ふたば未来学園の日々

ふたば未来学園の日々

【海外研修】ベラルーシ研修②

 7月27日(4日目)の様子を報告します。ズブリョーノクでの生活も3日目となりだんだんと生活に慣れてくると同時に少しずつ交友関係の話も広がってきました。外国人の知り合いも少しずつ増えてきたようです。毎日行われる健康プログラムの後、みんなで協力して宝物を探す探検ゲームをやりました。その後は地元の中学生と一緒に運動会を行ったり、ナロチ湖の付近に存在する古戦場の跡を見学してきました。

 

 中学生と一緒の運動会の後全員で記念撮影です。中学生ながら体格も大きく侮れませんでした。結果は2勝7敗で圧倒的にベラルーシチームの勝ちでした。

 

 7月29日5日目の様子を報告します。今日は様々な形でベラルーシの人たち及び近隣諸国の人々また全国各地から集まった派遣団の人たちと交流をすることができました。午前中はベラルーシの伝統的な遊びを教えてもらった後、18世紀から19世紀の古民家を訪れベラルーシの伝統的な文化を体験することができました。午後は日本全国各地の派遣団とともにスポーツなどを通して交流をしました。

 

 この日の締めくくりはポーランドの子供たちとの親善サッカー試合。観客席からベラルーシの子供が「イポニヤ」「イポニヤ」(ベラルーシ子で日本のこと)と大合唱で声を送る中、日本チームは6-2で圧勝でした。子供たちはたとえ言葉での表現が制限されているとしてもスポーツや様々なその他の手段を使ってコミニケーションの輪が広がることを学んだようです。

 

 5日目となり派遣団の子供たちの人間関係もだんだんと馴染んできました。随所に子供たちの中でイニシアチブを取る姿も見られるようになってきました。今までよりも積極的に交流活動や自己表現に取り組んでおり、この5日間の成長が伺えた1日でした。現在のところ体調不良者は1人もおらず順調に過ごしております。

【海外研修】ベラルーシ研修①

7月24日~8月4日の日程でベラルーシでの海外研修を実施しています。

 成田空港を出発し、アブダビを経由しベラルーシに到着しました。生徒たちは約20時間の移動にもかかわらず、元気そうに交流プログラムを行っています。

経由地アブダビでの様子

 

 3日目は動物園に行った後開会式のセレモニーが行われました。ベラルーシと近隣の国の子供たちが集まる中で盛大なセレモニーが行われました。表現力が豊かで趣向を凝らした出し物や盛り上げ上手な観客の様子に圧倒されていました。そこでは、日本の歌として全員でトトロの「散歩」を歌い簡単な舞台パフォーマンスを行いました。なおウェディングドレスの女の子はとっても大人びて見えますが実は14歳です。

【農業】ピーマンと枝豆の収穫

 農業科の授業で栽培しているピーマンと枝豆を収穫しました!ピーマンは、市販のピーマンと比較をしながら官能検査を行いました。普段ピーマンが苦手な生徒も、自分達で育てたピーマンはみずみずしくておいしいと言っていました。

 

 

 

 

 

 

 

↑収穫したピーマンは官能検査の後、麺と一緒に炒め、焼きそばとして食べました。

枝豆は塩ゆでし、そのまま食べました。驚くほどに甘く、噛むほどに枝豆のいい香りが口いっぱいに広がりました。

【中学校】7/13 学校説明会

 小学生と保護者を対象とした「中学校説明会」を開催し、130名の方々にお越しいただきました。お忙しい中、ありがとうございました。

メイン会場の「みらいシアター」で行った説明会では、まず本校校長が、中高一貫校としての教育目標や運営ビジョン、中学校・高校それぞれのカリキュラムについてプレゼンテーションを行いました。

 

 次に、本校1年生の生徒会中央委員会と情報科学部の生徒が、「学園中学生の一日の生活」と題して、学校生活を紹介しました。生徒たちは、台本づくりからプレゼン資料の作成、リハーサルまで、張り切って準備を進めてきました。説明と画面の切り替えのタイミング、制服紹介での歩く速さなど、細かいところまで、時間ギリギリまで、厳しくチェックしていました。

 

 

 途中、授業の一環で行っている哲学対話では、説明とともに「では、実際にやってみましょう!幸せって何ですか?はい、お母さんもどうぞ!」という進行。堂々と話し合おうとする姿勢に、生徒たちの成長を感じましたが、急にマイクを向けられた皆さんご協力ありがとうございました。

 

 ある生徒が話してくれましたが、「いよいよ後輩が入ってくるんですよ。それは楽しみでしょ。」という思いを伝えようとよく頑張りました。

 

 

 続いて、校舎案内です。5班に分かれて、本校職員が途中説明をしながら案内しました。「ALSは、アクティブラーニングスペースと言います。本校では教室で先生の話を聞くだけではなく、グループで対話をしたり、プレゼンテーションをつくって発表したり、その時々で学習するスタイルが変わります。そんな創造的な活動を支えるための学習スペースです。壁は全面ホワイトボードでスクリーンにもなるようにしました。テーブルと一体となったイスは、キャスター付きで、動くイスと呼んでいます。」といった具合に、およそ40分のツアーでした。

 

 

 解散後は、高校生が経営する「caféふぅ」へご案内。特別にお店を開いていただきました。「予想以上のお客様の数に戸惑ってしまい、待ち時間でご迷惑をおかけしてしまいました。」とは高校生スタッフ。保護者の皆様からは、「高校生が目標をもって、自分たちで会社経営に取り組む姿を見ているだけでもここに来た意味があると思います。」というお言葉。将来に向けてさまざまな扉をもつ学校であることを私たちも再確認することができました。短時間ではありましたが、本校のよさは伝わりましたでしょうか。

 

 

 なお、中学校説明会は、今後、県内各地で開催して参ります。そして、8月24日(土)には、本校で「小学生体験入学」を準備しています。詳細は、本校ホームページに掲載してありますので、ぜひお越しください。

 

【中学校】未来創造学 フィールドワーク 7月10日

 7月10日、中学校で1日フィールドワークを開催しました。テーマは「双葉ふしぎ発見!」です。

  生徒たちは広野町、楢葉町、富岡町、川内村に分かれ、地域の方々の案内をいただきながら、熱心にフィールドワークに取り組みました。

広野町。みかんの丘に登りました。思った以上に急斜面です。講師の先生のお話をしっかりメモ!

