ふたば未来学園の日々

ふたば未来学園の日々

【探究】6/24(水)6期生・産業社会と人間「地域を知る学習①」

6月も終盤ですが、今週は肌寒い日が続きます。さて、前日23日に前期中間考査を終え、本時では7/15(水)に実施予定のフィールドワークに向けての調べ学習「地域を知る学習①」を行いました。

探究の過程には「①課題の設定、②情報の収集、③整理・分析、④まとめ・表現」の四つのプロセスがありますが、  本時で取り扱うのは②・③です。加えて、“協働力”や“自己マネジメント力”といったコンピテンシーの獲得も目標にしている意欲的な取り組みです。

 大まかな流れです。はじめに、フィールドワークをプロデュースする各先生方から当日の講師や主な見どころの紹介がありました。その後、生徒たちは“マンダラート”での情報分析と内容の深化に取り組みました。漠然と調べるのではなく、予め焦点を絞ったり、チームで効率よく調べたりするための手法です。また、マンダラートはプロ野球選手が自身の課題を深めるために活用したりもしているので、ぜひトップアスリート生には探究の場面だけでなく、これからの人生の中で活用していってくれると良いと思いました。

 そして、今回は休校となった5校の校歌に基づいて地域を深める活動も行いました。校歌の多くは、その学校の立地する自然の雄大さとそこで学ぶ生徒たちの姿を重ねて歌われています。こういった活動からも休校となっている5校とのつながりを生徒たちには感じて欲しいものです。

 因みに、詳しい調べ学習は各自が家庭学習の一環で行います。来週は各自が調べて物を持ち寄り、共有したり、批判的に高めあったりする活動を予定しています。

 

 

   

【探究】20200617_3年次_探究活動の様子

  この日5・6校時に行われた探究活動の様子です。

これまでのフィールドワークや書籍やRESASを活用しての「調査」を「分析」したり、友人と「共有」したりするチームが多く見受けられました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



 

 

 

 

 

 

【中学校】学校生活 6月その3

 17日(水)の未来創造学において、2年生が昨年の研究結果を1年生に発表しました。

 

 

 2年生それぞれが、昨年の研究内容を丁寧に分かりやすく説明しました。1年生は先輩方の発表を真剣に聞きながら、自分がどんな研究をしていきたいか、考えを深めていました。発表後の質疑応答では、1年生の疑問に対して、2年生が自分の言葉で丁寧に答えていました。

3年生はビデオ通話で、海外のバドミントン、レスリングとのコーチたちとの交流を深めました。練習で用いる日本語の紹介などを英語でやり取りしました。

 

 今年度の未来創造学でどのような研究に取り組み、どんな発見をしていくのか楽しみです。

 22日(月)、23日(火)は前期中間考査が実施されました。それぞれが学習に真剣に取り組み、その成果を発揮できたのではないでしょうか。今後も単元テストや、小テストなどが続いていきます。毎日の授業、家庭学習を大事に取り組んでいきましょう。

 また、23日(火)の中間考査終了後には全校生、全教職員を対象とした避難訓練が実施されました。

 生徒は訓練ではあったものの、高い緊張感をもって真剣に取り組んでいました。なぜ避難訓練が必要なのか。自分の命・他人の命を守るために何をしなければいけないのか、何をしてはいけないのかを改めて考えるきっかけとなったようです。

6月も残りわずかとなりました。体調管理に気をつけて生活していきましょう!

【中学校】未来創造学(3年生)

 6月17日(水)5、6校時に未来創造学が実施されました。中学校3年生は、将来のトップアスリートを目指す、ヴィクトリー生の13名(バドミントン:10名、レスリング:3名)が在籍しています。未来創造学の時間を活用し、海外のコーチとの交流を深めています。

 

未来創造学(3年生).pdf

 

 ヴィクトリー生は世界で活躍できるアスリートを目指し、日々の練習に取り組んでいます。

6月11日(木)高校1年次・出張みらいラボ(オンラインカタリ場プログラム)

    このプログラムは、進路に大きく影響する履修登録前に、先輩の進路選択の話を聞いたり、先輩と対話をしたりすることで、自身の高校生活の過ごし方や、進路実現について考えることを目的にしています。また、「なりたい自分になるために!」、「なりたい将来を実現するための第一歩を踏み出すために!」先輩にアドバイスを頂きながら高校生活の目標を設定します。

 昨年度までは、アリーナを会場に20名ほどの先輩方の話を4、5人の班に分かれて対話する形式で行われてきました。しかし、今年度は新型コロナウイルスによる感染症予防の観点から、オンラインで行われることになりました。実はオンラインでの実施になったため、これまで参加が難しかった関西の大学に通う先輩にも参加してもらえたりしたため、例年以上に多くの先輩に参加してもらうことができ、その数は35名に上りました。

 年齢が近かったり、本校の卒業生であったりする先輩とはとても話しやすいようで、どの班の会話もとても活発に行われていました。

 最後に、「明日からの第一歩」を生徒はそれぞれ記入し、班の中で発表しました。これからの高校生活の中で実現できると良いですね。

【中学・高校】6月10日(水)5・6時間目、授業風景

 先週から通常授業が再開され、今週月曜からは部活動も始まりました。この日は、日差しは強いのですが、校舎の東西をつなぐコンコースを吹き抜ける風にはまだ涼しさの名残を感じるような一日でした。

 さて、各校種・学年の探究活動や総学の時間の様子です。

 初めに、中学2・3年生のビクトリープログラム生です。休校期間を利用して自分自身が励む競技で活躍するトッププレーヤーについて調べました。この日は、調べた内容のまとめを発表することで互いにその良さを共有しました。生徒は、自分自身のロールモデルとなるプレイヤーについて、身近な友人が調べたということもあって、みんな集中して発表に耳を傾けていました。

 次に、中学2年生です。昨年度調べた4町村(広野町、楢葉町、川内村、富岡町)について発表するため、チームに分かれて発表準備を行いました。本来であれば、発表会も昨年度中に実施する予定でしたが、度重なる休校期間のために実施できないままになっていました。発表会では他者からの批判的な意見を受け、さらに自分自身の探究を深め、“will”(何をしたい?)と“need”(誰のために?)を高い次元で重ね、”can”(何ができる?)を見つけ、実践を深めて欲しいです。

 最後に、3年生です。とても興味深い実践が各ゼミで行われていました。設定を変え発電量の変化を調べ、分析する「再生可能エネルギー探究ゼミ」。

 

 友人や先生方とこれまでの探究を壁打ちする「メディア・コミュニケーションゼミ」などです。6月18日(木)からは期末考査も始まります。こうした“主体的”な活動を通して身に付けた力が、他の行事や将来に向けた活動の中でも発揮されると良いと思いました。

【中学校】学校生活 6月その2

 6月22日、23日の中間考査に向けて、生徒は日々、真剣に授業に取り組んでいます。勉強は教室だけでなく、ふたば未来学園の協働学習スペースや寮でも行われています。

 

 

 そんな中、生徒会役員が、よりよい学校生活を目指して、ポスターを作成。

 生徒会役員の2年生が1年生にポスター作成のねらいや、よりよい学校生活をつくるための心構えについて説明をしてくれました。

 

 また、7月は「オンライン学校説明会」、8月は「ふたば未来学園中学校オープンキャンパス」、学園祭「双来祭」と学校行事も多く、生徒の活躍の場面がたくさんです!生徒は、お昼休みや放課後の時間を活用し話し合いを進めています!

 

 授業の疲れを吹き飛ばしてくれるのは、おいしい給食です!

