2024年9月の記事一覧
【野球部】第76回秋季東北地区高等学校野球福島県大会3回戦・準々決勝
初戦(2回戦)を突破した本校野球部の3回戦は9月24日(火)、あいづ球場にて郡山高校との対戦となりました。
この3回戦を迎えるまでに2日間の雨天順延があり、予定していた宿泊にも大きく影響がありました。天気ばかりはどうすることもできませんが、選手たちは「この時間を有効に使おう」と上手く気持ちの切り替えをして試合に臨んでくれたと思います。
しかし、どれだけ準備をしても試合は思い通りには展開してくれません。
この試合先発マウンドに上がったのは邉見頼虎(1年)でした。持ち味である思い切りのよい投球をしたいところでしたが、1回から毎回ランナーを背負う展開となり、なかなかリズムに乗ることができません。
主導権を握れないまま迎えた0-0の3回裏の守備。1アウトから相手の1番バッターにヒットを許すと、フォアボールでピンチが拡大、続くバッターをサードゴロで打ち取るもランナーはそれぞれ進塁します。2アウト2・3塁から4番バッターが放った内野ゴロがエラーとなり、2点の先制を許します。
反撃に出たい打線ですが、相手の先発ピッチャーを打ち崩すことができず、6回まで無得点に抑えられます。
流れをつかめないまま、2点ビハインドで迎えた6回裏の守備。3回途中から2番手で登板した平宗治朗(1年)が4回、5回を無失点で抑えていましたが、フォアボールを出したところで新妻悠平(1年)にスイッチします。
しかし、新妻も相手に傾いた流れを食い止めることができません。マウンドへ上がった先頭バッターにフォアボールを与えると、続く打者から2者連続でセンター前ヒットを打たれ、打者3人で降板、後を井堀陽弥(2年)に託します。
1年生からチームのマウンドを託された井堀は、レフトフライで2アウト。次のバッターにセンター前ヒットで4点目を打たれますが、ここは、センター豊田悠人(2年)、ショート草野龍弥(2年)、キャッチャー氏家大和(2年)とセンターラインの中継プレーで5点目は阻止しました。
何とか得点を返したい打線は、4点を追って7回裏の攻撃。
先頭バッターの氏家、続く熊田陽太(2年)の連続ヒットで0アウト1・2塁と反撃のチャンスを作ります。
9番坂本一颯(2年)のライト前タイムリーでようやく1点を返すと、1アウト1・3塁から1番草野の併殺崩れの間に2点目が入ります。
2点ビハインドながら、少しずつ少しずつ流れを手繰り寄せながら、得点した直後の相手の攻撃を無失点で切り抜けます。
8回表の攻撃、1アウトから4番豊田のセンター前ヒット、5番遠藤碧志(2年)のライト前ヒットで再びチャンスを作ると、氏家、熊田の連続タイムリーで一気に試合を振り出しに戻します!
さらにチャンスは続き、押せ押せムードの中、打席に入った井堀が冷静にスクイズを決め勝ち越し!
最大4点差あった試合を終盤8回についてひっくり返します!
5-4と1点リードで迎えた8回裏の守備、相手も2アウトから連打とフォアボールで2アウト満塁としますが、ここで起用された代打を井堀がレフトフライに打ち取り、相手の得点を許しません。
9回表の攻撃、1番から始まる好打順からはじまったこの回にダメ押しの1点を奪い6-4!
9回裏の守備、4番手でマウンドへ上がった井堀が終盤のリードを最後まで守り抜き、6-4で3回戦を突破しました!