 

 

楢葉町。天神岬スポーツ公園内で甕棺を見学後、太平洋を眺める生徒たちの様子です。

 

富岡町。7月26日にオープンする富岡港から、観陽亭跡を確認する生徒たちの様子です。

 

 川内村。天山文庫で管理人の方からお話をいただいています。

 

 富岡町の中央商店街で聞き取りをしている様子です。

 

 この日の活動では、午前中に各地区の概要を掴み、午後からは地域人材の先生方からお話を伺いました。午前中の活動では各地区で突撃取材を敢行。町村のふしぎやよいところについて教えていただきました。生徒たちは各地の道行く方々に、積極的に取材していました。

 突然の取材にも関わらず快く取材を受けていただいた方々に、心から感謝申し上げます。

 生徒たちはこの日発見したさまざまな「ふしぎ」をもとに今後「問いをたてる」活動に進んでいきます。

【中学校】本の寄贈 7/3

 先日、広野町教育委員会を通じて、公益財団法人東京応化科学技術振興財団より、科学に関する本「開け!科学の扉⑦ 中・高生への科学の教室」を全校生分、寄贈していただきました。編集委員長の岩科季治様は広野夢大使というご縁があり、本を監修した藤島昭様は東京理科大学元学長、栄誉教授であり、光触媒による伝染病撲滅装置の試作品を完成させるなど、現在も化学分野における研究の第一線でご活躍されています。お二人の経歴を紹介しながら本を手わたすと、生徒たちは目を輝かせて、さっそく読み始めていました。様々な実験や研究活動が具体的に紹介されていて、生徒たちの今後の探究活動に大いに役立つものと思います。ありがとうございました。

【農業】ヨーグルト製造の様子

「乳酸菌の増殖を体験的に学ぼう!」というテーマで、ヨーグルトの製造実験を行いました!今回使用した乳酸菌は、LB81菌(ラクトバチルス・ブルガリクス菌とストレプトコッカス・サーモフィラス菌)です。仕上がったヨーグルトは官能検査を行い、市販のヨーグルトと比較を行いました。今回は、900gのスターターから13,680gのヨーグルトを製造することができました。製造の様子をご覧ください。

 

↓インキュベーターで40℃、6時間発酵します。

 

↓官能検査の様子

【探究】1年次生「課題を知る学習」双葉郡8町村バスツアー

本日7/3(水)と来週7/10(水)、1年次生は「課題を知る学習」と銘打った双葉郡8町村のバスツアーを実施しています。

 初回に当たる今回は、富岡町と浪江町です。生徒は約40人ごとに分かれて大型バスに揺られ、巡りました。私が乗車した富岡町①号車は震災前まで富岡高校で校長先生を務め、現在は「富岡町3・11を語る会」代表として、富岡町で演劇を通した地域復興を企画したり、毎月富岡高校校門前で校歌を歌い続けたりといった精力的で興味深い活動を継続してきている青木淑子さんに講師を務めて頂きました。

 本校を出発し、バスの車窓から覗く広野町、楢葉町の田園と造成ラッシュが続く風景や、ここなら笑店街など復興の進む様子を垣間見ながら大型ダンプなどで混雑する6号線を北上し、富岡小中学校と近接する富岡駅を訪れました。バスの中で青木先生から現在の富岡町の様子とともに、震災当時の富岡町のこと、富岡高校のことが語られました。

 

 2011年3月12日、前日の大規模な地震とそれに伴う津波の影響も冷めやらぬ中、早朝7:30、全町民に町外への非難を知らせる警報が鳴ります。そのため、当時富岡町には6,300世帯、約1万6,000人が暮らしていたのですが、同町と川内村を結ぶ県道は西手に避難しようとする沢山の車で大渋滞となります。普段、30分で済む行程を9時間かけて移動したそうです。青木さんにはそうした当時渋滞となった県道も案内していただきました。特に、当時の写真と見比べながら眺める景色には言葉には表せない複雑な感情がありました。因みに、当時避難した住民のうち約90%は数日のうちに帰還出来ると思っていたとのことでした。しかし、現実は8年以上が経過しても帰還することが出来ない人がたくさんいます。

 こうした説明があった後、夜の森の桜並木を見学しました。季節がら葉桜となってしまっていましたが、桜並木を境にたった数mの違いで帰還が許された地域と、未だに帰ることが出来ない地域が混在しています。帰ることの出来ない苦悩はもちろんですが、たった道路一本の違いで帰還が許されたとしても、あなたは戻ってくることが出来ますか?と、青木さんからは度々深く考えさせられる問を数多くいただきました。

 もう一カ所時間をかけて説明してくださった場所があります。帰還困難区域内で牧場を営む松村さんについてです。国から殺処分を命じられても飼育を続けていることを教えていただきました。青木さんの語り口は決して誰かを悪者にするような一方的な決めつけではなく、いずれの課題についても聞き手に考えさせられるものでした。

 最後に訪問したのは富岡高校です。富岡高校の校門付近には現在本校の体育教師である星先生のインターハイ出場をお祝いする看板が掲げてあったり、生徒の中には富岡高校に進学を夢見ていた生徒もいたりしたので生徒たちはとても積極的に見て回ったり、青木先生に質問を寄せたりしていました。震災の夜、学校で一晩を過ごすことになった生徒と、避難してきた住民との出来事を青木先生からお聞きしました。生徒たちは断水になってしまったトイレに水を流すために、プールから水を運んだり、足の不自由な方の体育館への出入りを手伝ったりしてくれた話を聞くことが出来ました。

 

 最後に、本校に向かうバスの中で青木さんがご自身のことを語られた後に、生徒一人一人から感想や質問を発表する形式で、振り返り共有しました。多くの生徒がテレビや人づてに見聞きしていたことと、実際に目にし、感じた事実との違いに大きな揺さぶりを受けていました。そして、これからの学校生活や地震、社会に対して前向きに取り組んでいく気持ちを話してくれました。

【中学校】未来創造学 7月3日

いよいよ来週はフィールドワーク!

 ということで、この日はフィールドワークで行う「地域のふしぎ発見!」を行うための準備をしています。

 

 広野町、楢葉町、富岡町、川内村の4町村に分かれて活動します。

 まずは先入観を持たず、素朴な疑問を出し合うことからはじめ、多面的・多角的な視点で地域をとらえる方法を学びます。

 

 ここからがふたば未来学園中生の本領発揮! 地域の人への突撃インタビューを演劇の手法も援用してシミュレーションしています。

この日、本校を訪れたお客様にもお手伝いいただきました。突然の依頼を快諾いただき、ありがとうございました!

 来週のフィールドワーク、がんばるぞ!

【高校】Communication English Ⅲ

English Follows.

 6/28(金)~29(土)にかけ、大阪府でG20が開催されました。G20は、"Group of Twenty"の略で、主要国首脳会議(G7)に参加する7か国、EU、ロシア、および新興国11か国の計20か国が参加しました。

 7/2(火)のコミュニケーション英語の授業では、G20とはどのようなものかを確認し、生徒一人一人が各国の代表となって、G20の関連テーマ2つ、(1) Climate Change (2) AI & Technologyに分かれ、英語でディスカッションを行いました。

KJ法(英語で行う)のディスカッションに入る前に、個人でしっかり考えてopinionふせんを作りました。中国のプラごみ輸入停止や、倫理的な問題にまで言及した班、NY研修で学んできたWater Crisisに話が及んだ班など、全体的に英語での議論のレベルが上がってきています。

 この授業で生徒が取り上げた英単語は、入試頻出語でもあります。選択4教室に掲示してありますので、ぜひ活用してください。

 

The G20 conference was held in Osaka Prefecture from June 28th (Fri) to 29th (Sat). G20 stands for "Group of Twenty," with a total of 20 countries participating in the Group of Seven summit (G7), the EU, Russia and 11 other countries.

In Communication English class on July 2nd (Tue), each student read some articles to understand what the G20 was like and discussed two themes related to the G20’s summit on (1) Climate Change (2) AI & Technology.

Before starting the KJ-style discussion in English, the students made their own opinion tags. Overall, discussions in English are getting better. Some groups referred to import suspensions of plastic waste in China while other groups mentioned the ethical issues about AI. The students who went to the U.S. also mentioned the water crisis.

The English words that the students picked up during this class are to be seen frequently in entrance exams. The posters are posted in the Elective Classroom 4.