 

 給食委員会では、生徒からの質問にも答えています。今回は「なぜ豆が出るの?」という問いです。成長段階に必要な栄養素などを丁寧に説明してくれています!給食をしっかり食べて、夏の暑さにまけない体力をつけましょう!

 令和2年度初の定期考査が目の前に迫ってきました。計画的に学習に取り組み、満足できる結果を残しましょう!

【中学・高校】室屋さん 笑顔のプレゼント

 6月9日(火)ふたば未来学園中学校・高校の上空にもすてきなプレゼントが届きました。

 県民に明るい気持ちを届けようと、福島市在住のエアレースパイロット室屋義秀さんが県内上空を飛ぶイベントが実施されました。

 室屋さんには今年2月、中学2・3年生に「夢」をテーマにした特別授業をしていただきました。そんなご縁もあり、12時20分頃に本校上空を飛行するとの連絡をいただきました。高校2年の地学基礎では、事前にうかがった高度(3000m)と時速(300km/h)を参考に、各地点を室屋さんが通過する時刻などを考え、解き方を教え合う授業が行われました。

 

 そして12時10分、生徒はグラウンドに移動!生徒達も真っ赤な傘でグラウンドに「笑顔」をつくってスタンバイ!期待に胸が膨らみます。室屋さんい感謝の気持ちが届きますように!

 

 そして、予定通りの時間に近づくエンジン音!空を見上げると、スモークが!!

 ゆっくりとできあがったのは、私たちがつくった笑顔よりもっとスケールの大きな、そしてすてきな「笑顔」でした。

 

 グラウンド、校舎から生徒の「すごい!」「かわいい!」と大歓声がわきおこりました。空の笑顔と同時に、学校にも多くの笑顔が!室屋さん、すてきなプレゼントをありがとうございました。

 ふたば未来学園は全校生徒が「変革者たれ」の精神のもとに、明るい笑顔を届けられるよう頑張っていきます!

【中学校】1年生 はじめての未来創造学

 学校が再開し、今週からは通常日程での授業も始まりました。そして本校教育活動の柱である未来創造学もスタート。この日は各学年ガイダンスが行われました。

 1年生は初めての未来創造学ということで、そもそも未来創造学とは何か、そして校訓である「変革者たれ」の「変革者」とはどのような人間像なのかを、ルーブリックを傍らに、具体的な姿として理解しました。

 今後双葉郡を新たな活動フィールドとして、世界に飛び出す6年間の長い航海が始まります。その第一歩を踏み出した生徒たち。みんな、とてもよい表情をしていました。教職員一丸となって皆さんとの航海に臨んでいきます。

【中学校】学校生活 6月その1

 ふたば未来学園中学校では、6月1日(月)から新しい生活様式に基づき学校生活が再開し、今年度初の通常日課で授業が行われました。1年生にとっては、50分授業や7校時の授業など初めてづくしの日々が始まりです。

 

 6月は衣替えの期間となります。暑いからといってだらしない服装になることのないよう気をつけて生活しましょう。

 朝の時間帯(2日から)には、高校生の生徒会とも連携して中学校生徒会が「朝のあいさつ運動」にも取り組んでいました。あいさつで、気持ちのいい一日を過ごしていきましょう。

 

 給食のおかずが1品追加!栄養もボリュームもバージョンアップです!

  

 6月22日、23日は前期中間考査です。テスト範囲も発表されました。計画的に勉強に取り組みましょう!

【探究】高校6期生 「産業社会と人間」オリエンテーション

 6月3日(水)5・6校時、新型コロナウイルスに伴う休校期間後、最初の「産業社会と人間」の授業が行われました。今回は、オリエンテーションということで、以下のような内容で行いました。

・     アイスブレイク

クラス対抗バースデー・ライン

・     「あなたが0歳、5歳、10歳、15歳のときにどこに住んでいましたか?」

みらいシアターを福島県に見立て、5年刻みで居住地を移動しました。その時々の様子を振り返りながら、周囲の友人と当時の様子を振り返りました。

・   今後の授業の流れ

本校2期生を取材したドキュメンタリー番組を視聴しました。東京電力福島第1原発事故の影響による避難が続く双葉町からいわき市に避難し、転校先ではいじめも経験した石井さん。演劇部に入部したものの周囲には自分自身のことを「どうでもいい」と、もらしていました。町への一時立ち入りが可能になる15歳になり、避難後初めて石井さんは両親とともに自宅を訪れます。石井さんは当時通っていた学童施設や、自宅を懐かしそうに回りました。一時帰宅後、その足で学校を訪れた石井さん、部活動中の顧問の先生から感想を求められます。「“どうでもいい”とは、言えなくなりました」と、部員たちに伝えました。

視聴後、1年次生にはその後の2期生生徒の活躍も伝えられ、生徒たちはとても真剣に話に聞き入っていました。

・   人生グラフづくり

カタリバ・長谷川勇紀さんのファシリテートで、自分自身のこれまでの人生を振り返りました。出来事だけでなく、その時の気持ちもグラフには書き込みました。

・   次週予告

オンライン「出張授業カタリ場」

 

 

 

 

 

【中学校】学校生活 5月

 ふたば未来学園中学校では、5月25日(月)から段階的に学校での教育活動を再開しました。月曜日から久々の学校での生活を送ることができました。どの授業からも生徒の楽しそうな声が響き渡り、賑やかな学校が戻ってきました!

 

 

 

 生徒が待っていたのは授業だけではありません!皆が楽しみにしていたのは、給食です!

 今週の献立は、配膳の過程が簡単なものとなるように配慮しました。そのため、主菜と副菜を盛り付ける仕切り皿は使用せず、小皿での提供でした。それでも食べ応え抜群!おいしい給食です!

    

 当然、給食もただ食べるだけでなく学習の時間でもあります。今週は配膳を簡単にしたことで、食器類の洗浄が簡易となり、洗剤や水の使用量が減りました!「食器の使用が少ない献立=環境へ配慮した献立」の新しい視点が得られました。今後もワンプレートの給食献立なども定期的に取り入れ、様々な角度から食についても考える視点を持っていきたいですね。

 さて、来週からは本格的な授業の再開です。授業時数も増えていきます。新しい生活様式を意識して、体調管理を意識して学校生活を楽しんでいきましょう!

【中学校】オンライン授業体験(5月25日)

 5月25日(月)ふたば未来学園中学校では、小学生を対象にした「第5回オンライン授業体験」を実施しました。

 今回は美術科の「これであなたもスケッチマスター」を実施しました。

 

 アニメのキャラクターを描き上げることをテーマに取り組みました。スケッチの基本として、何頭身なのか、顔や手、足などのサイズや位置関係を確認しながら描くことが上手に描くためのポイントとのことでした。その説明を受けて、参加者が真剣に絵を描いて、素晴らしい作品を仕上げていました。

 今回の授業で、全5回の「オンライン授業体験」が終了となりました。多くの方に参加していただき、本当にありがとうございました。今後も「オンライン授業体験」を計画し実施していきたいと考えていますので、ぜひまた参加してください。また、7月11日(土)にオンラインでの「ふたば未来学園中学校説明会」を実施する予定です。詳しくは学校HPでご案内いたします。本校への進学を考えている方、本校に興味のある方や、ふたば未来学園ってどんな学校?と思っている方など、学年を問わずどなたでも参加可能です。そちらにも参加していただければありがたいです。今後ともふたば未来学園の活動に興味を持っていただければと思います。

【中学校】5月25日の学校生活再開

 ふたば未来学園中学校では、5月25日(月)から段階的に学校での教育活動を再開しました。今日は中学校、高校が登校して久しぶりの全校生徒がそろう一日となりました。やはり学校は生徒がいてこそだと実感しました。

 登校後、まず全校放送を行い校長先生から、今後の学校生活で心がけることについてお話がありました。その後、担任の先生から、「手洗い・うがいの徹底」「人と人との距離を保つ」「免疫力を高める」ことなどの新しい生活様式についてのお話がありました。どうやって、自分の身を守るか。どうやって他人の命を守るか。どうやって自分の大切な人の命を守るか。真剣に考え生活していきましょう。

 

 2時間目からは久しぶりの学校での授業です。どの教室も夢中に授業に取り組む様子がうかがえ、この日を待ちわびていたかのようです。

 

 そして、お昼にはお待ちかねの給食。ひじきごはんを中心に栄養満点でエネルギーもみなぎります。免疫力アップ!

