2020年8月の記事一覧
【高校探究】第5回全国高校生SBP交流フェアへの挑戦
アグリ・ビジネス探究ゼミ(3年次)を中心として、スペシャリスト系列(農業・商業・福祉)で学んでいる生徒が以下の大会に挑戦いたしました。
〇SBPチャレンジアワード
第1次選考通過校 全国より22校
第2次選考:DAY1(ポスターセッション)
・グループA:発表日時 8月1日(土)13:30~16:00
1. 福島県立ふたば未来学園高校 未来創造探究ゼミ
2. 福井県立若狭高校 海洋プラスティック再生プロジェクト
③. 浜松♡鰺ヶ沢 胸キュン絆プロジェクト(コラボレーション参加)
4. 静岡県立島田商業高校 超☆珠算部
5. 青森県立三本木農業高校 農業クラブ執行部
6. 北海道留萌高校 商業研究会
7. 京都府立海洋高校 食品経済コース
⑧. 愛知県立高浜高校 地域活動部SBP班
③⑧がDAY2進出を決めました。
・グループB:発表日時 8月2日(日)9:30~12:00
1. 和歌山県立神島高校 商品開発プロジェクト「神島屋」
2. 浜松学芸高校 社会科学部地域調査班
③. 福井県立若狭高校 食のまち小浜テイクアウトプロジェクト
4. 三重県立相可高校 農業クラブ
5. 青森県立木造高校深浦校舎 深浦町探究愛好会ふかうらSBP
6. 熊本県立天草拓心高校 天草拓心高校SBP
⑦. 島根県立吉賀高校 吉高地域クラブ
③⑦がDAY2進出を決めました。
・グループC:発表日時8月2日(日)13:30~16:00
1. 西原町学生ソーシャルビジネスプロジェクト
2. 青森県立鰺ヶ沢高校 鰺ヶ沢高校SBP研究会
3. 仙台市立仙台商業高校 商業情報部
4. 福井県立若狭高校 ウニウニ大作戦
⑤. 三重県立飯南高校 應援團Circle
⑥. 愛媛県立土居高校 情報科学部
7. 中部大学春日丘高校 インターアクトクラブ
⑤⑥がDAY2進出を決めました。
第3次選考:DAY2(オーラルセッション)
発表日時 8月24日(日)9:30~12:40
各グループより進出した6校によるオーラルセッションが行われました。
〇審査結果
・DAY1(ポスターセッション)
本校は『輝』を受賞しました。
※『極』(90 点以上)、『輝』(75 点以上、90 点未満)、『雅』(50 点以上、75 点未満)
・DAY2(オーラルセッション)
文部科学大臣賞 愛知県立高浜高校 地域活動部SBP班
三重県知事賞 浜松♡鰺ヶ沢 胸キュン絆プロジェクト
参加した22校の団体へ、審査員と協力企業からの特別賞が授与されました。
審査員賞(審査員による選定:11校/22校中)
アドビ賞:福島県立ふたば未来学園高校 未来創造探究ゼミ
今回はDAY1で同じAグループから進出した2校が、文部科学大臣賞と三重県知事賞を受賞しました。本校はそれ以降の特別賞として、アドビCreativeCloudコミュニティーマネジャーさんより、「今回の取り組みでは、自分たちでデザインした缶バッチにQRコードを付けることで、取り組みの可能性を向上させた。今後もソーシャルビジネスとして活動を継続してほしい」と、アドビ賞を授与されました。
審査中は、オンライン交流会で他県の高校生と交流し、活動の視野を広げていました。
第4回の様子はこちらから
この大会では、本校の社会起業部カフェチームが【文部科学大臣賞】を受賞しています。
【工業・商業】&【高校探究】~双葉郡の地で、大熊の梨が育っています~
令和2年3月1日(日)
・福島県立ふたば未来学園中学校・高等学校の正門をくぐると左手に、Ⅱ期生が未来創造探究アグリビジネス班(大熊の梨チーム)で取り組んでいた「フルーツガーデン関本さんの梨の苗木」がありました。
Ⅱ期生の卒業証書授与式(H31.3.1)の来賓祝辞より
『避難先の千葉県において、「大熊の梨」を見事に復活させ、一昨年ご逝去された関本信之さんが育てた梨の苗木が、先日、ふたば未来学園に移植されました。これも、ふるさとの食材について学ぶ授業を通じて、関本さんのことを知ったみなさんが発案されたことだと聞きました。その苗木に宿ったみなさんの想いは、必ずや、頼もしい後輩たちへと引き継がれていくだろうと思います。将来、この苗木にも豊かに梨の果実が実ることでしょう。同じように、「変革者」たる皆さんが社会で活躍し、実らせる果実は、苗木に実った梨と同じように、将来、顔も名前も知らない人たちの頬を緩ませることと思います。』
さすがに1年で実は尽きませんでした。葉っぱも散って寂しくなった梨の木に、Ⅲ期生(工業・商業)は梨のイルミネーションにチャレンジしました。支柱をつけ、イルミネーションをつけ、麻紐で梨の実を作り、ソーラーパネルを取り付けました。途中からⅣ期生に作業を引き継いでもらいました。
令和2年3月3日(火)
・探究活動を行ったゼミメンバーによって、双葉郡の地に地植えされました。
台風や病気への対策を考え、大熊町で梨の栽培をされていた方のお庭をお借りすることにしました。
令和2年6月6日(土)
・一本の梨の木に5つの実がついていました。
令和2年7月15日(水)
・昨年度に世話をしていたメンバー(商業3年次)が、移植後に初めて訪問しました。
3密を避けるため、半分に分けて訪問しています。
居残り組にはオンラインで中継しています。
梨の実が4つになっていました。
令和2年7月22日(水)
・昨年度に世話をしていたメンバー(商業3年次)が、訪問しました。
梨のほかにも、牛なども見せていただきました。
梨の実が、すくすく育っています。
まだ、品種がわかりません。
次回は9月の報告となります。
これまでの取組みはこちらをご覧ください。
【高校探究】8/7_ならはCANvasでの活動報告
初めに、今回の探究活動においてご協力いただいた皆様に御礼申し上げます。
お米を寄贈していただいた方々
食事用のお箸を寄贈していただいた磐城高箸さん
令和2年8月7日(金)
ならはCANvas
・児童館の子供たちと一緒に絵を描きました。
向日葵(ヒマワリ)は、太陽を追いかけます。
つまり、太陽のように輝いている人(描いている人)を追いかけます。
楢葉の空に、金魚たちが元気に泳いでいます。
よく見ると、ゼミ担当の先生もいました。
・さくらタピオカの販売を行いました。
プラスチックごみ削減に向けて、以下の活動を行いました。
飲み終わったカップの回収方法として、カップのふたで桜を咲かせよう!
