ふたば未来学園の日々
教育相談だより(2月)
【海外研修】ニューヨーク研修(3日目)
ニューヨーク研修3日目。本日は9.11家族会のMeriamさんと、1日目もお世話になったChisato Shimadaさんの案内でWorld Trade Center周辺の散策と、9/11 Memorial Museumの見学の予定です。
本日はバスを手配していなかったため、初めて自分たちで地下鉄を使って移動しました。幸先よく地下鉄の駅を発見しましたが、さっそく逆方向へ移動してしまうアクシデントが発生。全員で協力しながら丁寧に確認すること、誰かに任せっきりにしないこと、分からなかったらとにかく誰かに聞くことの大切さを学びました。
遅刻をしながらも無事にたどり着いたWorld Trade Centerで、Meriamさんが写真を見せて当時を振り返りながら、9.11の出来事について丁寧に説明してくださいました。
↑こちらは9.11当時に破壊されたビルの下敷きになっていたのが発見されて、ニューヨーク市によって場所を移された後、World Trade Center一帯、ニューヨークシティ全体の復興とともに再び成長し、この場所に戻ってきた"Survivor Tree"です。現在World Trade Center周辺に植えられている木の種類とは異なっています。NY渡航前の事前研修として、この木についての絵本"The Very Tree"を全員が読んでいました。復興のシンボルの実物を目の当たりにして、感動の声が漏れました。
近くにあるSaint Nicholas Greek Orthodox Church & National Shrineを訪れ、礼拝堂のモザイク画を見たり、追悼のロウソクを祈りを込めてお供えしたりしました。
Meriamさん、Shimadaさんとお別れし、9/11 Memorial Museumへ。このNY研修に際して、生徒たちは東日本大震災・原子力災害伝承館に2度訪れてきました。「伝承する」「記録として残す」同じ役割を有する施設の見学を通し、歴史を後世へ伝え残すこと、それを学ぶことの大切さを改めて感じることができました。
この日は9.11家族会の皆様と夕食を取ることが決まっていたため、集合する駅と時間を決めて、それまで班別自主研修を実施しました。 男子班は自由の女神を遠目に眺めながら散歩です(写真に自由の女神は写っておりません)。
夕刻、全員が無事に集合し、ロバート柳澤さんのご自宅へ向かいました。ロバート柳澤さんはコロナ禍では最前線で医療活動を実施された方で、本校のNY研修においても非常にお世話になってきた方です。Meriamさんを始めとして、9.11家族会の方々も続々と集まり、生徒によるプレゼンを実施しました。家族会の方々はとても真剣に生徒のプレゼンを聞いて、たくさんの質問とコメントをしてくださいました。用意していただいたご馳走をいただきながら、日本に留学予定の学生とコミュニケーションを取ろうとする生徒の姿も見られました。9.11家族会の皆様には、3.11の災害を体験した福島・日本に対して親身に寄り添っていただき、このような機会をいただけることを本当に感謝しております。
ホテルに戻り、反省会を行いました。プレゼンを聞いてくださった方々はみな素晴らしいと褒めてくれています。しかし、生徒たちは「対話の大切さ」をプレゼン発表しているのに、これまでの3日間で言いたいことがあっても英語で答えられないもどかしさや、周りの様子を窺って自分から一歩を踏み出せない、聞かれていることが分からなくなってしまう経験を積み重ねてきました。このタイミングで今一度、自分たちがこの研修を通して「自らを変革した」と言えるように、明日からの取り組み方や姿勢について考え直しました。
【海外研修】ニューヨーク研修(2日目)
ニューヨーク2日目、朝から生憎の雨と雪でしたが、今日は黒人文化の原風景が残るハーレムでの研修です。
今回のハーレム研修を調整してくださった、国連ユース代表でNGOを経営されているJadayahさんと合流し、まずはThe Apollo Theaterの見学です。
見学のガイドを務めてくださったのはMr. ApolloことBilly Mitchellさん。(https://www.travelandleisure.com/culture-design/music/on-the-job-billy-mitchell-mr-apollo)
Theater内の一列目を開けて座るように言われ、座って待っていると、Mr. Apolloによるお話が始まりました。
The Apollo Theaterは109年の歴史があり、今年中には改修工事のためにいったん閉鎖されること。Mr. Apolloは幼いころはとても貧しかったこと。The Apollo Theaterの前で途方に暮れていたところ「お金が欲しいか」と声をかけられ、飲み物を運んだり靴を磨いたり仕事をするようになったこと。学校でいじめられており、勉強もできなかったところをJames Brownらに助けられたこと。The Apollo Theaterがどういう施設なのか。Harlemはどういう街なのか…
全てを英語で聞き取ることはとても難しかったですが、生徒たちも単語を捉えながら、真剣に話を聞いていました。
質問タイムで、一人の女性が「なぜ、一列目を空けて座るのですか?」と質問。Mr. Apollo曰く、そこにはかつてThe Apollo Theaterのステージに立ち、のちに活躍した故人たちの魂が座っているようです。このステージには、若き日のJames BrownやStevie Wonder、Michael Jackson (The Jackson 5)など名立たるパフォーマーたちが立ち、パフォーマンスをしてきた長い歴史があります。
質問タイムが終わると、空気が一変。「では今回の見学者の中から、何組かステージでパフォーマンスをしてもらいましょう。歌でもダンスでも、なんでもOK。そこの日本人学生グループもよろしく…」
後日参加予定のUNISのプログラムで披露するために準備してきたダンスを生徒全員で披露してきました!Stevie WonderやMichael Jacksonがかつて立ったステージです。これ以上ない貴重な体験となりました。
Mr. Apolloは現在も若手パフォーマーにAmateur Nightというステージで活躍の機会を与えたり、出版した本の売り上げのほとんどを寄付したりしています。NY研修チームが準備したプレゼンのテーマの一つである「恩送り」と通じるところがありました。
The Apollo Theaterの後はモスクの外観を一目見てから、マーケットの散策をしました。セネガル出身の方が開いたお店に案内していただき、Africa in Harlemという取り組み・考え方や、黒人やアフリカに住む人々に対する偏見について思っていることをお話しいただきました。
午後は黒人文化の歴史のアーカイブが残るSchomburg Centerの見学と、ハーレムの学生たちとの交流を行いました。アイスブレイクのゲームと、生徒が準備したプレゼンテーションを聞いてもらい、フィードバックをいただきました。
