ふたば未来学園の日々

カテゴリ:中高探究学習

【中学校】未来創造学「1学年中間発表会」(12/3実施)

 これまで探究してきた「双葉ふしぎ発見」について、明日開催される「第7回ふるさと創造学サミット」で発表する代表生徒のリハーサルも兼ねて、中間発表会を開催しました。今年度、フィールドワークでお世話になった広野町・楢葉町・富岡町・川内村について、それぞれ代表生徒2名の発表と意見交換が行われ、取材や文献に基づいプレゼンテーションを披露しました。続いて行われた意見交換でも、多くの生徒が意見や感想を述べ合いました。「代表の人は、事実はもちろんですが、その情報から自分で考えた意見をたくさん話していたので、参考に症と思います。」「笑顔が大切なこと、そして対話の問いは短く分かりやすいものがよいと感じました。」

 本校生の多くは、双葉地区外から通学してきています。今回の学習を通して自分なりに手にした「第二のふるさとの魅力」について、明日のふるさと創造学サミットで、思い切りよく、双葉郡の各小中学校の皆さんに披露します。また、各学校の発表を聞いて、新たな魅力を学び合っていきましょう!

 

【中学校】2学年「演劇ワークショップ」(11/19)

 3・4校時の2時間を使って、演劇ワークショップを行いました。今年もNPO法人PAVLICの皆様型のお世話になりながら進めてきていて、2年生は4回目となりました。

 今日のテーマは「小説・漫画・戯曲を使ってシーンを創作しよう」。準備された台本をもとにシーンを創作していきます。台本は2種類。生徒たちは8グループに分かれ、1・3・5・7班と2・4・6・8班が、それぞれ同じ台本で創作し、発表し合うことになりました。

 各グループに分かれて、早速、シーンの創作へ。台本についてのイメージを出し合い、場面の確認、配役・キャラクターの設定、通し稽古、小道具は?もっと上手な表現方法は?と。スムーズな進行を見せるグループ、創作しながら台詞を決めるグループ、演技力の向上に余念がないグループ...。進んでは立ち止まり、熟議を重ねる生徒たちの活動をPAVLICの先生方は優しく見守り、質問には丁寧に助言をして支えてくれています。

 そして始まった発表会。まずは、台本その2を創作したグループの発表。台詞がある人物はA・Bの2名。「2月。夜の公園。Bはベンチに座っている。」から始まるおそらく静かな情景から始まるシーン。

1班目:シリアスな状況を演じる2人とそれを支えるコミカルな演技がお見事!

【2班】シリアスな演技を見せた主役の2人、その2人を支える仲間たちのコミカルな演技とのコントラストがお見事!

 

【4班】自販機や夜の星を巧みに表現!上着(役)を相手に優しくかけるところがアクセントとなって主役の2人の演技がいっそう輝きを見せた作品へ!

 

【6班】主役2人の陰と陽の演技力は圧巻!夜の公園の様子を表現しきった脇役たちが主役を見事に引き立てていました!

 

【8班】他のグループがシリアスに演じる中、あえてコミカルさを打ち出した挑戦的な作品!動と静の切り替えがお見事! 

 

 つづいて、台本その1を創作したグループの発表。台詞がある人物は3名。「日曜日の夕方。喫茶店の店内。AとBが向かい合わせに座っている。二人の間には重苦しい空気が流れている。」後半Cが登場し「どうしたの?」と問いかけるところがポイントとなるシーン。

【1班】台詞に合わせて本物の涙を流すなど、リアリティーさをとことん追究した作品にグイグイと引き込まれてしまいました!

 

【3班】他のグループが恋愛と解釈したシーンを男同士のシーンと解釈し、信頼をうらぎられるシーンを見事に表現。この二人の友情の行方は...。

 

【5班】間のとり方が抜群!台本には書いてない、台詞と台詞の間のイメージを大事にしたのでしょうか。配役も自然で無理のない演技を披露!

 

 【7班】明るい雰囲気の喫茶店の中で起きた恋愛トラブル。そのコントラストを生んでいるのはやはり、主役を引き立てるお客さん役の演技力の高さ。お見事!

 

 今回の2本の台本は、登場人物がグループ人数に比べて圧倒的に少ないこと、内容を様々に解釈できることなどにより、生徒たちの創造力、発想力をいっそうかき立てる仕掛けが組み込まれていました。その分、オリジナリティあふれるシーンが生まれました。また、PAVLICの先生方の専門的な見方や講評をいただけたことにより、生徒たちは今回も大きな達成感を味わうことができました。

 次回、2年生は今年度最後のワークショップとなります。どんな舞台を見せてくれるか、楽しみであります。

【探究&商業】R2楢葉町のユズ収穫で、農家さんと交流をしました。

令和2年11月19日

中学生によるユズの収穫体験がおこなわれました。

松本さんのユズほ場にて

 

令和2年11月25日

高校生によるユズの収穫体験がおこなわれました。

松本さんのユズほ場にて

 

新妻さんのユズほ場にて

 

この時の様子は、学校YouTubeチャンネルで公開されています。

 

令和2年11月26日

校内でも収穫体験を実施しました。

 

 

収穫したユズは、商品開発等に使っています。

道の駅ならはさんの協力で、ユズの搾取を行いました。

 

寮で、ゆず風呂体験を行いました。

 

 

 

【中学校】2学年授業参観「リーダー学」・学年懇談会(10/31)

 2学年は、未来創造学として「リーダー学」をメインに授業参観を行いましたのでその様子をお伝えします。

 この「リーダー学」とは、予測困難な社会において、前例に捉われず、自らのビジョンを掲げ、社会を牽引している変革者と出会い、変革者の価値観(考え方)、創造力(生み出す力)、組織行動力(仲間を引き付ける力) を学び、これまでの社会に求められること以上に、これからの社会を創るという自覚を高めていくための取組で、本校オリジナルの授業です。

 今回の講師は、第1回目ということで、本校の開校に大きく携わり、ふたばの教育復興応援団の中心メンバーでもある小泉進次郎氏(現環境大臣)にお願いし、実現しました。

 第一部は、小泉先生の講義「リーダーとして不可欠な3つのこと」をテーマに、「父に『日本に居たら日本のことは分からない』と言われた意味について」「ふたば未来学園の生徒が目指す『変革者』のこと」「学生時代に最も記憶に残っている先生の話」などをお話しいただきました。その後の生徒からの質問にも丁寧に対応してくださいました。「『自分で決めること、責任を負うこと』について、投げ出したくなる時はありましたか?」「ありますよね。だから自分で決めるのが大事。どこまでいっても自分で決めたことが力になる。なりたい職業についても、嫌なことも、人間関係でも悩むこともあるけど、決めたのは自分だからね。」など、一人ひとり名前を聞いて、丁寧にメモを取りながら対応する姿も、生徒にとっては貴重な学びとなっていました。

 給食後に行われた第二部では、生徒たちがふだん実践している「哲学対話」の形式で、小泉先生も生徒の輪に入って話を進めました。最初の問いは「誰でも本当にリーダーになれるのか」。「リーダー」をキーワードに多彩な意見を出し合い、認識を深めていきました。小泉先生からも「人はリーダーと無関係では居られない。そんな中、一番幸せなのはリーダーになるかどうかではなく、自分が一番好きな事が見つかり、それを仕事にできたら嬉しいね。それが、気付いたらその分野でリーダーという立場だったらと。自分は何が一番好きか、喜びなのか、それが今の皆さんが一番大事にして欲しいこと。」との感想をいただきました。

 

 生徒代表あいさつ「今日の哲学対話は、私たちはまだまだ力不足で、悔しい思いをした。私たちの成長した姿でまた対話したいので、またお越しください。」に対して、小泉先生からは「また話をしよう!」の返答があり、生徒たちも次の目標ができました。

 

 また、途中お昼休みの時間に、全学年の保護者の皆様向けの講話もいただきました。「前例なき環境には、前例なき教育を」という想いのもと、この地域の復興や本校へのかかわりはライフワークとしているとのこと。私たちも胸に刻みました。

 

【中学校】2020/10/29(木)2学年・富岡町ポジショニングマップ

 この日の未来創造学では、ポジショニングマップ作りを行いました。思考ツールとしてよく使われる「多軸分析」を主体に、プロジェクトを自己分析(メタ認知)し、他者からの客観的な視点を取り入れるための活動です。

 横軸に「自分たちで調べた課題が富岡町の現状にマッチングしているか!?否か!?」、縦軸に「考えられた新しいプロジェクトは現実的・課題解決に効果が有るか!?否か!?」としました。生徒は、WSを基に自己分析したプロジェクトの進捗をプレゼンし、その後、仲間たちからアドバイスを得ました。ポジショニングマップ作りが終わると、それぞれが本日の目標達成に向け、それぞれ活動を行いました。

 

【高校探究】富岡の町に、さくらタピオカの飲めるカフェが生まれました

令和2年9月28日(土)

未来創造探究発表会終了後に、審査委員の青木様から

「来月富岡町でカフェを始めようとしている。さくらタピオカをメニューに・・。」

 

 〇カフェサポート準備を始めました

カフェの見学を行い、自分たちで応援できることは何か?

