ふたば未来学園の日々

2021年3月の記事一覧

【中学・高校】新入生オリエンテーションの準備を進めています(3/29)

本日(3/29)は新入生オリエンテーションです。

中学校・高校ともに12時30分より受付開始、13時30分開始です。

時間に余裕を持ってお越しください。

なお、本日の駐車場は以下のとおりとなります。誘導係の指示に従い、安全第一でご来校ください。

①広野町総合グランド東側駐車場
②広野小学校前駐車場
③広野町テニスコート裏駐車場

また、校内では、新入生の皆さんを受け入れる準備を進めています。

天候にも恵まれ、よいスタートが切れそうです!

 

【高校探究】全国My Project AWARD2020全国Summitに出場しました。

★福島県Summitより全国出場しました。

富岡さくら復興プロジェクト~届け!さくらタピオカ~/福島県立ふたば未来学園高等学校

Free magazine 私たちは海を知らない/私立N高等学校

 

【AWARD2020】全国Summit進出プロジェクト決定!

マイプロジェクト事務局WEBより

【海外研修】NY 海外研修代替プロジェクト④ UNIS-UN 2021 onlineへの参加

 UNIS(United Nations International School-国連国際学校)は、国連関係者の御子息等が通う私立のインターナショナルスクールです。本校1期生のNY研修からお世話になってきた学校です。

 例年であれば、NY研修では現地を訪れ、UNISに通う学生が主催するUNIS-UNという2日間の模擬国連に参加し、国連総会議場で議論を行っています。昨年度はCOVID-19の影響により、UNIS-UNが開催できませんでしたが、今年度はオンラインで開催する運びとなりました。

(外部リンク UNISのHP) 2021 Conference, March 18-19

 5期生のNY研修メンバーは、「A Global Catastrophe – the Impact of COVID-19(地球規模の大災害-COVID-19の影響)」というトピックで2日間のオンライン議論に参加しました。

 国連の総会議場で行われる議論では、挙手をしても、なかなか発言者に指名されるチャンスを得ることができません。今年は世界中のオンライン参加国をタイムエリアでグループ分けし、参加者がなるべく深夜遅くまでPCの前にいなくて済むよう配慮がなされました。そのため、世界的に活躍されている著名なスピーカーに対して自分の意見を伝えるチャンスが比較的増えたと言えます。今年度はメンバーの半数以上が、ZoomのQAに質問を投稿し、スピーカーへの代表質問権を得ることができました。

 当日の基調講演などは、UNISのFacebookから見ることができます。

 (外部リンク UNISのFacebook)

 今年度のNY研修はブリティッシュヒルズ研修から始まり、現地を訪れることはできないものの、オンラインでできる研修や地域での議論を複数行い、思考を深めることができました。自分たちで英語を活用し、考えを発信することには抵抗がなくなってきたように感じられます。しかしながら、英語で発信することはあくまでコミュニケーションの始まりの部分にすぎません。今後、英語では双方向の議論が活発にできるような運用能力を身につけていくことが課題です。

 研修参加生が自らの探究活動にNY研修での学びを落とし込んで思考を深め、研修内容を本校に関係する皆様の財産になるよう発信を続け、地域と世界とを結びつける活動が創発していくことを期待します。

【中学校】学級のまとめ(3/19)

 新型コロナウイルスに振り回された一年でしたが、本日無事に修了式を迎えました。今日はまず大掃除からスタート。職員室横の保健室では進んでガラスをピカピカに拭き上げる姿が目にとまり思わずシャッターを押してしまいました。

 

 修了式後の各学級の様子です。1年1組、通知表を手にして一喜一憂も担任のアドバイスを真剣に聞く姿がありました。

 

 1年2組は、毎日発行された学年通信「自立」に目を通す姿が。生活だより等も踏まえて春休みの生活を自立させようと呼びかけていました。

 

 2年1組は、地域協働スペースにこもって担任自作の動画を視聴。音楽にのせて担任より一人ひとりにメッセージが送られていました。

 