公開文化祭に向けて~中学生と高校生の文化祭実行委員・初顔合わせ~

 本校の一般公開の文化祭が10月27日(日)に行われます。本日から文化祭までの期間、様々な企画を提案し、準備を進めていく文化祭実行委員が本日立ち上がりました。初回の集会では、委員の自己紹介や今後のスケジュールを共有しました。

 中学生が自己紹介をする場面では、高校生から「かわいい!」と声が上がり、まるで弟や妹を見るような優しい雰囲気に包まれました。

【中学校】Global Study June 27th

 今日のグローバルスタディは、クラスを2つに分けて行いました。

 1つめのグループは高校1年生の授業体験を行いました。体験後に帰ってきた中学生に話を聞くと、「すごかった。自分もちゃんと勉強しなくちゃ。」「文が長い。単語が難しい。ユメタン私も欲しい。」と刺激を受けて帰ってきた様子でした。

 もう一方のグループは、校舎を使っての探索ミッションを行いました。Mission Card に書かれた指示に従って校内を探索し、メッセージを集める活動を行いました。中には、校内見取り図を活用して、あらかじめ目印をうってから出発するグループもありました。どのグループもメンバーどうし協力し、大変熱心にMission completeをめざしていました。

 

 During today’s Global Study, students learned a lot through two courses.

 The first group visited the classrooms of the high school and joined the English classes. One student told the teacher that he was very impressed by the high school students, and would make an effort to be a better English speaker. They were surprised to see the length and difficulty of the English sentences that the high school students used.

   The second group had a Mission Game in the school building. Following the mission cards, the students were supposed to walk around and find Message Cards. Some groups used the map of the school building effectively before their departure. All of the students attending the class did very well at today’s Global Study.

 

【農業】ピーマン育っています!

 スペシャリスト系列農業2年生の授業風景です。栽培作物がだんだんと大きくなり、実をつけてきました。収穫が近づいてくると、害虫が実を食べに寄ってくるため、対策が必要です。今回の授業は、生育調査、追肥(ついひ)、防虫ネット張りの3つの作業を行いました。

現在栽培している作物は以下の通りです。

◆えだまめ

◆ほうれん草(既に収穫しました)

◆ピーマン

◆小ネギ

【生育調査を行っている様子。全長、葉長を測っています】

 

【ピーマン、結実しています。花は白くてとてもかわいいです。↑探してみてください♪】

 

《農業クイズ!》*正解は一番下にあります!

Q:ピーマンは何科でしょう?

A.セリ科

B.ナス科

C.ウコギ科

D.キク科

E.ヒルガオ科

【防虫ネット用の支柱固定】

 

【防虫ネット完成!収穫が楽しみです!】

 

《クイズの答え》

ピーマンは「ナス科」です!ちなみに夏野菜のトマトやナスもナス科です。種子がとても似ています。

【探究】ASIAN ELEVEN 国際交流

  U-18東南アジア選抜チーム「ASIAN ELEVEN」vs U-18東北選抜 の国際親善試合が6月22日(土)に開催されます。19日(水)の未来創造探究の時間に、「ASIAN ELEVEN」が来校し、交流を行いました。未来創造探究の原子力防災班に所属する3年佐藤君のツアー企画を通しての交流です。当日はあいにくの雨となってしまいましたが、双葉郡の課題と魅力、ふたば未来学園の取り組みを一生懸命英語で伝えることができました。2年生のスポーツ探究班の生徒も、英語での意思疎通に臨みました。帰校後に地域協働スペースでグループトークを行いました。「ASIAN ELEVEN」vs U-18東北選抜の試合が実り多い物になるよう、応援のメッセージを伝えてお別れしました。

 

 An international match “the U-18 Southeast Asian Selection Team ASIAN ELEVEN vs. U-18 Tohoku Selection Team” is going to be held on June 22nd (Sat). On June 19th (Wednesday), ASIAN ELEVEN came to our school for the cultural exchange. This exchange was conducted by the tour project of, a high school third grader, Mr. Sato. He currently belongs to the Nuclear Disaster Prevention Team of Future Creating Education. Unfortunately, it rained on the day of the tour, but he was able to convey in English the challenges and attractions of Futaba-Area and the efforts of Futaba Mirai Gakuen. The students from the sports research team for sophomores also joined his program and communicated in English. After returning to school, they held a group talk in the community cooperation space. They concluded with a message of encouragement so that the ASIAN ELEVEN vs. U-18 Tohoku selection match would be fruitful. Their project was successful.

 

[In front of the Tanbo-Art.]

 

[On the bus during the tour]

 

[At school]

 

【探究】3年次スポーツと健康ゼミプロジェクト企画フィールドワーク

 先週は前期中間考査でしたので、2週間ぶりの探究となりました。今回は、3年・スポーツと健康探究ゼミに所属する内田 淑人君、成田 聖太君が行ったフィールドワークを取材してみました。

 本来は前述した二人に加え、酒井 彪我君を加えた3人で活動しています。本日、酒井君はサッカーの合宿のためフィールドワークには参加できませんでした。そのため、2人は酒井君の分までプロジェクトを前進させようと初めからトップアスリート系列らしく軽快なフットワークで頑張りました。

 さて、3人で進めるプロジェクトは「広野町の観光施設を子どもたちとお年寄りが一緒になってウォークラリーを行うことで、お年寄りはより一層元気に、子どもたちはこれまで知らなかった地域のことを学び取る」と、いった互いの良いところを生かしたWin‐Winなイベントの実現です。

 そこで、これまで彼らは広野町役場の方とアポイントを取り、地元の観光地について学んできました。今日は役場の方から紹介していただいた鈴木 正範さんから広野町に残る自然や歴史資源をレクチャーしていただくことになりました。驚いたことに、町役場を経由することになってしまいましたが、鈴木さんはふたば未来学園高等学校を支援する会 会長です。とても遠回りしてしまった印象ですが、鈴木さんは自作のプリントも含め、2人に沢山のことを教えてくださいました。

 鈴木さんは広野町観光協会の会長をこれまでの4年間勤めています。「地元には目立った良いところがない」ではなく、まず地元を好きになることを皮切りに、人に紹介できるようになることで地元の資源を生かした観光ができるようになることをコンセプトに現職に就いていらっしゃるとのことでした。

 さて、鈴木さんの自宅でのレクチャーや休耕田を利用して植栽しようとお庭で育てている蓮の苗を見せていただいた後は鈴木さんの運転する車で広野町をフィールドワークしました。

 

 初めに訪れたのは海岸線にある「奥州日之出の松」です。生憎の雨でしたが、3代目となる松の由来などについて教えていただけました。

 

 次に訪れたのは浅見川の水源である五社山です。ここでは浅見川の水位の低下の原因や広野町の水道水がきれいな理由など自然に関することを学びました。さらに、五社山の登山道入り口を超え、山間に車を進めると箒平(ほうきだいら)地区があります。ここはいわゆる限界集落で、空き家となってしまった住居は多く残っているのですが、実際の人口は5人ほどとのことでした。思いがけず社会的な課題にも触れたことで、二人のフィールドワークは意義深いものとなりました。

 鈴木さんが熱心に教えてくださったり、二人が積極的に質問したりしたので予定以上に時間はかかってしまいましたがとても良いフィールドワークになりました。

学校に戻ってからは振り返りを行いました。自分たちのこれまでの想定をこえる地元の観光資源や課題に触れたことで、二人の頭の中はぐちゃぐちゃな状況になってしまいました。さらに時間をかけ、課題を整理し、実践や論文での発表に向けて邁進してほしいところです、がんばれ!

