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2024年10月の記事一覧

【国内研修】広島研修1025-27

10月25日(金)から27日(日)までの3日間で高校1年次の代表生徒13名が広島研修に出かけました。

1日目:広島国泰寺高校との交流

 新幹線のトラブル発生で40分遅れとなり、広島国泰寺高校で行う予定だった探究の授業への参加が遅くなってしまいました。予定していたエネルギー問題についての意見交流ができず、各クラスごとに分かれて学校紹介と福島のエネルギー問題のプレゼン・質疑応答となりました。急遽の変更でしたが、生徒たちはよく対応してくれたと思います。
 一方、放課後の交流会では飛び入り参加の生徒さんも加わり、40人規模での交流会となりました。
 学校が変わると、探究のジャンルも大きく変わります。広島国泰寺高校生の生徒さんは大半が2年生。かなり探究が進んでおり、自分たちの探究プロジェクトの内容を堂々と熱意を持って本校生に説明してくれました。

2日目:平和祈念資料館・被爆体験者講話、自主研修、基町高校との交流

 2日目は平和記念資料館からのスタートでした。平和記念資料館を見学した後、被爆体験者から講話をいただきました。

 その後、ふくしま学(楽)会にも参加いただいている大学生(広島市出身)から平和公園執念の史跡を案内していただきました。また、崇徳高校新聞部の生徒さんと一緒にフィールドワークを行い、取材をしていただきました。

 お昼は広島自主研修です。周辺をのんびり見学する生徒もいれば、すぐに船に乗って宮島に旅立つ生徒も!

 午後は、基町高校さんとの交流です。被爆体験者さんとの協働で「原爆の絵」の作成を行っている高校生と作品を鑑賞しながら交流しました。記憶の伝承・継承という観点から本校生は想像以上の学びがあったようです。

3日目:カクワカ広島さんとの交流

 最終日は広島市で活動をしている「カクワカ広島」さんとの交流でした。

カクワカとは「核政策を知りたい広島若者有権者の会」で核問題を「分か(ワカ)りたい」「沸か(ワカ)せたい」という意味も込められています。核兵器のない世界の実現を願って、グローバル・ヒバクシャの問題をロールプレイング形式のWSで学習しました。

 3日間という短い機会でしたが、参加した生徒は頭をフル回転させながら学んでいました。

 

 

 

 

【中学3年】未来創造学生徒研究発表会

9月26日(木)に、中学3年生による「未来創造学生徒研究発表会」が行われました。

中学1、2年生をはじめ、保護者の皆様や3年生が探究活動でお世話になった地域の方々にも

お越しいただいて発表を聞いていただきました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

これまで、中学1年生から広野町・楢葉町・富岡町・川内村の4町村での

フィールドワークを重ね、双葉郡の魅力の探究を行ってきました。

中学2年生の9月から、興味関心が似ている者同士でグループを編成し、

双葉郡の魅力を発信するために何ができるのかを考えてきました。

 

パンフレットやポスターを通じて魅力を広く伝えようとするグループや、

小学校で紙芝居の読み聞かせを行ったり、写真展を行ったりなど、

様々な方法で魅力を発信するグループが見られました。

今回の発表会では、その発信活動を中心に探究してきたことの発表を行いました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

後輩や地域の方々から質問や感想、アドバイスをいただき、自分たちが行ってきた活動を

見つめなおすことができたと思います。

 

【中学3年】演劇ワークショップを行いました!

10月24日(木)の3~6時間目の授業で、

中学3年生は演劇ワークショップを行いました!

いつもは2時間で行うことが多いのですが、今回は4時間もあるということで、

生徒たちは何をするのかワクワクした様子でワークショップに臨みました。

 

今回は「全員が演出家になる」ということで、まず紙に3つのことを書きました。

①今思いついた四字熟語

②自分が持っているこだわり

③(下の写真にある)講師の先生のポーズを見て感じたこと

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この3つからストーリーを考えることから始まりました。

そして、同じグループの自分以外の人たちにキャスティングを行って演出をしました。

初めての試みでしたが、自分のストーリーを周りに伝えて、

より良い作品を作ろうと協力している姿が見られました!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

発表では、360度周りに観客がいる状態で演技をしました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

演出した生徒が「はじめ!」と声をかけて演技が始まりました。

照明を消して暗転した中で演技を行うなど、こだわった演出が見られました。

演劇ワークショップを通して、周囲とコミュニケーションをとって調整する力や

人前でも堂々と表現する力などが育まれていることを実感しました。

 