スぺ系【工業】の生徒は、子どもにも楽しめるように《さくらガシャ》

 

スぺ系【農業】の生徒は、富岡の住宅地にシクラメンの花を

 

開発メニューの確認中です。

さくらタピオカは cold だけでなく、冬でも楽しめるように hot も開発しました。

お米PR班も、新米の時期に合わせて準備中

 

〇日曜カフェオープンしました。

令和2年10月25日(日)

Oh!くまちゃん(本日限定)かわいくて、食べるのがもったいない♡

農業の焼菓子もいっぱいだね。

【さくらガチャ】にクーポン券をセット中です。

用意した18個のカプセルが完売しました。

みなさんお疲れ様でした。

 

〇次回は

未来創造探究アグリ・ビジネス探究ゼミでは、月一回程度お邪魔いたします。

次回は11月下旬に、お米PR班を中心に活動する予定です。

【高校探究】開発商品の販売先について

販売されている商品は、店舗ごとに異なります。

事前にお問い合わせの上、ご来店ください。

コロナ禍により、生徒が屋外にて販売実習をする機会が減っております。

ご了承ください。

 

〇県外

・東北復興応援プラザ

 藤沢商工会議所 

 〒251-0052

 藤沢市藤沢607-1藤沢商工会館

 TEL:0466-27-8888

 営業日:火・水・木

 営業時間:10:30~17:00

 

・アンテナショップ青空

 〒212-0058
 神奈川県川崎市幸区鹿島田1-11-2

 定休日:日曜日

 営業時間:12時〜

 

〇県内

・caféふぅ(広野町)

・広野町二ツ沼直売所(広野町)

 定休日:月曜日(月曜日が祝日の場合は翌日)

 営業時間:9時~13時

・道の駅ならは(楢葉町)

 営業時間:9時~18時

 TEL:0240-26-1126

・しおかぜ荘(楢葉町)

・ふたばいんふぉ(富岡町)

・カフェY(富岡町)

・cha茶cha(富岡町)

※スーパー等でも取り扱っている場合がございます。

 

 

〇ネット

西野屋食品(いわき市)

 https://www.ikaninzin.com/

【高校探究】ただいま双葉翔陽 フルーツの香り漂うロマンの里へ~10月編

大熊町のキャッチフレーズは、「フルーツの香り漂うロマンの里 大熊町」

・大熊町の梨

東日本大震災後に、避難先で梨農家を続けていた関本信行さん(故)。

その思いを苗木で受け取った二期生。

新校舎で育てた三期生。

やっと収穫できた三個の梨。一つは関本さんへ。残りは焼き菓子にした四期生。

 

・大熊町のキウイ

東日本大震災後に、避難先でキウイ農場を始めた渡邉さん。

出荷できるほど実った農場で一緒に収穫体験した二期生。

台風19号で水没した農場の片づけをした三・四期生。

その水害から大丈夫だったキウイを譲り受け、焼き菓子にした四期生。

 

今回の活動では、双葉翔陽高校のジャンバーを着用して行いました。

休校になった学校の思いも一緒です。

 

令和2年10月21日(水)

志賀さん(梨の苗木の移植先)へ、完成したお菓子を寄贈しました。

 

双葉翔陽高校(休校中)を見学しました。

 

昇降口前には大木が倒れていました・・。

フルーツガーデン関本さんの梨農園跡地を見学しました。

 

 

大熊町役場にて、【Oh!くまちゃん】を販売しました。

 

売り上げの一部を、大熊町へ寄付しました。

 

大熊の町を散歩しました。

 ・食堂を見つけました。おいしかったよ♡

大熊町町長と名刺交換いたしました。

開発した商品を通じて、震災を風化させない想いを伝えました。

 

※次回は、10月25日(日)富岡町にオープンするカフェ【cha茶cha】で販売いたします。

先輩方の開発した商品やシクラメンの販売も行います。

 

 

※これまでの取組みはこちらをご覧ください。

20171106 最高で最後の梨について

20181117 【アグリビジネス探究班(3年次)】_大熊町ふるさとまつりinいわきに出店しました。

20181024 スペ系【商業・福祉】_大熊町のキウィ農家さんといわき市の保育園児とで交流会を行いました。

20190216 大熊の梨を双葉郡へ! お帰りなさい関本さん♡

20200819 スぺ系【商業・工業】&【高校探究】~双葉郡の地で、大熊の梨が育っています~

20201008 【農業・商業】&【高校探究】~届け!関本さんへ 双葉郡の地で育った梨と思い~9月編

【中学校】未来創造学・2学年「富岡町フィールドワーク」(10/8実施)

 12名の生徒は学校を離れて、富岡町を訪れ、町の事情を直接観察したり、関係者から話を聞いて、問題点を明らかにしたり、解決策を探りました。これまでの本やタブレットだけの情報収集では学べない情報を直接現地で集めることができました。

 これまで印象やマスコミの記事だけで捉えていた価値観が揺れ動く感覚がありました。この日の探究は、これまでの活動を通して自分自身を見つめなおすことにもつながったように思います。来週からは引き続き「情報の収集」を行ったり、再度「課題の設定」をしたり、今回のフィールドワークの内容を「整理・分析」していくことになります。

 

訪問先:ふたばインフォ、富岡町役場・産業振興課、富岡町役場・企画課、東京電力廃炉資料館、富岡町生涯学習センター「学びの森」等

 

【高校探究】~届け!関本さんへ 双葉郡の地で育った梨と思い~9月編

〇令和2年8月25日(水)

スペシャリスト系列農業で食品加工を選択している生徒が見学しました。

 

梨が大きく育ってきました。

 

収穫時期の梨を試食しました。

「あま~い♡」

 

〇令和2年9月16日(水)

お菓子に加工する生徒たちが収穫しました。

今年は3個収穫できました♡

大熊町出身の生徒がメッセージカードを作成しました。

 

フルーツガーデン関本さんへ発送しました。

 

※関本さんのブログで紹介されました。

梨が3つ実ったよ

 

〇令和2年9月29日(火)

収穫した梨を、加工しています。

 

 

 

※これまでの取組みはこちらをご覧ください。

20171106 最高で最後の梨について

20190216 大熊の梨を双葉郡へ! お帰りなさい関本さん♡

20200819 スぺ系【商業・工業】&【高校探究】~双葉郡の地で、大熊の梨が育っています~

【中学校】演劇ワークショップを開催しました

 10月7日、今年度3回目となる、中学校1年生の演劇ワークショップが開催されました。今年度はコロナ禍の影響で初回のワークショップが夏休み明けになるなど、例年より少し遅めのスタートとなりましたが、変革者の育成を標榜するふたば未来学園中学校にとって核となる取り組みの一つ「演劇」は、生徒にとって欠かすことのできない存在です。感染防止対策を徹底しつつ、生徒たちは、全力で演劇に取り組んでいます。

 この日も劇団PABLICの皆さんにお越し頂きました。この日のテーマは、「決められた役柄から、劇を作ろう」です。やる気十分な生徒たちは、話を聞きながら、早くもイメージを膨らませています。

 この日は、各自くじ引きで何らかの演じる役柄が決まり、その役柄を組み合わせてストーリーを考えるところからスタートしました。

 「うわ~ たらこだ!」 生徒たちは各自くじ引きで決まった役柄に、歓声を上げています。

 ちなみに、ある班の生徒たちが引いたくじには、「魔法使い」「アナウンサー」「掃除機」「どろぼう」「はさみ」「さめ」「けむり」と書かれていました。これを組み合わせて、どんなストーリーができるのでしょう。1組、2組からバランスよく組み合わされた7人~8人の班ごとに、生徒たちは思い思いにストーリーを考えていきます。

 活動では、劇団PABLICの皆さんが班のストーリー作りを支援してくださいます。班の話合いにそれとなく混ざって、生徒の思いを引き出していく様子には、プロの技が滲み出ています。脱帽!

 各班とも、自然に、仲間を誰一人取り残さず、かけがえのない、意味のある、必要な存在として劇の中に位置づけていきます。

 ストーリー作りは、結構難しいかなと思いましたが、気がつくと、早くも班ごとに練習が始まりました。早い! 以前、ストーリー作りに夢中になりすぎて、稽古不足で本番に臨んでしまったことの反省を生かしている様子です。稽古しながら、修正を加えてストーリーの完成度を高めていく方法を、生徒たちは早くも身につけつつある様子。中学1年生、対応力が高いですね!