プレゼン実施前に学生たちに聞いて回ったところ、「12年前に日本で起きた大きな地震」のことを知っている人が何人かいただけで、「福島」のことはほとんどの学生が知らないようでした。しかし、ハーレムの学生の皆さんは約20分のプレゼンを最初から最後まで、本当に真剣に聞いてくれました。聴衆を意識した発表練習が実を結んだ瞬間でした。そしてなにより、福島が直面している問題とNY・アメリカが抱える問題、黒人差別の歴史を重ねて、共感しながら聞いてくれたのだと思います。発表後もコメントや質問が止む気配はまったくありませんでした。
プログラム終了後は、まるで有名人かのように写真・漢字でのサイン・SNSの連絡先の交換をせがまれて、もみくちゃになっていました。帰りのバスの時間には明らかに間に合いそうになかったため、バスには帰ってもらい、地下鉄で帰ることにしたほどです。ハーレムの学生の一人は、「日本が好きで以前訪れたが、次は福島に行ってみたい」と言ってくれて、発表前には躊躇っていた日本語を恥ずかしそうにしながらも話してくれました。生徒たちはかすかな達成感を得ながらも、海外の学生の学びに対する積極性、誰かと繋がろうとする積極性に圧倒されていました。
そして地下鉄の移動まで付き添っていただいたJadayahさん、今日は一日本当にありがとうございました。
ホテルに戻ってひと段落した後、今日のプレゼン発表とThe Apollo Theaterでのパフォーマンスを動画で見て振り返りを実施しました。明日は9.11関連中心の研修になります。
【海外研修】ニューヨーク研修(1日目)
3/10(金)より、高校2年次生徒8名による「ニューヨーク研修」が始まりました。
ニューヨーク研修は、3期生の渡航を最後にコロナウイルス感染症の影響で現地での研修が出来なくなっていました。それでも先輩たちは代替研修を実施することで、この学びの機会をつないできました。今回の研修はそんな先輩たちの思いも背負いながらの研修です。生徒たちには、現地だからこそ得られる学びを限界まで吸収してくることが期待されます。
午前4時、生徒・教員を乗せたバスが広野駅を出発。午前4時30分、いわき駅前で全メンバーが揃い、校長先生を始めとする先生方に見送られながら成田空港へと向かいました。
研修初日ですが、今日が一番長い1日になります。
3/10(金)10:05分発の飛行機に乗り、12時間かけてニューヨークへ向かいましたが、到着するとニューヨークは3/10(金)の午前9:00。日本とニューヨークは14時間の時差があります。
ホテル到着後、昼食を終えてひと段落した後は、NY市役所のChisato Shimadaさん、同僚のChristopher Haightさん、Naiyiri Bookerさんをホテルの一室に招き、用意したプレゼンテーションを見ていただき、対話の時間を設けました。
ChristopherさんとNaiyiriさんはNY市役所公園局の水に関わる(川、池、海、湿地等)研究者の方々です。プレゼンテーション内で言及している福島の原発処理水の問題を中心に、生徒の探究活動のヒントになるようなアドバイスをたくさんいただくことができました。
懇談を終え、ホテル近くのHard Rock Cafeで夕食。この頃にはすでに日本は3/11、震災から12年の節目を迎えていました。しかし、この日は我々ニューヨーク研修一同にとってはもう一つの特別な日。渡航メンバーの一人の誕生日です。
スタッフさんに英語で誕生日であることを伝え、店内BGMのDJを特別に体験させてもらったようです。現地での海外研修の機会を全力で「体験」する生徒。多すぎる夕食もまた一つの現地体験です。
ホテルに戻り、午前0:00。バスが広野駅を出発してから約30時間が経過していますが、このとき日本は3/11(土)14:00。本校では震災追悼式が執り行われており、生徒たちはニューヨークからzoomをつないで式へ参加しました。
日本時間14:46に合わせて、黙祷。
今回の渡航団は、震災当時4~5歳だった生徒たちです。自分たちはこの世代を生きる一人として、福島のために、世界のために、何を考え、どのように行動することができるのか。この研修を通して自分たちの思いを伝え、対話を通してさらに考えを深めていきます。
令和4年度 福島県立ふたば未来学園高等学校 地域との協働による高等学校教育改革推進事業【グローカル型】 米国・ニューヨーク研修 1.目的 2.派遣期間 3.参加人員 4.研修内容 |
【中学校3学年】ニュージーランド研修からの帰着(3/10)
3月10日(金):研修7日目
7日間の研修を終えて、生徒たちはニュージーランドから無事に帰ってきました。
生徒は疲れた表情を見せることもなく、元気な姿を見せてくれました。
研修旅行の実行委員長からは、今回の研修を無事に終えることができた達成感や充実感、支えてくれたすべての方への感謝のあいさつがありました。
あいさつの中では「異なる価値観・考えにふれることで、普通ってなんだろうと考えさせられた」という言葉がありました。
自分たちの考えてきた普通が普通ではない。このグローバル社会の中で、自身の常識を疑い、コミュニケーションを通して共感の輪を広げていく大切さを考えるきっかけとなったようです。
ニュージーランドからは戻ってきましたが、まだまだ研修は続きます。
今回の研修で感じたこと・体験したこと・得ることのできた知識をこれからの生活にいかしていくためにも、事後研修にも全力で取り組んでいきます。
今回の海外研修にあたり、多くの方々にご支援・ご協力をいただきました。本当にありがとうございました。
ニュージーランドでは、多くのご家庭にファームステイを受け入れていただき、生活を体験させていただきました。ホストファミリーとの別れを惜しみ、涙を流す生徒の姿から、どれだけ愛情をもって受け入れていただいていたのか感じさせられました。
Blockhouse bay intermedite校(BHBI)では、生徒の学びの充実のために、2日間の特別なクラス編成をしていただきました。そのおかげで生徒たちは、同世代の生徒とともに、最高に充実した2日間を過ごすことができました。BHBIの仲間として迎え入れていただき、かけがえのない友情を育むことができました。
生徒たちとともに、今回の恩返しができるよう、ふたば未来学園全体で今後の活動に全力取り組んでいきたいと思います。本当に貴重な、素敵な体験をありがとうございました。
今回の研修の様子を、後日学校ホームページ等でご紹介させていただきます。
【中学校3学年】ニュージーランド研修の様子(3/9)
3月9日(木):研修6日目
昨日に引き続き Blockhouse bay intermedite校(BHBI)との交流2日目です。
朝のフィットネスタイムを終えた生徒たちは、昨日に引き続き特別プログラムのクラスへ移動。
本日も、楽しく授業に参加します。
スペシャルクラス(実技・技能教科)では、専門の先生から指導を受けています!
授業の合間には、BHBIの生徒と一緒に楽しむ姿が!
どこをみても、全員が笑顔です!
我々もうれしい気持ちでいっぱいになります。
生徒たちは、国境や言語を越えて確かな友情を築き、充実した2日間となりました。
帰り際には、生徒たちはバディやホームルームの先生との別れを惜しみ、涙ながらにハグしていました。
最後は、お世話になった先生との集合写真。
生徒たちのためにスペシャルクラスを編成し、多くの学びのチャンスを作り出していただきました。
本当に多くの先生方にお世話になりました。
ありがとうございました。
生徒たちの笑顔を見るたびに、BHBIの先生方のご配慮に感謝の気持ちで胸がいっぱいになります。
生徒たちはBHBIでの楽しく、充実した2日間に別れを。
最高の2日間を過ごすことができました!