【中学校】 未来創造学 6月19日

 この日はまず、先週行った高校の先生方へのインタビューで聞き取った内容を、「他己紹介」の形で発表しました。

どのように発表すれば、高校の先生の人となりがうまく伝わるのか、研究しています。

 

そして「他己紹介」の開始です。

 

 聞いている生徒たちも聞き取りの仕方や秘密情報の引き出し方など、興味津々です。

 

 2,3年生はカフェの奥にある「地域協働スペース」で、地域調査のための事前確認を行っています。このスペースでは、3画面で視覚的に様々な情報を取り入れ、探究活動につなげることができます。

広野町、楢葉町、川内村、富岡町の様子を見ていきます・・・広野町を拡大すると・・・まだ本校がありません!

 後半は1年生も地域の様子を見ています。この時間で、双葉の地域調査に向けて探究意欲を大いに高めることができました。

【中学校】未来創造学 6月12日

 この日のミッションは、今後行われる地域の方々へのインタビューを想定した、高校の先生方へのインタビューです。インタビューした内容は「他己紹介」の形で発表する予定です。

 生徒たちは普段接することの少ない高校の先生方へのインタビューを前に、緊張感をもって事前の活動に取り組みました。

 はじめに生徒相互でインタビューを行い、「他己紹介」するための方法を学びます。

お互いに「他己紹介」した内容を発表して相互評価する中で、適切に情報を得るためにどのようにインタビューしたらよいのか話し合っています。

 そしていよいよ高校の先生方にインタビュー。緊張感が漂っています。

 しかし高校の先生方の興味深いお話を聞く中で質問が増え、当初15分程度の予定だったインタビューの時間が伸びに伸び、授業終了ぎりぎりに戻ってきた班も多く見られました。

来週は共有したインタビュー内容をより分かりやすく伝えるためにどうしたらよいか話し合い、発表します。こうしてインタビュースキルを高めていきます。来週の活動も楽しみです。

【中学校】広野町田んぼアートプロジェクトに参加してきました。

 6月8日(土)、広野町田んぼアートプロジェクトが開催され、本校生7名と教員3名が参加しました。

 当日はあいにくの天候となりましたが、大勢の参加者で会場は熱気にあふれており、本校の生徒も、降り続ける雨をものともせず元気に田植えに参加しました。

 田んぼアートでは、広野町のイメージキャラクター「ひろぼー」が描かれます。

 生徒たちは、初めは土に足をとられまっ黒になりながら苦戦していましたが、田植え経験豊富な生徒を中心にしだいにコツをつかみ、最後までよく頑張りました。町長さんも付きっきりで声をかけて励ましてくださいました。

 

 これから広野町のまぶしい太陽の光をたくさん浴びて、稲も生徒たちも大きく成長していくことと思います。本校の生徒も関わらせていただき、町の元気な姿を感じるよい機会となりました!! 今後収穫時には素晴らしいアートに仕上がる予定とのことです。楽しみですね。

 田んぼアートプロジェクト事務局の皆さん、そして参加した皆さん、当日はどうもありがとうございました!

【高校】教育実習

5月20日~6月7日まで本校にて教育実習が実施されました。実習生は富岡高校出身、日体大のの小林大悟さんです。

6月6日には研究授業がありました。高校1年生の保健体育の授業です。

 

 

実習最終日にはホームルームの1年3組で送別会がありました。3週間お疲れさまでした。

【探究】高校探究の様子と、探究担当教員月次ミーティング

 新学期からの学校生活も2ヶ月が過ぎ、夏休みまでの折り返し地点といったところでしょうか。来週には前期中間考査があり、生徒たちも学習に力を入れ始めています。いつもはリラックスした雰囲気の地域協働スペースも、勉強している生徒達で若干の緊張感が感じられます。

 さて、今週の探究の授業の様子です。今回は番外編もありますので最後までお付き合いください。

 1年生は外部講師として石ヶ森久恵先生をお呼びしました。石ヶ森先生はマインドマップ、フォトリーディング等の「知識創造メソッド」と言われる各種コンテンツの開発等を手がけられており、ビジネス界、教育界で活躍されておられます。今回は希望の未来への地図を描く「フューチャーマッピング講座」を実施していただきました。私たちは通常、未来を小ステップで、努力できそうな範囲で考えることが多いですが、遠い未来のあるべき姿から考えていくことを教えていただきました。その未来を実現するために必要な状況をどう作るか、それを考えることが重要とのこと、実際に自分のフューチャーマッピングを描き、その手法を学びました。石ヶ森先生の軽快な語り口に乗って生徒たちもどんどんマップを作っていきました。描いた未来を本気で実現するよう頑張ってほしいものです。

 

 2,3年生はゼミに分かれての探究活動です。2年生はゼミ配属後3回目の授業であり、ほとんどのゼミはテーマ探索や知識のインプット活動でした。唯一、再生可能エネルギー探究ゼミは早くもテーマを決めている生徒が多く、実験をどんどん進めています。これまで先輩が行ってきた電池系のテーマを考えている生徒がおり、担当教員のアドバイスのもと、いくつかの電池を製作しました。

 

 3年生では今回、健康と福祉探究ゼミを取り上げます。協働学習ルームでは生徒と地域の方が相談事をしていました。生徒の発案で、地域の方と料理教室を行いたいとのこと。学校の近くにお年寄りがよく集まっている集会所があるとの情報を聞きつけ、そこの会長さんにきていただき、どんな会にするのか、どういうメニューがいいのか等々、実践に向けて多くのことを相談できたようです。3年生にとっては探究活動の時間も徐々に少なくなってきています。実践を重ねて自分の納得のいく成果を出していきましょう。

 

 さて、最後に番外編として教員の活動も紹介します。各学年の担当教員の情報交換の場として、月に一度、担当者ミーティングを実施しています。本日は上記の探究の時間の後に、2年生の担当教員20名ほどで実施しました。これまでは情報伝達がメインの会でしたが、今回から情報共有をもとに研修のようなスタイルとしました。生徒との関わり方等について、Keep, Problem, Try の観点から小グループで協議し、全体で共有しました。探究活動の指導手法についてはどこの学校でも手探りの状態だと思いますが、こういった会により手法を蓄積していけるとよいと思います。

 【農業クラブ大会報告 創設3年目で初の「優秀賞」!】

 6月4日(火)~5日(水)、須賀川文化センターにて第38回福島県高等学校総合文化祭 農業部門 意見研究発表大会の県大会が開催されました。本校からは、3年3組 佐藤友衣さん、2年3組 青木茄奈有さん、星萌々子さんの3名が、意見発表の種目に出場しました。

 結果は、青木さんの発表が県3位の「優秀賞」、星さん、佐藤さんの発表が「入賞」となり、本校の農業クラブが設立以来初めてとなる優秀賞を受賞することができました!