 そして発表。本日の劇も面白すぎて、笑いが止まりません。「なるほど! ~をそこで生かすか」「お~ストーリーが繋がった!」 最初の班の発表で一気にハードルが上がります。それぞれの班の発表テーマを紹介すると・・・。

花粉と愉快な仲間たち 

名作「寿司王ズ」までの奇跡(軌跡)

占い師と僕「やればできる」

恋愛ドラマ三分クッキング

ニュースダテックス

ちょっと変わった外科医のルーティン

めがね踏まれた事件

梅干しから始まる太陽ライフ

 テーマを見ただけで、面白さが伝わってくるのではないでしょうか。

 劇団PABLICの皆さん、本日もありがとうございました。次回以降も宜しくお願いいたします。

【探究】菅義偉総理来校、中高生から探究発表

 9月26日(土)に菅義偉内閣総理大臣、平沢復興大臣、内堀福島県知事をはじめ多くの方々に来校していただきました。

 本校からは3名の生徒がプレゼンテーションを行い、それぞれの探究活動を発表しました。

 高校2年 小野澤 彩乃さん

 中学校2年 小野 雄太郎さん

 高校3年 中島 綾香さん

 3名の代表生徒は、緊張しながらではありましたが、堂々と発表しました。

 菅総理からは、「『意志あれば道あり』を目標に一生懸命に頑張ってきて、いつの間にか総理大臣になっていた。皆さんはしっかりとした目標を持っている。失敗を恐れず頑張ってほしい」と激励の言葉をいただきました。「いつの間にか総理大臣になっていた。」という言葉は、生徒の今後の生き方について考えるヒントになりました。この言葉を問いとして、『哲学対話』に取り組んでみたいと思います。

 発表後は、会場と中学校の各クラスをオンラインでつなぎ中学生全員が菅総理と交流しました。

 発表した生徒と総理をはじめお越しいただいた方々との記念撮影

 発表した生徒は、非常に有意義な時間を過ごすことが出来ました。

 

 3人は取材の中で、「今の私たちの学びを真剣に聞いてくださり嬉しかったです。今日の訪問を学校全体で共有してさらなる探究を進めていきたいです」と述べていました。引き続き、生徒一人ひとりの立場に寄り添い、生徒の成長を応援して参ります。

【高校探究】菓匠庵さんへの感謝と恩返し 

2009年6月より営業していたいわき駅ビルが、2020年8月31日(月)に閉店いたしました。

 いわき駅ビル3Fで営業している【菓匠庵】さんには、Ⅰ期生の時より商品開発や販売実習などでお世話になっておりました。

 

・7月下旬

アグリビジネス探究ゼミ3年次がコロナ禍で苦しんでいる販売店を応援しようと、菓匠庵さんで応援セールを企画しました。

コロナ対策をしながら接客しています。

少しでも販売者の応援になれば・・。

  

今回の駅ビル閉店にともない、菓匠庵さんは暖簾を下ろすことを決断されました。これまで、本校の開発商品を取り扱っていただいていたこともあり、生徒が感謝と恩返しのために、8月31日(月)のいわき駅ビル最終日に訪問し、一緒に活動いたしました。

 

・8月31日(月)

最終日の売り場には、本校の開発商品のみが並んでいました。

 いわき駅ビル閉店のご挨拶に参加いたしました。

閉店後の店内で、生徒からの花束贈呈を行いました

 

 

3年次生徒の開発商品【さくらタピオカ】での慰労会の様子

 

  商品のない売り場には、思い出だけが残っています。

いろいろな思いを背負いながら、生徒たちの活動は続いていきます。

 

〇1期生と菓匠庵さんの取り組みはこちらの記事よりご確認ください

2017年7月7日 「みかん大福」に関する講義を受けました(みかん大福)

2017年12月12日【スペシャリスト系列(商業)】ビジネス基礎の取り組み(のの字)

2018年1月31日 スペシャリスト系列(商業)の生徒が意見交換しました(みかん大福)

 

笑顔の架け橋Rainbowプロジェクト 子ども達のアイデアで町興しを~みかん大福~

 〇菓匠庵さんについてはこちらのページをご覧ください。

いわきの逸品_菓匠庵

【探究】2年次原子力防災探究ゼミ 福島第1原子力発電所視察

令和2年8月19日(木) 

 福島第1原子力発電所は震災と津波により大きな災害を引き起こしました。現在、30年から40年はかかるという廃炉作業を実施しています。私たちの探究班としては、復興するに当たり、しっかりと現状と過去に起こった災害について向き合いたいと考え、先生方に原発の視察に行きたいと訴え、実現しました。

 廃炉資料館では東京電力の方から事故についての説明を受け、実際に第1原発に訪れました。厳重なセキュリティチェックを受け、バスに乗り発電所内を案内していただきました。水素爆発を起こした1号機を見たときに事故のすさまじさを考えずにはいられませんでした。廃炉に向けて多くの方々が頑張っている姿を目にし、自分たちもしっかりと現実を見つめ行動していくことが必要だと感じました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【探究】2年次原子力防災探究ゼミ 双葉町フィールドワーク

令和2年7月1日(水)

 双葉郡双葉町では、令和2年3月4日午前0時に、双葉町の避難指示解除準備区域とJR双葉駅周辺の一部地域が避難指示区域を解除されました。原子力防災探究班としてJR双葉駅周辺のフィールドワークに行ってきました。

 双葉町の一般社団法人「ふたばプロジェクト」の皆様に双葉町についてのお話と、町の中の案内をしていただきました。新しくなった双葉駅の周りには、まだ震災の爪痕が残る風景がありました。自分たちにも何かできないかと強く思いました。今後探究活動で一人一人が何らかのアクションを起こしていくことを誓いました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【探究】2年次原子力防災ゼミ 夜ノ森駅周辺フィールドワーク

令和2年7月1日(水)

    原子力発電所の事故により、甚大な被害を受けた双葉郡を自らの足で歩き、現状と課題を見ることで、探究活動を自分事としてスタートさせることを目的として行いました。

 3月10日に富岡町で帰還困難区域の一部の避難指示が解除されました。常磐線も全線運航が再開されていたため、電車を利用し、車窓を眺めながら夜ノ森駅へ向かいました。

 駅は開発が進められており、待合いスペースとなる場所を目の前に、富岡町役場の方に町の復興状況と現状を話して頂き、ご自身の経験を元にした、生の声を聞くことも出来ました。

 

   「東京電力福島第1原子力発電所が出来たことで町が潤ったことを知っている。知り合いが働いていることもあり、複雑な心境だ。」という言葉が非常に印象に残っています。

   その後、夜ノ森駅周辺から各自町を散策し始めました。避難指示一部解除により、桜並木も新たに500メートルが解放されました。青葉が茂る並木を歩き、探究のアイディアを出しながら「いつか桜を見に、また来たい。」とこぼす生徒もありました。

    とはいえ、未だバリケードが至る所に設けられていたり、学校の解体が進められていたりする様子を目の当たりにし、生徒たちはさらに探究活動への気持ちが強くなっていたように感じます。

 後日、フィールドワークのアウトプットを行いました。役場の方に聞いた話や、自分の目で見たこと・感じたことを思い出しながら、互いに意見を出し活動を行うことが出来ました。これ探究活動を進めるにあたって、いいスタートが切れたのではないかと思います。

【高校探究】第5回全国高校生SBP交流フェアへの挑戦

アグリ・ビジネス探究ゼミ(3年次)を中心として、スペシャリスト系列(農業・商業・福祉)で学んでいる生徒が以下の大会に挑戦いたしました。

第5回全国高校生SBP交流フェア

〇SBPチャレンジアワード

第1次選考通過校 全国より22校 

 

第2次選考:DAY1(ポスターセッション)

・グループA:発表日時 8月1日(土)13:30~16:00

 1. 福島県立ふたば未来学園高校 未来創造探究ゼミ
 2. 福井県立若狭高校 海洋プラスティック再生プロジェクト
 ③. 浜松♡鰺ヶ沢 胸キュン絆プロジェクト(コラボレーション参加)
 4. 静岡県立島田商業高校 超☆珠算部
 5. 青森県立三本木農業高校 農業クラブ執行部
 6. 北海道留萌高校 商業研究会 
 7. 京都府立海洋高校 食品経済コース
 ⑧. 愛知県立高浜高校 地域活動部SBP班

  ③⑧がDAY2進出を決めました。

・グループB:発表日時 8月2日(日)9:30~12:00
 1. 和歌山県立神島高校 商品開発プロジェクト「神島屋」
 2. 浜松学芸高校 社会科学部地域調査班
 ③. 福井県立若狭高校 食のまち小浜テイクアウトプロジェクト
 4. 三重県立相可高校 農業クラブ
 5. 青森県立木造高校深浦校舎 深浦町探究愛好会ふかうらSBP
 6. 熊本県立天草拓心高校 天草拓心高校SBP
 ⑦. 島根県立吉賀高校 吉高地域クラブ

 ③⑦がDAY2進出を決めました。

・グループC:発表日時8月2日(日)13:30~16:00
 1. 西原町学生ソーシャルビジネスプロジェクト
 2. 青森県立鰺ヶ沢高校 鰺ヶ沢高校SBP研究会
 3. 仙台市立仙台商業高校 商業情報部
 4. 福井県立若狭高校 ウニウニ大作戦
 ⑤. 三重県立飯南高校 應援團Circle
 ⑥. 愛媛県立土居高校 情報科学部
 7. 中部大学春日丘高校 インターアクトクラブ

 ⑤⑥がDAY2進出を決めました。

 

 

 第3次選考:DAY2(オーラルセッション)

 発表日時 8月24日(日)9:30~12:40

 各グループより進出した6校によるオーラルセッションが行われました。

 

〇審査結果

・DAY1(ポスターセッション)

 本校は『輝』を受賞しました。

 ※『極』(90 点以上)、『輝』(75 点以上、90 点未満)、『雅』(50 点以上、75 点未満)

 

 ・DAY2(オーラルセッション)

 文部科学大臣賞 愛知県立高浜高校 地域活動部SBP班

 三重県知事賞  浜松♡鰺ヶ沢 胸キュン絆プロジェクト

 

参加した22校の団体へ、審査員と協力企業からの特別賞が授与されました。

審査員賞(審査員による選定:11校/22校中)

 アドビ賞:福島県立ふたば未来学園高校 未来創造探究ゼミ

 