生徒は明日のフライトに向けて英気を養います。
いよいよ明日は、帰国。充実した7日間に別れを告げる1日となります。
今夜はニュージーランドでの最後の夜です。
大きな学びをくれた7日間に感謝の気持ちを持って、大切に時間を過ごしています。
明日、学校に戻るまでがニュージーランド研修です。
最後まで研修を楽しんでいきます。
【中学校3年】ニュージーランド研修の様子(3/8)
3月8日(水):研修5日目
本日からの2日間は、Blockhouse bay intermedite校(BHBI)との交流です。
BHBIの生徒・先生方に温かく迎え入れていただきました。
オープニングセレモニー後に、生徒たちは2~4人一組でそれぞれ準備された教室へ。
全生徒がBHBIでの学びを満喫できるよう、スペシャルクラス(実技・技能教科)・通常授業を組み合わせた特別プログラムを組んでいただきました。
編成していただいたクラスは、なんと15クラス!
引率の教員がすべてのクラスを訪れることができないほどのクラス数です。
少人数でクラスに入ることで、会話・発言やコミュニケーションのチャンスがあふれています!
BHBIの先生方には、感謝の気持ちでいっぱいです。
ほんとうにありがとうございます。
生徒たちもこの気持ちに応えようと、全力で授業に取り組んでいます。
ふたば未来学園の学校紹介をしている様子です。
緊張しながらも、笑顔で伝えていきます!
アイスブレイクでは、習字を披露する生徒の姿も!
日本文化を発信しています。
未来創造学の学びを発表。
双葉郡の魅力を世界に発信!今までの学びの集大成です!!!
グループでの話し合い。
はたして話し合いが成立するのかと不安を感じていたのは教員だけのようでした。
生徒たちは、自信を持って対話をしていきます。
Nice Smile !
BHBIの授業にも参加。
美術や家庭科、体育などのスペシャルクラスや屋外での授業にも参加しています。
授業に参加する様子は、すっかりBHBIの生徒の一員のようです。
まだ一日を共にしただけですが、まるで親友のような笑顔も見られます。
素晴らしいコミュニケーション力!学びを楽しむ姿があちこちに!
楽しい一日はあっという間に過ぎてしまいました。
生徒は学校からバスでホテルへ戻り、コマーシャルベイ付近での夕食の時間を楽しみました。
研修も残すところあと2日となりました。
この研修を最高の形で終えるためにも、最終日まで気を抜くことなく取り組んでいきます。
【中学校3年】ニュージーランド研修の様子(3/7)
3月7日(火):研修4日目
3日間のファームステイから戻ってきた生徒たちは、班別自主研修へ!
4つのコースへ分かれ、オークランド市内を満喫しています。
①スカイタワー・海洋博物館を巡る定番コース
スカイタワーを満喫。
オールブラックスの一員に仲間入り!
②アートギャラリー・オークランド大学を巡る散策コース
昼食時には、学生さんとEnjoy Talking!
まさに、ここでしかできない学びですね!
③フェーリーに乗って旅をする、トリップコース
フェリーでの移動後、マウントビクトリアへ!
頂上からの景色は最高ですね!
④水族館・ビーチを散策するマリンコース
このチームは、バスカードを購入しバス移動!
バスカードの購入も無事クリア!全員が笑顔で写真撮影です!
ニュージーランドでの研修も残すところあと2日。
明日からは、待ちにまったBlockhouse bay intermediate校(BHBI)との交流です!
海外の同世代との交流に胸の高まりが!
今まで取り組んできた、未来創造学の学びを生かし、双葉郡の魅力を最大限に発信していきます!
3月8日(水)・9日(木)の生徒登校等について
中学校・高等学校の生徒・保護者の皆様
保護者の皆様には、日頃より本校の教育活動に御理解、御協力をいただき感謝申し上げます。
さて、先日連絡しました「高等学校入学者選抜等に伴う生徒休業日等」について、本校は追検査を実施しないこととなりました。
つきましては、3月8日(水)及び9日(木)は、以下の日程で生徒登校日となりますので、お知らせします。
なお、マスク着用について、3月13日から個人判断となりますが、現時点の国の方針では学校は3月中マスク着用となっています。
◎3月8日(水)及び3月9日(木)の日程について
・3月8日(水)50分授業通常日課
中学生は給食あり・高校寮生は寮食あり
部活動は実施可能(各部活動の計画による)
・3月9日(木)40分授業7校時
中学生は弁当持参(中高とも寮生は寮食あり)
部活動は実施可能(各部活動の計画による)
◎3月10日(金)以降の生徒登校について
・3月10日(金)生徒休業日・終日校舎敷地内立入禁止
・3月11日(土)東日本大震災追悼式 13:30登校(中学3年生以外) 11:30以前及び16:45以降校舎外輪立入禁止
・3月12日(日)校舎外輪立入禁止
・3月13日(月)通常授業
・3月14日(火)通常授業
・3月15日(水)生徒休業日・12:00以前校舎敷地内立入禁止
【中学校3年】ニュージーランド研修のようす
3月4日(土)より、中学校3年生(一般生)がニュージーランド研修に臨んでいます。
この研修の目的は、国際的に活躍できるグローバルリーダーの育成です。
これまで中学校3年生が取り組んできた、総合的な学習の時間「未来創造学」における地域課題解決のための探究活動、学校設定科目「グローバル・スタディ科」での実践的な英語の学びなどを生かしながら、福島の魅力を英語で世界に発信する活動を行います。
異文化の同世代に伝えていくための方法や内容を中学生自身が組み立てていく過程を通じて、資質・能力を伸ばすとともに、海外の方との情報のギャップやグローバルコミュニケーション力等についての課題意識をもって、高校段階でのさらなる学習につなげていきたいと思います。
3月5日(日):研修2日目
昨日本校を出発した旅行隊は、今朝ニュージーランドに無事到着しました。
入国後はサページメモリアルパークを経てオークランド博物館を見学しました。
見学後は、ニュージーランド初の食事の時間となりました。
長距離移動の疲れもみせずに、笑顔の時間です。
昼食後は、いよいよファームステイへ。
ホストファミリーのご家族に温かく迎え入れていただきました。
ここから、2泊3日のファームステイとなります。
3月6日(月):研修3日目
本日は、それぞれのファームステイ先でホストファミリーとの一日を過ごしています。
どんな一日を過ごしているのか、戻ってくる生徒の表情が気になります。
3月7日(火):研修4日目
2泊3日のファームステイを終え、生徒が戻ってきました。
笑顔で、ホストファミリーに感謝を伝える生徒。
別れを惜しみ、涙が止まらない生徒の姿もありました。
ファームステイがかけがえのない時間だったと感じる瞬間です。
本日は、ここから班別市内研修となります。
また、新たな発見と驚きの時間となりそうです。
ちなみに、引率団もしっかりとニュージーランドを満喫しております。
【中学校3年】ニュージーランド研修旅行に出発しました(3/4)。
本日、中学校3年生(一般生)が、ニュージーランド研修旅行に出発しました。
