2024年8月の記事一覧
【高校・野球部】第76回春季東北地区高等学校野球福島大会相双支部予選
8月24日(土)新チームの初公式戦、秋の大会がスタートしました。
今秋の相双支部予選は本校含め3チームの出場となったため、1日で3チームの総当たり戦が行われました。また、相馬高校と相馬総合高校の連合チームで「相馬連合」、小高産業技術高校と原町高校、相馬農業高校の連合チームで「南相馬連合」となり、6校3チームでの相双支部予選でした。
本校の初戦は第2試合。南相馬連合との試合でした。
1日2試合の大会日程を鑑み、「総力戦で勝つ」と意気込み臨みました。
スターティングメンバーには公式戦初出場となる1年佐藤孝大(背番号13)、門馬郁弥(背番号16)などが出場しました。
初戦の先発マウンドに上がったのは、こちらも公式戦初登板の平宗治朗(1年背番号12)でした。初回から3回までパーフェクトピッチングを見せ、緊張を感じさせない堂々とした投球を見せました。
先発の平を援護したい打線でしたが、相手の先発投手をなかなか攻略することができず、5回まで無得点と攻略の糸口を掴めません。
先発平はその後、4回に先頭バッターをフォアボールで出塁させると送りバントと盗塁、スクイズで先制点を奪われます。
5回終了時点で0-1とリードされて試合を折り返します。
6回表の攻撃、なんとか追いつきたい打線は、この回からメンバーを入れ替えて攻撃に出ます。1アウトから代打の熊田陽太(2年背番号3)がフォアボールで出塁するとさらに代打の坂本一颯(2年背番号9)が相手のエラーを誘う内野ゴロで続きます。6番遠藤碧志(2年背番号5)がフォアボール。1アウト満塁から代打で新チームキャプテンに就任した草野龍弥(2年背番号6)の打球が相手のエラーを誘いようやく同点に追いつきます。
チャンスは続き、平の内野ゴロの間に3塁ランナーが生還し、1点を勝ち越し、さらにこの試合9番に入った氏家大和(2年背番号2)の2ベースでこの回一挙4点を奪い試合をひっくり返します。
7回、8回にも得点し、その差を広げると、7回から2番手でマウンドへあがった鈴木悠斗(2年背番号11)が相手の攻撃を無得点に抑え、12-1(8回C)で初戦を勝利しました。
この日の最終試合、続く相手は相馬連合でした。
お互いに初戦を勝利しており、1位通過するためには負けられない1戦となりました。
この試合ではスターティングメンバーにレギュラーメンバーが名を連ねました。
本校が後攻でスタートしたこの試合、満を持して井堀陽弥(2年背番号1)が大事な1戦のマウンドにあがりました。
井堀は先頭バッターをフォアボールで歩かせますが、後続を打ち取り上々の立ち上がりを見せます。
初回を無失点で抑えた井堀はその後もヒットを許さず、7回を終わって、フォアボール2つを許したのみで無失点と快投を披露しました。
好投を続ける井堀を援護したい打線ですが、1回から毎回ランナーを出し、チャンスを作りながらもなかなか相手の先発投手から得点できません。
5回終了時点で、0-0のまま迎えた6回裏の攻撃。
先頭の2番菅野稜真(2年背番号4)の内野安打と3番松浦夢來(2年背番号7)のバントが相手のエラーを誘い、この回もチャンスを作ります。続く豊田悠人(2年背番号8)が三振に打ち取られますが、この間にバッテリーミスがあり、1アウト2・3塁と攻め立てます。
ここで打席には前の試合からフル出場をしている遠藤碧志(2年背番号5)が入りました。
振り切った打球はセンターオーバーの2ベースとなり、ランナー2人が生還!ついに試合の均衡を破ります。さらにチャンスは続き、ここまで好投を続けている井堀が放った打球を相手がエラーをし、大きな3点目が入ります!
3-0とリードをして迎えた8回表、相手にタイムリーを許し、1点を返されたものの、6回に奪った3点を最後まで守り切った井堀。1失点完投でチームを勝利に導きました。
終わってみれば、8回に許したタイムリーの1安打のみ。県大会のシード権がかかったこの試合でしっかりと役割を果たしてくれました。
この試合、井堀の好投に応えるように菅野・草野の二遊間、ライト坂本の好プレーも飛び出し、ロースコアの接戦を勝ち切ることができました。
夏の大会の敗退から秋の大会へ照準を合わせて夏の暑さに負けずに活動してきた新チーム。何とか相双支部1位通過、県大会でのシード権を勝ち取ることができました。
新チーム始動から今大会も沢山の方々の多大なる御支援と御協力をいただいて支部大会を勝ち抜くことができました。
しかしながら、新チーム始動から1カ月余りです。心身ともにまだまだ未熟なチームであります。大会の結果ばかりだけではなく、野球を通じて様々な経験や学びを増やしていきたいと思います。
改めまして、関係者の皆さまに置かれましては、日頃より本校野球部の活動に御理解と御協力をくださり、感謝申し上げます。
これから更なる活躍を報告できるよう、心身の成長を目指し精進してまいります。