今回はDAY1で同じAグループから進出した2校が、文部科学大臣賞と三重県知事賞を受賞しました。本校はそれ以降の特別賞として、アドビCreativeCloudコミュニティーマネジャーさんより、「今回の取り組みでは、自分たちでデザインした缶バッチにQRコードを付けることで、取り組みの可能性を向上させた。今後もソーシャルビジネスとして活動を継続してほしい」と、アドビ賞を授与されました。

 

審査中は、オンライン交流会で他県の高校生と交流し、活動の視野を広げていました。

 

  

 

 

第4回の様子はこちらから

文部科学大臣賞受賞! 社会起業部カフェチーム

第4回全国高校生SBP交流フェア動画

この大会では、本校の社会起業部カフェチームが【文部科学大臣賞を受賞しています。

【工業・商業】&【高校探究】~双葉郡の地で、大熊の梨が育っています~

 令和2年3月1日(日)

・福島県立ふたば未来学園中学校・高等学校の正門をくぐると左手に、Ⅱ期生が未来創造探究アグリビジネス班(大熊の梨チーム)で取り組んでいた「フルーツガーデン関本さんの梨の苗木」がありました。

Ⅱ期生の卒業証書授与式(H31.3.1)の来賓祝辞より
『避難先の千葉県において、「大熊の梨」を見事に復活させ、一昨年ご逝去された関本信之さんが育てた梨の苗木が、先日、ふたば未来学園に移植されました。これも、ふるさとの食材について学ぶ授業を通じて、関本さんのことを知ったみなさんが発案されたことだと聞きました。その苗木に宿ったみなさんの想いは、必ずや、頼もしい後輩たちへと引き継がれていくだろうと思います。将来、この苗木にも豊かに梨の果実が実ることでしょう。同じように、「変革者」たる皆さんが社会で活躍し、実らせる果実は、苗木に実った梨と同じように、将来、顔も名前も知らない人たちの頬を緩ませることと思います。』

さすがに1年で実は尽きませんでした。葉っぱも散って寂しくなった梨の木に、Ⅲ期生(工業・商業)は梨のイルミネーションにチャレンジしました。支柱をつけ、イルミネーションをつけ、麻紐で梨の実を作り、ソーラーパネルを取り付けました。途中からⅣ期生に作業を引き継いでもらいました。

 

令和2年3月3日(火)

・探究活動を行ったゼミメンバーによって、双葉郡の地に地植えされました。

 台風や病気への対策を考え、大熊町で梨の栽培をされていた方のお庭をお借りすることにしました。

 

令和2年6月6日(土)

・一本の梨の木に5つの実がついていました。

 

 令和2年7月15日(水)

・昨年度に世話をしていたメンバー(商業3年次)が、移植後に初めて訪問しました。

3密を避けるため、半分に分けて訪問しています。

居残り組にはオンラインで中継しています。

梨の実が4つになっていました。

 

 

令和2年7月22日(水)

・昨年度に世話をしていたメンバー(商業3年次)が、訪問しました。

梨のほかにも、牛なども見せていただきました。

梨の実が、すくすく育っています。

 

まだ、品種がわかりません。

次回は9月の報告となります。

 

  

これまでの取組みはこちらをご覧ください。

(2年次)最高で最後の梨について

(3年次)大熊の梨を双葉郡へ! お帰りなさい関本さん♡

 

 

【高校探究】8/7_ならはCANvasでの活動報告

初めに、今回の探究活動においてご協力いただいた皆様に御礼申し上げます。

  お米を寄贈していただいた方々

  食事用のお箸を寄贈していただいた磐城高箸さん

 

令和2年8月7日(金)

ならはCANvas

・児童館の子供たちと一緒に絵を描きました。

向日葵(ヒマワリ)は、太陽を追いかけます。

つまり、太陽のように輝いている人(描いている人)を追いかけます。

楢葉の空に、金魚たちが元気に泳いでいます。

よく見ると、ゼミ担当の先生もいました。

・さくらタピオカの販売を行いました。

プラスチックごみ削減に向けて、以下の活動を行いました。

飲み終わったカップの回収方法として、カップのふたで桜を咲かせよう!

・広野、楢葉、富岡町のお米グランプリ開催しました。

・昨年度、アグリビジネス探究ゼミを担当された先生がお客さんとしていらっしゃいました。

活動の報告も含め、接客しました。

・それぞれの袋に投票していただきました。

グランプリ報告

・つやがありますで賞:楢葉町

・甘さがありますで賞:富岡町

・粒が大きいで賞:広野町

 

・この活動は、先輩たちの開発した商品等を販売した益金を使って、活動をしています。

 

生徒が以下の店舗に納品・販売実習することで、活動資金を確保しています。

菓匠庵(いわき駅ビル3F)※R2.8.31で閉店いたします。

広野町二ツ沼直売所(広野町)

【高校探究】&【四校連携講座「地域創生学」】

岡山県立津山商業高校、津山高校、津山東高校、津山工業高校による「四校連携講座『地域創生学』

に、本校高校 3 年次 金成美怜さんら3名がゲストとして参加しました。

 

令和2年8月6日(木)岡山県立津山商業高校

「地域で学ぶとは~これからの学びについて~」

地域で活躍する高校生(先進校)とのオンライン交流

交流校:高知県立佐川高校、宮崎県立飯野高校、本校

 

【探究】早大主催ふくしま学(楽)会 参加、発表

 8月1日(土)~2日(日) 早稲田大学福島広野リサーチセンター主催による「第6回ふくしま学(楽)会」が開催され、本校生も発表やパネルディスカッションに参加しました。

 ふくしま学(楽)会は、福島の復興に関するテーマを、世代を超えて、地域を超えて、分野を超えて議論する場として、2018年から行われてきました。本校生も第1回から参加し、地域の方々、大学の専門家とともに様々な議論を重ねてきました。

 これまで双葉郡を会場に行われてきましたが、今回はオンラインでの実施となりました。そのためこれまで参加のなかった沖縄、九州からも参加がありました。本校からは中学生、高校生のべ25名ほどが参加しました。

 初日は、「学びの場」として、「地域におけるアート」と「放射能差別とコロナ差別」についての講義を受けました。講義後は質疑応答や対話、意見交換を行いました。オンラインはコロナ休校中にも授業で活用していたこともあり、生徒たちはチャット機能などを有効に活用し、参加者との話し合いにもグイグイ取り組みました。

 

 

 

 

 

 

 

 2日目は「対話の場」。発表では本校からは4件行いました。概要は以下の通りです。

〇絵本から始まる一歩(震災当時の自分の経験から、「同調圧力」をテーマに絵本を製作中。その経緯や思いを発表)

〇地域の伝統文化に関する取組(復活した伝統的な祭りへの参加を通して、地域への若者不足やコミュニティー課題を解決することを模索)

〇廃炉を楽しくしっかりと(廃炉の話は難しくてつまらないが、自分事として捉える必要があるとの思いから、校内で廃炉に関する座談会を実施)

〇私たちから伝えたいこと(原発事故、台風、コロナにより実害を被った経験を踏まえ、「教訓が生かされている地域社会」を理想社会とし、その実現に向けた考察や取組を実践)

 

 各テーマの発表後はブレイクアウトルームを活用しての分科会、パネルディスカッションを行いました。

 分科会では本校生も大学や研究所、官公庁の専門家に交じって地域課題について議論を交わしました。同じテーマでも立場が違うと見方が異なり、視野が広がりました。自分で発言するだけでなく、たくさんメモを取っている姿も見られ、真剣に参加する様子が見られました。

 最後は本校生4人と大学等の専門家4人によるパネルディスカッション。成立するのか心配でしたが、生徒たちのフレッシュで意欲的なコメントにより場の役割をしっかり務めることができました。

 

 研究者や官公庁、地域の一般の方々と地域の課題について語り合うこの機会は、生徒にとって大きな刺激となりました。今後の探究活動に活かしてほしいと思います。最後になりますが、主催の早稲田大学教授 松岡俊二先生、准教授 永井祐二先生をはじめとする運営の皆様、ご参加いただいた皆様に感謝申しげます。

 

 

 

 

 

 

 

【中学校】1年生フィールドワーク

 7月22日(水)中学校1年生がフィールドワークを実施しました。1年生のフィールドワークは「双葉ふしぎ発見」と題して、双葉郡内の広野町、楢葉町、富岡町、川内村の4町村のご協力のもと、グループ毎に4町村を訪問することができました。さあ双葉地区にどっぷり浸かるぞ~!