たくさんの保護者の皆様に見送られて旅立った旅行隊は、現在、順調にフライト中です。
「定刻より少し遅れてのフライトとはなりましたが、気流の乱れもなく、おだやかです。
機内食もあっというまに食べ終えてしまいました。」とのことでした。
安全・安心で、実りある研修旅行になることを願っています。
(旅行隊の動向は、当ホームページにて随時お知らせいたします。また、保護者の皆さま向けの重要なお知らせについては、ライデンメールでもご連絡いたしますのでご承知おきください。)
卒業証書授与式の校長式辞を掲載しました
3月1日(水)の暖かい日に、令和4年度のふたば未来学園中学校・高等学校卒業証書授与式を挙行しました。在校生や保護者の方、来賓の皆様の見守る中、卒業生はそれぞれの3年間を思い起こしていました。卒業生全員のこれからの活躍に幸多からんことを心から願っています。
★校長式辞はこちらからご覧ください ⇒ 20230301卒業式式辞.pdf
NY研修参加生徒と会津大学との交流
2月20日(月)
会津大学の日本人学生、留学生の2022 年度 東日本大震災・原子力災害伝承館と福島ロボットテストフィールド等の 視察・ワークショップに、本校のNY研修チーム8名と本校留学生2名とで参加しました。
会津大学では、これまで福島が抱えてきた社会課題と復興への取り組みを今回のFWを通して客観的に見たり、聞いたり、振り返ることにより、今後、革新的な未来のために何ができるかを実感する機会とすることが目的だそうです。
一緒に東日本大震災・原子力災害伝承館、請戸小学校跡地、福島ロボットテストフィ ールド等を訪問しました。
本校生徒、会津大学の学生共に、日本人と外国人留学生を混在させたグローバルチームを作り、終日一緒に行動しました。本校生徒は、3月10日から18日までの9日間、ニューヨークを訪れます。実践的な英語力を試す場として、生徒たちは1日中英語でコミュニケーションを取りながら頑張りました。
生徒たちは、普段何度も訪れている伝承館や請戸小学校を、全く違う視点でじっくり観察する会津大生をみて、自分達が普段当たり前にみている景色が当たり前ではないのだということを改めて感じたようです。
一つ一つの展示からなかなか動かない学生たちの、学び取る姿勢に我々も圧倒されました。
自分達は果たしてちゃんと同じ展示から多くのことを学びとれているのか、考え直す機会となりました。
生徒たちもニューヨークで様々な場所を訪れる予定です。9.11Memorial&Museumでは、NY同時多発テロについての展示を見て、9.11家族会の方々と交流します。また、Schomburg Center for Research in Black Cultureを訪問し、黒人文化や公民権運動の歴史について学びます。会津大学の皆さんの姿勢を見習い、隅々まで学び取って来ようと思いました。
また、最後のワークショップではAs-is To-beの手法によるワークショップを実施しました。
1日通して見てきた双葉郡の現状と、あるべき姿について、ICTを使って何ができるかアイデアを出し合い
最後はポスターを作り全チームが発表をしました。
なかなか自分の考えを言えず、チーム貢献できずに悔しかったという意見もあり、NYに行く前にその悔しさを体験できたことが有り難かったです。この経験を無駄にしないよう、引き続き事前研修を頑張りたいと思います。
【中学校】「哲学対話」の様子(2/21)
本日は全学年で「哲学対話」を行いました。
1・2年生は、初の試みとなる「学年の枠を超えた対話」、そして「生徒がファシリテーターを務める対話」として授業を行いました。1・2年生を交えて10名程度のグループを作り、話を進めました。
「"ふるさと"とは?」をテーマに、2年生として全体の流れを把握しながら対話を進める姿、1年生も先輩に遠慮せずに自分の考えを述べる姿に、生徒たちの成長を感じました。
<1年1組生徒+2年1組生徒の対話の様子>
<1年2組生徒+2年2組生徒の対話の様子>
3年生は、哲学対話の原点に立ち返り、1年生時に初めて対話したテーマで行いました。
テーマは両クラスともに「愛とは?」。
どんな考えの交流となったのでしょうか?
<3年生の対話の様子>
【中学校】後期期末考査2日目です(2/15)
広野町にも雪が舞うほど気温が低い日ですが、生徒たちは真剣に考査に臨んでいます。
テストは受けただけでなく、その後の振り返りが大事です。
この1年間の学習を見つめ直し、今後につなげてほしいと思います。
【中学校】後期期末考査に挑んでいます(2/14)
本日と明日は後期期末考査を行っています。
3年生にとっては中学校で受験する最後の考査になります。
どの教室でもテストに真剣に臨む生徒の姿がうかがえます。
【中学GS】NZ研修中高交流会
2月7日(火)6校時、中学3学年のグローバルスタディの時間に、高校1学年のNZ研修先遣チームが参加し、渡航前の交流会を実施しました。
中学生は事前に質問事項を準備し、ワールドカフェ形式で9人の先輩たちと交流をしました。
高校生は11月の渡航後にレポートを作成し、印刷したレポートを持参して3月に渡航を控えた後輩たちに思いを伝えました。
「日本人だけで固まって動いていると何も始まらない。」「〇〇が衝撃的だった。」
など、研修にかける熱い思いが飛び交いました。
【中学校3学年】最後の演劇WS・哲学対話
中学校生活も残りわずかとなり、様々な行事が終了していきます。
2月2日(木)に演劇WSの最終回を迎えました。
生徒たちは3年間、講師の先生方のご指導のもと、
表現の楽しさ、仲間と協力して作品を作り上げる難しさ、発表した後の達成感・充実感を学んできました。
今回が3年間の集大成ということもあり、生徒の表情には気合と寂しさが。
今回のお題は「同窓会」、「放課後のマック」、「修学旅行」という3つのテーマです。
それぞれの班ごとに、セリフや動き、表情を考えます。
いざ、発表!
さすが3年生です。
各班の工夫があふれた作品が次々と発表されていきます。
講師の先生方も驚きの表情でした!
最後は、講師の先生を加えたアドリブ即興劇!
想定外の状況に、臨機応変に対応しながら劇を完成させることができました!
最後は、講師の先生方へ3年間の感謝を伝え、みんなで写真撮影!
笑顔があふれます。
2月7日(火)哲学対話も最終回となりました。
1年生のころから、腑に落ちるまで考えることをテーマに、哲学対話に取り組んできました。
今回のテーマは「日本ってどんな国?」です。
日本人ってなんだろう?外国人ってなんだろう?
何で分けて考える必要があるんだろう?様々な問いが浮かびます。
普段は、2・3グループに分かれて行う哲学対話ですが、
今回は生徒の要望で、初めて3年生60人全員で1つの円になり、みんなで哲学対話です!
生徒は次々と自分の考えを述べ、対話を深めていきます。
様々な考えにふれ、自分の考えが膨らむ生徒もいれば、もやもやが止まらない生徒も。
これこそが哲学対話の醍醐味です。
答えのない問いに、自分なりの考えを深めていく楽しさです。
中学校を離れる日がもう目の前に近づいてきています。
一日一日を大切に、生徒みんなで楽しい学校生活を送っていきます!