 給食後の授業も楽しく取り組み、久々の学校が終了です。

 明日以降も健康に十分に気をつけ、新しい生活様式を意識して生活しましょう。

【中学校】オンライン授業体験(5月22日)

 5月22日(金)ふたば未来学園中学校では、小学生を対象にした「第4回オンライン授業体験」を実施しました。 

 今回は英語科の2回目として、「友だちさがしPART2」を実施しました。前回の講師陣に加えて、ALTのニコラス先生も参加し、本場の発音に触れてもらえる内容となりました。

まず始めに、数字やアルファベットを使ったゲームを3~4人のグループで行いました。参加者の楽しそうに取り組んでいる姿が印象的でした。

 

 続いては、「自分の好きな食べ物、アニメ、有名人を伝える」でした。会話の方法を確認し、それぞれのグループに分かれて会話を楽しんでもらいました。参加者からもう1回やりたいという声をいただき、予定時間を少し延長する形で実施し、オンライン体験授業が終了となりました。

 今後もオンラインを活用した、授業体験や説明会などを実施していく予定ですので、興味のあるかたはぜひ参加してみてください。

【中学校】段階的な学校再開に向けて

 緊急事態宣言の解除を受けて、5月25日(月)から段階的に学校が再開します。新型コロナウイルス感染症とともに生きていく社会づくりという考えの下、「学校の新しい生活様式」を身に付けていく期間を経て、6月1日(月)からの通常の教育活動再開へと進んでいきたいと考えています。今日は、生徒の皆さんとの「出会い直し」「仕切り直し」を合言葉に、25日に向けて教室環境の整備を行いました。

 各学級の教室を広いスペースの多目的教室に移動したり、「やっぱり毎日の掃除は大事だね」と清掃を行ったり、手指消毒薬や手洗い場の石鹸、トイレの確認を行いました。

 あいにくの空模様でしたが、25日の月曜日は、晴れて、ふたばの青空のように清々しい再スタートを迎えたいと願う一日でした。

【中学校】オンライン授業体験(5月20日)

 5月20日(水)ふたば未来学園中学校では、小学生を対象にした第3回オンライン授業体験を実施しました。

 今回は数学科の2回目として、「やってみよう!数学!」を実施しました。

 テーマは、同じ値段で長さが違うトイレットペーパーがあった場合、「どのトイレットペーパーを買えば得するのか」でした。参加者それぞれが与えられた条件をてがかりに、計算をして比較しながら、どのトイレットペーパーを買うかを真剣に考えてくれました。

 

 トイレットペーパーの面積を計算すると、実はどのトイレットペーパーも同じ面積であることが分かりました。その計算結果から、ロール数とトイレットペーパーの長さの関係をグラフで表すことができることについても確認することができました。

 中学校や高校では、さらに複雑なグラフ(関数)を学習することを紹介し、終了となりました。

 今回の授業でも、参加者の皆さんの柔軟な発想、考え方に驚かされました。算数を楽しもうとする姿勢を感じることができる授業体験会で、“シグマ(Σ)怪獣”も大喜びの1時間となりました。

 オンライン授業体験も残すところあと2回となりました。次回は5月22日(金)英語科の「友だちさがしPART2」です。オンライン授業に興味のある方、オンライン授業って何だろうと疑問を持っている方、英語が好きという方、どんな方でも参加可能です。まだまだ参加者募集中ですので、下のリンクから参加してみてください!

オンライン授業体験について=>ふたば未来学園中学校「オンライン授業体験」のお知らせ.pdf

オンライン授業体験申し込み=>申し込みページ

【中学校】オンライン授業体験(5月19日)

 5月19日(火)ふたば未来学園中学校では、小学生を対象に第2回のオンライン授業体験を実施しました。

 今回は数学科の1回目として、「数当てゲーム」を実施しました。

 数字の規則性を考え、□に入る数字を考えました。

  

 

 次に1から100までを足した数がどうなるのかという計算に取り組みました。参加者それぞれが工夫した解き方を考えて、その考えを発表してもらいました。参加者の中には、こちらが思いもしなかった解答方法を紹介してくれるなど、驚きの連続でした。

 実は今回の内容は高校生で学習する「数列」というものだったのですが、今もっている知識を生かして一生懸命にとりくんでくれました。小学校で学習する算数の力でも、高校の学習内容を理解できてしまうなんて不思議ですよね。

 今回のオンライン授業は楽しんでいただけたでしょうか?次回は5月20日(水)、数学科の「やってみよう、数学!」です。今日の授業が楽しかった方、オンライン授業に興味のある方、数学に興味のある方、どなたでも参加してください。下のリンクから参加の申し込みが出来ます。シグマ(Σ)怪獣もお待ちしております。

オンライン授業体験の案内はこちら=>ふたば未来学園中学校「オンライン授業体験」のお知らせ.pdf

申し込みはこちらから=>申し込みフォーム

【中学校】オンライン授業体験(5月15日)

 5月15日(金)ふたば未来学園中学校では、小学生を対象にオンライン授業体験を実施しました。

 東日本大震災を経験した私たちは、困難の中でも「生徒の学びを止めない」という思いを教職員間で共有し、新型コロナウイルス感染拡大による臨時休業によって対面授業ができない中でも、オンライン授業により、生徒の学びの場を提供してきました。

今回の「オンライン授業体験」は、これまでの経験を生かして、臨時休業が続く小学生に学びの場を提供したい、授業を通して楽しんでほしいという思いから実施に至りました。

5月15日(金)、19日(火)、20日(水)、22日(金)、25日(月)の計5回を計画しました。初回の今日は、英語科の「友だちさがしPART1」を実践しました。

 

 アルファベットや数字を英語で言う活動から始まり、3・4人のグループごとに順番で話していくというカウンティングゲームを行いました。最後は、初対面時の挨拶表現を学び、好きな英語の名前を使って、参加者同士で活動しました。

 

 

たった40分はどの授業でしたが、授業終了後には、参加者の皆さんから「楽しかったです!」「次も楽しみです。」という嬉しい言葉をいただきました。

 次回は、5月19日(火)の数学科の「数当てゲーム」を予定しています。まだまだ参加者を募集中ですので、興味がある方、オンライン授業ってなんだろう?と思っている方、お気軽にご参加ください!下のリンクから参加の申し込みが出来ます。

 

オンライン授業体験要項 => ふたば未来学園中学校「オンライン授業体験」のお知らせ.pdf

申し込みフォーム => 申し込みファイル

【中学校】登校日(5月11日)

 

 4月20(月)以来、3週間ぶりの登校となりましたが、生徒は明るく元気に登校しました。そして、休み時間には久しぶりの級友との再会に会話を弾ませていました。

  朝の学活後に休業期間中の課題の確認、生活の振り返りを行い、そして改めて明日からのオンライン授業について説明が行われました。

 

