ふたば未来学園の日々

2024年1月の記事一覧

【海外研修】ドイツ研修8日目(1/13)

 今日は、ヘレンキームゼー城の見学ツアーに行くために、電車と船を乗り継いで移動しました。

 ホームステイも今日で3日目。ドイツの生徒も日本の生徒もお互いに壁がなくなり、仲良く移動です。

 

 

 

 

 電車を降りて徒歩30分、船着き場に到着。ここから船に乗り換えです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 船は甲板に出られるようになっていました。生徒はみんなで外に出て、湖の波の音と風を感じながら、

クルーズを楽しみました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 船を降りて、20分ほど歩くと、目の前に大きくてきらびやかなお城が姿を現しました!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ヘレンキームゼー城は、バイエルン王ルートヴィッヒ2世によって1885年に建てられました。ルートヴィッヒ2世はフランスの「太陽王」ルイ14世に心酔していたため、この城はルートヴィッヒ2世のための「小さなヴェルサイユ宮殿」と言われています。

 中に入ってみると、あたり一面が金で覆われていて、豪華な壁の装飾、美しいシャンデリア、美しい美術作品、まさに「王宮」という名にふさわしい豪華なつくりになっていました。撮影が禁止されていたので、写真をお見せできないのが残念ですが、生徒はドイツの歴史に思いをはせつつ、豪華な装飾に息をのんでいました。

 城の中は撮影禁止なので、城の前で記念写真撮影です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

早いもので、ホームステイも残り1日となりました。

明日は、各ホストファミリーで時間を過ごし、夜にホテルに集合。

いよいよドイツのみなさんとお別れする時がやってきます。

 

 

 

生徒によるコメント(H.Y.さん)

 ヘレンキームゼー城には船で移動しました!船から見た景色は白い雪が綺麗に映えていおり、幻想的でした。島に到着後、歩いてお城まで行くと、とても綺麗で壮大なお城があり思わず息を呑んでしまいました。お城の中を進んで行くと、部屋が一面金だらけで、本物だということを知ってとても驚きました。たった1人の王のために作られたのだと考えると、建設費が桁違いなことは目に見えます… しかし、そんなことも考えさせないくらいの美しさがあり、ずっと見続けられるお城でした。

 

【海外研修】ドイツ研修6日目(1/11)

 いよいよ、今日からエルンストマッハGymnasiumの生徒との交流、そしてホームステイが始まります。

 朝、ホテルからタクシーで学校に向かいました。辺り一面雪景色!気温はマイナス5度!ミュンヘンはこんなに寒いのかと思いきや、どうやら今の時期が1年で一番寒い期間だそうで、ちょうど私たちが滞在する期間と重なるそうです。これも貴重な経験ですね。

 学校に着くと、エルンストマッハの先生方と生徒が出迎えてくれました。そのまま教室に移動して交流が始まりました。

 

 

 

 まずは、ふたば未来の生徒によるプレゼンテーション。ドイツ語による自己紹介から始まり、福島と学校の紹介、そして原発事故に伴う処理水海洋放出の問題と震災の伝承について意見を発表しました。その後、処理水放出を巡る人間模様を描いた演劇を披露。エルンストマッハの方々は生徒の発表に熱心に耳を傾けてくれ、様々な意見が飛び交い、貴重な意見交換の場となりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  

 午後は、バスと電車を乗り継いで、ドイツ博物館へ。ここは自然科学と科学技術に特化したドイツ国内でも最大規模の博物館で、歴代の飛行機や戦闘機、楽器の歴史、宇宙など、様々な展示がありました。

 

 夕方に再び学校に戻り、いよいよ近くの公民館でウェルカムパーティーです!エルンストマッハの方々はバイエルン地方の料理を準備してくれました。私たちふたば未来チームは、この日のために練習してきた日本食を作りました。おにぎり、ほうれん草のお浸し、豚汁、だし巻き卵を作り、ドイツの方々のチャレンジ用に納豆巻きも準備しました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 パーティーは大盛り上がり!ドイツの皆さんは日本食をたいへん気に入ってくれて、おにぎりと納豆巻きはすぐに売り切れ!たくさん作った豚汁も、何回もおかわりしてくれました。ふたば未来の生徒たちもバイエルン料理に舌鼓。料理を通して、非常に貴重で楽しい交流の場となりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