 

広野町チーム

 

 

楢葉町チーム

 

 

富岡町チーム

 

 

川内村チーム

 

 

 この日は、地域の方々からお話を伺い、「ふたば」のよさや不思議を発見するとともに、双葉地区を「第2の故郷にする」ことをねらいとして活動しました。各町村で、役場や企業の方々や地域の方々にお忙しい中、時間を割いてご協力を頂けたことで、生徒たちは各町村のふしぎやよいところについて全身で体感することができました。快く取材を受けていただいた方々に、心から感謝申し上げます。

 生徒はこの日発見したさまざまな「ふしぎ」をもとに今後「問いをたてる」活動に進んでいきます。

【高校探究】&【CUC ETHICAL DAYS 2020】

CUCのWEBより

[サービス創造学部]「CUC ETHICAL DAYS 2020」を開催しました

 


オンラインカフェ「CUC ETHICAL DAYS 2020」

(361KB)

最終日 7 月 31 日(金)の「CUC ETHICAL 懇談会」には、

特定非営利活動法人フェアトレード・ラベル・ジャパン事務局長 中島佳織氏、

サスティナブルキッチン ROSY 代表取締役 森敏氏、

福島県立ふたば未来学園高等学校 3 年生 金成美怜さん

が登壇し、環境にやさしい企業・団体の取り組みについての講演、座談会が開催されます。

 

●⼀般の⽅の参加申込み⽅法
コミュニティカフェ・プロジェクトの公式Twitter、または Facebook にダイレクトメ
ッセージをお送りください。ミーティングID とパスワードをご連絡いたします。

Twitter︓@cuc_cafepro

Facebook︓@cuccafepro

【探究】高校1年次双葉郡バスツアー

    2020年7月15日に、6期生(1年次)産業社会と人間の双葉郡バスツアーを実施しました。今回は2町村ごとをバスでフィールドワークするバスツアーを行いました。生憎の雨ではありましたが、行先に関わらず貴重な体験を生徒たちは体験してきました。そのため、帰りのバス内での振り返りや各自が書き留めたシートもとても充実していました。

 今後は今回のフィールドワークで学んだことを演劇などを通して「表現」していくために、更に深めていくことになります。

 

1号車 富岡町 平山勉(双葉郡未来会議事務局代表)、青木淑子(3.11富岡町を語る会)

川内村

遠藤雄幸(川内村村長)、井出寿一(一般社団法人かわうちラボ)、志賀風夏(天山文庫)

2号車 浪江町 菅野孝明(一般社団法人まちづくりなみえ)
楢葉町 一般社団法人ならはみらい
3号車 双葉町 松本佳充(元双葉高校教員)
葛尾村 松本佳充(元双葉高校教員)
4号車 広野町 磯辺吉彦(広野わいわいプロジェクト)
大熊町

吉田淳(大熊町町長)、木村紀夫、渡部千恵子(大熊町ふるさと応援隊代表)

                                                ※敬称略

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【探究】1年次地域を知る学習

 2020年7月8日に、1年次生(6期生)が来週のバスツアーに向けた学習を行いました。バスごとに来週訪問する各町村の方々に来校いただき講演をいただいたり、質問に答えてもらったりしました。所用で来校することができなかった下枝浩徳氏についてはzoomで福島市から講演していただきました。休校中に養われたスキルを活用することもできました。

 また、先週まで調べた内容のまとめも行いました。4つの探究プロセスのうち4番目にあたるのが「まとめ・表現」です、チームごとにマンダラートを用いて内容を広めつつ深めた内容をバスごとにまとめました。

・  1号車(38名)

平山勉(双葉郡未来会議事務局代表)、青木淑子(3.11富岡町を語る会)、井出寿一(一般社団法人かわうちラボ)

・  2号車(28名)

菅野孝明(一般社団法人まちづくりなみえ)、森雄一朗(一般社団法人ならはみらい)

・  3号車(29名)

松本佳充(元双葉高校教員)、下枝浩徳(一般社団法人 葛力創造舎)

・  4号車(38名)

渡部千恵子(大熊町ふるさと応援隊代表)                      


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【商業】【高校探究】エシカル消費について

このページは昨年度の活動です。

 

令和2年2月26日(水)

本校地域協働スペース

 

千葉商科大学サービス創造学部の方々に、エシカル消費の取り組みについて講義をいただきました。

・サービス創造学部 滝澤 淳浩 先生より

 ・コミュニティカフェプロジェクト 秋学期イベントリーダーより

 ・コミュニティカフェプロジェクト 代表兼春学期イベントリーダーより

 

午後は、未来創造探究アグリ・ビジネス探究ゼミで講義をいただきました。

・「届け!富岡の桜」チームの生徒と一緒に、それぞれの視点での意見が交わされています。

 ・カフェとタピオカ 新たなサービスが創造されていきます。

 

 

 

【探究】6/24(水)6期生・産業社会と人間「地域を知る学習①」

6月も終盤ですが、今週は肌寒い日が続きます。さて、前日23日に前期中間考査を終え、本時では7/15(水)に実施予定のフィールドワークに向けての調べ学習「地域を知る学習①」を行いました。

探究の過程には「①課題の設定、②情報の収集、③整理・分析、④まとめ・表現」の四つのプロセスがありますが、  本時で取り扱うのは②・③です。加えて、“協働力”や“自己マネジメント力”といったコンピテンシーの獲得も目標にしている意欲的な取り組みです。

 大まかな流れです。はじめに、フィールドワークをプロデュースする各先生方から当日の講師や主な見どころの紹介がありました。その後、生徒たちは“マンダラート”での情報分析と内容の深化に取り組みました。漠然と調べるのではなく、予め焦点を絞ったり、チームで効率よく調べたりするための手法です。また、マンダラートはプロ野球選手が自身の課題を深めるために活用したりもしているので、ぜひトップアスリート生には探究の場面だけでなく、これからの人生の中で活用していってくれると良いと思いました。

 そして、今回は休校となった5校の校歌に基づいて地域を深める活動も行いました。校歌の多くは、その学校の立地する自然の雄大さとそこで学ぶ生徒たちの姿を重ねて歌われています。こういった活動からも休校となっている5校とのつながりを生徒たちには感じて欲しいものです。

 因みに、詳しい調べ学習は各自が家庭学習の一環で行います。来週は各自が調べて物を持ち寄り、共有したり、批判的に高めあったりする活動を予定しています。

 

 

   

【探究】20200617_3年次_探究活動の様子

  この日5・6校時に行われた探究活動の様子です。

これまでのフィールドワークや書籍やRESASを活用しての「調査」を「分析」したり、友人と「共有」したりするチームが多く見受けられました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



 

 

 

 

 

 

【中学校】未来創造学(3年生)

 6月17日(水)5、6校時に未来創造学が実施されました。中学校3年生は、将来のトップアスリートを目指す、ヴィクトリー生の13名(バドミントン:10名、レスリング:3名)が在籍しています。未来創造学の時間を活用し、海外のコーチとの交流を深めています。

 

未来創造学(3年生).pdf

 

 ヴィクトリー生は世界で活躍できるアスリートを目指し、日々の練習に取り組んでいます。

【中学校】1年生 はじめての未来創造学

 学校が再開し、今週からは通常日程での授業も始まりました。そして本校教育活動の柱である未来創造学もスタート。この日は各学年ガイダンスが行われました。

 1年生は初めての未来創造学ということで、そもそも未来創造学とは何か、そして校訓である「変革者たれ」の「変革者」とはどのような人間像なのかを、ルーブリックを傍らに、具体的な姿として理解しました。

 今後双葉郡を新たな活動フィールドとして、世界に飛び出す6年間の長い航海が始まります。その第一歩を踏み出した生徒たち。みんな、とてもよい表情をしていました。教職員一丸となって皆さんとの航海に臨んでいきます。

【探究】高校6期生 「産業社会と人間」オリエンテーション

 6月3日(水)5・6校時、新型コロナウイルスに伴う休校期間後、最初の「産業社会と人間」の授業が行われました。今回は、オリエンテーションということで、以下のような内容で行いました。

・     アイスブレイク

クラス対抗バースデー・ライン

・     「あなたが0歳、5歳、10歳、15歳のときにどこに住んでいましたか?」

みらいシアターを福島県に見立て、5年刻みで居住地を移動しました。その時々の様子を振り返りながら、周囲の友人と当時の様子を振り返りました。

・   今後の授業の流れ

本校2期生を取材したドキュメンタリー番組を視聴しました。東京電力福島第1原発事故の影響による避難が続く双葉町からいわき市に避難し、転校先ではいじめも経験した石井さん。演劇部に入部したものの周囲には自分自身のことを「どうでもいい」と、もらしていました。町への一時立ち入りが可能になる15歳になり、避難後初めて石井さんは両親とともに自宅を訪れます。石井さんは当時通っていた学童施設や、自宅を懐かしそうに回りました。一時帰宅後、その足で学校を訪れた石井さん、部活動中の顧問の先生から感想を求められます。「“どうでもいい”とは、言えなくなりました」と、部員たちに伝えました。

視聴後、1年次生にはその後の2期生生徒の活躍も伝えられ、生徒たちはとても真剣に話に聞き入っていました。

・   人生グラフづくり

カタリバ・長谷川勇紀さんのファシリテートで、自分自身のこれまでの人生を振り返りました。出来事だけでなく、その時の気持ちもグラフには書き込みました。

・   次週予告

オンライン「出張授業カタリ場」

 

 

 

 

 

【探究】気候変動外交 ~知り、考え、議論してみよう~

 過日、環境省 地球環境局 国際連携課 鈴木啓太様にお越しいただき、国際社会全体が取り組むべき共通の課題「気候変動」について、異なる意見を持つ相手と意見を交わしながら、どのような選択を行うか、模擬外交の授業が行われました。

授業の冒頭では、小泉環境大臣からのメッセージ動画を通して、異なる意見をもつ相手との外交の難しさについての話があり、生徒達は真剣に耳を傾けていました。

 

【小泉環境大臣によるメッセージ動画を視聴しています】

 

【講演会の様子】

 

 

 

 

【講演会終了後に、再生可能エネルギーの可能性について質問している様子】

【探究】イラクで教育支援・高遠菜穂子さんの国際理解講演会

 過日、イラクで教育支援をされている高遠菜穂子さんによる国際理解講演会が行われました。講演会では、高遠さんのエイドワーカーとしての仕事内容や、イラク、イラン、アメリカの三ヵ国間を巡る情勢について御講話いただきました。また、イラク復興の課題として、避難民問題、ISチルドレンのID問題、迫害と差別、元子ども兵の更生と再教育の必要性、報復の連鎖が存在することを教えていただきました。