・広野、楢葉、富岡町のお米グランプリ開催しました。
・昨年度、アグリビジネス探究ゼミを担当された先生がお客さんとしていらっしゃいました。
活動の報告も含め、接客しました。
・それぞれの袋に投票していただきました。
グランプリ報告
・つやがありますで賞:楢葉町
・甘さがありますで賞:富岡町
・粒が大きいで賞:広野町
・この活動は、先輩たちの開発した商品等を販売した益金を使って、活動をしています。
生徒が以下の店舗に納品・販売実習することで、活動資金を確保しています。
菓匠庵(いわき駅ビル3F)※R2.8.31で閉店いたします。
広野町二ツ沼直売所(広野町)
【高校探究】&【四校連携講座「地域創生学」】
岡山県立津山商業高校、津山高校、津山東高校、津山工業高校による「四校連携講座『地域創生学』
に、本校高校 3 年次 金成美怜さんら3名がゲストとして参加しました。
令和2年8月6日(木)岡山県立津山商業高校
「地域で学ぶとは~これからの学びについて~」
地域で活躍する高校生(先進校)とのオンライン交流
交流校:高知県立佐川高校、宮崎県立飯野高校、本校
【探究】早大主催ふくしま学(楽)会 参加、発表
8月1日(土)~2日(日) 早稲田大学福島広野リサーチセンター主催による「第6回ふくしま学(楽)会」が開催され、本校生も発表やパネルディスカッションに参加しました。
ふくしま学(楽)会は、福島の復興に関するテーマを、世代を超えて、地域を超えて、分野を超えて議論する場として、2018年から行われてきました。本校生も第1回から参加し、地域の方々、大学の専門家とともに様々な議論を重ねてきました。
これまで双葉郡を会場に行われてきましたが、今回はオンラインでの実施となりました。そのためこれまで参加のなかった沖縄、九州からも参加がありました。本校からは中学生、高校生のべ25名ほどが参加しました。
初日は、「学びの場」として、「地域におけるアート」と「放射能差別とコロナ差別」についての講義を受けました。講義後は質疑応答や対話、意見交換を行いました。オンラインはコロナ休校中にも授業で活用していたこともあり、生徒たちはチャット機能などを有効に活用し、参加者との話し合いにもグイグイ取り組みました。
2日目は「対話の場」。発表では本校からは4件行いました。概要は以下の通りです。
〇絵本から始まる一歩(震災当時の自分の経験から、「同調圧力」をテーマに絵本を製作中。その経緯や思いを発表)
〇地域の伝統文化に関する取組(復活した伝統的な祭りへの参加を通して、地域への若者不足やコミュニティー課題を解決することを模索)
〇廃炉を楽しくしっかりと(廃炉の話は難しくてつまらないが、自分事として捉える必要があるとの思いから、校内で廃炉に関する座談会を実施)
〇私たちから伝えたいこと(原発事故、台風、コロナにより実害を被った経験を踏まえ、「教訓が生かされている地域社会」を理想社会とし、その実現に向けた考察や取組を実践)
各テーマの発表後はブレイクアウトルームを活用しての分科会、パネルディスカッションを行いました。
分科会では本校生も大学や研究所、官公庁の専門家に交じって地域課題について議論を交わしました。同じテーマでも立場が違うと見方が異なり、視野が広がりました。自分で発言するだけでなく、たくさんメモを取っている姿も見られ、真剣に参加する様子が見られました。
最後は本校生4人と大学等の専門家4人によるパネルディスカッション。成立するのか心配でしたが、生徒たちのフレッシュで意欲的なコメントにより場の役割をしっかり務めることができました。
研究者や官公庁、地域の一般の方々と地域の課題について語り合うこの機会は、生徒にとって大きな刺激となりました。今後の探究活動に活かしてほしいと思います。最後になりますが、主催の早稲田大学教授 松岡俊二先生、准教授 永井祐二先生をはじめとする運営の皆様、ご参加いただいた皆様に感謝申しげます。