 午後は、オンラインによる全校集会を実施しました。校長先生からは、「医療関係者をはじめ、様々な方々の努力、貢献によって、学校再開への出口が見えかけているので、もう少しの間、頑張りましょう。再開後の学校生活では、一生を左右する出会いがあるかもしれません。いつあってもいいように、準備を進めていきましょう。」との講話がありました。また、各担当から、休業期間中の生活や心構え、学習への取り組み方などの話がありました。

 

 

 全校集会終了後、各クラスで担任の先生を中心に、毎日の過ごし方や課題への取り組み方について再度確認を行いました。そして、久しぶりの給食。今が旬のたけのこご飯に舌鼓。たくさんの笑顔を見ることができました。

 次の登校日は、5月25日(月)を予定しています。その日まで、オンライン授業や家庭学習を通して学力の向上はもちろん、生活のリズムを大事にして規則正しい生活を送るように努めていきましょう。また、適度な運動も取り入れ健康にも留意しましょう。

【中学校】on-line集会の開催

 臨時休業を前に、中学校ではon-line集会を開きました。

 生徒指導主事より、臨時休業中の生活面について、「緊急事態宣言」というボードを手に、特に、感染した方や家族、職場の人に対する配慮について私たち大人も考えていかなければならない内容も含めて、具体的な行動の仕方について話をしました。続いて、養護教諭からは、『早寝・早起き・朝ごはん』『毎日の検温』『免疫力を高める適度な運動』などの話をし、「この臨時休業は、皆さんの命、健康を守るための休みです。」とのメッセージを伝えました。企画研究開発部・総務部からは、臨時休業中のon-line授業についての説明をしました。規則正しい生活とともに学習習慣づくりを支援していくことを確認しました。

廊下には、いつの間にか「2020CHALLENGE コロナに負けない!」のメッセージボードが掲示してありました。レスリング部・バドミントン部のビクトリー生が協働で制作したものです。思い切り学習、思い切りスポーツにチャレンジしていきたいという生徒の思いが、一日も早く叶いますように、この状況が早く終息に向かって欲しいと願うばかりです。

 

【中学校】清掃活動ボランティア

 ふたば未来学園中学校・高等学校では、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、特別日程での授業が続いています。その影響もあり、清掃活動の時間が十分に確保できていない状態が続いています。そうした中、新入生が放課後、帰りの電車や迎えの車が来るまでのわずかな時間を活用して、清掃活動を率先して行ってくれています。本当にありがとうございます。毎日、状況の変わる中で、こうした取り組みを見ることができることは大変嬉しいことですね。

  

【中学校】給食に見る2年生の成長の姿!

 早速、給食がスタートしました。「本校の配膳の仕方について伝えたい!」ということで、2年生が1年生の教室に乗り込み、配膳の仕方についてレクチャーを行いました。

 三角巾姿が1年生。2年生が、先輩らしく?優しく?親切に?レクチャーしています。

「なかなか上手ですね。」「これで大丈夫でしょう。僕も早く食べに戻ろう。」

 まだ入学したばかりの1年生。緊張の連続ですが、さすがに給食の時間は笑顔を見ることができました。1年生の笑顔をたくさん見ようと、私たち以上に、2年生、3年生が頑張ろうとしている様子をお届けしました。

 

【中学校】4/10「1年生タブレット使い方講習会」

 本校では、タブレット型PCを一人1台貸し出しをしています。1年生は、まず、タブレットを起動させるところからスタート。ログインの仕方やソフトの立ち上げ方と一つずつ学習を積み上げていきます。

 昨年は、主に調べ学習での資料検索やプレゼンづくりで活躍しましたが、今年は、レポート作成時にも活用していきたいと考えています。臨時休業時には、家庭や寮に持ち帰って、テレビ会議にも活用しましたが、さらにon-line授業の準備も進めていきます。

 

 

【中学校】区切りの学年集会を実施しました

本日3月19日は、後期の終業式が行われる予定の日でした。

今回の新型コロナウイルス感染症に関する臨時休業に伴って終業式は実施できませんでしたが、テレビ会議システムを利用した学年集会を行い、一つの区切りとしました。

このうち1学年の学年集会で教頭先生から頂いたお話の要点を紹介します。

「皆さん、新型コロナウイルスによって、社会では難しい事態がたくさん発生しています。ではこういった困難な事態に直面したとき、皆さんには一体何ができるでしょうか?  

大切なのは、逃げないということです。例えばデマが広がっている時は正しい情報を発信できること。また、皆さんが医者だったら正面から患者に向き合うことです。困難に立ち向かうことができる力を身に付けていくことです。ではこの休業期間、君たちは何をして生活していますか。困難に立ち向かっていくことのできる力を身に付ける努力ができていますか。うちでのんびりも悪くはありません。でも、それだけでいいわけではないですよね。

大切なのは、10年、20年先を考えて頑張っているかということです。つまり勉強することです。もちろん教科書の内容だけではありません。教頭先生としては、みんなが元気なだけで十分だと思っています。しかし、学年の先生方は、君たちにもっともっと力をつけさせたいと考え、いろいろ心配しています。皆さんの10年、20年後を考えて、先生方もこの状況から逃げずにチャレンジしています。先生方は春休みも関係なくサポートします。オンラインでの学習会などに、今後も積極的にチャレンジしてみよう。1日1日大切にしていこう。やれることを考えていきます。

最後に、皆さん、来年は先輩となります。みんなの頑張っている姿に、1年生はいろいろなことを感じます。背中で語れる先輩になりましょう。」

改めてこのお話を共有しましょう!

なおこれまでも、本校のテレビ会議システムを利用した生徒の健康観察や学習支援の様子について各メディアで取り上げられているところですが、3月18日の朝日新聞でも取り上げられました。1面に1組、社会面に2組の写真が掲載されましたので紹介します。

【国際交流】AFS留学生(Mali・David)の帰国について

本校で8月末より生活した高2-4 Mali, 高1-1 Davidが3月8日(日)に帰国しました。新型コロナウイルスの影響により、予定より2週間早い急な帰国となってしまいました。本来であれば、全校集会の場面であいさつをさせてあげたかったところですが、かなわなくなってしまいました。

MaliとDavidはボランティア活動に参加したり、マイプロジェクトに申し込んで発表をしたりと、学校内外で大活躍をしました。中学校のグローバルスタディの授業にも参加し、母国の文化を伝え、本校の異文化交流を発展させてくれました。

次年度も同協会より留学生を受け入れる予定です。AFS1期生Indrah, 2期生Mali, Davidに続くさらなる交流の発展が期待されます。

保護者の皆様、地域の皆様、今後ともご指導賜りますようよろしくお願いいたします。

【中学校】オンラインでの取り組みがNHKで紹介されました

 3月13日にNHK総合福島で放送された「はまなかあいづTODAY」で、本校のオンラインによる朝の学活の様子が「休校中にTⅤ電話でホームルーム」として取り上げられました。NHK福島のホームページで動画を見ることができますので、ぜひご覧ください。

 私たちは、こうした大変な状況下ではありますが、生徒たちと1日1回は顔を合わせて話ができる環境をつくりたいという思いで取り組んでいます。

 引き続き、生徒たちの健康面を第一に考え、学習面についてもサポートを進めていきます。

【中学校】広野町ふるさと創造ラウンドテーブルに参加しました

 先月広野町公民館で開催された広野町ふるさと創造ラウンドテーブルに、本校中学1年生が参加しました。このラウンドテーブルは広野町の今後について広野町の中学校に通う2つの中学校の生徒が意見を交わし、よりより地域作りに繋げていこうというものです。

 はじめに本日の活動のねらいなどについて、広野町教育委員会の先生からご説明を頂き、続いてテーマごとに分かれてラウンドテーブルがスタートしました。各テーブルでは広野町役場の方がそれぞれファシリテーターとなり、話合いをリードしてくださいました。

 

【農業】桃を使ったスイーツ、伊達市市長に完成報告!