講演会後、生徒達は「diversity(多様性)=お互いを認め合うことが大切だと思う」、「本当の多様性ってなんだろう?違いを認め合うにはどうすればいいのだろうか」、「世界のニュースは普段から見ているけど、国内では世界の悲惨なニュースを放送していないことに驚いた。政府だけで決めるのはなく、学生の意見を聞いてほしいと思った。今回の講演会を通して、私たち学生が知ることができない現状を知ることができてよかったです」などの感想が挙げられ、世界の課題を自分事に捉える契機となりました。

 

【講演会の様子】

 

 

【質疑応答の様子】

 

【まだまだ聞きたいことがいっぱい!講演会終了後に個別質問している生徒達!】

 

【「演劇を通して地域の課題を知る学習」の発表会で、最優秀賞を受賞したチームの対話劇を披露しました。高遠さんはイラクの公教育で演劇を活用した平和教育を導入したいとのことで、本校の演劇の授業を楽しみながらご覧いただきました】

【中学校】再び京大の大手先生と学びを深めました

 2月22日(土)、旧広野幼稚園で始まった「時の封ひろの2120」の関連企画として行われた「おおて博士のネイチャーガーデントーク」に、本校中学生4名が参加しました。この企画は「時の封」の開会を記念し、京都大学の大手信人先生を招いて、浜通り地方の自然と土地の営みについて考える催しです。

 

4名の内3名の生徒は、昨年12月に行われたイベントで大手先生のお話を聞いています。今回も、生徒たちは森林と生き物のダイナミックな関係について学びを深めました。

生徒の中には、自分自身が未来創造学で探究するテーマに関する質問を行い、先生から回答を頂くなど、主体的に学ぶ姿が見られる一方、会場に来られていた地域の大人の方が鋭い質問を連発する姿に圧倒されていた生徒も・・・。次は質問ができるようにがんばろう!

大手先生ありがとうございました。今後も引き続き、地域をフィールドとした学びを深めていきたいと思います。

(広野の自然が詰まった「時の封」…会場の様子は圧巻でした。)

【中学校】1年生演劇ワークショップ

 2月21日(金)、本校みらいシアターにて、中学1年生を対象に、今年度最後の演劇ワークショップが行われました。この日も引き続きNPO法人PUBLICの皆さんに講師としてお越しいただきご指導いただきました。また、沖縄の劇団TSJの皆さんにも活動をサポートして頂きました。

 この日のテーマは「観客参加型演劇」です。生徒たちがこれまで何度かのワークショップで作り上げてきた演劇を、観客も巻き込んで構成し直すというもので、生徒たちは先生方の指示のあと早速話合いと稽古に入りました。

 

 話を聞いて、私は当初「観客参加型? え、そんなことできるの?」と心配していましたが、まったくの杞憂でした。生徒たちはとてつもない集中力で劇を構成し直し、この日ちょうど授業参観で来られていた保護者の皆さんを巻き込み始めました。

 

 素直に巻き込まれてくださった保護者の皆さん、鋭いご指摘をくださった保護者の皆さん、ありがとうございました。

 そして発表。9つのグループがくじで決まった順番に発表を行いました。稽古で練り上げた、観客の保護者の皆さんを巻き込んだストーリー展開が冴え渡ります。最初の班の発表からその表現力に会場は騒然。

 

 

360度全体を意識して、また近くだけでなく奥行きも意識した見事な巻き込みが次々に続きます。

 

各班ともに、班員一人一人の個性が引き立つようにストーリーを練り上げ、そして本番ではすべての生徒が自分自信を存分に表現する姿が見られました。そして、この日だけで1年分笑わせてもらいました。

 

演劇で培ったチカラを存分に発揮し、今後も引き続き探究活動に取り組んでいきましょう。

講師の先生方、授業参観にご参加頂いた多数の保護者の皆様、どうもありがとうございました。

【中学校】ふくしまジュニアチャレンジ入賞

 2月4日発行の福島民報新聞で報じられましたが、「小中学生まちづくり大賞(ふくしまジュニアチャレンジ)」に応募した中学情報科学部の1年生3名が、アイデア部門の「福島民報社賞」を受賞しました。この賞は大賞に次ぐ第2位に相当する賞です。3人のアイデアが高く評価されました。お見事です。

 

 3人は未来創造学で富岡町の「ふしぎ発見」に取り組み、それぞれ富岡町のよりよい地域づくりについて考えてきました。そんな中、昨年11月から12月にかけて情報科学部の活動でジュニアチャレンジの存在を知り、フィールドワークで気づいたことを土台に、独自に富岡町の交流人口を増やすための構想を膨らませ、具体的なアイデアとして形にしました。 

 

この表彰式が2月9日(日)に、福島市で行われました。

 

 表彰式の後、上位入賞団体の代表者が持ち時間4分間で口頭プレゼンテーションを行いました。入賞された方々のプレゼンはそれぞれ見事なものでしたが、本校代表生徒のプレゼンもとても素晴らしかったです。

 今後も様々なことにチャレンジしていきましょう。表彰式、そしてプレゼン、お疲れさまでした!

【中学校】未来創造学

 2月に入って、未来創造学も今年度のまとめの活動に入っています。3年生はちょうど1月後に迫った修学旅行に向けて班別自主研修のルートの作成を進めています。活発に話し合う様子がうかがえます。

 2年生は広野と楢葉のよさを発信するためのはがき製作を継続。かなり手慣れてきた様子で、作業もずいぶん効率的になっています。

 1年生は今年度の活動のまとめとしてレポートを作成しています。選択国語の授業とタイアップしていることもあるのでしょう。レポートの内容も向上してきた様子です。

 未来創造学での学びを授業で取り上げ、授業での学びが未来創造学に生かされる。私たちは、そういった授業と未来創造学の往還を大切にしています。

 この日から、ルーブリック面談も始まりました。本校のルーブリックは、学校生活全体を通して育成したい、生徒の資質・能力・態度を表現しています。生徒たちはこれまでルーブリックを用いて自己評価を行っていましたが、今回は直接担当の先生と面談しながら自己評価を行い、未来創造学を含めた今後の学校生活での新たな目標などについても考えていきます。

 面談の様子を見ると、先生方が丁寧に話を聴き、これまでの成長を確認しながら、次なる目標について話題にしています。

【中学校】 演劇ワークショップ

 1月22日、中学1年生が演劇ワークショップに取り組みました。本日も東京からパブリックの皆さんに来校頂き、ご指導頂きました。先生方と生徒のやる気に満ちた雰囲気が伝わってきます。

 

 まずは仲間捜しゲーム。生徒たちは決められた条件の中で声を掛け合いながら仲間を作ります。積極的に声を掛けてくれる心優しい生徒がたくさんいて、仲間作りがスムーズに進みます。よい光景です。

 

 そして条件がだんだん難しくなって・・・。クラスと番号が違う人で2人組。2人組で手のひら合わせゲーム。ペアが他のチームに割り込んでいきます。

 

 本日の中心となる活動はサインネームづくりです。サインネームとは、自分の名前を身体や声を使って表現したもので、もともとは手話で自分を示すしぐさから発展したものだそうです。

 まずは講師の先生方がご自身のサインネームを発表。その後生徒たちは思い思いに自分のサインネームを考えます。

 

 ここからが本番。この日生徒たちに示されたテーマは「班全員のサインネームを組み込んだ形での創作劇」です。ポイントはサインネームの面白さ。それぞれの個性的なサインネームをどのようにストーリーにするか。高度で抽象的な思考力が試されます(笑) いつも生徒が最も楽しそうに活動している場面は、このストーリーを作っている時です。お互いの個性を認め合い、生かしあいながら協働しています。ただしそんな中でも各地から「これでいいのか? いや、まだ足りない」といった声が聞こえてきます。

 

 そして発表。生徒たちは発表前から、自分たちの班の発表こそが一番だという自信を漂わせています。見学側の生徒たちも期待に胸を膨らませている様子でした。

 ここでは伝えきれませんが、とにかく面白い! 特にその発想の自由さには驚くばかりです。同時にこれまでに演劇ワークショップで学んできたスキルも随所に発揮されています。特に「間の取り方」がいいですね!

 

 普段はこれで一区切りですが、この日はここから更に高みを目指します。劇に「あるセリフ」を入れて、再構成です。「あるセリフ」はくじ引きで決まります。引いたセリフに大盛り上がりする生徒たち。

 

そしてシナリオ作り・・・来週の演劇ワークショップが今から楽しみです。

 

 

パブリックの皆さん、今回もありがとうございました。

【中学校】未来創造学 今年も宜しくお願いします。

 1月8日(水)、2020年のふたば未来学園中学校が始動しました。そして冬季休業明け初日から、さっそく未来創造学の授業が行われました。

 この日の1年生の活動では冬季休業中に仕上げてきた「まとめ」をもとに、担当の先生と個別面談を行いました。

 

 先生方も、双葉地区をフィールドに生徒一人一人が学んできた内容を正面から受け止め、時にはコーチのように、また、時にはメンターのように、丁寧に関わっています。

 

 

 今後も引き続きまとめを行いながら今年度の活動を総括し、来年度の活動に繋げていきます。

【探究】広島研修

12月13日~15日までの3日間、2年次12名、3年次1名、引率教員2名で「令和元年度広島研修」を実施してきました。

 

研修行程

1日目(12月13日)

・平和記念資料館見学

・語り部による講話

 

2日目(12月14日)

・国泰寺高校と合流、ディスカッション(互いの県の課題、共通点について)

・ANT広島の講演

・舟入高校にて演劇鑑賞

 

3日目(12月15日)

・広島港にてディスカッション(港ににぎわいをもたらすには?)

