ふたば未来学園の日々

ふたば未来学園の日々

【中学校1・2学年】TGG研修2日目の様子

 中学校一般生の1・2学年が Tokyo Global GateWay(TGG)での2日間の研修に参加しています。

 本日3月15日(水)は研修2日目です。

 生徒は昨日の疲れをみせることはなく、朝から元気な様子です。

 朝食を終え、元気な様子でTGGに向かいました。気合いも十分です!

 今日の体験は、1年生がホテルエリア、2年生がエアポートエリアからスタートしました。

 

【ホテルエリア】

 

 【エアポートエリア】

 昨日よりも生き生きと楽しそうに体験活動に取り組んでいます!

 難しそうなミッションも自信を持って取り組んでいました。

 

 昼食後は、アクティブイマージョンエリアに移動し、橋の強度実験やニュース番組作り等の体験を行いました。

 

 【アクティブイマージョン:橋を制作して強度を競おう】

 形や単位に関する語彙などを学びながら、丈夫な橋の骨組みのあり方、長さなどを各グループで相談・制作し、橋をつくります。グループ対抗で強度を競います。

 各グループごとに、どうしたら強度の強い橋になるのか話し合いを進めます。

 

【アクティブイマージョン:ニュース番組を作ろう】

 「ディレクター」や「キャスター」など役割分担し、オリジナルのニュース番組を制作します。撮影工程を通して、指示を出したり受けたりする表現を理解します。

 本物のディレクターのように、番組作りに取り組む生徒の姿が!

 

 様々なプログラムに取り組み、あっという間に2日間の研修が終了となりました。

 2日間の研修を通して、生徒の表情からは達成感と充実感、そして英語を活用しようとする強い意志が!

 この体験をやり遂げたことを自信に、さらなる学びへのモチベーションにしてほしいと思います。

【海外研修】ニューヨーク研修(4日目)

ニューヨーク研修4日目、本日は昨日の反省を踏まえて朝早くに集まり、学んだ内容の共有や今日から訪れるUNISプログラムの内容の予習から始めました。

午前中は国際連合日本政府代表部を訪問し、まずは志野光子大使、大嶋勝公使のお二方にご挨拶をさせていただきました。大嶋氏は昨年度のNY研修のオンライン対話の際もお世話になりました。

今年の1月、日本は国連安保理の議長国を務めました。ロシアによるウクライナ侵攻などが続く中、各国が集まり国際社会の平和と安全の維持について話し合うことは簡単ではなく、議長国には重い責任がのしかかります。生徒は事前研修としてNHKスペシャル 混迷の世紀 第9回 「ドキュメント国連安保理~密着・もうひとつの“戦場”~」を視聴し、国連の役割と現状、日本政府のはたらき、各国代表の意見と立場について学び、対話をしました。また、生徒は「対話によって課題を乗り越える」ことについてプレゼンテーションをしているため、国連と日本政府代表関係者がまさにそのようなはたらきかけをしている場面を見て、刺激を受けていました。

表敬訪問では事前研修を通して得た考えとNY Projectの取り組みをお話しし、福島(双葉郡)のお土産をお渡ししました。志野大使と大嶋公使からは激励の言葉をいただき、生徒の探究活動に関する質問にも快く答えていただきました。

 

続いて児玉啓佑参事官にご挨拶し、国連やSDGs、児玉さん自身の取り組み等についてのブリーフィングに参加させていただきました。プレゼンテーション披露では「想像以上に素晴らしいものでした」と感想をいただき、プレゼンをより良くするためのアドバイスや処理水問題への言及、また生徒からの質問に対して、探究活動への助言やチームプロジェクトにおいて大切にすべきことなどを教えていただきました。

午後はついにUNIS(United Nations International School)のプログラムに参加。国連関係者の子弟が世界の課題についてアクティブに学ぶ学校です。

Cultural Showcaseでは各国の高校生が自国の文化を紹介するような出し物を披露しました。ふたば未来学園高校はAdoの『新時代』に合わせた"オタ芸"を披露しました。間違いなく一番盛り上がったと言えるような反響と歓声をいただき、生徒も達成感を感じていました。多くの生徒が発表後に「最高だったよ」と声をかけられたようです。

 

その後は生徒の希望に応じて2つのWorkshopへ参加。議論の内容が難しく戸惑った部分もありましたが、なんとか周りの外国人生徒に声をかけたり、協働して作品を作り上げたりしました。一回目のWorkshopで上手くいかなかったことを踏まえて、二回目では勇気を出してアクションを起こしたという生徒も出てきて、明らかに成長を感じる一日となりました。

明日からはUNIS-UNのプログラムに14日、15日と参加し、教育というテーマで講義を聞いたり議論をしたりします。ニューヨーク研修の中でも最も「英語によるコミュニケーション」に向き合う二日間となります。

【中学校1・2学年】TGG研修1日目の様子

 中学校一般生の1・2学年が Tokyo Global GateWay(TGG) での2日間の研修に参加しています。

 この施設(TGG)は、東京都教育委員会と株式会社TOKYO GLOBAL GATEWAYが提供する、生徒が英語を使用する楽しさや必要性を体感し、英語学習の意欲向上のきっかけ作りとなるように開設された新しいタイプの体験型英語学習施設です。

 生徒はこの充実した施設で、英語漬けの2日間を過ごします。

 朝の出発式から、生徒の笑顔が!