【優秀賞、入賞おめでとうございます!】

 

 

【開会式の様子!今年の全国大会は南東北大会で、福島が会場になります】

 

【他校のプロジェクト研究で実際に使用されている研究記録簿を眺めています。研究の進め方や目的、計画立て、内容、反省などが1冊に綴られています。】

 

【たくさん吸収して、自分の探究に活かそう♪】

【中学校】 演劇ワークショップ 5/31

 今年度2回目となる演劇ワークショップが1年生を対象に行われました。今回もPublicから4人の講師の先生がお越しくださいました。

 今回のテーマは「インプロビゼーション(即興)」です。

 座って本を読んでいる講師の先生が立たざるを得なくなるシチュエーションを生徒が演劇で考えるという内容です。ポイントは講師の先生が、90秒の制限時間内に、「自分から立ちたくなる」という条件付きで演じていること。生徒たちは3~4人一組になって作戦を考え、演劇のシナリオを作りました。監督、シナリオライターなどの裏方と実際に演じる俳優役を決めて練習しました。

 

 本場に先立ってまずは先生方が挑戦! 結果は…秘密です(笑)

 そしていよいよ本番・・・。本を読む人を演じる講師の先生は手強く、生徒たちが考えたシナリオを論じ返して、なかなか立たせることができません。

 1、2組とも、迫真の演技が繰り広げられました。生徒たちの意外な側面も次々に飛び出しましたが、結果は全チーム惜敗。

 今回の演劇ワークショップは、前日の哲学対話と連結させて行いました。哲学対話では「なんだかイヤな人、苦手な人」との付き合い方を哲学しましたが、それを踏まえて自分の思うように動いてくれない相手とどのように関わればよいのか、動いてもらうためにはどうしたらよいのか、今回の演劇ワークショップでは、実際に頭ではなく、心と身体を使って活動しました。私と違う相手とどう向き合っていくのか、人の心は何によって動くのか、価値観の違う人との付き合い方を考える、とても意義あるワークショップになりました。

SGH通信①

 先週末からの30℃を超える季節外れの暑さも一段落し、午前中は冷たい雨が降りしきる一日でした。そうした大きな気温の変化のせいか、生徒たちの服装もブレザーを着てみたり、既に半袖であったり、ベストを着用してみたりと様々です。

 さて、本日の探究の時間の報告です。1年生はスタディサプリ適性検査を行いました。残念ながら写真はないのですが、検査後には「自分のなりたかった職業についての適性が高かったので嬉しかった。」といったような生徒の感想を聞くことができました。これからのキャリア形成に生かしてほしいですね。

 次に2年生です。再生可能エネルギー探究ゼミは2・3年生合同で実験を重ねていましたが、その他のゼミではゼミの特長ごとに必要な事項のインプット学習を行いました。例えば、原子力防災ゼミでは「地域・社会の理解を深める~知らないことを知る~」と、題して課題を見出し、探究テーマを探し出す活動を行いました。ワールド・カフェを採用しながら、ブレインストーミングの中で出てきたワードについて次々に共有していました。とても活発な活動で、深い対話ができていることが見て取れました。

 

 最後に3年生です。引き続き探究活動をそれぞれのゼミやチームで進めました。今週クロ-ズ・アップするのは、スポーツと健康ゼミでミニ・ゴルフを通した人口交流を目標にしている8人組チームです。「誰を対象にするのか?」,「どこで行うのか?」など具体的になっている項目もあるのですが、サッカー部員と野球部員から構成されるこのチームにはこの時期如何せん、時間がありません。うまく部活・勉強・探究をマネジメントして欲しいものです。

5月25日(土)広野町営学習塾「開講式」

 広野町主催による学習塾の開講式が開催されました。講師は、震災以降、継続して学生団体「AAO」(代表:慶應義塾大学の石井俊太郎さん)の皆さんが携わっています。広野町では、今年度開校した本校にも門戸を広げてくださり、広野町外から通う生徒も含め10名が参加させていただくことになりました。広野町の遠藤町長より、「未来を担う皆さんが、人生の先輩であり、これから世界で活躍しようとしている大学生と一緒に、知識だけでなく、物事の見方や考え方、生き方についても勉強していきましょう。」とのごあいさつをいただきました。

 開講式後は、講師4名の皆さんとさっそく顔合わせからスタート。生徒たちは、「英語の使い方の勉強を教えてほしいです。」「家での勉強方法の相談をしたいです。」「ざっくり世界について話を聞いてみたいです。」と、とても意欲的です。これから月1回程度の塾を通して、さらに成長していくきっかけをつかんでいくことと思います。

 19日(日)には、広野町の五社山登山にも参加し、町民の方とのふれあいの場を持つことができました。「初めての登山、暑かったけどみんなで登れてうれしかったです。」「広野町は海も山も川もあって自然豊かな町だと思いました。」「山頂でいただいた豚汁は熱かったけど、とても美味しかったです。」「ふたば未来学園にくわしい方のお話が聞けてよかったです。」との声。広野町の皆さん、生徒たちのためにありがとうございます。

【農業】ホウレンソウの収穫!

 スペシャリスト系列農業2年次が栽培している「春まきホウレンソウ」が収穫の時期を迎えました。今回の授業では、無農薬栽培のホウレンソウを収穫し、調理~会食を通して、生物に感謝する心を学びました。

【全員集合!はじめて学ぶ農業の授業で、収穫を初体験♪】

 

【花芽(はなめ)が出ていますが、全部おいしくいただきます!】

 

【ホウレンソウは豚汁の具材になりました】

 

 

~実習の記録に書かれた生徒の感想~

・とても小さかったホウレンソウが大きく成長してすごい。そして真ん中に新しい葉が生えていたのは、葉じゃなくて花だったんだな思いました。自分たちで播種したものが食べられるってすごいなと思いました。

 

・今日はホウレンソウを収穫しました。その後、豚汁にして食べました。自分でとったホウレンソウなのでとてもおいしく感じました。他の小ネギやピーマンも頑張って育てていきたいです。

【中学校】哲学対話 5/23

 本日の哲学対話は、「なんだかイヤな人、苦手な人」とどう付き合うかを考えました。

 外部講師の神戸先生が行う哲学対話の授業でははじめて、生徒が前を向いた状態で授業を進めています。

 これまでの対話で培った考える力を生かし、先生の問いかけにも、前提条件や定義を詳細に質問しています。

 グループワークも深まりました。

来週は今回の議論を生かし、さらに対話を深めます。

5月22日(水)探究活動報告

  豪雨の爪痕は造成中の野球場に水溜りとして残るだけで、昨日の雨が嘘のように今日は朝から快晴でした。新校舎は開放的で、いたるところに大きな窓や木枠の扉があるのですが、そこから吹き込む風もとても爽やかでした。

 さて、本日の探究活動報告です。1年次生は先週から引き続いての履修指導を行いました。履修指導と聞くと、「あまり探究活動と関連がないのでは?」と、思う方もいらっしゃるかもしれませんが、履修指導を通して将来の進路とこれからの2年間の学習を結び付けていくキャリア形成はとても大切なことです。そうして熟考された科目選択と探究活動を体系的に組み合わせることができれば、AO入試に代表される高校時代の成長や特長を生かした進路実現を図っていくこともできます。生徒の皆さんは系列ごとに分かれ、パソコンや書籍を用いて自分自身の進路について調べ、ワークシートを完成させていました。

 

 次に2年次生です。今日が探究ゼミごとに分かれての活動の初回です。クラスメートも先生も旧知である場合がほとんどなのですが、こうして水曜の5・6校時に改めて顔合わせをすることで新鮮さを感じている生徒も多くいました。

 

 最後に3年次生です。ゼミごとに4月に行ったルーブリックについて探究活動の合間にゼミの先生と面談したり、友人とピアレビューを行ったりしました。スポーツと健康探究ゼミではピアレビューを実施しました。行った生徒にインタビューしてみたところ「普段よりしっかりと考えることができた。」といった前向きな回答が得られました。

【農業】ドライフラワーの作成!