【中学校】1年生「書写」作品が飾られています(2/7)
1年生の教室前に書写の時間に書いた習字の作品が飾られています。
どれも達筆な作品ばかり!!
教科担当者で選考した「金賞」や、校長先生が選考した「校長賞」もあります。
しばらく掲示しておりますので、17日(金)授業参観にお越しの際にぜひ御覧ください。
※ 個人情報保護の観点から、画像を一部修正しております。
【中学校】授業のようす(2/7)
◇1年1組<家庭>「魚の調理上の注意点について」
今後の調理実習に向けて真剣に学んでいます。
◇1年2組<社会>「鎌倉幕府がほろんだ後、政治や社会はどう変わったのか?」
教員と生徒との対話をもとに学習が進んでいます。
◇2年合同<道徳>「『ふるさと』について考え、ウェビングマップをつくろう」
この活動をもとに哲学対話を進めていきます。
※3年生の授業の様子は別の記事でお知らせします。
【中学校】第2回哲学カフェ
2月1日(水)に、2回目となる哲学カフェを中高連携幹事主催で行いました。
水曜日は部活動がない日ということもあり、合計22名が円座になって対話を行いました。
今回の問いは「いじめられたら仕返ししてもいいのか?」でした。
いじめる側・いじめられる側・傍観者等、様々な視点に立って対話を深める姿が見られました。
【中学校3学年】日越大学との交流会
2月1日(水)ベトナムにある日越大学の学生や、留学生との交流会を行いました。
生徒は、交流会に向けてこれまで様々な準備に取り組んできました。
いよいよ当日を迎え、生徒たちは緊張でいっぱいの様子です。
緊張の理由は、交流会がすべて英語で行われるからです。
まずは、歓迎のセレモニーです。
学校紹介を行い、校歌を披露しました。
その後、生徒たちがツアーコンダクターとなり、学校の施設案内へ!
カフェの説明や、音楽室での琴の体験、バドミントン部との交流を行いました。
バドミントン部は、日本トップレベルの実力の一端を見せてくれました!
学校内の各施設を巡り、いよいよ中学校3学年教室へ。
3グループに分かれ、アイスブレイク・探究の取り組みの紹介・探究テーマごとの対話を進めます。
アイスブレイクは、各グループで椅子取りゲーム、クイズ大会、折り紙体験を実施しました。
どのグループも笑顔での交流が見られました。
次に、探究の発表です。
それぞれのグループが、英語で自分たちの取り組みを発表しました!
その後は、車座になり対話を進めていきます。
生徒たちは、自分の考えを次々と英語で伝えていきます。
なかなか、言葉にできずに苦労する場面もありましたが、お互いに対話を楽しんでいる様子でした。
最後に、記念写真を撮影し解散となりました。
日越大学の皆さん、楽しい時間をありがとうございました!
【高校】教育相談だより(1月)
【中学校】「哲学カフェ」に立ち寄ってみませんか?
中学校の道徳科で行っている「哲学対話」。
いつもは学級や学年内の顔見知り同士で対話していますが、「学級の垣根を越えて、様々な立場や意見を交えてやってみたい!」との想いから、中高連携幹事の生徒が新たに「放課後・哲学カフェ」を企画しました。
初回の30日(月)には、中高連携幹事を含めて11名の生徒が参加してくれました。
対話テーマは「なぜ人は失敗を嫌うのか?」
普段なかなか対話をしない相手に最初は緊張気味でしたが、幹事の生徒が優しくコーディネートし、徐々に互いの考えを深めていくことができました。
次回は2月1日(水)16:00~行います。ぜひ気軽に参加してみてください。
【中学校1年】1/26演劇ワークショップ
1月26日(木)に、本校みらいシアターにて演劇ワークショップが行われました。
1学年では、登場人物やセリフが指定された台本が与えられ、台本に書いてある内容に沿っていればその他の設定や必要な役などは班の中で決めていいというルールで演劇を行いました。班によって内容の解釈や表現が全く異なり、生徒たちは対話や動きを通してメンバーと劇を作り上げていました。
次回の演劇ワークショップは、2月2日(木)を予定しています。そこでもどのような演劇になるかとても楽しみです。
【高校三学年】大人の階段登る さらに一段
1月20日(金)高校三学年の生徒を対象に消費者講座を開催し、弁護士の高橋先生に、一人暮らしの生活上の注意から始まり、契約にまつわるトラブルや詐欺まがいの商法に巻き込まれた時の対策などを話してもらいました。
最後に学年を代表し、斎藤くんが謝辞を述べ、4月から一人暮らしを始める心の準備ができたとを述べました。また、4月から大学の法学部で法律を学ぶことになる足立くんは、日常生活の意外なところに落とし穴があることに改めて驚きを感じ、法律を学ぶことの大切さを再認識したとのことでした。
全員一様に188(イヤヤ)の番号を書き取っていました。188に電話をかけると自動で地域の消費者センターにつながり、クーリングオフ(契約の解除)などの相談に乗ってもらえることがわかりました。
【高校三年生】大人の階段登る また一段
1月23日(月) (株)コナカ様に御協力いただき、高校三年生を対象のスーツ着こなし講座を実施し、スーツの着こなし方から始まり、着こなしに関わるマナーや常識などを教えていただきました。
特に4月から就職を控えている生徒たちは、前週に(株)シマ商会の佐々木様より社会人としての心構えやマナーを御指導いただいているので、4月から社会人になるという自覚を新たにしました。
【工業】ものづくりマイスター事業の取組み終了
11月から12月にかけて、マイスター指導による専門分野講習会を実施しました。
2年次:機械加工分野(旋盤作業)、3年次:電子機器組立分野 の講習の様子を以下のPDFファイルにまとめましたのでご覧ください。
【海外研修】ドイツ研修(最終日)
現地の研修は最終日です。
午前中は、ダッハウ強制収容所での研修です。
Arbeit macht frei(=働けば、自由になれる)が刻まれた門から敷地に入ります。敷地内を歩くにつれて、これがどれだけ残酷な言葉だったのかがわかります。自由などありません、ここにあったのは搾取だけです。
ここはナチス・ドイツの強制収容所でした。ナチスの強制収容所の中では最も古いものの一つで、後の強制収容所のモデルとなったものです。
戦時中、ドイツ国内から20万人以上がここに送られました。その内の6万人以上がユダヤ人、この収容所の劣悪な環境や、残忍な行為により、3万人以上が亡くなったと言われています。
このようなことが二度とあってはならないということは明確です。しかしながら、似たような構造に思える物事は、世界中至るところで今もなお起こっています。普段の生活のなかで我々が思考停止に陥り、想像力を働かせることができなければ、戦争の始まりにさえ気付けないのだと学びました。
午後はEMGのパートナーたちと待ち合わせをし、最後のショッピングを楽しみました。現地の生徒に案内されながら、昼食をとったり家族へのお土産を買ったりして楽しんでいたようでした。
学校に戻ると今回の交流最後のあいさつです。はじめはお互いに緊張していたものの、ホームステイを通して、一生の友人になり、別れを惜しみました。
EMGの皆さんは、全力で我々を迎え入れ、本研修生はその優しさを全身で感じて帰ってきました。
