カテゴリ:中高探究学習
【探究】2年次原子力防災ゼミ 夜ノ森駅周辺フィールドワーク
令和2年7月1日(水)
原子力発電所の事故により、甚大な被害を受けた双葉郡を自らの足で歩き、現状と課題を見ることで、探究活動を自分事としてスタートさせることを目的として行いました。
3月10日に富岡町で帰還困難区域の一部の避難指示が解除されました。常磐線も全線運航が再開されていたため、電車を利用し、車窓を眺めながら夜ノ森駅へ向かいました。
駅は開発が進められており、待合いスペースとなる場所を目の前に、富岡町役場の方に町の復興状況と現状を話して頂き、ご自身の経験を元にした、生の声を聞くことも出来ました。
「東京電力福島第1原子力発電所が出来たことで町が潤ったことを知っている。知り合いが働いていることもあり、複雑な心境だ。」という言葉が非常に印象に残っています。
その後、夜ノ森駅周辺から各自町を散策し始めました。避難指示一部解除により、桜並木も新たに500メートルが解放されました。青葉が茂る並木を歩き、探究のアイディアを出しながら「いつか桜を見に、また来たい。」とこぼす生徒もありました。
とはいえ、未だバリケードが至る所に設けられていたり、学校の解体が進められていたりする様子を目の当たりにし、生徒たちはさらに探究活動への気持ちが強くなっていたように感じます。
後日、フィールドワークのアウトプットを行いました。役場の方に聞いた話や、自分の目で見たこと・感じたことを思い出しながら、互いに意見を出し活動を行うことが出来ました。これ探究活動を進めるにあたって、いいスタートが切れたのではないかと思います。
【高校探究】第5回全国高校生SBP交流フェアへの挑戦
アグリ・ビジネス探究ゼミ(3年次)を中心として、スペシャリスト系列(農業・商業・福祉)で学んでいる生徒が以下の大会に挑戦いたしました。
〇SBPチャレンジアワード
第1次選考通過校 全国より22校
第2次選考:DAY1(ポスターセッション)
・グループA:発表日時 8月1日(土)13:30~16:00
1. 福島県立ふたば未来学園高校 未来創造探究ゼミ
2. 福井県立若狭高校 海洋プラスティック再生プロジェクト
③. 浜松♡鰺ヶ沢 胸キュン絆プロジェクト(コラボレーション参加)
4. 静岡県立島田商業高校 超☆珠算部
5. 青森県立三本木農業高校 農業クラブ執行部
6. 北海道留萌高校 商業研究会
7. 京都府立海洋高校 食品経済コース
⑧. 愛知県立高浜高校 地域活動部SBP班
③⑧がDAY2進出を決めました。
・グループB:発表日時 8月2日(日)9:30~12:00
1. 和歌山県立神島高校 商品開発プロジェクト「神島屋」
2. 浜松学芸高校 社会科学部地域調査班
③. 福井県立若狭高校 食のまち小浜テイクアウトプロジェクト
4. 三重県立相可高校 農業クラブ
5. 青森県立木造高校深浦校舎 深浦町探究愛好会ふかうらSBP
6. 熊本県立天草拓心高校 天草拓心高校SBP
⑦. 島根県立吉賀高校 吉高地域クラブ
③⑦がDAY2進出を決めました。
・グループC:発表日時8月2日(日)13:30~16:00
1. 西原町学生ソーシャルビジネスプロジェクト
2. 青森県立鰺ヶ沢高校 鰺ヶ沢高校SBP研究会
3. 仙台市立仙台商業高校 商業情報部
4. 福井県立若狭高校 ウニウニ大作戦
⑤. 三重県立飯南高校 應援團Circle
⑥. 愛媛県立土居高校 情報科学部
7. 中部大学春日丘高校 インターアクトクラブ
⑤⑥がDAY2進出を決めました。
第3次選考:DAY2(オーラルセッション)
発表日時 8月24日(日)9:30~12:40
各グループより進出した6校によるオーラルセッションが行われました。
〇審査結果
・DAY1(ポスターセッション)
本校は『輝』を受賞しました。
※『極』(90 点以上)、『輝』(75 点以上、90 点未満)、『雅』(50 点以上、75 点未満)
・DAY2(オーラルセッション)
文部科学大臣賞 愛知県立高浜高校 地域活動部SBP班
三重県知事賞 浜松♡鰺ヶ沢 胸キュン絆プロジェクト
参加した22校の団体へ、審査員と協力企業からの特別賞が授与されました。
審査員賞(審査員による選定:11校/22校中)
アドビ賞:福島県立ふたば未来学園高校 未来創造探究ゼミ
今回はDAY1で同じAグループから進出した2校が、文部科学大臣賞と三重県知事賞を受賞しました。本校はそれ以降の特別賞として、アドビCreativeCloudコミュニティーマネジャーさんより、「今回の取り組みでは、自分たちでデザインした缶バッチにQRコードを付けることで、取り組みの可能性を向上させた。今後もソーシャルビジネスとして活動を継続してほしい」と、アドビ賞を授与されました。