パーティーが終わり、生徒はそれぞれのホストファミリーに連れられて帰って行きました。今日から4日間、ホストファミリーの皆さんにお世話になります。どうか生徒たちには、ドイツの家庭だからこそできる貴重な経験をたくさんしてほしいと願うばかりです。

 

 

 

生徒によるコメント(K.S.さん)
 いよいよ、学校の生徒やホストファミリーとの交流が始まりました。上手くコミュニケーションが取れるかとても心配でしたが、皆さん、快く受け入れてくれて、とても嬉しかったです。お互いの発表も楽しく鑑賞することが出来ました。午後はドイツ博物館へ行きました。昔の物から最新のロボットまで、たくさんの展示があり、時間がいくらあっても足りませんでした。そして、今日の夜ご飯は待ちに待った料理でした。日本で練習はしていきましたが、ハプニングが多く、苦戦することが多くありました。しかし、メンバー同士で助け合いながら完成することが出来ました。おにぎりが大人気で、すぐになくなってしまいました。ドイツの方が作って下さった料理もとても美味しかったです。
 今日もメンバー同士で助け合いながら1日を終えることができて本当に良かったと思います。ホストファミリーとも仲良く、楽しく、元気よく、残りのドイツ研修を充実させたいと思います。

 


生徒によるコメント[*1/10分](H.K.くん)
 今日は、数日滞在したフライブルグを去り、今回の研修のもう一つの滞在先であるミュンヘンへ今回はバスで移動しました。
 午前中はフライブルグ大聖堂の近くでLRT(路面電車に近い乗り物・日本では広島市電など)を買い物しながら撮りました。(先生方や他の方々は買い物中心でした。)日本では考えられないような本数と系統数(・車種)の違いで目が回って(何回も回っていたのでは!?)しまいました、、、
 昨晩降っていた雪で、昨日と違う歴史ある中心街の家々や大聖堂の姿を見ることができました。
 最後の最後までしっかりとフライブルクを堪能することができました。改めて、フライブルクでお会いした方々に感謝申し上げます!Danke schön!

 昼にホテルを出て、ミュンヘンへ高速道路を通り移動しました。感覚的には、いわき駅から常磐道の三郷ICぐらいまでのように感じました。(分かりにくくてすみません

【大学入学共通テスト】ガンバレ高3生

1月12日(金)、明日から始まる「大学入学共通テスト」を前に、受験する高校3年生を集め、決起集会を行いました。

校長先生から「最後は自分との戦いになるので自分の気持ちを高める工夫をしてほしい。緊張する場面は長くともあと2か月、頑張ってほしい」3年次主任の竹内先生から「進路がすでに決まっている生徒も含め、明日からの共通テスト受験は大人に向かう第1歩である。このような大きな規模の試験の緊張感は初めてだと思うが、力を発揮してほしい」などと激励の言葉がありました。

その後、進路指導主事の日渡先生から受験上の注意点や心構えなどについて話があり、「全日程が終わるまで過去を振り返らないことや、受験生は最後の最後まで伸びるが早く寝ることも大切である」などとアドバイスがありました。

最後に、白色の双葉だるまの左目を書き入れ、皆の健闘、受験合格を祈願しました。大学共通テスト、緊張すると思いますが、受験生みんな同じ気持ちです。自分の努力に自信を持って試験に臨んてほしいと思います。

【海外研修】ドイツ研修5日目 (1/10)

フライブルクも前日の夜から雪が降り始めました。

最後に朝からトラムに乗り、フライブルク中心街で各自1時間ほど自由に過ごしました。

 


お土産を買う際も、大人に頼らずに店員さんと直接コミュニケーションを取っています。

 