ニュージーランド、ドイツ、ニューヨーク…海外で我々を受け入れてくれる学校は、交流を心待ちにしてくれていました。そしていつでも優しく私達を受け入れてくれます。
私達が受け入れる番になれば精一杯のもてなしをするのはもちろんのこと、受けた恩を次の誰かに送る、Paying Forwardもしていかなければなりません。それが地域と世界で生きるということ、そして研修参加生に限らず、この地に生きる我々のミッションなのだと思います。
研修参加生が帰国後たくさんの仲間と協働し、様々な文化の橋渡しをし、地域•世界で活躍してくれることを大いに期待します。
全員無事に帰国しました。関係各位のお力添えに感謝申し上げます。誠にありがとうございました。
【高校3年次】大学入学共通テスト直前集会
本日4時間目のロングホームルームの時間帯に大学入学共通テスト直前集会を行いました。今年は57名の生徒たちが共通テストに臨みます。
学校長と学年主任の熱くあたたかい激励の後、進路指導主任と共通テスト前の最終注意事項を確認しました。
その後、副校長からJA福島さくら女性部協議会双葉支部の皆さんに制作いただいた合格祈願特製双葉ダルマが披露されました。
新年7日・8日には、震災後初めてダルマ市が双葉町内で復活開催されました。震災後の困難な状況から一歩一歩着実に前に向かう双葉郡の人たちと歩みを合わせて、自分の進路実現を果たせるように、不撓不屈の象徴でもある双葉ダルマに想いを込めてひとりひとりが目玉を入れました。
結びに、思い一つに一本締めで全員の健闘を願いました。
全校をあげて、共通テストでのふたば未来生の健闘を祈り、応援しています。
合格祈願特製「双葉ダルマ」について (双葉ダルマの由来) 双葉町ではおよそ300年前の江戸時代からダルマ市が行われ、30年前にはJAふたば女性部がデザインを考案。双葉ダルマとして広く知られるようになりました。 七転び八起きの意味をもつ縁起物の双葉ダルマは 東日本大震災と原発事故の被害を受けた双葉町にとって復興のシンボルとなっています。 今回、ふたば未来学園高校3年次生徒の合格を願い、校長・副校長・教頭・学年主任・進路指導部主任から依頼し、JA福島さくら女性部協議会双葉支部のみなさんが、特別に作成してくれました。 白星をイメージした白い体に、町章をモチーフにした金色の縁取り。 「鶴は千年、亀は万年」とことわざにもあるように、縁起が良いとされていることから、まゆは鶴、ひげは亀がモチーフです。 願いを込めて正面に「合格」の文字を、背中には、力強く「ふたば未来学園」の文字を刻んでいただいています。 |
【海外研修】ドイツ研修(7日目)
それぞれのホームステイ先からパートナーと一緒に登校し、今日の活動がスタートです。
午前はEMG校の生徒のガイドでマリエン広場のフィールドワークをしました。現地の生徒が自分たちでルートを考え、案内をしてくれました。
過去に探究活動等で双葉郡ツアーを行った生徒たちの苦労を知っているので、同じくらいの年齢の生徒が丁寧に案内してくれたことに驚きを隠せませんでした。
午後は一旦ステイ先に帰宅し、交流会の準備をしました。
夕方に公民館のような建物に集合し、互いの料理を振る舞いました。
普段の生活で食事を準備してもらえるありがたさも噛みしめていたようです。
現地研修は明日が最後です。ダッハウ強制収容所での研修の後、班別自主研修です。
【海外研修】ドイツ研修(6日目)
午前中は翌日の交流のための食材を買い出しました。
交流に参加してくれる現地の生徒はその日に大事なテストがあるということでした。EMG校は定期テストがありませんが、落第も多くあります。不定期に行われる大事なテストと授業内での取り組みで評価をされています。
午前中は保護者会長の方がドイツミュージアムを案内してくださいました。あらゆる分野の学問をまたいだ展示に、参加生は午前中だけでは時間が足りない様子でした。
昼食は各自でとりましたが、もう注文に困る様子はありませんでした。(分量の多さにはなかなか慣れません...)
午後にはニュンフェンブルグ城を訪れました。ミュンヘンにある、バイエルン選帝侯の夏の居所だったと言われています。
バロック建築の建物と、調度品の展示それぞれに日本語のオーディオガイドがついていました。
こちらに来てから、英語での補足がついていることに安堵することが多くなりました。知っているドイツ語も増えています。
おそらく今日1日に歩いた距離も10kmを超え、日に日にたくましくなっていることを感じます。
明日は教育や歴史についてお話をしたあとに、EMGの生徒がマリエン広場の案内をしてくれるとのことです。午後は文化交流の準備をし、夕方には食文化などの披露をします。
【海外研修】ドイツ研修(5日目)
5日目はErnst-Mach-Gymnasium校(以下EMG)との交流のスタートです。
コロナ禍では現地渡航がかなわず、先輩たちの代ではバーチャルホームステイなどを行って交流を続けてきました。これまでの先輩方がつなぎ続けてくれた縁に感謝して交流に臨みます。
渡航生は研修参加が決まってから、Zoomを活用して事前交流をしてきました。今日、初めて対面するパートナーの生徒を前に、感動でドキドキが止まらない様子の渡航生たち。引率団としても3年ぶりの対面での再会です。
すぐに打ち解け、本校生のプレゼンテーションと演劇を見ていただきました。
その後、EMG側もプレゼンテーションをしてくださいました。あらゆるアプリを活用して現地の文化をわかりやすく伝えてくれまました。(Canvaはプレゼンテーションにも事前のオンラインでの自己紹介にも便利でした。本校の留学生も使いこなしています。探究活動等でも大いに活用できるかと思います。)
昼食後はミュンヘンの中心部、マリエン広場に電車で向かいました。EMGの生徒とグループを作り、「脱出ゲーム」に参加しました。これは、街中で与えられたミッションを達成しながらゴールに向かうゲームで、取り組んでいる間にミュンヘンの地理に詳しくなり、自然と会話が弾む面白いゲームでした。
脱出ゲームの後は、学校に戻り、パートナー家族に対面しました。各家庭にこれから数日間滞在させていただきます。
各家庭では家族の一員として迎え入れてくださり、一緒に料理をしたり、兄弟とゲームをして過ごしたりとリラックスして過ごせているようです。
【海外研修】ドイツ研修(4日目)
フライブルクで再びフィールドワークです。本日は、渡航生の中から候補地に挙がったボーバン地区内で、我々人間と環境の共存の仕方を学びました。
ボーバン地区の住宅はすべて集合住宅です。集合住宅の方がエネルギー効率がよいと考えてのことです。建築は市に申請して土地を購入し、共同で建設するそうです。
この地区は私有車の乗り入れがし難い構造になっており、実質的に車の利用を制限されたような作りになっています。路面電車へのアクセスなども住宅建設の際には考慮され、街中に自然を感じさせる公園や、小さな牧場などが設置されています。