 過日、本校農業クラブ会長の小林祐稀くんが伊達市を訪問し、市長須田博行様に桃のスイーツ完成を報告して参りました。伊達市産の規格外の桃を使用し、桃のマドレーヌ、桃のフィナンシェ、桃のクッキーなどを持参しました。昨年10月には、桃のマドレーヌと桃のフィナンシェを小泉環境大臣にもお召し上がりいただき、「桃の香りがすごい。すごくおいしい」と好評でした。

 

【保原高校美術部の皆さんがデザインした桃の形をした箱と、本校が製造した桃のスイーツ】

 

【市長へ報告の様子】

 

 

 

 

【桃の選果場を視察しました】

 

 

【桃の畑を視察しました】

【探究】気候変動外交 ~知り、考え、議論してみよう~

 過日、環境省 地球環境局 国際連携課 鈴木啓太様にお越しいただき、国際社会全体が取り組むべき共通の課題「気候変動」について、異なる意見を持つ相手と意見を交わしながら、どのような選択を行うか、模擬外交の授業が行われました。

授業の冒頭では、小泉環境大臣からのメッセージ動画を通して、異なる意見をもつ相手との外交の難しさについての話があり、生徒達は真剣に耳を傾けていました。

 

【小泉環境大臣によるメッセージ動画を視聴しています】

 

【講演会の様子】

 

 

 

 

【講演会終了後に、再生可能エネルギーの可能性について質問している様子】

【探究】イラクで教育支援・高遠菜穂子さんの国際理解講演会

 過日、イラクで教育支援をされている高遠菜穂子さんによる国際理解講演会が行われました。講演会では、高遠さんのエイドワーカーとしての仕事内容や、イラク、イラン、アメリカの三ヵ国間を巡る情勢について御講話いただきました。また、イラク復興の課題として、避難民問題、ISチルドレンのID問題、迫害と差別、元子ども兵の更生と再教育の必要性、報復の連鎖が存在することを教えていただきました。

講演会後、生徒達は「diversity(多様性)=お互いを認め合うことが大切だと思う」、「本当の多様性ってなんだろう?違いを認め合うにはどうすればいいのだろうか」、「世界のニュースは普段から見ているけど、国内では世界の悲惨なニュースを放送していないことに驚いた。政府だけで決めるのはなく、学生の意見を聞いてほしいと思った。今回の講演会を通して、私たち学生が知ることができない現状を知ることができてよかったです」などの感想が挙げられ、世界の課題を自分事に捉える契機となりました。

 

【講演会の様子】

 

 

【質疑応答の様子】

 

【まだまだ聞きたいことがいっぱい!講演会終了後に個別質問している生徒達!】

 

【「演劇を通して地域の課題を知る学習」の発表会で、最優秀賞を受賞したチームの対話劇を披露しました。高遠さんはイラクの公教育で演劇を活用した平和教育を導入したいとのことで、本校の演劇の授業を楽しみながらご覧いただきました】

【中学校】未来創造学 そば打ち体験 特別授業

 2月26日金曜日、中学校2・3年生を対象に、うつくしま蕎麦王国協議会会長の菅野伸是さんや講師の方々を迎えて、そば打ちの特別授業が行われました。

2・3年生の生徒はバドミントンとレスリングを頑張っている生徒です。

蕎麦打ち体験開始!意外と恐る恐るやってますね~

 

一番難しいのは水加減かなぁ~?

 

まずは水回しから

そば粉に対して水は2回に分けて入れ、水とそば粉を全体になじませていくと、だんだんまとまっていきます。

生地を練って丸く伸ばしていきます。

伸ばすのは意外と大変、、、

師匠の手本を見て学ぶ!!

手本を見てる顔つきがいいですね!

体重をかけて均等に伸ばすことがポイントです。

 

ALTの先生も人生初の体験

実際に切ってみると一本一本の太さがバラバラに、、、難しい!!

太さが揃う職人技は本当にすごいと実感できますね。

 

さぁゆでて食べるぞ~ 

ゆでる時間は40秒~1分くらい。水面に浮いてきたらざるを使って取り出します

 

ここまで何分かかったのかなー?

自分で作るのは大変、、、

ようやくできました~!!

おいしー!!

 

生徒からの感想

初めてそば打ち体験をして、自分が打ったそばと先生が打ったそばの味の違いに驚き、職人のすごさを感じることができました。

【中学校】再び京大の大手先生と学びを深めました

 2月22日(土)、旧広野幼稚園で始まった「時の封ひろの2120」の関連企画として行われた「おおて博士のネイチャーガーデントーク」に、本校中学生4名が参加しました。この企画は「時の封」の開会を記念し、京都大学の大手信人先生を招いて、浜通り地方の自然と土地の営みについて考える催しです。

 

4名の内3名の生徒は、昨年12月に行われたイベントで大手先生のお話を聞いています。今回も、生徒たちは森林と生き物のダイナミックな関係について学びを深めました。

生徒の中には、自分自身が未来創造学で探究するテーマに関する質問を行い、先生から回答を頂くなど、主体的に学ぶ姿が見られる一方、会場に来られていた地域の大人の方が鋭い質問を連発する姿に圧倒されていた生徒も・・・。次は質問ができるようにがんばろう!

大手先生ありがとうございました。今後も引き続き、地域をフィールドとした学びを深めていきたいと思います。

(広野の自然が詰まった「時の封」…会場の様子は圧巻でした。)

【中学校】室屋義秀選手をお迎えしての特別授業

 先週金曜日、福島民報社様のご協力により、中学校2・3年生を対象に、エアレースの世界王者である室屋義秀選手を迎えての特別授業が行われました。

 2・3年生の中には当初、空のF1と言われるエアレースや室屋選手のことを知らない生徒もいたようですが、室屋選手のお話を聞くうちに、その1000分の1秒を争う厳しいレースの世界に引き込まれた様子でした。何度失敗や挫折を味わっても、夢を実現させようと動いていけば、次第に仲間が増えて、チームが生まれ、夢は実現できる!

 

 2・3年生が取り組んでいる部活動と競技は違いますが、生徒たちは室屋選手の授業を受けて、世界の頂点を目指しているプロセスは同じであることに気付いたようでした。

 「今日の授業で学んだことを生かし、今後も室屋氏と同じように「夢」を実現するための努力を続けていこう」「人とのつながることで責任感が生まれ、さらに自分を励ましてくれることが勉強になりました」「室屋選手は好きなことと夢が同じということが印象的でした。僕もバドミントンが好きなので、夢を実現できるように頑張ります」「室屋先生、いつか、学校の上空を飛んでください。絶対、手を振って応援します!」 

 室屋選手、そして当日おいでくださった皆様、どうもありがとうございました。

【中学校】1年生演劇ワークショップ

 2月21日(金)、本校みらいシアターにて、中学1年生を対象に、今年度最後の演劇ワークショップが行われました。この日も引き続きNPO法人PUBLICの皆さんに講師としてお越しいただきご指導いただきました。また、沖縄の劇団TSJの皆さんにも活動をサポートして頂きました。