 スペシャリスト系列農業で栽培を選択する3年生3名が開校式でいただいた花を活用し、ハンギング法によるドライフラワーの作成をしました。

バラやカスミソウのほかアンスリウムやグラジオラスなど多くの種類の花を直射日光が当たらないように4月から約1ヶ月半乾燥させてきました。

ようやく完成したドライフラワーを活用し、スワッグを作りました。作ったスワッグは図書館など校内に飾る予定です。

 

いただいた花を種類ごとに仕分ける様子

 

長さや葉を調整した花を吊るしている様子

 

ハンギング法によるドライフラワーの作成

 

1か月半乾燥させた花の様子

 

きれいに仕上がったドライフラワー

 

スワッグの作成

 

完成したスワッグ

【農業】田植え実習!

 5月22日(水)有限会社フロンティアひろの所有水田において田植え実習が実施されました。

スペシャリスト系列農業で栽培を選択する3年生3名がヤンマーアグリジャパン株式会社鈴木健二さんの指導の下、生徒自ら約15aの田んぼを田植機で田植えしました。

初めての運転で緊張した様子でしたが、「真っ直ぐ植えるのが難しかったけど、貴重な体験ができた。これからの生育が楽しみ」と感想を述べていました。

収穫の秋には、コンバインによる収穫実習を計画しています。

【中学校】 未来創造学 5/22

 「私の地元のよいところ」発表会も2週目を迎えました。今日の発表会でも、「楽しい質問には笑顔で」「難しい質問に対しては、頭を絞りながら」考えて答えている様子が伺えました。

 さて、今日の発表会では、特に「伝えたいことが伝えられたか」に重点を置きました。自分では伝えられたと思っていても、実は伝わっていないことも多いものです。では、なぜ伝わらないのでしょうか。それは、情報の背景になっている予備情報が不足しているからです。つまり、自分としては当たり前だと思っていることが、他の人たちには当たり前ではないのです。そして、そのことに気づくためには、「質問してもらう」ことが有効です。例えば、

発表者「~さんは、貧しい地域で~に向けて努力を行いました。」

質問者「そもそも、なぜその地域は貧しかったのですか?」

といった質問です。この日は各クラスで、こうした質問が多くなされました。

 生徒たちは多くの質問を受けることを通じて、「伝えることができたか」を振り返り、今後の活動に生かしていきます。

 

【中学・高校】2019/05/15(水)各学年の探究の時間

 5月も半ばを過ぎ、少しずつ次の季節を感じる時期になりました。類にもれず、今日の空はまるで梅雨の時期のそれと同じでした。さて、今日の探究の時間の様子です。

 1年生はアリーナ1で履修科目指導を行いました。探究の時間をはじめ、高校で学習するすべての時間は進路実現のためにあります。これからの2年間を学んでいく大切な系列や履修科目の選択なので生徒たちも聞き入っていましたし、説明する先生方も一生懸命にわかりやすい説明をしてくださいました。

 

 

次に2年生です。これまで2年生は3年生が活動するゼミに仮入部したり、プロジェクトリーダーの先生からぞれぞれのゼミについての説明をいただいてきたりしました。そして、今日がいよいよゼミ決定です。みらいシアターにおいて友達や先生方と相談しながらゼミを決定したので、これからの活動で地域課題を通して、問いを立て、解決策を協働の中から手探りし、未来をより良くするための活動を展開していってほしいですね。

 

 そして3年生です。3年生は間近に迫ってきた高体連大会や進路のための試験を考えるとあまり時間がありません。そのため、どのゼミにおいても活発な活動が行われていました。生徒によってはJビレッジに足を運んでみたり、改めて図書館で調べ学習を行うことで自分たちの仮説を検証して行ったりしていました。

 

 最後に、中学生です。1年1組、1年2組、2・3年合同の3系統に分かれての「地元のよいところ」発表会でした。それぞれの生徒の「宝物」についての発表を聞くと、どの生徒も地域の“色”や“伝統工芸品”、“遊び”など独自の視点で大きくゆっくりと説明してくれていました。発表後の質疑応答もとても立派だったので、哲学対話をはじめとした様々な活動を通して大きく成長していっている姿を感じることができました。

【高校】5/8(水) 1年産社 2・3年未来創造探究

 5/8(水) 5,6校時 令和に改元後、1回目の産業社会と人間(1年)、未来創造探究(2・3年)の授業を行いました。

 1年生は前回のマインドマップ講座の内容を補強しつつ、自分の生き方を考えるための「マインドマップフォローアップ講座」を行いました。マインドマップの書き方の復習から頭の使い方(論理脳と連想脳の違い等)まで担当教員の講義を受けた後、1年生が25歳になる2029年のあるべき自分の姿について描きました。カラフルに書く人、なかなか筆が進まない人等、いろいろな生徒がいましたが、どんどん活用するきっかけとしてほしいと思います。

 2,3年生は合同で行い、今回は2年生が6つのゼミに所属する前段階として3年生のゼミに仮入部しました。グループによるプレゼン、紙芝居やパワポを使った説明、3年生の議論の見学、早くも3年生に2年生が混じっての活動等々、ゼミによって手法を凝らして2年生を受け入れる様子が見られました。2年生は自分がこのような活動を行っていくことを強く意識してゼミを選んでほしいと思います。

【1年 産業社会と人間 @みらいシアター】

1年 産業社会と人間 @みらいシアター

 

【2,3年 未来創造探究 健康と福祉探究ゼミ】

 

【2,3年 未来創造探究 スポーツと健康探究ゼミ】

 

【2,3年 未来創造探究 アグリ・ビジネス探究ゼミ】

【中学校】「哲学対話」深まっています

 中学1年生の「哲学対話」早くも本格的な内容になっています。

 この日は「普通」と「完璧」という、普段私たちが何気なく使っている言葉について深く考えました。参加した生徒たちからは、「普段何気なく使っている言葉の意味をこんなに深く考えたことはなかった」という感想が聞かれました。そのことは生徒たちの対話の中にも表れています。「完璧」について考えていたある生徒が、以前聞き取りをしたときに聞いた言葉として「完璧ということは、人々が手を入れなくなること。完璧になったものは、壊されるということ。」と語ったとき、学級の多くの生徒の表情が変わりました。きっと「腑に落ちた」瞬間だったのだと思います。そういった場面を含め、1,2組とも発言が途切れることなく、粘り強く対話が続く様子が見られました。自分なりの表現で対話を続ける生徒たち、今後も「哲学対話」から目を離せません。

   前回掲載した学級とは別の学級のコミュニケーションボールです。

【中学校】5/8(水)未来創造学

 この日は、ゴールデンウィーク中に調べてきた「地元のよいところ」をまとめ、まずは先生方に発表しました。

 発表準備ができた順に、先生方を訪ねて発表している様子です。

 生徒たちは、自分で調べてきたことを誰かに伝えたい、分かって欲しいという思いをずっと持っていたようで、教員前にはあっという間に長蛇の列が。まるで「わたしの宝もの」を報告しているようでした。

 先生方もこうした生徒たちの熱意を受け止め、一人ひとりと楽しくディスカッションしました。こうしたディスカッションで得た気づきをもとに発表内容をより良いものにしていきます。改めて別の先生に発表する生徒の姿も多く見られました。

 さあ、次回は学級内での発表会です! お互いの「宝もの」、地元のよいところを共有していきましょう。

【中学校】5/7(火)給食開始

5/7(火) 美味しい給食、いただきます!