【工業】R6 ものづくりマイスター事業(高校2年次)の取組み 2

マイスター事業(高校2年次:旋盤作業)の第2弾

今回は、10月10日と24日におこなわれた内容で、講師はIHI相馬事業所の服部様になります。

本格的な切削作業になりました。

初めに、切削工具:バイトの取り付け時のポイントについて

 バイトは、正方形の取付台( 刃物台 )となっているので、

 各面を活用すれば、最大4個のバイトを作業に合わせて取付できます。

 

 

 

 

 回転する工作物の中心にバイト刃先を合わせる必要があるので、

 その高さを確認します。

 

 

 

 

 工作物を取り付け、実施する、作業内容の確認をします。

 

 

 

 

 

 

旋盤作業の大事なところで、移動させるテーブルに付属の目盛りを確認しています。

 

 

 

 

 

 

と同時に、別な旋盤でもハンドル操作などの復習をしながら、目盛りの確認をしています。

 

 

 

 

 

 

切削作業前には、行程の再確認( 写真左 )をし、切り込んだ量をデジタルメーターにて把握( 写真中 )たり、状況に応じて測定すること( 写真右 )を繰り返しながら、指定寸法になるよう切削していきます。

 

 

 

 

 

 

切削中

この時の回転速度は、使用する旋盤によって異なりますが、

1分間あたり、約1000回転する速度で行ってます。

 

 

 

 切削作業中。各自、指示寸法まで切削・測定しながら、段切削を行いました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

所定の寸法にはなっていない『 粗削り 』という段階ですが、皆、ひと通り同じ段削りができました。

次回以降、仕上げ切削になるようですが、怪我無くできてよかったです。

【高校 情報科学同好会活動】令和6年度EVミニカートの取組み 第二弾 筑波大会

 これまでの2回の練習走行後、筑波サーキットでの大会に向けたマシン対策を行うため、職員駐車場や正門前など、校内を活用して走行練習を行いました。

 

 

 

 

 

 

 

路面が荒れていたり、距離は短いが、傾斜のある場所での練習は、感覚を得るためにもよい練習となりました。

 

ところが、その後の練習中に突然マシンストップ!

時間を見て、原因の解明をしなければならないため、同じ取り組みをしている、小高産業技術高校に相談したところ、快く点検していただけることになりました。

 後日改めて伺い、点検していただいた結果、何らかの影響で基板に大きな負荷が発生した模様。

 

 基板の一部に損傷の跡が…

  

 

 

 

基板は修繕が必要になるので、筑波大会には予備のものを使用することにし、調整を行いました。

 

 そして迎えた10月20日(日)CQEVミニカートレース筑波大会当日。

昨年の大雨とは打って変わり、秋晴れの下、大会が実施されました。

 

曇り空で、やや風が強いのが気になるが… 

 

 

 

 

会場についてすぐに、指定された区域にテントを設営し、荷物を展開した後に一休み…

 

この時間に各々、昼食なども済ませます。

 

 

 

 

12時からの受付を済ませ、代表者とドライバーのミーティングに参加。

 

大学・専門学校生をはじめ、

一般社会人まで昨年よりも多い、

37チームの参加でした。

 

 

最終整備中。

 

 

 

 

 

 

 

空気圧よし!

ブレーキ(制動力)よし!

バッテリー接続、動作よし!

などなど…各所ちぇーっく! 

 

 

無事車検を通過!

 

 

 

 

 

コースに向かいます。

 

 

 

 

コース上で…

スタート前、

くじで決定したグリッドについて、

はいち~ず!

 17号車 A( 3年+1年 )チーム

 18号車 B( 2年生 )チーム

 

 

各車、

コールを受けて、

声援にこたえます!

 

 

全車コールも完了し、スタートを待ちます。

 

 

 

 

15:15 待望のスタート~!

 

のはずでした…

18号車は軽快にスタートして走り出しましたが、17号車はスタートできず!

できる対策は試みましたが、走行することはできませんでした。

 

 

18号車の走行

 

 

 

最終結果です。

 

18号車(印4個)は、大会規定には及びませんでしたが、30分間走行し、記録は4周でした。

 

ちなみに、

優勝は大学生チームで、9周の記録でした。

 

 

 

 

 

17号車も、練習走行では順調に動いていたのですが、電機系のトラブルのようで、調整しきれず残念でした。

 気を取り直して、12月に開催される第2回相双大会に向けて、頑張ります。

【工業】R6 ものづくりマイスター事業(高校3年次)の取組み

 工業科では、10月より2年次でマイスター事業が始まっておりましたが、

10月21日(月)より3年次においても【電子機器組み立て】作業が始まりました。

電子機器組み立てのマイスター講師は、今年度も草野 拓様に務めていただきます。

 日程は、次のとおりです。

       1回目  10月21日(月)  今時:開講と概要説明

       2回目  10月28日(月)