 

<感じたこと、学んだこと>(参加生徒の声)

・1日目のプログラムで戦争や核兵器の恐ろしさについて改めて学んだ。インターネットには載っていないような内容も知ることができた。

・「後世に伝えていくには」という問いに対し、様々な意見が出て、結論・伝え方は沢山あり、それをどう使いこなすかが大切だと学んだ。

・舟入高校の演劇を見て、自分たちが1年次に行った演劇の授業がどれだけ大切だったのかを改めて思い知った。

・どうして当時の人は戦争を避けられなかったのか、戦争の裏側を知ることができた。

・広島港についてのディスカッション、テーマにあった「どのように栄えさせるか」自分たちの双葉郡での課題とも同じである。これを今後に生かしていこうと感じた。

 

平和記念資料館を見学後、実際に講話を聞いてきました。

 

国泰寺高校とディスカッションをし、まとめたものを発表しました。

 

本校の生徒、国泰寺高校の生徒で舟入高校の演劇を見てきました。

 

演劇を見た後、それぞれの想いを共有し、質問する時間もありました。

 

広島のご当地料理を食しました。

【探究】演劇週間が行われました!

12月6日(金)本校高校1年次生が取り組んできた演劇の発表会が新校舎内にある「みらいシアター」で行われました。実際に台本を書き、演技とセリフを覚え、練習したのは12月2日(月)からの1週間でした。これまで、生徒たちは5~7人を1班として7月の双葉郡バスツアーをはじめ、11月の訪問取材(フィールドワーク)で表面的な震災のことや自分個人としての震災・原発事故のことだけでなく、事故当時のこと、それ以降の復興について学んできました。因みに、1年次生が対話劇に取り組むのは、双葉郡の震災前後の課題について劇を通して捉え直し、ふるさと双葉郡に住む人々の細かな心情に目を向けて、双葉郡の復興や世界に貢献することができる「変革者」を目指しているからです。講師として、開校以来5年に渡りご指導いただいている平田オリザ先生と青年団の方々をお招きして演劇の作成を行いました。

 1週間の授業の中では、班の仲間と深く考えながら演劇を作ることができました。作成に当たって生じた様々な課題にも、自分たちで解決しようと主体的に取り組みました。部活動や出身地が違う様々な友達と連携し、課題を解決することで、ほとんどの生徒にとって初体験である対話劇を作り上げていきました。

 発表された劇は、いずれもふるさとに暮らす人たちの葛藤や心の機微を見事に表現していてすばらしい劇でした。

 全20班の演劇終了後、優秀班は表彰を受けました。どの班の生徒もとても達成感を感じていたことと、たった1週間でもクラスの輪が深まったことがはっきりと見受けることができました。

【中学校】ふるさと創造学サミットに参加しました

去る12月14日(土)、本校の1年生が、第6回ふるさと創造学サミットに参加しました。

「ふるさと創造学」とは、双葉郡8町村の学校が地域を題材に取り組む探究的な学習の総称です。8町村立の小中学校が年1回、郡山市のビッグバレットふくしまで開いていた発表会に、参加させていただきました。

本校からは中学1年生が参加し、4月から取り組んできた、未来創造学「双葉ふしぎ発見」の取り組みについて、川内村、楢葉町、富岡町、広野町の順にそれぞれ発表しました。

発表では、はじめに町村を調べた生徒全員が一言ずつ調査内容とその感想について述べ、続いて代表生徒2名ずつが発表を行いました。

川内村では、「村の豊かな自然の秘密」と、「平伏沼の水生生物の謎」について発表しました。

 

楢葉町では、「町で働く外国人店員の方について」と、「ならはCANvasの工夫」について発表しました。

 

富岡町では、「町に多く残る更地の謎」と「なぜ町になかなか人が戻って来ないのか」について発表しました。

 

広野町では、「町の田んぼの耕作面積と耕作している人の思い」と「なぜ広野のバナナはまだ有名とは言えないのか」について発表しました。

 

生徒は自分たちの発表以外の時間は、双葉郡のそれぞれの学校の発表を参観し、活発に質問して学びを深めていました。

ふるさと創造学サミットでの学びを、今後の自分自身の課題追究に生かし、ますます深めていきたいと思います。サミット事務局の皆様、また共に学ばせて頂いた双葉郡の学校の皆様、どうもありがとうございました。

 

【中学校】公文国際中学・高校との交流

 12月8日(日)、横浜市の公文国際中学・高校から生徒の皆さんが来校し、本校の中高生と交流しました。本校の高校社会起業部からの呼びかけに応え、本校の中学生も4名が参加しました。

 交流会では公文国際中学・高校の皆さんが今回福島について学んだことをお話いただき、それについての質疑を行ったり、テーマごとに意見交換を行ったりしました。

 

生徒たちは福島県外の学校との意見交換を通し、福島県内からの見方だけでなく、県外の人の見方について触れることができました。特に、福島県内で力を入れて行われている放射線教育が、県外では必ずしも同様には行われていないことや、県外でイメージされている原発被災地と、実際の姿には差が大きく、県外では震災直後の被災地のイメージが固定化してしまっている傾向があるといった話を直接聞くことで、大きな刺激を受けた様子でした。

今後もこうした交流活動を大切にしていきたいと思います。公文国際中学・高校の皆さん、ありがとうございました。

【中学校】 未来創造学

 先週12月4日(水)の未来創造学では、3年生が修学旅行での地域発信活動の構想、2年生が地域のよいところ発信のためのはがき作成、1年生が地域学習の中間発表会を行いました。 3年生は広野町のよいところを話し合い、そのことを3月の東京方面への修学旅行で、どのようにして伝えればよりよく伝わるのか、話し合っています。自分たちがフィールドワークで訪問したバナナ園のバナナや有機米を実際に食べて、そのすばらしさを改めて確認する機会になりました。

 2年生は紙漉きで和紙を作る過程に、楢葉町の柚子を入れ込んでいます。和紙ではがきを作り、自分たちの出身地にはがきを通して地域のよさを発信します。はがきを作るために毎日たくさんの牛乳パックを集め、一人一人が一生懸命準備しました。柚子をどのようにはがきに入れ込むのか、試行錯誤しつつ、知恵を出し合い、活動しています。

 1年生は、これまで行ってきた学習課題追究の中間発表会を行っています。これまでの追究にいったん結論を出し、意見交換を行う中で、新たな学習課題の設定に繋げています。

 生徒たちは自分が感じた双葉地区のふしぎをのびのびと、自らの思いを大切に追究してきました。しかしそれをグループで話してみると、自分では気づかなかったことにたくさん気づきます。他の人に聞かせることで、自分では気づかなった「たからもの」に気づいたり、工夫すべき表現方法に気づいたりします。

 今後は他の地域を追究している生徒たちと交流したり、ふるさと創造学サミットでの意見交流を通して、さらなる追究に繋げていきます。

放射線について学びました【スペシャリスト系列2年 農業・工業・商業・福祉の合同授業!】

 11月26日(火)、環境省福島地方環境事務所 課長森田重光様が来校され、本校スペシャリスト系列の農業科、商業科、工業科、福祉科の2年次43名と3年次工業科9名を対象に、放射線の基礎知識や原子力発電のメカニズムについての授業が行われました。授業では可視化した放射線の観察や日本の水道水が安全な理由を、実験を交えながらわかりやすく教えていただきました。

《授業の感想》

・水道水が安全だと分かったので、これからは今以上に水道水を大切にしたいです。(福祉科)

・私の探究テーマが廃炉についてなので、放射線や原子力発電のしくみについて知れてよかったです。(商業科)

・被ばくの仕組みや実際に用いられている放射線について、知っているようで知らなかった事がたくさんあることに気づきました。私は今年3月に国連本部でUNIS-UNに参加し、水問題についてディベートを行いましたが、化学に基づいてディベートは行っておらず、事前研修の時に学べていたらと思いました。水道水はとても身近なものなのにはっきりとした情報を持っていなかったのだと感じました。実験を通して分かりやすく、楽しく学ぶことができた2時間でした。(工業科)

・ジャガイモの芽に毒があり、芽を出さないようにするために放射線を照射していることに驚きました。実験がとても楽しかったです。(農業科)

・探究テーマが風評被害の払拭なので、リスクコミュニケーションの考え方が参考になりました。(商業科)

・今までで一番分かりやすい授業でした。今まで知りたくても難しくて全然理解できなかったけど、今回の授業を聞いて放射線のことを少しでも多く知れたのでよかったです。すごく面白くて自分のためになりました。日本の水道水は安全!(福祉科)

 

 《授業の様子》

【中学校】 未来創造学 川内村フィールドワーク

未来創造学で川内村について研究を進めている生徒たち。

待ちに待った川内村でのフィールドワーク。自分の学習課題を解決するために、いわなの郷、かわうちラボ、天山文庫を訪問し、職員の方々にお話を伺ってきました。外国語指導助手のニック先生も同行し、川内村の自然の豊かさ、文化について体験学習してきました。