そのような中で子どもが遊びます。路上遊びの道路標識があったり、アパートとアパートの間に公園を設置し、アパートの居室の配置では、公園が見える位置にキッチンを置くそうです。そうすることで遊んでいる子たちが死角に入らず、住民皆から子どもの姿が見えるのです。アパートの住民が静かに過ごしたい部屋は、公園の反対側に置き、遊んでよい時間や静かに過ごすべき時間などの約束事を決めるそうです。そのため、住民からのクレームなどもなく過ごしているのだそうです。
街づくりの中に、積極的に議論に参加して自分の意見を表明し、合意形成を図る市民性が見て取れました。同時に、環境と人間が「共存」しようとしたときに、自然とお年寄りや小さな子どもへの配慮がなされていく様に感銘を受けました。
午後は陸路バスで5時間ほど、ミュンヘンに向かいました。翌日からはいよいよErnst Mach校との交流です。
【海外研修】ドイツ研修(3日目)
3日目、ついに現地研修が始まりました。現地は土曜日です。午前中はフランクフルトからフライブルクに移動し、フライブルクの大聖堂近くで現地ガイドの方と合流しました。
聖堂周囲の市場で昼食をとりました。念願のソーセージです。
歴史的建造物が市民の交流の場になっている様から、まちづくりのヒントが得られました。環境だけではなく景観にも配慮し、どちらも一定の基準をクリアしないと不動産の売買もできないようです。自動車の乗り入れを制限する取り決めに積極的に関わっていく市民性も感じられました。
その後、環境教育施設のエコステーションに向かいました。断熱性のある土壁、自然エネルギーの利用、屋上の緑化など、施設自体が環境教育の教材のようでした。
同敷地内に、本校1期生が植樹した木がありました。最後にこの木を見た5期生のときから3年が過ぎ、高さは3メートル位になりました。現地の方が、風雨の影響をあまり受けない場所に移植してくださったようです。
本校もこの木のように、すこやかにしなやかに成長し、毎年この木に会いに来られることを願いました。
その後、市庁舎の見学に行きました。円柱型の庁舎は外壁すべてが可変式の太陽光パネルで覆われ、建物内にも十分光が入り込むよう工夫されています。このような建物を建てる時には、その予算の数パーセント分のアートを近くに設置したり、労働者の子どもが十分入れる保育園を設置したりするそうです。
明日は午前中にフライブルクをさらに探究し、交流校のあるミュンヘンに向かいます。
【海外研修】ドイツ研修(2日目)
ドイツ研修は行程上2日目を終えました。2日目は移動のみの1日となりました。
現在はドイツに無事到着し、フランクフルトの空港近くのホテルに滞在しています。特にトラブルもなく、無事到着してほっとしているところです。
成田から直接ドイツに行くのは難しいため、イスタンブールを経由してのドイツ入りとなりました。成田ーイスタンブール間が14時間程度、イスタンブールーフランクフルト間が3時間程度のフライトです。
座席に座っているだけでもなかなかの疲労がたまります。日常生活で多少の運動をすることの大切さを感じます。イスタンブールの空港内を歩くのが気持ち良く感じられました。
参加生徒たちも、イスタンブールでは自分たちで乗り継ぎの手続きをするほどに頼もしくなっていました。Baggage Claimも問題なくたどり着き、自分たちで荷物を受け取りました。
フランクフルトのホテルに到着したのが現地時間の夜11時過ぎ、すぐに休んでいよいよ翌日から現地研修がスタートです。フライブルグまでバスで移動し、環境先進都市の取り組みを学んできます。
【海外研修】ドイツ研修(1日目)
3年ぶりのドイツ渡航です。
ふたば未来学園高等学校は、地域の課題と共通する世界的な課題についてのアクションを提言するため、平成28年度にミュンヘンのErnst Mach Gymnasium校と交流をしました。それ以来、同校とは高校1年次でオンラインも含めた交流を毎年継続して行っています。コロナ禍にあっても、現在の2・3年生がバーチャルホームステイなどで交流を続けてきましたが、今年度はいよいよ現地渡航が再開されます。
本校では、未来創造探究で学び深めている原子力災害からの復興や持続可能な地域づくりについて、全世界が共有するべき「持続可能な社会づくり」として議論し、提言していきます。高校1年次ドイツ研修では、ドイツの環境都市フライブルクを訪問することにより、将来起こりうる世界の難題に向き合い、持続可能な社会をめざして未来を創造していく一歩とします。
1月5日(木)より日本時間1月14日(土)まで、8泊10日の旅程です。イスタンブール空港経由でドイツに向かいます。
出発日の午前中は学校で事前研修と出発式を行い、広野駅から成田に移動しました。飛行機は6日早朝の出発のため、空港近くのホテルに1泊します。
宿舎では現地で行うプレゼンテーションの準備をしました。
現地渡航できることへの感謝を忘れずに、現地で精いっぱい学んできたいと思います。
令和4年度グローカル人材育成事業「ドイツ連邦共和国短期滞在研修」実施概要 1.趣旨 本校における高校一年次ドイツ研修では、地方創生イノベーションスクールの一環として、Think Greenをテーマとし、2030年に問題となる地域の課題と共通する世界的な課題についてアクションを提言するため、平成28年度にミュンヘンのErnst Mach Gymnasium校と交流をしました。それ以来、同校とはオンラインも含めた交流を毎年継続して行っています。本校では未来創造探究として、原子力災害からの復興や持続可能な地域づくりについて、それらを福島のみの課題ではなく、全世界が共有するべき「持続可能な社会づくり」として探究していきます。ドイツの環境都市フライブルクを訪問することにより、将来起こりうる世界の難題に向き合い、持続可能な社会をめざして未来を創造していく一歩とします。 2.派遣期間 令和5年1月5日(木)から1月14日(土) 10日間 3.訪問先 ドイツ フライブルク・ミュンヘン 4.参加人数 高校1年次生徒 8名 5.研修内容 (1)フライブルク市訪問
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【中学校】冬季休業前集会を行いました(12/23)
明日24日(土)から1月9日(月)の17日間、生徒たちにとって待ちに待った冬休みとなります。
新型コロナウイルスや季節性インフルエンザが心配されますが、健康に留意しながら有意義に過ごしてほしいと願っています。
中学校では、長い冬休みを前に新たな目標をもってもらうべく、全校集会を行いました。
今回の集会は生徒会役員が主体となって運営し、各学年代表生徒がこれまでの生活を振り返った作文を発表しました。
また、冬休み中の生活面について担当教員から話をしました。事故や怪我などの安全面に十分注意しながら、時間を有意義に使って生活してください。
【高校:福祉】生活援助従事者研修 閉講式
12月23日に「令和4年度生活援助従事者研修」の閉講式を行いました。
今年度は、スペシャリスト系列【福祉】2年次生の2名が受講し、研修の全課程を修了いたしました。
研修では、広野町社会福祉協議会やいわき・相双地区の介護職員の方々に講師を務めていただき、生活援助サービスに関する基本的な知識を学びました。また、広野町通所介護事業所「広桜荘」様には実習の機会を設けていただきました。実際にサービス御利用者の方々と関わる中で、介護職員としての心構えや生活支援に関する技術について学ぶことができました。