 この日のテーマは「観客参加型演劇」です。生徒たちがこれまで何度かのワークショップで作り上げてきた演劇を、観客も巻き込んで構成し直すというもので、生徒たちは先生方の指示のあと早速話合いと稽古に入りました。

 

 話を聞いて、私は当初「観客参加型? え、そんなことできるの?」と心配していましたが、まったくの杞憂でした。生徒たちはとてつもない集中力で劇を構成し直し、この日ちょうど授業参観で来られていた保護者の皆さんを巻き込み始めました。

 

 素直に巻き込まれてくださった保護者の皆さん、鋭いご指摘をくださった保護者の皆さん、ありがとうございました。

 そして発表。9つのグループがくじで決まった順番に発表を行いました。稽古で練り上げた、観客の保護者の皆さんを巻き込んだストーリー展開が冴え渡ります。最初の班の発表からその表現力に会場は騒然。

 

 

360度全体を意識して、また近くだけでなく奥行きも意識した見事な巻き込みが次々に続きます。

 

各班ともに、班員一人一人の個性が引き立つようにストーリーを練り上げ、そして本番ではすべての生徒が自分自信を存分に表現する姿が見られました。そして、この日だけで1年分笑わせてもらいました。

 

演劇で培ったチカラを存分に発揮し、今後も引き続き探究活動に取り組んでいきましょう。

講師の先生方、授業参観にご参加頂いた多数の保護者の皆様、どうもありがとうございました。

【中学校】これからの食習慣について考えました

 本校の中学2,3年生はトップアスリートを目指して日々鍛錬を続けています。そういった生徒たちにとって、「食」の重要性は特に高いものです。そこで先日の学級活動の授業で、2,3年生の生徒を対象に、これからの自分自身の食習慣について考える授業を行いました。

 この日は、本校の水口栄養教諭から、様々な事例を通して望ましい食習慣について考える材料を提供して頂きました。

 授業では特に、本校で毎週月曜日に実施しているベジマンデー給食を通して食習慣について深く考えました。

 ベジマンデー給食では、「生徒たちの身体」や「環境」に配慮した様々なベジタリアン食を提供しています。毎週月曜日の給食の際には水口先生から様々なお話を頂き、そのつど目的や意義について理解を深めています。

 そういったことを土台にしたこの授業で、生徒たちは自分自身の食習慣と望ましい食習慣との差や、今後目指していくべき食習慣について、改めて理解を深めていました。

 特に、トップアスリートの食事とベジタリアン食との関連について深く学ぶことで、肉や魚などの動物性食品だけでなく、野菜などの植物性食品の大切さについて改めて認識することができました。

【中学校】ふくしまジュニアチャレンジ入賞

 2月4日発行の福島民報新聞で報じられましたが、「小中学生まちづくり大賞(ふくしまジュニアチャレンジ)」に応募した中学情報科学部の1年生3名が、アイデア部門の「福島民報社賞」を受賞しました。この賞は大賞に次ぐ第2位に相当する賞です。3人のアイデアが高く評価されました。お見事です。

 

 3人は未来創造学で富岡町の「ふしぎ発見」に取り組み、それぞれ富岡町のよりよい地域づくりについて考えてきました。そんな中、昨年11月から12月にかけて情報科学部の活動でジュニアチャレンジの存在を知り、フィールドワークで気づいたことを土台に、独自に富岡町の交流人口を増やすための構想を膨らませ、具体的なアイデアとして形にしました。 

 

この表彰式が2月9日(日)に、福島市で行われました。

 

 表彰式の後、上位入賞団体の代表者が持ち時間4分間で口頭プレゼンテーションを行いました。入賞された方々のプレゼンはそれぞれ見事なものでしたが、本校代表生徒のプレゼンもとても素晴らしかったです。

 今後も様々なことにチャレンジしていきましょう。表彰式、そしてプレゼン、お疲れさまでした!

【中学校】未来創造学

 2月に入って、未来創造学も今年度のまとめの活動に入っています。3年生はちょうど1月後に迫った修学旅行に向けて班別自主研修のルートの作成を進めています。活発に話し合う様子がうかがえます。

 2年生は広野と楢葉のよさを発信するためのはがき製作を継続。かなり手慣れてきた様子で、作業もずいぶん効率的になっています。

 1年生は今年度の活動のまとめとしてレポートを作成しています。選択国語の授業とタイアップしていることもあるのでしょう。レポートの内容も向上してきた様子です。

 未来創造学での学びを授業で取り上げ、授業での学びが未来創造学に生かされる。私たちは、そういった授業と未来創造学の往還を大切にしています。

 この日から、ルーブリック面談も始まりました。本校のルーブリックは、学校生活全体を通して育成したい、生徒の資質・能力・態度を表現しています。生徒たちはこれまでルーブリックを用いて自己評価を行っていましたが、今回は直接担当の先生と面談しながら自己評価を行い、未来創造学を含めた今後の学校生活での新たな目標などについても考えていきます。

 面談の様子を見ると、先生方が丁寧に話を聴き、これまでの成長を確認しながら、次なる目標について話題にしています。

【中学校】哲学対話

 4月から始まった哲学対話も10か月目に入りました。本日も東京から神戸和佳子先生をお招きして授業を進めます。

 これまでたくさんの問いについて考え、話してきました。そして今回のテーマは家族です。まずは生徒が話し合うテーマを決める「問い決め」からスタート。前回の授業で生徒が行った「問い出し」で出た42のテーマから、話し合いたいことを選びます。

 多くの問いがありましたが、通底するテーマは「家族って何?」ということ。1,2組とも、2~3のグループで輪を作って対話しました。

 この日の生徒たちの対話の様子からは、話しにくさを感じてなかなか思うことを言葉にできなかった生徒が、自分の家族のことを客観的に捉え直して考えたり、内面的な思いがゆっくりと言語化され、だんだんと言葉があふれ出たりと、これまで以上に多様な対話の様子がうかがえました。

 その時々で対話の様子は違います。そういった違いを感じ、共有できるのも、年間を通して対話しているからだということを、改めて認識させられました。

 それにしても家族をテーマに同級生と対話すること、自分自身が中学生だったら、かなり抵抗があると思います。しかし本校の1年生は家族について論理的に、また飾らずに語り合います。対話しにくい問いでは無理に話さず、誰かが話すのを聴きながら自分の家族について考えています。

 今週の道徳の時間も楽しみですね。

【中学校】 演劇ワークショップ

 1月22日、中学1年生が演劇ワークショップに取り組みました。本日も東京からパブリックの皆さんに来校頂き、ご指導頂きました。先生方と生徒のやる気に満ちた雰囲気が伝わってきます。

 

 まずは仲間捜しゲーム。生徒たちは決められた条件の中で声を掛け合いながら仲間を作ります。積極的に声を掛けてくれる心優しい生徒がたくさんいて、仲間作りがスムーズに進みます。よい光景です。

 

 そして条件がだんだん難しくなって・・・。クラスと番号が違う人で2人組。2人組で手のひら合わせゲーム。ペアが他のチームに割り込んでいきます。

 

 本日の中心となる活動はサインネームづくりです。サインネームとは、自分の名前を身体や声を使って表現したもので、もともとは手話で自分を示すしぐさから発展したものだそうです。

 まずは講師の先生方がご自身のサインネームを発表。その後生徒たちは思い思いに自分のサインネームを考えます。

 

 ここからが本番。この日生徒たちに示されたテーマは「班全員のサインネームを組み込んだ形での創作劇」です。ポイントはサインネームの面白さ。それぞれの個性的なサインネームをどのようにストーリーにするか。高度で抽象的な思考力が試されます(笑) いつも生徒が最も楽しそうに活動している場面は、このストーリーを作っている時です。お互いの個性を認め合い、生かしあいながら協働しています。ただしそんな中でも各地から「これでいいのか? いや、まだ足りない」といった声が聞こえてきます。

 

 そして発表。生徒たちは発表前から、自分たちの班の発表こそが一番だという自信を漂わせています。見学側の生徒たちも期待に胸を膨らませている様子でした。

 ここでは伝えきれませんが、とにかく面白い! 特にその発想の自由さには驚くばかりです。同時にこれまでに演劇ワークショップで学んできたスキルも随所に発揮されています。特に「間の取り方」がいいですね!