       3回目  11月11日(月)

       4回目  11月18日(月)

       5回目  11月26日(火)

 

 福島県職業能力開発機構の齋藤様より事業説明があり、その後、草野様から作業内容などの説明をいただきました。受講生は、高校3年次2名です。

 

 

 

 

 

 

電子機器組み立て作業は、小さな部品を扱うため、キット内の個数と部品名称、その役割や大きさなどについて、一つ一つテキストを確認しながら、その説明を受けています。

 

 

 

 

 

 

また、昨年に製作、完成した基盤をみて、半田作業の良し悪し、電気の流れ、仕組みなどの説明を受けました。

 

 

 

 

 

 

 

時には、タブレットを活用して補足説明などをしていただきながら、講義が行われました。

 

1回目の今回は、作業内容や部品についての概要説明が中心でしたが、次回からはテキストに沿った組み立て作業になる模様です。

鉛筆 【中学校】中学3年 未来創造学 論文講座

10月18日(金)に高校企画研究開発部長の林教諭より、中学3年生に向けた論文講座を行いました。

「論文=むずかしい」と身構えていた生徒たちですが、「論文と他の文章の違いは?」「どうして論文って必要なの?」「論文の型って?」という疑問について知ることができ、論文作成に向けて前向きな気持ちがでてきたように見えました。

これから生徒たちは、中学校3年間の探究活動の学びと成果を論文にまとめていきます。そして最終的には、中学の学びの集大成として3月に予定している一般生ニュージーランド研修にて、現地連携校の生徒に向けた英語での発信と対話を目指します。

その姿を思い浮かべ、学年担当としては今から期待でワクワクしています。ぜひ、生徒たちには準備を含め何事にも主体的に取り組んでほしいです。

【探究スタートアップラボ】

10月8日(火)に、全国13校から約50名の高校教員がふたば未來学園に来校し、探究学習に関する研修を行いました。

この取り組みは認定NPO法人カタリバが三菱みらい育成財団の助成を受けて実施しており、ふたば未來学園高校と協働で高校教員向けの探究指導プログラムを研究・開発しています。

今回の研修では先進校フィールドワークと伴走力強化をテーマとして、本校の探究の授業を見学していただき、各学校のカリキュラムの見直しなどを行いました。

【WWL探究 山形県立東桜学館中学校・高等学校の中間発表会に参加しました】

10月9日に山形県立東桜学館中学校・高等学校の2年生中間発表会に本校生徒3名が参加しました。

東桜学館は本校のWWL事業の県外事業連携校となっており、昨年から相互に発表会に参加しています。

本校生は「福島県広野町の化石~浅見川と北迫川の化石の違い」「紙芝居による伝承活動~魅力的な紙芝居にするためには~」「高齢者と若者の交流」の3つをポスターで発表しました。

東桜学館はSSH指定校でもあるので理系の発表が多いですが、ふたば未來学園の生徒は地域課題の発表が中心でした。

発表会後は参加した学校の生徒での生徒交流会にも参加し、充実した発表会となりました。

 

【広島・事前研修】1F視察&第11回1F地域塾

広島研修とドイツ研修に参加する本校1年生の事前研修を兼ねて、福島第一原子力発電所(1F)の視察と第11回1F地域塾(早稲田大学と共催)を開催しました。本校生15名を含む59名の参加者がありました。


廃炉とその先の地域の将来像を考えるために地域の住民や大学の研究者、電気事業関係者、大学生などなどの方々と対話を続けてきています。
基調講演の後の対話では「廃炉の多様な将来像」について、グループに分かれて対話をしました。

【参加した高校生からのコメント】
○対話の名の下に「科学的に正しい」を押し付けることは新たな住民の分断につながる
○住民との対話がアリバイ作りになっていることが多く、誰が対話の場を設定するかは重要
○探究=問題を自分ごと化するために、さまざまなことを「切り口」にして考える
○1Fの視察で「安心・安全」が強要されている気がする。疑問やモヤモヤがもっとできてもいいはず。そういうモヤモヤを共有できる対話の場があってよかった。
○遺構が残ることが将来の人たちの自分ごとになって考える/みんなで考える/現地に行って感じるなど考える場の提供につながる
○「私はそうは思えない」と気軽に言える場が欲しい
○情報発信、若い人に伝えるとかいうけど、若い人だけじゃなくて偏見のある大人にむけても発信しないと