閉講式では、校長先生から一人ひとりに修了証明書が手渡され、長期間にわたる研修への労いの言葉をいただきました。また、受講生代表からは研修に関わっていただいた方々への感謝と今後の学習に向けた意気込みについてあいさつがありました。
関係の皆様へ、改めて御礼申し上げます。誠にありがとうございました。
【中学校】授業のようす(3年保健体育:ダンス発表会)(12/22)
中学校・保健体育科では「ダンス」の授業が必修化されています。
ダンスは、「創作ダンス」、「フォークダンス」、「現代的なリズムのダンス」で構成され、イメージをとらえた表現や踊りを通した交流を通して仲間とのコミュニケーションを豊かにすることを重視する運動で、仲間とともに感じを込めて踊ったり、イメージをとらえて自己を表現したりすることに楽しさや喜びを味わうことのできる運動です。
この度、その学びの表現の場として3年生が「ダンス発表会」をみらいシアターで行いました。
どの生徒も、どのグループも可愛く、かっこよくダンスを披露しました。
【高校】教育相談だより(12月)
【高校:福祉】介護職員初任者研修 閉講式
「令和4年度介護職員初任者研修」の閉講式を行いました。
今年度は、スペシャリスト系列【福祉】3年次生の中から8名が受講しました。夏季休業中から始まり、毎週土曜日に広野町社会福祉協議会やいわき・相双地区の介護職員の方々に講師を務めていただき、介護に関する専門的な知識・技術を学びました。先日実施した修了試験では、8名全員が無事に合格することができました。
閉講式では、校長先生から直接一人ひとりに修了証書が手渡されました。その後、受講生代表から研修に関わっていただいた方々への感謝と今後の抱負等についてのあいさつがありました。
関係の皆様へ、改めて御礼申し上げます。ありがとうございました。
東日本大震災・原子力災害伝承館研修
12月21日に、海外研修(ドイツ・NY)に参加する生徒と有志生徒、総勢27名で
東日本大震災・原子力災害伝承館研修を実施しました。
語り部講話では2011年3月11日の14:46に起こった東日本大震災直後から
1週間で起こった出来事について、
相双地区で生活をして「子供を持つ親の視点」でのお話をしていただきました。
講話を聞いた生徒たちは、リアルな現実の話に涙を浮かべて話に聞き入っていました。
生徒の感想も多様でした。
以前広島の平和記念資料館を訪れた経験から、伝承館の展示と比較しながら
伝承館の展示を批判的に見学していた生徒(1年生)や
伝承館の教育的効果について感想を書いた生徒(留学生)など多様な感想がありました。
※本活動は令和4年度『震災と復興を未来へつむぐ高校生語り部事業』の一環で行いました。
松本総務大臣が来校されました
12月19日(月)松本剛明総務大臣が来校されました。
始めに、地域協働スペース及びカフェを御視察になり、校長先生から生徒たちの探究的活動やカフェの活動などについて御説明がありました。
続いて、校長先生から本校の概要と、カタリバの横山さんから双葉みらいラボの取組について説明しました。
その後、地域課題解決の探究学習に取り組んでいる生徒として、2年次の能勢友珠さんから”はじまりに交流の場を”と題し、双葉町をフィールドとした探究学習や実際に行っているアクションなどについての説明があり、町民同士が支え合える社会を作りたいという志が述べられました。
最後に、場所を移して高校2年次の日本史の授業をご覧いただきました。
【高校:福祉】車椅子介助の実習③
3年生の生活支援技術で、車椅子実習を行いました。
以下は、その時の様子と生徒の感想です。
自走の体験では、特に坂道での自走はより力が必要だと感じました。段差をのぼる際は、介助している側はそうでもないけれど、乗っている側では少しの傾きでもびっくりするので、声かけなどのコミュニケーションが重要になってくるのだと改めて感じました。
段差の介助では、ティッピングレバーを踏んでのぼるが足下に全体重を乗せてもなかなか動かなくて苦戦しました。踏むだけではなく、グリップにも力を入れた時はうまくキャスターをあげることができたので、コツがいるのだということを学びました。安全な操作をするためには力の使い方や、声かけなどのコミュニケーションがとても重要だと分かりました。
【高校:福祉】車椅子介助の実習②
生活支援技術の授業で車椅子介助の実習を行いました。
以下は、その時の様子と生徒の感想です。
車いすを押す側では坂道の操作が難しくて、力が必要だと感じました。また、利用者さんを挟んでの距離感がつかめず、ぶつかってしまったりなど、思っていたよりも操作が難しかったのでコツをつかむ必要があると思いました。
乗っている時は、安全に押してくれたので安心して移動ができたけれど、自販機などで高い位置に手を伸ばすときは大変でした。今の自分は頑張って手を伸ばすことができていても、利用する人が高齢者や子どもの場合だと、もっと苦労すると思うので支援する必要があると感じました。
ふたば未来学園は、エレベーターの設置、そのボタンの位置、スロープ、多目的トイレなどのバリアフリーの環境が整っている学校なので便利だと感じ、もっとそのような環境が増えていくといいなと思いました。
【中学校】授業のようす(12/8)
ふたば未来学園中学校では、開校時からタブレット端末の活用や探究活動に力を入れています。12月8日5校時には、「未来創造学(総合的な学習の時間)」の授業を行いました。
<1年>「探究課題についてのレポート作成」
<2年>「探究学年内発表会」
<3年>「研究論文作成」
【中学校】授業のようす(12/6)
ふたば未来学園中学校では、習熟度別授業やアクティブラーニング、高校教員による指導など、特色ある授業を行っています。12月6日(火)は各学年、以下のような授業を行いました。
・1年1組<社会>「北アメリカでは農産物を大量に生産・輸出できるのはなぜか?」
・1年2組<道徳>「『働くこと』の価値について考えよう」
・2年1組<英語>「If you could play any instrument , what would you play ?」
・2年2組<美術>「サスティナブルアートの構想」
・3年<数学(4展開で実施)>「2次関数のグラフ、図形と相似」
【中学校】授業のようす(12/5)
・1年1組「国語」【既習漢字の総復習】
・1年2組「理科」【既習事項の復習】
・2年「数学(4コースに分かれて実施)」【平方根の計算・平方根の大小・直角三角形の合同】
・3年1組「理科」【エネルギーと運動】
・3年2組「保健体育」【ダンス】
【高校:福祉】車椅子介助の学習①
生活支援技術の授業で車椅子介助の実習を行いました。
以下は生徒の感想です。
乗っている人は疲れなさそうと思っていたけれど、お尻が痛くなったりして長時間行動は大変さが伴うと感じた。視線が低くなって、エレベーターのボタンの位置が目の前にあり、使いやすいように設計されているという事が分かった。地震でエレベーターが止まったら、スロープがないからその時は階段を上がらないといけないと感じた。