そして、この日はホテルに戻り、12時に専用車にてミュンヘンへ移動です。

高速道路の最高速度に関して、日本のみならず世界的にもっとも有名なのは、ドイツの高速道路です。

「アウトバーン」と呼ばれる高速道路網が整備されていて、その最高速度はなんと「無制限」。 推奨速度は時速130キロであるものの、200キロでも300キロでも、(出せるものなら!) 400キロでも“合法”ということになります。もちろん、ドライバーの方は安全運転でしたが、生徒たちは横を猛スピードで通り過ぎる車に驚いていました。

 
そして、ドイツの大型バスは、ガイドの方が座るために、運転手の隣の昇降口のところに補助椅子があります。椅子の前には障害物がないことと、ドイツは左ハンドルのため、運転席にいるような気分を味わえます。交代しながら、一番前の景色を楽しんでいました。

 

 

この日の昼食はサービスエリアで取りました。一人で注文をする姿も板についてきました。
ドイツは基本的にトイレが有料です。サービスエリアのトイレにはゲートがあり、1ユーロを支払うことで入ることができます。利用すると、サービスエリアの割引券がもらえます。こうした一つ一つの経験も貴重なものです。

 

 


約5時間かけてミュンヘンに到着しました。

夕食まで時間があったため、ドライバーさんの粋な計らいでBMW WORLDという、BMWの博物館へ立ち寄ることができました。ここは全て無料でした。

 


ドイツは典型的な車社会です。自動車産業はドイツの伝統的な基幹産業であり、BMW、ダイムラー・ベンツ、フォルクスワーゲン、ポルシェなどは世界的に名高いドイツの自動車メーカーです。しかしドイツの自治体・都市のなかには、まさにフライブルクのように、不必要な自動車利用を制限し、ソフトとハードの両側面から自動車以外の交通手段の利用を促進しようと、様々な対策を講じているところもあります。

 
ドイツの環境NGOが2021年9月、自動車メーカーのBMWとダイムラーを相手取り、気候変動対策が不十分として訴訟を起こしています。

EUでは2021年7月、2035年にガソリン車やディーゼル車の製造と販売を禁止する方針を打ち出しました。

実際に、提訴された2社は、環境問題に対してすでに多くの取り組みを行なっています。BMWは、2030年までに全世界の販売台数の少なくとも半分を電気自動車にし、1台あたりのCO2排出量を40%削減することを目標としています。


実際に、CO2の排出がゼロの車や、水素で動く車なども展示されていました。他にも、車だけでない最先端のアトラクションが複数あり、楽しく時間を過ごすことができました。

 


こちらはFUTURE CAFEという、ロボットによるカフェです。

タブレットによる注文で、飲み物を購入しました。カップはRECUPという再生プラスチックでできた容器に入れられます。もちろんストローは紙製のもので、飲み終わった容器を戻すと1ユーロが戻ってきます。この容器はフライブルクのカフェなどでも見られました。

 


そして夕食は「アウグスティーナー・ブロイシュトゥーベン(Augustiner Bräustuben)」へ行きました。伝統的なビアホールです。ビールを楽しむたくさんの大人たちで賑わっていました。食事は、ミュンヘンのあるバイエルン州の伝統料理、シュヴァイネブラーテン(Schweinsbraten)を食べました。

これは豚肉のブロックを焼いて旨みを閉じ込め、ダークビールで作ったグレービーソースで煮込んだものです。レストランなどでは豚肉は厚くスライスして提供し、茹でたじゃがいもがで作った団子、クネーデル添えられているのが定番。濃厚なソースとじゃがいもでお腹いっぱいになりました。スタッフが木樽の生ビールを交換するしぐさ、また蓋を開ける時の木鎚の乾いたようで湿り気のある音に食事をしている時も見入ってしまいました。その様子を写真に収める生徒も。

 


そして、21時過ぎにホテルに到着、ドライバーさんとお別れしました。

最後に明日のプレゼンテーションと演劇の練習をして、良い雰囲気で終わることができました。

 


