ふたば未来学園の日々

2021年3月の記事一覧

【中学・高校】終業式・賞状伝達式(3/19)

 本日(3/19)、令和2年度終業式を迎えました。はじめに、中学1・2年生に対して修了証書が授与されました。

 

 

 校長式辞では、新型コロナウイルスによる新しい生活様式による学校生活、行事の変更等が多かった一年を振り返り、本校開校の経緯を確認しながら「あらためて今のこの環境がじつは当たり前ではなく、あらゆることに感謝の気持ちをもって、これからも当たり前のことを当たり前にやっていきましょう」との話がありました。

 

 続いて行われた教務部、生徒指導部、進路指導部の各部長講話でも同様に、「当たり前のことを毎日丁寧に実行していくことが成長につながる」という内容の話をしました。新年度に向けて、この休みも丁寧に過ごし、4月に中学校・高校で新入生を迎える準備も進めていきましょう。

  式に先立って、表彰式・賞状伝達式を行いました。精勤賞は中学生36名・高校83名が受賞しました。その後、冬休み以降の部活動・文化活動の賞状伝達が行われ中高生の活躍を称えました。

【商業】PL保険に加入しました。

令和3年3月17日

今後販売する商品の保険に加入します。

損保ジャパン株式会社代理店いとう保険さんに保険の説明をお願いしました。

 

ごあいさつを兼ねて、名刺交換を行いました。

販売する商品をの説明を行いました。

保険の内容について説明を受けました。

内容を確認し、契約することにしました。

実習は、先輩の設立した一般社団法人結び葉を通じて行っています。

契約体験を行いました。

 

保険料を支払い、内容の確認を行いました。

 

自分たちが法人のメンバー(模擬)として活動しています。

【地域住民・卒業生・国際機関との協働】OECD東北スクール東日本大震災後10年ワークショップ あれから。これから、の出演

出演したイベントの情報

3月14日(土)

東日本大震災後10年ワークショップ あれから。これから、〜未来の教育の在り方を一緒に考えよう〜

主催:国立大学法人福島大学・経済協力開発機構(OECD)

協力:東京学芸大学、東京大学、福井大学

後援:文部科学省、外務省、内閣府

 

上記のイベントのなかに、バーチャル福島訪問(大熊町帰還困難区域訪問)がありました。

これは世界各国からのワークショップ参加者が、Zoomを介して大熊町のフィールドワークに参加するものです。

日頃より本校の産社・探究の授業でお世話になっている木村紀夫さんの大熊町のツアーガイドを、現地大熊町から本校鈴木先生が中継し、Zoom通訳(日⇔英)には塩田先生が入りました。主催者側のメンバーとして、本校3期生卒業生の秋山杏由子さんがイベントをファシリテートしました。

3.11の震災で、双葉郡にはどのようなことが起こったのか。この地域がどのような現状にあるのか。震災から10年がたつ今でも、海外への情報発信には課題が残ります。

在校生、卒業生、教師、地域・海外の皆様が手を取り合って、課題解決に向かっていく社会の一歩になっていければと思います。

 

当日の様子が以下のリンクからご覧になれます

https://jupiter354.wixsite.com/website/fukushimatour

【海外研修】TOHOKU 10TH YEAR ANNIVERSARY EVENT VIA ZOOMに参加しました

 5期生NY研修のメンバーの中から数名のメンバーが、TOHOKU 10TH YEAR ANNIVERSARY EVENT VIA ZOOM(サンノゼ日系アメリカ人博物館)に参加しました。

 自分たちが伝えたい主張を事前に収録し、当日はサンノゼ日系アメリカ人博物館のPresident  Michael M. Seraさんのファシリテーションのもと英語のスピーチが放映されました。

(外部リンク YouTube)JAMsj Tohoku 10th Year Anniversary Event March 12, 2021

 3.11から10年になる今、私たちは新型コロナウイルスに日常生活を脅かされています。震災から学んだ教訓をしっかりと生かしていかなければならないことを今でも痛感させられます。

 海外にも、3.11の犠牲者を思い、後世に伝えていこうという動きがあります。本校海外研修の参加生徒がそのような人たちと協働し、地域と世界に住む皆が身の周りの問題を自分の事としてとらえ、つながりを築いていくことを期待します。

【海外研修】NY 海外研修代替プロジェクト ③Future Dialog(日本政府代表部・Youth Delegates)

 今年度は新型コロナウイルスの影響により、米国への渡航はかないませんでした。

 しかし、開校以来本校のNY研修に温かな励ましをいただいてきた国連日本政府代表部の皆様や、国連Youth Delegatesの皆様に今年もお力添えを賜り、NYを訪問さながらの対話を実現することができました。

 本校5期生のNYメンバーは、この日までチーム内でじっくりと議論を重ねてきました。前回の富岡町での議論を振り返り、普段の探究活動の中で自分たちの学びを深め続けてきました。

 現地との時差を考え、議論は日本時間早朝に行うこととしました。前日遅くまで準備を行い、近隣の宿泊施設で休息をとり、3月15日午前7時からNY国連関係者の皆様とオンライン議論を開始しました。

 

国連日本政府代表部 大嶋勝 様

Ms. Hawa Diallo様 Public Information Officer, Youth Engagement Focal Point, NGO Relations & Advocacy Section Department, United Nations

 国際連合開発計画(UNDP:United Nations Development Programme)上級顧問 岸守 一 様 をはじめとする多くの皆様と議論をさせていただくことができました。

 

以下は、今回のディスカッションに参加した生徒が書いたレポートです。

 

 今回の議論の中で生まれたアイデアどれもが解決策になる。数多くある解決策の中から自分や相手、全体が求めている結果につながるものを選んでいく必要がある。

 私たちがしなくてはいけないのは多様性を認めること。そして考えること。違いをなくすのではなく楽しむことが重要である。自分の価値観を相手に押し付けたり、強要したりするのは間違いで、自分とは違う人や考えと向き合った時理解しようとしなくてはいけない。

 差別や偏見をなくすのは法律やマナーではなく一人一人の意識である。このレポートを読み終わったら自分自身を振り返ってみてほしい。自分は今まで無意識であっても差別や偏見の言葉を発し、行動をしてしまったことがないだろうか。世の中全員が相手の気持ちを理解した時、差別や偏見は社会的許容範囲に収まる。そして世の中全員が相手を思った発言や行動をした時、差別や偏見で苦しむ人はいなくなる。相手を理解したり、思ったりするために自分ができることは何か私たちは考え続けていく必要がある。

 例外はない。人はそれぞれ価値観が違うため、偏見を完全になくすことは不可能だろう。差別や偏見をみたり聞いたり、もしかするとあなた自身が受けるかもしれないし、無意識的にしてしまうかもしれない。実際、差別や偏見は日常生活に潜んでいる。しかし、少し想像力を働かせるだけで、相手を傷つけてしまう可能性がある言動を避けることができる。差別や偏見の問題は決して自分には関係ない他人事ではなく、自分事だ。ぜひ一度自分の言動を振り返ってみてほしい。そして、自分はどうするべきか考えてみて欲しい。