 本日より給食がスタートしました。

真新しいエプロンと三角巾を身に着けた給食当番による配膳。

 

全員そろって、大きな声で「いただきます!」。給食を本当に楽しみにしていたことがうかがえます。

本日のメニューは、「ビーンズカレーライス、牛乳、コールスローサラダ、グレープフルーツ、チーズ」です。

 

【中学校】「哲学対話」始まる

 本校の特色あるカリキュラムの一つ「哲学対話」が始まりました。外部講師として、「哲学対話」に造詣の深い神戸和佳子先生をお招きしています。1年1組、1年2組で行われた最初の授業では、コミュニケーションボールを作りました。コミュニケーションボールとは、バンドに毛糸を巻き付けて作るもので、対話ではこのボールを持っている人が話します。ボールを作りながら、生徒たちは自分の思いをもとに、最初の対話を行いました。今後も年間を通して神戸先生をお招きし、「哲学対話」を通して意見が分かれるようなテーマについて熟議し、ものごとの本質をつきつめる対話力や価値の多様性を学んでいます。

 

ある学級のコミュニケーションボールです。

【中学校】「未来創造学」スタート

 カリキュラムの中核をなす「未来創造学」(総合的な学習の時間)がいよいよ動き出します。

 中学校の今年度の取り組みの柱は、「新たな学習フィールドの獲得」です。県内はもとより全国から集う本校の中学生は、ここ双葉地区のひと・もの・ことと出会い、探究・表現活動を通して、新たな学習フィールド(地元)を手にしていきます。まずは、これまで生活してきた地元のよさを発表し合うことからスタートします。

 未来創造学では日本の「課題先進地」双葉郡に3年間かけて向き合い、その成果を広く発信する予定です。

地域調べの視点を磨くため、多角的・多面的な見方を身につけるための活動に取り組んでいるところです。

4/24(水)高校1・2年生合同・スキル学習「マインドマップ講座」

  本日の探究の時間はスキル学習の一環としてマインドマップ講座を行いました。実は本日の講師である内山 雅人氏の著書『天才のノート術 連想が連想を呼ぶマインドマップ(R)<内山式>超思考法』を読んだことがあったので、内山氏からの講演をとても楽しみにしていました。

初めに「漠然と思っているだけでは考えは実現できない!」と、いうことを大きなテープレコーダーがスマホへイノベーションしていく過程を例に伝えていただきました。その後、段階的なワークショップを重ねながら実際にマインドマップを作成していきました。

最後に、1年生は“自分史”、2年生は“成り行きの未来”などについてマインドマップを用いることでより深く、たくさんのアイディアを生み出せる可能性があることを伝えていただきました。

マインドマップがしっかり生徒の力になったように感じることができました。

【中学校】4月16(火)~17日(水)中学校オリエンテーション開催!

 新たな仲間と出会って早々、全校生で、いわき海浜自然の家に出かけて中学校オリエンテーションを開催しました。校長先生から、「みんな仲良くなろう!」とのお話をいただき、2日間、演劇ワークショップに取り組みました。講師には、NPO法人PAVLICから、俳優の河野悟さん、村井まどかさん、村田牧子さん、そして演出家のわたなべなおこさんにお越しいただきました。

 

ワークショップは、アイスブレイク、言葉なし表現活動、言葉を入れた表現活動と続き、1日目の最後は、自分たちで登場人物を決め、それらの人間関係を話し合い、劇として構成するというかなりハードルの高いワークショップに取り組みました。生徒たちは、講師の先生の話をよく聞き、仲間ともよく話し合い、期待以上の劇を披露することができました。

 夜は、キャンプファイヤーを行いました。夕日が沈む中、火の神が灯した「親睦の火」に照らされながら、歌やゲームで楽しい時間を過ごしました。最後には、一つの輪になって校歌をうたいました。

 

 2日目のワークショップでは、1~3年生が10グループに分かれて、とあるメンバーの小学生時代のエピソードを題材として、短編の演劇づくりにチャレンジしました。昼食を挟んで行われた発表会では、予想を超える劇が発表されました。過剰なパフォーマンスよりも心の動きを繊細に表現したグループ、主役を引き立てるために脇役の役割演技にこだわったグループ、言葉よりも間を大切にして観ている人の心をキュンとさせたグループなどなど多彩な劇が披露されました。今回の演劇ワークショップを通じて、一人ひとりは違う存在だけど、お互い欠かせない存在であること、何かの縁で出会った仲間と過ごしていくこれからの時間を大事にしていきたいことなど、様々な気づきがあったようです。そして、何より、「笑顔」が増え、「みんな仲良し」になることができました。

4月17日(水)1年:産社、2・3年:未来創造探究

 昨日は初夏のような陽気で散る間際の桜の木々を眺めるのに丁度良い日和でしたが、今日は一転して肌寒さを感じる一日でした。儚い桜の花びらには恵みの寒さだったかもしれません。

さて、本日の午後の活動を学年ごとに紹介していきたいと思います、まずは1年生、産社についてです。1年間の産社とそれに続く未来創造探究についてのガイダンスを行いました。前半は、自分・地域・世界について「どうして学ぶのか?」を考えました。後半は「聴き方」についてグループやペアになって学びました。沢山のワークショップを通して実践的に学ぶことができたので、これからの生活全般に活用することができそうです。

次に2年生です。みらいシアターで探究テーマの検討を行いました。カタリバスタッフやプロジェクトマネージャーの先生方とともに取り組みたいプロジェクトについてその効果や課題も踏まえて検討することができました。

最後に3年生、昨年からの探究を引き続き実践に向けて深めていきました。どの写真を見ても深化の様子がうかがえますね。また、ALS(アクティブ・ラーニング・スペース)が効果的に活用できていることも印象的ですね。

【1年次】

 

【2年次】

 

【3年次】

図書寄贈式 京都トヨペット様より

 京都トヨペット様より60万円分(325冊)の寄贈がございました。今年で4年目となりました。寄贈式には京都トヨペット株式会社代表取締役社長 澤井孝之様、営業本部広告宣伝担当課長 小坂幸様、広告宣伝担当主担当 柳原雅美様の3名に御来校いただきました。澤井社長からの御挨拶と目録授与に続き、図書委員の生徒から感謝状をお贈りしました。

 寄贈いただいた図書は、大切に活用させていただきます。誠にありがとうございました。

高校2,3年 未来創造探究キックオフ

 本校では地域の課題を発見し、解決に向けた実践を行う「未来創造探究」(授業)を行っています。今年度も始業式明けの4月10日に2,3年次で早速スタートしました。

 2年次生は探究活動のオリエンテーションとして、「全体のガイダンス」、「この地域の2つの未来の姿」、「哲学対話トライアル」を実施しました。新校舎になり、校舎内に設置された多目的ホール(みらいシアター)を会場とし、担当教員がまるでTEDのプレゼンターのように説明を進め、生徒も熱心に聴講しました。哲学対話では、映像による2つの未来を見た後の感想等をベースに輪になって語り合いました。

 3年次生は2年次から行っている探究活動を継続していますが、アブストラクトシートを用いて活動の整理を行いました。先輩の論文事例を参考に、現実と理想の姿の確認、両者のギャップから生じる問題と課題の整理、2つの実践の区別(調査のための実践と課題解決のための実践)等をまとめました。校舎内にいくつかあるActive Learning Space (ALS) 教室で、壁一面のホワイトボードを活用している姿は大変頼もしく感じます。リラックスした環境で発想豊かに探究を進めてほしいものです。

