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2023年5月の記事一覧

【中学校・高校】生き方が変わる瞬間 ~小泉進次郎さんとの出会い~

 令和5年5月27日(土)に、中学2年生を対象とした「リーダー学」が行われました。大変充実した学びでした。

 また、小泉さんのお気持ちで、希望する中学3年生と高校1年次・2年次の生徒および中学校・高校の生徒会役員との懇談の時間もいただきました。

 午前中の中学2年生への講義では、リーダーは、

  ① リーダーは目的ではなく結果がそうさせる。

  ② リーダーは1人ではできない。

  ③ 自分のルーツを知る。

というお話をいただきました。小泉さんの経験を交えながらの心のこもった内容に、生徒たち、教員が感動しました。このお話をふまえて、お昼の時間に、特別に懇談していただきました。

「自分のルーツを大切にする。実体験ほど自分を支えてくれるものはない。」

 なぜ、小泉さんが福島に思いを寄せてくれるのか、それは、小泉さんが幼いころ、毎年ご家族で箕輪スキー場にこられていたとのことで、福島でのたくさんの人との出会いや食事、様々な自然体験がルーツになっているそうです。

 何気ない毎日で気づかない、私たちが育った「福島」を、様々な体験や学びを通じて私たちの強みにしたいと思います。

「日本にいたら日本のことは分からない。」 若い人はまずは外に出て、外から故郷をみることが故郷を知ることになるというのも刺激になりました。そして、若い人が経験を積んで戻ってきてくれる街づくりをするのが、大人世代の責任というお言葉を大切にしたいと思います。

 リーダーに必要なものとは。。。「どのような世界でも意見は分かれるもので、どちらを選んだら好かれるかを考えるのではなく、どちらの批判に耐えられるかを考えることが重要。その上で、意見が届かなかった人の思いや、判断したことによって、どこまでの世界に変化するかを想像できるかがリーダーに問われることになる。これからの様々な体験や経験、人との出会いを大切にしないといけない。そういった自分でしか語れない自分のルーツで人の思いや変化を想像することが、リーダーとなった時の支えになる」と、お話になりました。

 リーダーに必要なもの、①強さ、②想像力、③情熱。

 まさに、人生が変わる瞬間。

 福島への思いと生徒たちの挑戦に想いを寄せてくださる小泉さんに心より感謝申し上げます。

 そして、お世話になったこの思いを、私たちのルーツ(これからの体験や出会い)を大切にしながら、私たちも次の世代につないでいきます。

 

 ※ noteにも記事をupしました。https://futabamirai-hs.note.jp/

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【高校1年次+プラス】演劇ワークショップ 課題発見のために

 本校では、火曜日の6,7校時に高校全生徒が探究活動(未来創造探究)をしています。昨日(令和5年5月30日(水))も全生徒、全教員で授業が行われました。そのうち、本校の特色ある学習活動の1つに、1年次生徒全員が取り組む「演劇創作」があります。

 地元の方に取材をして、地元や社会の課題を見出し、それぞれの立場を演ずることによって、その課題に向き合いながら学ぶものです。この日は、グループごとに先週決めた取材先への質問を検討しました。

 どのように、進んでいくか、楽しみのような不安なような。。。

プラスです。

1年次生徒たちの向かいの教室では、3年次生徒が論文作成をしていました。

【高校2年次】世界史×演劇×哲学対話の授業です。(その2)

 高校2年次アカデミック文系の生徒を対象に、世界史×演劇×哲学対話で体験と対話を通じた学びを行っています。

 前回の演劇で共和政や民主政、独裁制などの政治体制の特徴について、演劇で表現しました。

 本日は哲学対話です。今回はそれをもとにて議論をします。本日の問いは生徒から出された『民主政・共和政・独裁制の中で、もっともよいのはどれか?』というテーマでした。そもそも、政治的に「よい」とはどのようなことから議論を始め、意思決定のスピードや意見の多様性について吟味しました。

 高校に入って初めて哲学対話にチャレンジした生徒も半分ぐらいいたため、生徒たちの中から哲学対話の作法などを自分たちで確認したり、論点を整理したりする流れもあり、初めて参加した生徒も心理的安全圏の中で、議論に参加することができました。

 授業中に政治学者の丸山真男の言葉「ローマ史には人類の経験が凝縮されている」「ローマ史は社会科学の実験場である」を紹介しました。演劇×哲学対話でその言葉を実感できたでしょうか…。

 

【中学校2年生】「リーダー学」で小泉進次郎さん来校!

 中学校2年生の『第1回リーダー学』では、衆議院議員の小泉進次郎さんを講師にお招きして授業を実施しました。

 リーダー学では、社会を牽引している変革者と実際に出会い、変革者の「価値観(考え方)」「創造力(生み出す力)」「組織行動力(仲間を引き付ける力)」を学び、これからの社会を創る人材「変革者型リーダー」を育成することをねらいとしています。

 講義では、進次郎さん自身の経験や、事前に出た生徒達の考えや質問をもとに、「”おかしい”や”なぜ?”を大切にする」「フォロワーシップ」「自分で決定することの重要性」などについてお話いただきました。

 講義の後はリーダーをテーマに「哲学対話」を行い、そこで出た意見や新たな疑問などを、後半の意見交換で進次郎さんに伝えました。

 進次郎さんのリーダーとしての魅力に直接触れ、心に響くたくさんの言葉をいただいたことで、これからの生徒たちの成長が楽しみです。

 進次郎さん、本当にありがとうございました。

【高校2年次】世界史×演劇×哲学対話の授業です。(その1)

 ただいま、(令和5年5月24日(水)、25日(木)、30日(火))高校2年次アカデミック文系の生徒を対象に、世界史の学習、演劇での学び、哲学対話と体験と対話を通じた学びを行っています。

「ブルータス、お前もか」、共和制ローマ末期の独裁者のことや、その歴史的な背景を学び、その心情をおもんぱかりながら演劇を創作しました。4班がそれぞれ台本を製作し、互いに学びあいました。

 演劇は、その情景や心情を想像する必要があり、深い学びにつながっています。

 来週は、このことを踏まえて、哲学対話です。

 私たちは、どのように政治に向き合っていけばいいのでしょう?人の幸せや家族をどう守っていくか。。。