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2022年3月の記事一覧

【中学校】3年生を送る会

本来であれば3月17日(木)に行う予定でしたが、地震の影響で休校になってしまい、翌日18日(金)に「3年生を送る会」を実施しました。

 

在校生代表あいさつでは、生徒会長の木田剛生くんから

「今日まで、この学校を最前線で引っ張り続けてきた先輩方の姿は、常に私たちの目標であり、憧れでした。これからは、学校生活・委員会・部活動も、中学校を私たちが引っ張っていく番です。これまでの伝統を私たちが引き継ぎ、中学校をより良いものにしていきます。」

という話がありました。中高一貫一期生である卒業生に、今までお世話になったことの感謝とこれからの決意を堂々と述べていました。

 

卒業生代表あいさつは、中高連携幹事の小野雄太郎くんと、中央委員会の紺野一剣くんの2人が行いました。

「本当にあっという間に、中高6年間の半分である3年が過ぎてしまった。1年生の最初の頃は、勉強もあまりしなかったので、授業などでとても苦労した。目的意識をもって、何事にも全力で頑張ってほしい。」

という話があり、先輩方の経験から語られるエピソードを、在校生は真剣に聞いていました。

2人の息の合った漫才トークに会場全体が笑いに包まれるシーンもあり、一期生の仲の良さや温かい雰囲気も後輩たちに伝わったようでした。

 

最後に記念撮影をして、退場まで行いました。

次に会うときは、中学生と高校生ですが、同じ校舎の仲間です。

これからもまたよろしくお願いします。

【海外研修】留学生向けツアーを主催(NY研修代替)

例年国連本部等を訪問し、福島の課題と持続可能な世界実現に向けた課題を重ね合わせて議論を重ねる高校2年次ニューヨーク研修は、今年度も新型コロナウイルス感染症の影響により渡航が出来ず、オンラインでの開催となります。

しかしながら、生徒たちから別の方法で福島を発信していきたいという強い要望があり、この度立命館アジア太平洋大学(APU)と連携し、各国から日本に留学してきている留学生12名を福島に招く生徒主催の3泊4日の「浜通りツアー」を実施しました。

参加した留学生はタイ、ベトナム、ウズベキスタン、パレスチナ、パキスタン、中国、バングラデシュ、ウガンダ、オーストラリアからの12名 で、本校のニューヨーク研修チーム12名の生徒たちが約2か月間プログラムの検討と準備を重ねて、ホストしました。

ツアーは、浪江町の請戸小学校や大熊町の帰還困難区域で11年前の出来事や今なお続く厳しい状況に触れたり、相馬での甲冑試着体験や川内村の天山文庫で浜通りの文化と自然に触れたりと、福島の光と課題とを体感できる充実したプログラムとなり、留学生の皆さんの強い共感を得ることが出来ました。留学生の皆さんは自分自身がその場に住んでいたらと想像しながら自分事として考え、4日間を通じてたくさんの質問を投げかけてくれました。

パレスチナ出身の留学生の方からは、自身が政治的な問題によるディアスポラ(民族の離散)にさいなまれているが、原子力災害によるディアスポラから復興させようとする福島の姿は光だ、というコメントもいただき、生徒たちは福島と世界の課題との重なり合いについて思考を深める機会ともなりました。

4日間を通じて留学生の方と本校生がペアを組んで対話を重ね、共に持続可能な世界を実現していく仲間としての絆も深めた素晴らしい機会となりました。

 

 

令和3年度 浜通りツアーについて
(福島県立ふたば未来学園高校2年次生徒作成)

1.趣旨
世界中で様々な社会問題が起こる中、2011年に発生した東日本大震災と原発事故は過去の出来事とも言われています。しかし、東日本大震災の残した問題は依然として山積しています。東日本大震災が抱える問題は、世界のどこかの数多くある問題と通じるような、普遍的な問題ではないでしょうか。
私たちの多くは、自分達が抱えている問題に対して、知ってほしい、自分事と捉えてほしいと願いますが、実際は身近ではない社会問題を知ることや自分事として捉えることは多くありません。今後も増え続けていくであろう社会問題を解決していくためにも、自分の身近でなくても、常に興味関心を持ち、課題と向き合い続けることが大切なのではないでしょうか。
「浜通りツアー」と題して、外国人留学生に浜通りを堪能し体験してもらい、東日本大震災前後とその復興真っ只中の今を学んで頂くとともに、社会問題について“他人事”から“自分事”として考える一歩とします

2.内容

(1)東日本大震災および津波、原発事故の概要と被害の状況
大きな津波の被害を受けて現在は遺構となっている施設や、当時の様子をそのまま残している場所、および大震災の様子の写真等を展示した資料館等を訪問します。また、屋外においては、ガイドによる話を聞きながら、当時の震災の被害が分かる場所や避難経路を歩く体験等を通じて、大震災の概要とその後の状況について理解を深めます。

(2)浜通り地域の歴史と伝統・文化
地元の文化財や工芸品、祭り等に触れながら、地元特有の伝統・歴史・文化にも触れます。

(3)浜通り地域の豊かな自然
太平洋に面した海岸地区の豊かな自然だけでなく、山間部の山や川などの雄大な自然も、体験等を通じて満喫します。

(4)浜通り地域の豊かな食の堪能
生産者の方々から震災当時や風評被害を乗り越えようとするこれまでの苦労についてお話を聞きながら、東北地方でも温暖な気候を生かした地域の特産物を堪能します。

3.期 間 2022年3月7日(月)~3月10日(木) 3泊4日

4.開催場所 福島県浜通り地域(双葉郡・南相馬市・相馬市)

5.募集人数 12名(本校生徒と同じ人数)

 ※ この事業は、国内外からお寄せいただいた寄付金をもとに設置された「福島県東日本大震災子ども支援基金」も活用して実施しています。

【中学・高校・三島】オンライン交流会を行いました!

 2月28日(月)に、三島長陵校舎の生徒たちともオンラインでつなぎ、中高全校生による交流会を行いました。

新型コロナウイルスの影響で、三島長陵校舎の生徒たちは入学初年度しか本校舎に来ることができませんでした。また、翌日に行われる卒業式もオンラインでの参加となり、今まで本校舎生徒との交流機会がほぼありませんでした。

 そこで、今年度大活躍した三島長陵校舎の生徒たちをお祝いし、全校生でオンラインでも交流できる企画を行おうということになりました。

 

 本校舎生徒からは、「女子 2021 プレナスなでしこリーグ 2 部優勝」「男子 プレミアリーグ昇格決定 」をお祝いするパネルを三島長陵校舎の生徒たちへ贈呈しました。(本校舎で掲示されています)

 

 中学3年生の阿部一葉さんから、「コロナ禍だからこそ、今できる校歌を」ということで、探究で実践した手話による校歌のレクチャーも行われました。コロナ禍で校歌斉唱もほぼできなかった生徒たちには、校歌は馴染みが薄いものになっていたかもしれません。手話を通して、校歌の歌詞の意味を改めて考える機会にすることができました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 最後に全校生による記念撮影も行いました。3月1日の卒業式に在校生は参加できませんが、三島長陵校舎の生徒たちや3年生と思い出をつくることができました。