ふたば未来学園の日々

2019年4月の記事一覧

地域協働スペース「双葉みらいラボ」オープニングセレモニー

4月3日12:30新校舎の大きな目玉の一つである地域協働スペース「双葉みらいラボ」のオープニングセレモニーが多くの来賓の方々と生徒、職員が見守る中、盛大に執り行われました。

セレモニーでは福島県教育委員会 鈴木淳一教育長、本校 丹野純一校長から挨拶がありました。挨拶の中で双葉郡教育復興ビジョン推進協議会、双葉郡子供未来会議、双葉郡未来会議などを通して多くの地域の方々と大人と子供たちが長い時間をかけ、復興に向けてどんな施設が必要で、そこでどのような活動が期待されるかを話し合ってきたこと、この施設に期待する思い、そしてそれを実現するためにデザインと設計を担ってきてくださった辺見・阿部設計共同体、株式会社ブルースタジオそれぞれのスタッフへの感謝と惜しみない支援をしてくださった日本財団とボートレーサーの守田俊介氏への感謝の気持ちが語られました。その後、生徒たちの掛け声でカウントダウンが行われ、いよいよ幕が上がりお披露目となりました。

引き続き、空間を設計してくださったブルースタジオ 大島 芳彦氏からこの施設から見える里山の景色と施設中央に位置する大樹をモチーフとした大きな柱についての説明がありました。セレモニーの最後には日本財団 笹川順平常務理事、ボートレーサー 守田俊介氏、広野町 遠藤智町長から祝辞をいただきました。祝辞ではそれぞれがこの施設に期待する思いを語っていただきました。

最後に、生徒を代表して生徒会長 菅野光桜さんから御礼の言葉がありました。とても素晴らしい施設で驚いていることやこれからこの施設で行っていく探究活動などにすでに胸躍る気持ちであることなど率直な言葉で伝えられました。

その後、施設を各メディアや来賓の方々が自由に見学されました。その中では社会起業部で運営する「カフェ ふぅ」についての説明もありました。5月下旬のオープンを目指しています。なお、この施設の地域の方々へのオープンはカフェのオープンと同じ5月下旬を予定していますので、今しばらくお待ちいただけますよう、よろしくお願いします。

ノーベル平和賞受賞者 マララ・ユスフザイさんとの対談

国際女性会議「WAW!」に参加するために来日していた、ノーベル平和賞受賞者のマララ・ユスフザイさんにお会いしてきました。

被災地の子どもたちに会いたいとの彼女の声で、特定非営利法人ハッピーロードネット様に仲介をいただき、本校女子生徒3名との対談が実現しました。

はじめから自由に質問をする時間を設けていただき、本校生は自分たちの自己実現に向けて重要なメッセージをいただきました。

「教育を受けることを禁じられて、テロの脅威も身近にあったが、もう10年ほど自分で声を上げ、伝え続けてきた。すぐに物事は変わらないかもしれない。でもあきらめてはいけない。はじめはひとりしか聞いてくれなくても、私はあきらめなかった。」

「ネガティブな側面ばかりに目を向けてはいけない。すべての人を尊重すること。自分たちの考えをよりよいものにできるかもしれない。」

富岡町で海外研修の学びを伝えてきました

今年度のニューヨーク研修に参加したメンバーで、~地域をつなぐ 世代をつなぐ~お茶会in富岡に参加してきました。これは、ニューヨーク研修の事前研修にてお世話になった青木淑子さんとの約束によって、実現されたものです。

会場には、富岡町3.11を語る会の皆様、とみおか表現塾の皆様、安積黎明高校・郡山東高校・郡山北工業高校の生徒の皆さんがいらっしゃり、本校生徒の発表を伝えてきました。本校の生徒たちは、今後自分たちの学びを伝え、実践をしていく上での課題を見つけて帰ってきました。