 2年2組では、通知表の前にテストの成績表が配付されているシーンに遭遇。バドミントン部の寮生が遠くにいるご両親に向かって何やらカメラに目で訴えていました。

 

 1日に卒業式を迎えたはずの3年生は今日も元気に登校し、お世話になった先生方や給食調理員の皆さんにあいさつ回り。そして、学級では、養護教諭から贈られた成長曲線グラフを見て自分のからだの成長に驚いた様子を見せていました。

 その後、みらいシアターを貸し切り、学級生活のスライドショーを視聴。担任が奏でる素敵?なギターの曲名は「栄光の架橋」。高校での活躍を誓い合っていました。

あらためて卒業おめでとう!

【中学校】2年林君が、環境大臣賞を受賞

  3月13日(土)、Jヴィレッジを会場に、環境省主催の「いっしょに考える『福島、その先の環境へ。』チャレンジアワード」の授賞式が行われました。

 

このアワードは、福島のこれからの環境で実現したいアイデアや思いについて、全国の中学生、高校生、大学生を対象に行われたものです。中学生、高校生、大学生それぞれの部門ごとに審査が実施された結果、本校から応募した中学2年の林佳瑞君が、見事最優秀賞(環境大臣賞)を受賞しました。おめでとうございます! 

 当日は首都圏1都3県に出されている緊急事態宣言の影響で、小泉進次郎環境大臣からの表彰はリモートで行われました。

 

(左が林君)

しかし、授賞式中にリモートで大臣や内堀福島県知事とのトークセッションも行われ、林君の質問に大臣が答えてくださる場面もあるなど、意義深い授賞式になりました。

(密を避けるため別会場に設置されたモニターで、小泉環境大臣、内堀福島県知事とのトークセッションに参加する林君)

 また、本校からは他に9名もの生徒が受賞するなど、福島のこれからにかける。本校生徒たちの熱い思いを発信できたと思います。

(県教育委員会教育長賞を受賞した阿部さん)

 

最後に、本校からの受賞者と、大臣賞を受賞した林君の作品の要約を紹介します。

本校からの受賞者(すべて中学生部門)

 最優秀賞(環境大臣賞) 林佳瑞君(2年)    

優秀賞(福島県教育委員会教育長賞) 阿部一葉さん(2年)

 入賞 齋藤佑磨君(2年)、渡部咲希さん(2年)

 特別賞 五十嵐美菜さん、紺野琉美子さん、中島優空さん(以上1年)

 伊藤珠弓さん、大内萌楓さん、吉田遥さん(以上2年)

 

林君の受賞作品(要約)    「里山モデル福島への道」

人間が滅びれば環境が復活するという科学者が存在する。しかし、私はその考えが誤りであると考える。人間とその他の生物の両方で成り立つ里山という環境があることを、より多くの人に知って欲しい。事実、震災前、双葉町はタガメの多産地として全国的に注目されていたが、2012年の調査でタガメは完全に消滅した。原因は放射線ではなく、人間が稲作をやめ、田に水が入らなくなったためである。一方、帰還困難区域が解除された土地で人間が農業をはじめると、驚くことに消えた生物が戻ってくるケースが多いという。私はSDGsの15「陸の豊かさも守ろう」にある生物多様性への意識を高めるため、双葉郡を里山の可能性を継承する場所にしたいと考えている。原発事故の恐ろしさや風評被害で注目されていることを逆手に取り、世界中に里山環境の価値を発信する地として再出発をするのだ。その中で、私は学校の総合的な学習の時間の授業の中で、川内村の昆虫を日本全国に発信しようとしている。「生物多様性での地域おこし」「原発事故福島から里山モデル福島へ」これが私の最初の一歩である。

 

なお、入賞以上の作品の詳細は、環境省のHPからご覧頂けます(福島。この先の環境へ。で検索すると見つけやすいと思います)。ぜひご覧ください。

今後も生徒の活躍をお伝えしていきたいと思います。

最後に、当日の準備・運営などでお世話になった環境省と福島県の皆様、そしてすべての関係者の皆様、どうもありがとうございました。