 

 普段はこれで一区切りですが、この日はここから更に高みを目指します。劇に「あるセリフ」を入れて、再構成です。「あるセリフ」はくじ引きで決まります。引いたセリフに大盛り上がりする生徒たち。

 

そしてシナリオ作り・・・来週の演劇ワークショップが今から楽しみです。

 

 

パブリックの皆さん、今回もありがとうございました。

【工業】本校初!第一種電気工事士試験合格!

筆記試験が10/6に、実技試験が12/8に行われた、電気工事士試験の結果についてご報告します。

本校からは一種電気工事士試験に工業科3年の猪狩登磨君が、第二種電気工事士試験に農業科3年の小林祐稀君がそれぞれ受験し、夏休みから約5か月に渡り学習を続け、見事両名とも合格しました。

小林君は農業科でありながら部活動の合間をぬって勉強に励み、猪狩君は本校で初となる第一種電気工事士試験に合格しました。おめでとうございます!!

 

【海外研修】ドイツ研修⑦(最終回)

ドイツ研修7日目(1/11(土))はミュンヘン市街地でインタラクティブツアーを行いました。

 

本校とErnst Mach Gymnasium(EMG)2~3人ずつ、数人でチームを結成し、チームごとにipadとアイテムの入ったスーツケースを渡されました。秘密組織によって市内の水道に殺人ウイルスが散布されるとの想定のもと、それを阻止することをミッションに、市内のポイントでクイズを解いていくというものです。

アイテムは地下鉄の路線図、ブラックライト、水質検査の薬品などなど。苦戦しながらも二時間半でほぼ全部のグループがミッションをクリアしました。

なおEMGの保護者の方で日本人の方もおり、今回の研修でいろいろサポートをいただきました。ありがとうございました。

 

この後、9日目(1/13(月))の朝まで、ホストファミリーとの自由時間となりました。オーストリアアルプスでのスキー、乗馬、オリンピックタワー、ニンフェンブルク城、ノイシュバンシュタイン城など、いろいろなところに連れて行ってもらえたとのこと。なかには授業の準備のため相手の生徒は行かず、ホストファーザーに連れて行ってもらった者もいたようです。ドイツの学校は落第もあり、授業はかなりハードなようです。


1/13(月)朝7時にErnst Mach Gymnasium(EMG)に集合。朝7時はまだ真っ暗でしたが、皆別れを惜しみながらEMGを後にしました。

 

今回の研修では多くのことを学ぶことができました。環境問題、まちづくり、再エネ、先端研究、交流、負の遺産等々。いずれもドイツの人たちが議論を重ねてより良い社会を築く努力をしていることを学びました。またホームステイを通じて日頃の生活についても知ることができました。今後の活動に活かしていきたいと思います。

ドイツ研修を行うにあたり、多くの方にご協力をいただきました。この場をお借りし、御礼申し上げます。

【海外研修】ドイツ研修⑥

ドイツ研修6日目(現地時間1/10(金))、本日は、 前日に引き続き両校からのプレゼンを実施したのち、 ミュンヘン市内のレジデンツとダッハウ強制収容所にて研修を行い ました。


レジデンツは旧バイエルン王国の宮殿です。 14世紀から時代の変遷により変わっていくデザイン様式なども見 ながら、当時の王宮の様子を見学しました。


昼食後、Ernst Mach Gymnasium(EMG)の生徒と別れ、 ダッハウ強制収容所に電車とバスを乗り継いで行きました。 強制収容所というと歴史的な負の遺産であり、 周囲には何もない印象を持っていましたが、 行ってみると普通の街で近くには住宅もたくさんありました。


今回は、 交流の窓口になってくれているEMGのKonstantz先生が ガイドを務めてくださいました。


まず入口には「ALBEIT MACHT FREI」(働けば自由になる)の文字が入った鉄格子が。 実際には働いても外に出られることはほぼ無かったのですが、 この言葉で労働者の希望を煽っていたとのことでした。


強制収容所の本館には設立の経緯や実際の収容所内の様子が詳細に 展示されており、 生徒たちは真剣にKonstantz先生の話を聞きました。

 

 ヒトラーが支持されることになっていった歴史背景

 

収容所の貧しい食事

 

収容所のなかでも希望を捨てない人たちの活動

 

解放時の人たちの様子

 

収容所のベッド。 収容者数が増えるごとにベッドの仕様も簡素になり、 ぎゅうぎゅうに詰め込まれた。

 


遺体の焼却施設にはガス室も設置されましたが、 ダッハウでは実際に使われることはなく終戦になったとのことでし た。それでも実際のガス室見学はとても重いものでした。


最後にプロテスタント系の教会(後に建てられた鎮魂施設)で、 この教会のデザインに込められている思いを聞きながら、 ろうそくを捧げました。


Konstantz先生は本校生の実情を踏まえつつ、 とても丁寧に、また熱心に説明をしてくださいました。 ありがとうございました。


以下、本日の生徒の感想です。

ドイツはワイマール憲法でも知られるように、 元々は優れた民主国家でした。そこにヒトラーが現れたこと、 そしてヒトラーの戦略( ユダヤ人を働かせる代わりに国民の保証をしたことなど) に国民はそのまま乗せられてしまったこと、 これらによって民主国家は崩れてしまいました。 そしてナチスドイツの悲劇は始まるのです。

現在の日本も民主主義を唱えています。 ここまではいかないかもしれないけれど日本も誰かの独裁状況にな る可能性があるということです。一人ひとりが各々考えをもち、 はっきりした意思表示をすることが日本人に必要だと感じました。

また、過去の記憶を引き継いでいく、それが大切です。 この収容所は、負の遺産です。もちろん日本にもあります。 もし記憶が風化していったら、 せっかくの教訓など意味がなかったことになります。 負の記憶を伝え続けるのは私達の使命ではないでしょうか。(IS )

 


僕は、 強制収容所のことは福島に似ている部分があると考えました。 二度と同じ過ちを繰り返さないために、という意味ですが、 ドイツも福島も全てが間違いだということはありません。 正しい道を進んだはずなのにどこかで道を間違えてしまったのです 。 その間違いを繰り返さないために僕たちは伝えていかないといけな いと思いました。原発ははじめ、人のためを思って作られました。 ドイツ国民もヒトラーがドイツを救ってくれると思って選びました 。しかし原発は災害対策や危機管理ができていなかった。 ドイツはヒトラーへの抑止力がなかった。 この間違いが大きな悲劇をもたらしたのだと思います。 我々はこの「間違い方」を学びました。 これからの時代をつくるときにこの経験を活かすことができると思 います。 そのことが悲劇の中で亡くなってしまった人達への私達からの追悼 の気持ちを表す手段ではないかと思います。

家に着いた後、ホストマザーとこのことについて話しました。 お互い英語でなかなか伝わらない部分もありましたが、彼女は「D on’t forget(忘れてはいけないことだ)」と言ってくれました。 (WK)

 

 


