ふたば未来学園の日々

2019年12月の記事一覧

【農業】こども園でクリスマスリース作り

12月11日(水)スペシャリスト系列農業で栽培を選択する3年生3名と広野町立広野こども園の園児18名でクリスマスリース作りを行いました。

クリスマスリースの土台は11月に一緒に芋掘りをしたサツマイモのツルを活用し、生徒たちが先生となって園児たちにリースの作り方を指導しました。

最初のリボン作りに苦戦した園児たちでしたが、生徒の指導もあり上手にリボンを作り、リースに取り付けると、飾り付けでは個性あふれるデザインのクリスマスリースを作り上げました。

クリスマスリース作り終了後には、スペシャリスト系列農業で食品加工を選択する3年生が作ったサツマイモのシフォンケーキを園児たちにプレゼントしました。自分たちで収穫したサツマイモを使用したシフォンケーキを受け取った園児たちは喜んでいました。

材料の準備

 

リース土台を受け取る園児

 

リボンの作り方説明

 

リボンを作る園児

 

デザインを考える園児

 

クリスマスリース作り

 

完成したクリスマスリース

 

集合写真

 

シフォンケーキを受け取る園児

 

シフォンケーキを食べる様子

 

【中学校】 未来創造学

 先週12月4日(水)の未来創造学では、3年生が修学旅行での地域発信活動の構想、2年生が地域のよいところ発信のためのはがき作成、1年生が地域学習の中間発表会を行いました。 3年生は広野町のよいところを話し合い、そのことを3月の東京方面への修学旅行で、どのようにして伝えればよりよく伝わるのか、話し合っています。自分たちがフィールドワークで訪問したバナナ園のバナナや有機米を実際に食べて、そのすばらしさを改めて確認する機会になりました。

 2年生は紙漉きで和紙を作る過程に、楢葉町の柚子を入れ込んでいます。和紙ではがきを作り、自分たちの出身地にはがきを通して地域のよさを発信します。はがきを作るために毎日たくさんの牛乳パックを集め、一人一人が一生懸命準備しました。柚子をどのようにはがきに入れ込むのか、試行錯誤しつつ、知恵を出し合い、活動しています。

 1年生は、これまで行ってきた学習課題追究の中間発表会を行っています。これまでの追究にいったん結論を出し、意見交換を行う中で、新たな学習課題の設定に繋げています。

 生徒たちは自分が感じた双葉地区のふしぎをのびのびと、自らの思いを大切に追究してきました。しかしそれをグループで話してみると、自分では気づかなかったことにたくさん気づきます。他の人に聞かせることで、自分では気づかなった「たからもの」に気づいたり、工夫すべき表現方法に気づいたりします。

 今後は他の地域を追究している生徒たちと交流したり、ふるさと創造学サミットでの意見交流を通して、さらなる追究に繋げていきます。

【中学校・哲学対話】 日本、そして他国のよいところを考えました

  今回のテーマは国際理解です。

 まずは日本や他国のよいところについて、思いつくままにどんどん書き出しました。

  海外の好きな国については、社会の授業で学習した内容もたくさん出ていました。普段の授業で学んだ内容が道徳や総合的な学習の時間でも生き生きと登場する姿、いいですね!

  日本のよさについても、普段は当たり前すぎてじっくり考える機会が無かったかもしれません。生徒たちは書きながら、改めて日本のよさを再確認していました。

 その後は本校の国際経験豊かな先生から、海外での生活の様子の紹介です。この日は日本と生活の様子が大きく異なるスリランカについて紹介を受けました。聞いている生徒たちは、日常的に起きる停電の話や物価の安さ、時間の感覚の違いといった、日本とあまりに違うスリランカの様子に、時折目と口を大きく開けつつも、感じたことをどんどんメモしていました。

 次回の哲学対話で本日の学びが大いに生かされそうです。

放射線について学びました【スペシャリスト系列2年 農業・工業・商業・福祉の合同授業!】

 11月26日(火)、環境省福島地方環境事務所 課長森田重光様が来校され、本校スペシャリスト系列の農業科、商業科、工業科、福祉科の2年次43名と3年次工業科9名を対象に、放射線の基礎知識や原子力発電のメカニズムについての授業が行われました。授業では可視化した放射線の観察や日本の水道水が安全な理由を、実験を交えながらわかりやすく教えていただきました。

《授業の感想》

・水道水が安全だと分かったので、これからは今以上に水道水を大切にしたいです。(福祉科)

・私の探究テーマが廃炉についてなので、放射線や原子力発電のしくみについて知れてよかったです。(商業科)

・被ばくの仕組みや実際に用いられている放射線について、知っているようで知らなかった事がたくさんあることに気づきました。私は今年3月に国連本部でUNIS-UNに参加し、水問題についてディベートを行いましたが、化学に基づいてディベートは行っておらず、事前研修の時に学べていたらと思いました。水道水はとても身近なものなのにはっきりとした情報を持っていなかったのだと感じました。実験を通して分かりやすく、楽しく学ぶことができた2時間でした。(工業科)

・ジャガイモの芽に毒があり、芽を出さないようにするために放射線を照射していることに驚きました。実験がとても楽しかったです。(農業科)

・探究テーマが風評被害の払拭なので、リスクコミュニケーションの考え方が参考になりました。(商業科)

・今までで一番分かりやすい授業でした。今まで知りたくても難しくて全然理解できなかったけど、今回の授業を聞いて放射線のことを少しでも多く知れたのでよかったです。すごく面白くて自分のためになりました。日本の水道水は安全!(福祉科)

 

 《授業の様子》