双葉郡課題把握オリエンテーション(着任教員バスツアー)/2019.04.04

  ご存知の通り今年度、本校に併設中学校が開校しました。そのため、例年以上に沢山の先生をお迎えしました。主に、そういった今年度赴任された先生を対象に双葉郡のこと、震災からの復興のことを知ってもらおうと「課題把握オリエンテーション」が行われました。

本校の位置する広野町を皮切りに縦に長い双葉郡を楢葉町、富岡町、大熊町、双葉町、浪江町をめぐりました。ガイドしてくださったのは双葉郡未来会議などを主催する平山勉さんです。

途中、富岡町では富岡駅周辺と富岡高校、そして夜ノ森の桜並木を、浪江町では復興工事が進む請戸漁港などを見学しました。いずれの場所でも平山さんからガイドをいただきました。震災当時のことだけでなく、震災前の様子や震災後の復興に向けた動き、そして住民の方々の思いを聞くことができました。

帰路に就くバス内で、参加した先生から感想をいただきました。それぞれの参加者が複雑な状況をそれぞれの言葉で語りながらも、月曜からいよいよスタートする新学期に向けての思いを強くしていました。また、ツアーなどを通してお互いの気持ちを交流させたことで、より一層強固なチームワークが確立できました。

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地域協働スペース「双葉みらいラボ」オープニングセレモニー

4月3日12:30新校舎の大きな目玉の一つである地域協働スペース「双葉みらいラボ」のオープニングセレモニーが多くの来賓の方々と生徒、職員が見守る中、盛大に執り行われました。

セレモニーでは福島県教育委員会 鈴木淳一教育長、本校 丹野純一校長から挨拶がありました。挨拶の中で双葉郡教育復興ビジョン推進協議会、双葉郡子供未来会議、双葉郡未来会議などを通して多くの地域の方々と大人と子供たちが長い時間をかけ、復興に向けてどんな施設が必要で、そこでどのような活動が期待されるかを話し合ってきたこと、この施設に期待する思い、そしてそれを実現するためにデザインと設計を担ってきてくださった辺見・阿部設計共同体、株式会社ブルースタジオそれぞれのスタッフへの感謝と惜しみない支援をしてくださった日本財団とボートレーサーの守田俊介氏への感謝の気持ちが語られました。その後、生徒たちの掛け声でカウントダウンが行われ、いよいよ幕が上がりお披露目となりました。

引き続き、空間を設計してくださったブルースタジオ 大島 芳彦氏からこの施設から見える里山の景色と施設中央に位置する大樹をモチーフとした大きな柱についての説明がありました。セレモニーの最後には日本財団 笹川順平常務理事、ボートレーサー 守田俊介氏、広野町 遠藤智町長から祝辞をいただきました。祝辞ではそれぞれがこの施設に期待する思いを語っていただきました。

最後に、生徒を代表して生徒会長 菅野光桜さんから御礼の言葉がありました。とても素晴らしい施設で驚いていることやこれからこの施設で行っていく探究活動などにすでに胸躍る気持ちであることなど率直な言葉で伝えられました。

その後、施設を各メディアや来賓の方々が自由に見学されました。その中では社会起業部で運営する「カフェ ふぅ」についての説明もありました。5月下旬のオープンを目指しています。なお、この施設の地域の方々へのオープンはカフェのオープンと同じ5月下旬を予定していますので、今しばらくお待ちいただけますよう、よろしくお願いします。

ノーベル平和賞受賞者 マララ・ユスフザイさんとの対談

国際女性会議「WAW!」に参加するために来日していた、ノーベル平和賞受賞者のマララ・ユスフザイさんにお会いしてきました。

被災地の子どもたちに会いたいとの彼女の声で、特定非営利法人ハッピーロードネット様に仲介をいただき、本校女子生徒3名との対談が実現しました。

はじめから自由に質問をする時間を設けていただき、本校生は自分たちの自己実現に向けて重要なメッセージをいただきました。

「教育を受けることを禁じられて、テロの脅威も身近にあったが、もう10年ほど自分で声を上げ、伝え続けてきた。すぐに物事は変わらないかもしれない。でもあきらめてはいけない。はじめはひとりしか聞いてくれなくても、私はあきらめなかった。」

「ネガティブな側面ばかりに目を向けてはいけない。すべての人を尊重すること。自分たちの考えをよりよいものにできるかもしれない。」

富岡町で海外研修の学びを伝えてきました

今年度のニューヨーク研修に参加したメンバーで、~地域をつなぐ 世代をつなぐ~お茶会in富岡に参加してきました。これは、ニューヨーク研修の事前研修にてお世話になった青木淑子さんとの約束によって、実現されたものです。

会場には、富岡町3.11を語る会の皆様、とみおか表現塾の皆様、安積黎明高校・郡山東高校・郡山北工業高校の生徒の皆さんがいらっしゃり、本校生徒の発表を伝えてきました。本校の生徒たちは、今後自分たちの学びを伝え、実践をしていく上での課題を見つけて帰ってきました。

引越し前の大掃除(3月15日)

本日は本校舎で活動する最後の日、ということで大掃除です。広野中学校にお借りした校舎に感謝を込めて掃除し、綺麗な状態にしてお返しします。校舎内だけでなく校舎周りの側溝や花壇なども綺麗に除草していきます。保護者の方々も応援に駆けつけていただき、みんなで隅々まで綺麗に掃除をしました。荷物もまとまり始め、引越しの準備は着々と進んでいます。

 

【海外研修】NY研修8日目・9日目

3月9日(土)

いよいよ自主研修です。美術館・博物館に行くチームやNBAを見に行くチーム、ショッピングを堪能するチームなど… 皆大変よく調べていました。その後夕食を取り、ミュージカルやオペラを鑑賞する最終プログラムに入りました。各自上手に待ち合わせをして、「ビューティフル~キャロルキングストーリー」「マイ・フェア・レイディ」「アナステイジア」「リゴレット」の4つのチームにチーム替えをし、劇場に入り鑑賞しました。この研修全体の疲れも出てくるところではありますが、ミュージカルやオペラにすっかり魅了されていたようです。 

宿に帰り、最後のミーティングです。今回のミーティングはサプライズ的に開かれた引率団による修了証書授与式となりました。修了証書は現地で購入したグリーティングカードに、3人の引率教員それぞれからのメッセージが書いてあります。カードのデザインも一人ひとり異なり、それぞれに意味が込められています。 

この研修を通して、生徒たちは驚くほどに成長しました。人には得意不得意があり、New Yorkのように多様な人間が同じ場所でともに生活をしています。はじめは不安を感じたこともありましたが、お互いを補い、支え合いながらさらに強いチームを作り上げていくことができました。

自分が主体的に関与し、本当に深く思考した学びは必ずどこかでつながってくる。そのつながりが見えることの喜びは、本当に涙が出るほどのものであり、そのように必死に得た学びは誰かに伝えたくて仕方がなくなる。そんなメッセージを体現してくれた3期生New York研修参加生。このチームを引率できたことを誇りに思います。

日本に帰国してすぐに、研修生たちは様々な場所で自分たちの学びを発信していきます。他人事から自分事へ。学びが学校全体、地域全体…とつながっていくことを大いに期待します。学びの発信をお見かけになりましたら、ぜひとも励ましのお声かけをいただければと思います。

[New York Knicks : Sacrament Kings @マディソンスクウェアガーデン]

[アナステイジア(アナスタシア)]