審査中は、オンライン交流会で他県の高校生と交流し、活動の視野を広げていました。
第4回の様子はこちらから
この大会では、本校の社会起業部カフェチームが【文部科学大臣賞】を受賞しています。
【工業・商業】&【高校探究】~双葉郡の地で、大熊の梨が育っています~
令和2年3月1日(日)
・福島県立ふたば未来学園中学校・高等学校の正門をくぐると左手に、Ⅱ期生が未来創造探究アグリビジネス班(大熊の梨チーム)で取り組んでいた「フルーツガーデン関本さんの梨の苗木」がありました。
Ⅱ期生の卒業証書授与式(H31.3.1)の来賓祝辞より
『避難先の千葉県において、「大熊の梨」を見事に復活させ、一昨年ご逝去された関本信之さんが育てた梨の苗木が、先日、ふたば未来学園に移植されました。これも、ふるさとの食材について学ぶ授業を通じて、関本さんのことを知ったみなさんが発案されたことだと聞きました。その苗木に宿ったみなさんの想いは、必ずや、頼もしい後輩たちへと引き継がれていくだろうと思います。将来、この苗木にも豊かに梨の果実が実ることでしょう。同じように、「変革者」たる皆さんが社会で活躍し、実らせる果実は、苗木に実った梨と同じように、将来、顔も名前も知らない人たちの頬を緩ませることと思います。』
さすがに1年で実は尽きませんでした。葉っぱも散って寂しくなった梨の木に、Ⅲ期生(工業・商業)は梨のイルミネーションにチャレンジしました。支柱をつけ、イルミネーションをつけ、麻紐で梨の実を作り、ソーラーパネルを取り付けました。途中からⅣ期生に作業を引き継いでもらいました。
令和2年3月3日(火)
・探究活動を行ったゼミメンバーによって、双葉郡の地に地植えされました。
台風や病気への対策を考え、大熊町で梨の栽培をされていた方のお庭をお借りすることにしました。
令和2年6月6日(土)
・一本の梨の木に5つの実がついていました。
令和2年7月15日(水)
・昨年度に世話をしていたメンバー(商業3年次)が、移植後に初めて訪問しました。
3密を避けるため、半分に分けて訪問しています。
居残り組にはオンラインで中継しています。
梨の実が4つになっていました。
令和2年7月22日(水)
・昨年度に世話をしていたメンバー(商業3年次)が、訪問しました。
梨のほかにも、牛なども見せていただきました。
梨の実が、すくすく育っています。
まだ、品種がわかりません。
次回は9月の報告となります。
これまでの取組みはこちらをご覧ください。
【高校探究】8/7_ならはCANvasでの活動報告
初めに、今回の探究活動においてご協力いただいた皆様に御礼申し上げます。
お米を寄贈していただいた方々
食事用のお箸を寄贈していただいた磐城高箸さん
令和2年8月7日(金)
ならはCANvas
・児童館の子供たちと一緒に絵を描きました。
向日葵(ヒマワリ)は、太陽を追いかけます。
つまり、太陽のように輝いている人(描いている人)を追いかけます。
楢葉の空に、金魚たちが元気に泳いでいます。
よく見ると、ゼミ担当の先生もいました。
・さくらタピオカの販売を行いました。
プラスチックごみ削減に向けて、以下の活動を行いました。
飲み終わったカップの回収方法として、カップのふたで桜を咲かせよう!
・広野、楢葉、富岡町のお米グランプリ開催しました。
・昨年度、アグリビジネス探究ゼミを担当された先生がお客さんとしていらっしゃいました。
活動の報告も含め、接客しました。
・それぞれの袋に投票していただきました。
グランプリ報告
・つやがありますで賞:楢葉町
・甘さがありますで賞:富岡町
・粒が大きいで賞:広野町
・この活動は、先輩たちの開発した商品等を販売した益金を使って、活動をしています。
生徒が以下の店舗に納品・販売実習することで、活動資金を確保しています。
菓匠庵(いわき駅ビル3F)※R2.8.31で閉店いたします。
広野町二ツ沼直売所(広野町)
【高校探究】&【四校連携講座「地域創生学」】
岡山県立津山商業高校、津山高校、津山東高校、津山工業高校による「四校連携講座『地域創生学』
に、本校高校 3 年次 金成美怜さんら3名がゲストとして参加しました。
令和2年8月6日(木)岡山県立津山商業高校
「地域で学ぶとは~これからの学びについて~」
地域で活躍する高校生(先進校)とのオンライン交流
交流校:高知県立佐川高校、宮崎県立飯野高校、本校