生徒たちは事前に質問する内容をまとめて臨みましたが、当日は準備していた質問だけではなく、聞き取りをする中で新たに出てきた疑問も解決しようと更に質問を重ねる姿に成長を感じました。想定していた時間では足りなくなってしまうほど、一人一人が課題解決に向け熱心に聞き取る姿が印象的でした。

いわなの郷体験交流館では、川内村特産のそば粉「会津のかおり」を使用したそば打ち体験を行いました。初めてのそば打ち体験ということで、生徒のペアに教員が加わり3人一組になり、夢中になって作業をしました。そば打ちは水加減が命。失敗してしまうと生地がちゃんとまとまらないということで、しっかり計量して正確に水を加え生地を練り上げました。

生地を破かずに延ばすことも大変でしたが、一番の難関は均等の太さに包丁で切ることです。「それ、うどんだよ」という笑い声が各班であがりました。1分30秒ほどで茹であがった、渾身の手打ちのそばを笑顔で堪能しました。指導してくださった竹内様の打ったそばと食べ比べもしました。味はもちろんのこと、きれいに均一の太さにそろったそばを見て、やっぱり素人とは違うねと、感動。でも、見た目はどうあれ自分たちで作ったそばの味は格別だったと生徒たちは満足の様子でした。

食後は、いわなの郷の職員のお二人にインタビューを行いました。いわなの郷は村おこしを目的に平成7年に設立されました。いわなの養殖は他の川魚に比べ、水温の管理や餌付けの点で困難であるにもかかわらず試行錯誤を繰り返し、今のように安定して養殖できるようになったことや、川内村の豊かな水がイワナに適しているという話を伺いました。7月に行われたフィールドワークで食したイワナの塩焼きのおいしさを覚えている生徒たちは、限られた範囲で販売されているイワナの加工品を、「もっと広く発信できないものか」と新たな課題への気づきもありました。

続いて、かわうちラボにて事務局長の井出様にインタビューを行いました。かわうちラボは、今年発足した法人で、「村内のあらゆる資源を生かし村内外の組織と連携や協働、人や財の交流を促進することにより川内村の新たな魅力を創出し新たな村づくりを進めるための支援や仕組みづくりを行うこと」を目的としているそうです。川内村の自然の保全活動や、自然を生かしたイベントとその目的、特産品等について生徒たちの疑問にお答えいただきました。

最後に、天山文庫を訪れました。7月のフィールドワークの際に天山文庫の紅葉時期の床もみじが有名とお聞きしていたので、今回生徒たちも楽しみにしていました。紅葉のピークは少々過ぎてしまいましたが、それでもその美しさに生徒たちから歓声があがりました。天山文庫・草野心平資料館の管理人をされている志賀様にお話を伺いました。「いわき市生まれの草野心平さんが、どうして川内村で多く過ごしたのだろうか?」から川内村の魅力を考えるというテーマにしている生徒も多く、とても多くの疑問が事前にでてきました。志賀様からは「大学生の研究の中で出てくるような質問ばかりで深く調べているのがわかりました。だから、私も答えられるようしっかり予習してきました。」ともったいない言葉をいただきました。話の中で、「ウィキペディア等のインターネット上や文献に載っていることは、ごく一部。川内村の人たちは内気な方が多いから、自分から伝えたり残したりはしない分、草野心平さんと関りがあった村民に直接インタビューしたものばかりです。」まさに、未来創造学でこれまでに取り組んできた、「疑問に気づき・調べ・さらに追究する」過程での実地体験、インタビューの大切さに改めて気づかされました。

今後、さらに個人研究を進め、12月4日の中間発表、14日のふるさと創造学サミットに向けて準備をしていきます。そして、この研究を通じて川内村の素晴らしさ、魅力を伝えていきます。

このフィールドワークでお世話になった、いわなの郷・かわうちラボのみなさま、志賀様、そして前回に引き続き今回もコーディネートをしてくださった川内村教育委員会猪狩様、お忙しい中本当にありがとうございました。

【中学校】 哲学対話 何のために働くのか、語り合いました

今日の道徳の時間で行った哲学対話では、働くことをテーマに考えました。まず、将来自分は「何のために」働こうと思うのか、その理由を発表しました。その後、みんなから発表された理由を、今度は自分の中で順位付けし、それぞれなぜそういった順位付けをしたのか、意見交換しました。

 授業で特に印象深かったのは、意見交換する中で、中学1年生が、本当に熱く、将来の夢について語る姿でした。多くの生徒が明確に、理由も含めてきちんと語りあう姿。なかなか見られないと思います。夢は力です! ふたば未来中生は、未来へ向かおうという力に溢れています。

 また、この授業では積極的に発言していない生徒も、他の生徒の発言を聴きながら、自分自身の考えを深めることができていたと思います。それはこの授業で対話に混ざっていなかった私自身が、生徒の発言を聴きながら、何のために働くのかについて、どんどん自分自身の考えを深めることができていたからです。

 本日の対話をもとに、来週はさらに考えを広め、また深めていきます。ふたば未来学園中学校の道徳は熱い! 油断して参加するとやけどします。

【中学校】 未来創造学 11月20日編

 中学校の未来創造学。3年生は3月に行われる修学旅行と地域探究活動を関連させて学習を進めています。

 2年生は地域の様々な発信・表現方法を意識した探究活動の方法を検討しています。牛乳パックを使ってどのような発信がなされるのか。楽しみですね。

 1年生の未来創造学では、4町村に分かれて学習課題の追究を続けています。先週の活動では、それぞれの町村でどのような学習課題を追究しているのかを知り、お互いに学ぶために、交流会を実施しました。

 この交流会によって追究するための視点が多様化し、新たなヒントを得た生徒や、自らの追究が浅いことを自覚し、もっと深堀りする必要性を痛感したという生徒も多く見られました。

 そのうえで本日は自分に徹底して向き合う時間です。それぞれ、設定した学習課題の追究過程を見直し、まとめに取り組んでいます。

 どのようにまとめ、どう表現するのか。正解はありません。生徒たちの「苦しいけど楽しい」試行錯誤が続きます。

【中学校】未来創造学 富岡町フィールドワーク

富岡町に二度目のフィールドワークに行ってきました。

一度目のフィールドワークで見つけた課題を解決するためのヒントを得ることが目的です。

 

まず、富岡町役場で、企画課の課長様からお話をうかがいました。

事前に生徒の質問をお送りしたところ、たくさんの資料をご準備いただきました。

富岡町の現状や、夜の森の桜並木、復興についての熱い思いを聞くことができました。

生徒も真剣に話しを聞き、たくさん質問しました。

鋭い質問には、「良い質問ですね」とお褒めいただく場面もありました。

それぞれの課題解決のためのヒントをたくさん得ることができました。

 

その後「ツルハドラッグ さくらモールとみおか店」の店長様からお話を伺いました。

そこでは、「富岡町で働くことで工夫していることは何ですか。」という質問に対して、「他の2店舗と商品が重ならないよう配慮しつつも、町民の皆様のニーズに応えて商品を販売していること」とお答え頂けるなど、「さくらモール」が富岡の復興の一翼を担っていることがわかるお話をしていただけました。

 

 今回のフィールドワークを通して生徒からは「富岡町に住む人や、働く人の生の声が聞けたことが、自分の課題解決にとても参考になりました」という感想がありました。

 

ご協力いただいた皆様、ありがとうございました。

【中学校】楢葉ふしぎ発見!

未来創造学で楢葉町について研究を進めている生徒たち。

自分の学習課題を解決するために、ならはCANvas、Jヴィレッジ、木戸川漁協の職員の方にお話を伺ってきました。

事前に質問する内容をまとめて臨みましたが、当日は準備していた質問だけでなく聞き取りをする中で感じた疑問も解決しようと努めていました。1時間という短い時間でしたが、一人一人が課題解決に向け熱心に聞き取る姿が印象的でした。

 

木戸川漁協では、台風の影響で鮭の捕獲量が減少し、また遡上の終盤時期という中でしたが、鮭の姿が見られ生徒たちは大興奮でした。

また、楢葉、広野、川俣の三町がアルゼンチンの復興ありがとうホストタウンに選ばれている縁で、ブラインドサッカーアルゼンチン代表の方々と交流することもできました。

 

交流の中で、木戸川漁協やすいとん研究会、おたふくの会、楢葉町復興推進課の方々が取れたての鮭を使った鮭料理を振舞ってくださり、生徒たちも美味しそうに頬張っていました。品数も豊富で、マミーすいとん、ちゃんちゃん焼き、鮭ドック、柚子コロッケ、ふたば未来学園の高校生が開発した鮭フレークを使った鮭ごはんが振舞われました。アルゼンチンの方々も“rico!(美味しい)”と素敵な笑顔で言っていました。

生徒たちはアルゼンチン代表の方々と交流するのに緊張していましたが、通訳の方々のお力添えもあり鮭料理の美味しさや学校の出来事、ブラインドサッカーで大切なこと等話すことができました。

最後は記念撮影をし、アルゼンチンの方を全員でお見送りしました。

 

学校に戻ってからは、フィールドワークで学んだことをまとめ、個人研究を進めました。

楢葉町の皆様、ありがとうございました。

私たちはこれからこの楢葉町の素晴らしさ、魅力を伝える準備を進めていきます。