 TGGに向かうバスの車内でも、英語表現の練習・確認を行い、準備万端です。

 

 TGGに到着後は、8人程度のグループに分かれていよいよ入場です。

 入場後は、各グループに1人のイングリッシュ・スピーカー(エージェント)が対応してくれます。

 エージェントとの対面後は、プログラムの開始です。

 

 【アトラクション:エアプレイン】

 機内の座席につき、客室乗務員とのやりとりを通して必要なアイテムを頼んだり要望を伝えたりします。

 

【アトラクション:グローサリーストア】

 海外の食料品店を想定した空間で、会話を通して必要なアイテムを購入します。サイズや色など、希望を細かく伝えます。

【アトラクション:レストラン】

 レストランを想定した空間には店員がおり、グループごとにテーブルについて、希望の食べ物や飲み物のオーダー体験をします。

 アトラクションエリアでは、生徒はミッションカードを引き、書かれているミッションの達成を目指します。

 

 【アクティブイマージョン:ニュース番組をつくろう】 

 一人ひとりがキャスターや撮影スタッフになりきり、オリジナルのニュース番組を作ります。

 撮影の工程を通して、指示を出したり受けたりする表現を学んでいきます。

 

 【アクティブイマージョン:コマ撮り作品を作ろう】

 グループディスカッションを通して、たくさんの写真を連続させたコマ割り映像を作ります。

 自分のアイデアを提案したり、相手の意見に賛成・否定する表現を学びます。

 

 それぞれの活動中も、エージェントの先生方とのコミュケーション・ゲームがあり、飽きることなく活動に取り組んでいます。

 あっという間に半日間のプログラムが終了し、生徒たちは充実した表情です。

 明日は、2日目のプログラムとなります。どんなプログラムが進んでいくのか楽しみです。

 

※ Tokyo Global GateWay(TGG)研修の目的

 6年間の中高一貫教育を通して復興を担う人材育成はもとより、国際的に活躍できるグローバルリーダーの育成を目指し、学校設定科目「グローバル・スタディ科」等で学習した内容を実践的な使用場面に即した環境で活用することに加え、英語を使って様々な活動をすることで更なる学習意欲の喚起と異文化に対する教養を深めることを目的とした研修です。

【海外研修】ニューヨーク研修(3日目)

ニューヨーク研修3日目。本日は9.11家族会のMeriamさんと、1日目もお世話になったChisato Shimadaさんの案内でWorld Trade Center周辺の散策と、9/11 Memorial Museumの見学の予定です。

本日はバスを手配していなかったため、初めて自分たちで地下鉄を使って移動しました。幸先よく地下鉄の駅を発見しましたが、さっそく逆方向へ移動してしまうアクシデントが発生。全員で協力しながら丁寧に確認すること、誰かに任せっきりにしないこと、分からなかったらとにかく誰かに聞くことの大切さを学びました。

遅刻をしながらも無事にたどり着いたWorld Trade Centerで、Meriamさんが写真を見せて当時を振り返りながら、9.11の出来事について丁寧に説明してくださいました。

↑こちらは9.11当時に破壊されたビルの下敷きになっていたのが発見されて、ニューヨーク市によって場所を移された後、World Trade Center一帯、ニューヨークシティ全体の復興とともに再び成長し、この場所に戻ってきた"Survivor Tree"です。現在World Trade Center周辺に植えられている木の種類とは異なっています。NY渡航前の事前研修として、この木についての絵本"The Very Tree"を全員が読んでいました。復興のシンボルの実物を目の当たりにして、感動の声が漏れました。

近くにあるSaint Nicholas Greek Orthodox Church & National Shrineを訪れ、礼拝堂のモザイク画を見たり、追悼のロウソクを祈りを込めてお供えしたりしました。

Meriamさん、Shimadaさんとお別れし、9/11 Memorial Museumへ。このNY研修に際して、生徒たちは東日本大震災・原子力災害伝承館に2度訪れてきました。「伝承する」「記録として残す」同じ役割を有する施設の見学を通し、歴史を後世へ伝え残すこと、それを学ぶことの大切さを改めて感じることができました。

この日は9.11家族会の皆様と夕食を取ることが決まっていたため、集合する駅と時間を決めて、それまで班別自主研修を実施しました。 男子班は自由の女神を遠目に眺めながら散歩です(写真に自由の女神は写っておりません)。

夕刻、全員が無事に集合し、ロバート柳澤さんのご自宅へ向かいました。ロバート柳澤さんはコロナ禍では最前線で医療活動を実施された方で、本校のNY研修においても非常にお世話になってきた方です。Meriamさんを始めとして、9.11家族会の方々も続々と集まり、生徒によるプレゼンを実施しました。家族会の方々はとても真剣に生徒のプレゼンを聞いて、たくさんの質問とコメントをしてくださいました。用意していただいたご馳走をいただきながら、日本に留学予定の学生とコミュニケーションを取ろうとする生徒の姿も見られました。9.11家族会の皆様には、3.11の災害を体験した福島・日本に対して親身に寄り添っていただき、このような機会をいただけることを本当に感謝しております。

ホテルに戻り、反省会を行いました。プレゼンを聞いてくださった方々はみな素晴らしいと褒めてくれています。しかし、生徒たちは「対話の大切さ」をプレゼン発表しているのに、これまでの3日間で言いたいことがあっても英語で答えられないもどかしさや、周りの様子を窺って自分から一歩を踏み出せない、聞かれていることが分からなくなってしまう経験を積み重ねてきました。このタイミングで今一度、自分たちがこの研修を通して「自らを変革した」と言えるように、明日からの取り組み方や姿勢について考え直しました。