この試合は守備のミスが絡んでリードを許す厳しい展開でしたが、終盤の粘り強さや打席の中で集中力を発揮した打線のつながりで7・8・9回の3イニングで全得点を叩き出しました。
苦しい展開を最後まで諦めずにものにしたチームの成長につながる1勝になったと思います。
2回戦同様、たくさんの応援をいただき勝利することができました。本当にありがとうございました。
続く準々決勝は、翌日9月25日(水)と連戦になります。今日のような姿勢を試合の序盤から発揮し、勝利を目指して戦ってまいります。
9月25日(木)、昨日の劇的な勝利の余韻もありながら、準々決勝の磐城高校との試合に臨みました。
ベスト4をかけたこの1戦のマウンドに上がったのはエースの井堀陽弥(2年)です。
初回、2回と立ち上がりにランナーを出しながらも無失点で抑え、上々の立ち上がりを見せます。
0-0で迎えた3回裏の攻撃。この回に打線がつながりを見せます。
1アウトから9番坂本一颯(2年)が三遊間を抜くヒットで出塁すると続く1番草野龍弥(2年)がライトへの技ありのヒットで1アウト1・3塁とチャンスを広げます。
このチャンスで菅野稜真(2年)のセーフティスクイズが相手のフィルダースチョイスを誘い、1点を先制!さらにチャンスは続きます。
この試合3番に入った松浦夢來(2年)の三塁側へのセーフティバントが相手のエラーを誘い、その間に2塁ランナー草野がホームを陥れ2点目!1塁ランナー菅野も3塁へ進みました。続く豊田悠人(2年)がライトへのヒットでさらに得点を重ねると、5番遠藤碧志(2年)が相手2番手投手からセンターオーバーのタイムリー2ベースで追加点を奪います!しかし、これでは終わらず、6番氏家大和(2年)のデッドボールをはさみ、7番熊田陽太(2年)のレフトオーバーのタイムリーヒットでこの回一挙7点を先制します!
直後の4回表の守備で1点を失うものの、3回の7点が効き、7回裏に8点目を奪い7回コールドにて勝利!
創部初の秋季県大会ベスト4進出を決めました。
この試合も2回戦、3回戦同様に課題が見つかりながらもなんとか次に進むことができました。
1戦1戦試合を重ねるごとに、チームの成長と新たな課題が見て取れます。この経験をこの秋にもっとできるよう、ここから先の相手に立ち向かって参ります。
この試合をもって、秋季県大会のベスト4のカードが決定しました。
「ふたば未来vs東日大昌平」、「聖光学院vs学法石川」の準決勝となります。
「勝ちにこだわる」新チームがスタートした際に新キャプテン草野龍弥(2年)を中心に掲げたスローガンです。
ベスト4に残ったチームのうち、3チームが東北大会への切符を手にします。
ここからの2試合、これまで以上に勝ちにこだわって闘ってほしいと思います。
準々決勝もたくさんのご声援をありがとうございました!
東北大会出場をかけて、県大会の残り2試合を戦って参ります。
【野球部】第76回秋季東北地区高等学校野球福島県大会開幕!
本校野球部は、9月12日(木)に開幕した秋季県大会に参加して参りました。
先日の相双支部予選を1位通過したため、初戦(2回戦)は9月15日(日)、いわき光洋高校との対戦でした。
白河グリーンスタジアムで行われた2回戦は、前半から両先発の好投でロースコアの展開でした。
先発マウンドに上がった井堀陽弥(2年)は5回終了時でシングルヒット1本を許すのみで無失点で前半を投げると、相手ピッチャーも立ち上がりに1点を失うものの被安打2と素晴らしい投手戦でした。
後半から試合は一進一退の攻防を繰り返します。
6回表の守備、1アウトから内野安打に2ベース、レフト前ヒットと3連打を集められ同点に追いつかれます。
しかし、同点とされた後のピンチの場面では、ショート草野龍弥(2年)、セカンド菅野稜真(2年)の二遊間が6-4-3のダブルプレーを完成させ、このピンチを切り抜け、同点で食い止めます。
1-1のまま迎えた8回裏の攻撃、先頭の7番熊田陽太(2年)のフォアボールをきっかけにランナーを出すと続く井堀が送りバント、9番坂本一颯(2年)が打ち取られ2アウト2塁から1番草野が申告敬遠で歩かされます。
ここで打席に立った2番松浦夢來(2年)がレフト前ヒットでしぶとくつなぐと、2アウト満塁から3番菅野が放った内野ゴロが相手のエラーを誘い、2点を勝ち越し!パスボールで3点目、続くチャンスで4番豊田悠人(2年)がライト線への3ベースヒットを放ちこの回一挙4点を奪いました。
リードをもらった井堀は、9回先頭バッターを出塁させるものの後続を打ち取りゲームセット。
5-1でいわき光洋高校を下しました。
初戦の緊張感や相手投手をなかなか攻略できず、苦しい場面が多くありましたが、チーム全体で粘り強く戦い、なんとか初戦突破することができました。たくさんのご声援ありがとうございました。
続く3回戦は郡山高校との対戦(@あいづ球場)となります。