ふたば未来学園の日々

2021年10月の記事一覧

【中学校】土曜授業の2年生「リーダー学」を開催(10/16)

​10月16日​(土)に土曜授業を実施しました。​この日​の中学​2年生​は​、いわき市​に本社がある東洋システム代表取締役の庄司秀樹様をお招きして​、​今年度​2回目​の「リーダー学」を開催しました。

中学生にとって​、「​社長​」​は、イスに座って偉そうにしてる人と​いう印象があったようです。たった一人で立ち上げた会社を大きく育ててきた庄司さんのご講義はその概念を見事に打破してくださいました。

​「チャレンジ精神」「リーダーが中心になって...」「やる気」「企業の社会的責任と社会貢献」「これからの目標づくり」「先人から学ぶ姿勢」といった庄司さんがこれまでの経験から見出してきたキーワードをご教示くださいました。

その後​、​2年生​2学級​では哲学​対話の時間へ。​庄司さんのご講義からそれぞれに​深い問い​を見出し、改めて「リーダー」についてじっくりと熟議しました。リーダー在り方論​、そして人生論と。
担当教員も夢中となり​、実り多い土曜授業​となりました。

【中学校英語科】中学校英語弁論大会の結果について

 双葉地区英語弁論大会、および福島県下中学校英語弁論大会が開催されました。

 地区大会へは、「創作の部」に3年大内萌楓さん、「暗唱の部」に3年岡村麻里華さん、2年工藤惺成くんが出場しました。結果は、大内さん、岡村さんが1位となり県大会に進みました。工藤くんも2位となり、本校生が上位を占めました。

 県大会は、残念ながらコロナウィルスの感染拡大を理由に、地区大会で撮影した動画による審査となりました。結果は、岡村さんが「暗唱の部」3位入賞を果たしました。実際に県大会の舞台でパフォーマンスをすることはできませんでしたが、昨年度は弁論大会自体が中止となってしまったので、今年度開催され、弁論大会に向け一生懸命努力し準備してきた成果を発揮することができたことを本当に嬉しく思います。

 

「暗唱の部」岡村麻里華(3年) Limelight 県大会3位、地区大会1位

      工藤 惺成(2位) Zorba’s Promise 地区大会2位

「創作の部」大内 萌楓(3年) What Brings You Joy 地区大会1位(県大会出場)

【探究】高校1年次「演劇を通して地域の課題を知る学習」が始まりました

本校では、高校1年次「地域創造と人間生活」という授業の中で、毎年「演劇を通して地域の課題を知る学習」として、演劇を創作します。今年度、「産業社会と人間」から名前が変わりました。私たちはこの授業を略して「人生」と呼んでいます。 

〇 オリエンテーションWS

今年の演劇の授業がいよいよ動き出し、9月22日、29日にはオリエンテーションWSを行いました。

これから地域の様々な背景を持つ大人達と出会うための準備として、人それぞれ価値観や背景が違うということを演劇ワークショップを通して考えました。

ワークショップの最後には、去年の先輩達が作った台本を使って演技にも初挑戦。主人公の葛藤に、最後あなた達ならどんな対話を追加する?と言う問いに、それぞれの班が悩みながら色々な答えを出してくれました。

台本を通して、地域の方々の想いに触れる生徒達

 〇 地域の方へのインタビュー

そして、いよいよインタビュー当日・・・10月6日(水)の人生の授業では、地域の方々を本校にお招きし、生徒達によるインタビューを実施しました。


今年も様々な立場・背景をお持ちの方々にご協力いただきました。いつもお世話になっている方から、今回初めてお世話になる方まで約20名の大人達が生徒達のために集まってくださいました。

東京電力、中間貯蔵施設といった現場の最前線で働く方々
震災当時、双葉郡内の高校の先生だった方
今も地元の復興のために様々な形で取り組んでらっしゃる方々
漁業関係者、町おこしをしている方々、役場の方々、震災で家族を失われた方、etc...

生徒たちも、地域の方々のお話を真剣に聞いていました。

いよいよ、10月13日(水)はインタビューに答えてくださった皆様の現場に生徒達が伺います。実際に現地を訪れ、演劇にする際のイメージの共有をしやすくするためです。言葉だけでは分かりにくかった難しい仕事の内容を見せてもらったり、インタビューした際に出てきた場所を実際に訪れたりします。

演劇の授業は12月まで続きます。

それまで、PAVLICのわたなべなおこさんをはじめとする演劇のプロの方々の手も借りながら、演劇を通してしっかり地域で起きていることに向き合っていきたいと思います。彼らがどんな演劇を作るのか、今から楽しみです。講師の皆様も、引き続きよろしくお願いします!

【中学・高校】双葉みらいラボ4周年

9月28日から3日間にわたり、みらいラボでのこれまでの歴史や出来ごとを振り返り、みらいラボを支えてくれている人たちへの感謝を考える、「双葉みらいラボ4周年感謝祭week」が開催されました。

普段、何気なく利用している、みらいラボ。

そんなみらいラボも最初から今の形があるわけではなく、思いを共有しながら議論を重ねてきた生徒たちや教員、地域の方々、その思いに共感して寄付をしてくださった企業や一般の方々がいて初めて、現在の形ができあがった歴史があります。

 例年通りの周年イベントは実施できませんでしたが、「歴史すごろく」「Googleストリートビューで見るプレハブ校舎時代」「サポーター紹介」「歴代スタッフ紹介」「卒業生メッセージ」「みらいラボお気に入りスペース総選挙」など、数々の趣向を凝らした仕掛けは、コロナ禍でも新しいものを生み出すみらいラボスタッフの皆さんの熱意と創造性が光っていました。

スタッフの川瀬 吏恵さんが紹介記事を書いてくださいましたので是非ご覧ください。

【双葉みらいラボ4周年】応援してくれる人の思いを受けとめ、未来を描く(NPOカタリバホームページ)


※ 双葉みらいラボの詳細は下記からご覧いただけます。