明日からはいよいよホームステイが始まります。

【海外研修】ドイツ研修4日目(1/9)

 今日はフライブルク市内での研修最終日です。午前中はリヒャルトフェーレンバッハ職業訓練校を訪問し、午後は環境に配慮した街づくりを進めているボーバン地区を見学しました。

  

  リヒャルトフェーレンバッハ校は、日本で言うと実業高校にあたります。しかし、日本の高校と大きく違う点があり、それはこの高校に入学するためには、自分が将来就職する企業と契約を交わす必要があるということです。入学時点で卒業後の進路が確定しているので、生徒は将来の具体的な目標を実現するために、就職後に即戦力となる理論と技術を学ぶことができます。このような制度があるため、この学校では徹底した現場主義を貫いており、実習に使うボイラーや自動車等の機材はできるだけ最新のものを取り入れて授業を行っています。もちろん、環境に対する配慮も欠かしていません。

 

 

 

  水素自動車が学校内にあり、実物を使って実習を行うことができます。水素自動車や電気自動車のドイツ国内での普及と課題について学びました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 この建物は、屋根に太陽光発電パネルと太陽熱温水器がついていて、電力と暖房を自給自足できる建物です。ヨーロッパ最大の科学技術応用研究機関であるフラウンフォーハー研究所と共同で建設されました。

 この建物の中で元校長先生から学校の概要とフライブルクの環境への取り組みについてのお話を伺いました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

午後は、ボーバン地区へ。ここはもともとナチス・ドイツ軍の駐屯所でしたが、第二次世界大戦後、フランスの占領から解放された後に、フライブルクがこの土地を買い取り、より多くの住民が快適な生活を送れるように開発を進めました。

 

この地区はいくつかのブロックに分かれており、従来のように家の前に車が通れる道路があるブロックもあれば、住宅地に一切車を入れないよう設計されているブロックもあります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

このように、ここは車のための道路ではなく、子どもが遊ぶための道路だと示す標識もありました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

また、家づくりの工夫も学びました。家の南側は、できるだけたくさんの太陽の光と熱を室内に取り込むために、大きな窓が取り付けられていて、逆に北側が熱が外に逃げないように、できるだけ小さい窓が取り付けられていました。また、家の壁自体も厚くなっていて、室内の熱が外に逃げないよう工夫されています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ボーバン地区見学の後は旧市街に行き、大聖堂の近くを自由に散策しました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  

 

 

 

 

早いもので、これでフライブルクでの研修は終わりです。

明日の午前中に最後の大聖堂周辺の散策をして、ミュンヘンに向かいます!

 

生徒によるコメント(S.H.くん)

本日の研修内容 ・フェーレンバッハ職業専門学校 ・ボーバン地区 ・その他

ⅰ)フェーレンバッハ職業専門学校  

 ここではこの学校の仕組みと、設備について話を伺った。フェーレンバッハ職業専門学校に入学するためにはまず、 将来入社したい企業と契約を結ぶ必要がある。これにより、力のある若者が将来に必要な技術を効率的に学ぶことができる。この仕組みは日本に取り入れても良いのではないかと感じた。設備も最新のものを完備しており、社会に出ても通用する技術教育を実現していた。

ⅱ)ボーバン地区  

 この地区では環境に配慮したまちづくりを目指しており、再生可能エネルギーの活用や、断熱性能を高めた住宅の採用をしている。これにより、少ないエネルギーで生活できる物件から、逆にエネルギーを余分に生み出すことのできる物件まである。また、ボーバン地区では環境だけでなく、住民の生活のしやすさにも重点を置いており、騒音の問題への配慮や、ボーバン地区内で生活できるように必要な施設があったりした。

 最後に  

 これまでの研修を通して、フライブルクでは様々な取り組みを行い、環境保全取り組んでいるということがわかった。日本とは違い、町全体がが本気で環境保全に力を入れているということが伝わった 。今日で環境の研修が終わり、明日から歴史の研修となるので前提知識をしっかり入れ実りあるも のになるよう、頑張っていきたい。