川の攻撃の勢いを食い止めることができず、7回8回と2点ずつを失いました。

8回9回の攻撃ではランナーを出し、最後まで攻めの姿勢を見せ続けましたが、ホームが遠く、1-6で敗戦となりました。

 

主将の蒲生謙心(3年)を中心にここまで走り抜いてきた8期生4人の最後の夏を終えることとなりました。昨夏ベスト8まで勝ち上がった、川島詩音前主将の7期生から引き継いだ8期生4人でした。新チーム発足時から様々な困難に直面しながらもここまで頑張りを見せてくれました。

公式戦という形では一区切りの高校野球ではありますが、スポーツⅡの活動等でまだまだこれからも高校野球を通じて多くのことを学び続けて欲しいと思います。

 

4人の8期生、これまで本当にお疲れさまでした。ありがとう。

 

8期生4人を中心とした、今チームの夏の戦いを終えました。

満足のいく結果とはなりませんでした。ですが、少しずつ少しずつ歩みを進めていることを実感する場面も多くありました。

次は9期生の14人が8期生を含めた先輩方からのバトンを引き継ぎ、新たなスタートを切ります。

 

いつも本校野球部の活動を支えてくださる関係者の皆さまへおかれましては、今大会も沢山の御支援と御声援をありがとうございました。新チームとなります。今後とも変わらぬ応援をどうぞよろしくお願いいたします。