ダッハウ収容所では空気がとても重かったです。 最初に歴史と記録などが展示されている場所を見に行った時に言葉 を失いました。事前学習などで調べ、 理解していたつもりになっていたのですが、 現実は想像以上に残酷でした。 私は収容所での出来事を歴史の一つだと今までは捉えていました。 けれど今日実際に元被収容者の描いた絵や使用されていた道具を見 た際にナチスの恐ろしさと残虐さ、 非人道的な行いのひどさを肌で感じました。

ガス室を見た際にさらに空気が重くなったのを感じました。 使われなかったのが不幸中の幸いと言ってよかったのでしょうか。 殺戮を目的として作り出された時点で罪はとても深いと私は思いま す。「夜と霧」(V. E.フランクル著)には、 最後の方の場面に死について書かれている文章がありました。 その場面についてSNさんと話しました。 収容所内では死が最大の幸福であると考えていたが、解放後、 彼らが受けた酷い仕打ちは死で償えるほど甘いものではなく、 心の傷を抱えて生きていかなければならないと解釈した文章があり ます。それらにとても心が痛みました。私は最近、 たまに死について考え、恐怖を感じることがあります。 それらを上回るほどの出来事だということを改めて考えさせられま した。私は今までとても幸せな生活を送ってきました。 それらが普通ではなく感謝すべきものであるのだ思います。

 私の中で虐殺や非人道的な出来事に関しては、 ナチス関連がもっとも多いのですが、 第二次世界大戦のときは日本も同じような仕打ちをしていた側でも あると思います。 これに関して日本の歴史の教育を少しでも変えた方がいいのではと 疑問を持ちました。

悲劇を二度と繰り返さないためには自分のこととして受け止め、 反省し、次へとつなげていくことが大切だと思います。(OA)

 

【海外研修】ドイツ研修⑤

 ドイツ研修も後半に入り、本日からErnst Mach Gymnasium(EMG) との交流がスタートしました。
 学校に到着すると、生徒と先生が玄関先で温かく迎えてくれました。以前にメールやビデオ会議システムでお互いにわかっているとはいえ、かなり緊張気味の私たちでしたが、この出迎えでその緊張が多少はほぐれました。


 部屋に入り、テーブルごとの自己紹介を行った後、早速こちらのプレゼン(学校紹介、演劇)です。和やかな雰囲気の中、しっかり発表することができました。演劇ではこれまで以上に感情表現などをうまく表現することができました。EMG生から、「福島の状況はマスコミなどで知っていたが、地元の人たちの本物の気持ちなどを知ることができてとても良かった」「個人のストーリーが入っていてこれまでの経緯がより理解できた」といったコメントをいただきました。

 

この後、さらに本校とEMG でお互いに文化交流のプレゼンやパフォーマンスを行いました。本校からは和食文化(寿司、天ぷら、季節の催しと食など)、茶道、EMGから学校紹介、ドイツの教育システム、クリスマスシーズンの催し、食文化、音楽などが披露されました。
茶道では実際に生徒がお茶をたてて振舞いました。

途中、近くのプレッツェル屋さんに行き、プレッツェル作りを体験させてもらいました。プレッツェルはドイツの伝統的なパンで作るのが大変そうでしたが、お店のご主人が手際よくサクサク説明してくれ、あっという間にたくさん作ることができました。

 

できたてのプレッツェルを持ち帰り、EMG生が準備してくれたドイツ料理と一緒に昼食を食べました。食文化のプレゼンで説明してくれた料理を実際にふるまってくださいました。

緊張気味だった生徒たちもだいぶ打ち解けて、話が弾んでいましたが、夕方に一旦ホストファミリーと対面し、各家庭に行きました。
午後7時に学校で再開、ここからさらに折り紙、書道などのパフォーマンスを行いました。家に行って原稿を忘れてきてしまうというハプニングもありましたが、緊張もなかりほぐれてその場のアドリブでこなせるくらいになりました。


盛りだくさんの1日でしたが、生徒たちのたくましさが大きく身についたと思われます。

生徒の感想
今日はホストファミリーと初対面しました。自分の英語に自信がなく、不安でいっぱいでしたが、ホストファミリーの方が笑顔で話しかけてくれてし越し筒ですが話せるようになりました。夜のパーティーではゲームをしたりやダンスを踊ったりととても楽しかったです。しかし自分から話しかけに行くことができず、固まってしまうこともあったので、1人で話しかけるようにしていきたいです。難しい会話はポケトークなどを使って楽しむことができました。残りの研修も頑張ります。(WA)

【海外研修】ドイツ研修④

ドイツ研修4日目、本日はフライブルクからミュンヘンまで400kmの距離をバスで移動し、午後にミュンヘン工科大学を訪問しました。

ミュンヘン工科大学では、福島県浜通りご出身の井上茂義先生の研究室の皆さんにお世話になりました。
 ここでは昨日に引き続き、本校生徒および教員から、学校紹介のプレゼンと演劇を行いました。発表は2回目でしたが、1回目と比較して格段にブラッシュアップしました。参加した学生さんからも質問やアドバイスをいただくことができました。

また井上研究室の実験室を見学しました。本格的な実験室を見るのは初めてという生徒が多く、薬品のたくさん並んだ実験室や液体窒素に「おー!」と歓声が上がっていました。井上先生にはドイツに来ることになった経緯や日本とドイツの研究生活の違いなど様々なお話を聞くことができました。

また本日、これまでお世話になってきたバスの運転手さん(YOYOさん)とお別れしました。とても気さくな方で生徒たちは別れを惜しんでいました。

明日からいよいよErnst Mach高校との交流、ホームステイとなります。それに向けて今夜も宿泊先のホテルで引率教員による厳しいチェックも入りました!生徒たちも意欲的に活動しています!!

【中学校】未来創造学 今年も宜しくお願いします。

 1月8日(水)、2020年のふたば未来学園中学校が始動しました。そして冬季休業明け初日から、さっそく未来創造学の授業が行われました。

 この日の1年生の活動では冬季休業中に仕上げてきた「まとめ」をもとに、担当の先生と個別面談を行いました。

 

 先生方も、双葉地区をフィールドに生徒一人一人が学んできた内容を正面から受け止め、時にはコーチのように、また、時にはメンターのように、丁寧に関わっています。

 

 

 今後も引き続きまとめを行いながら今年度の活動を総括し、来年度の活動に繋げていきます。

【中学校】1月8日 冬季休業後集会

 今日は、高校よりも一足早く冬季休業を終えた中学生が登校し、学校生活が再開しました。早速、みらいシアターに集い、生徒会主催による冬季休業後集会を開きました。

まず、表彰式が行われ、家族ふれあい川柳コンテストの副会長賞、バドミントン部の各種賞状・トロフィーが披露されました。バドミントン部は、新人東北大会において、団体戦男女優勝、個人戦でもすべて優勝、上位入賞者も多数と、3年生からの流れを見事に受け継いだ活躍をしました。

 校長先生のあいさつでは、新年を迎えての講話をしてくださいました。昨年4月の入学式における「教科書授与」の場面で、校長先生は、代表生徒に対して「この教科書には、これまでの人類の文化・英知が詰まっています。これを踏まえて、さらに先へと進んでいってください。」とお話しされましたが、改めてこのエピソード話が紹介されました。そして、「まずは、これまでの文化・英知を確実に知ることが大切です。でも、それに満足するのではなく、新たな時代をつくっていくために、知恵を出し合い、一緒に挑戦・創造していきましょう。」との呼びかけがありました。何に挑戦し、何を創造していくのか、今年も語り合っていきましょう。

 続いて行われた、生徒会役員のあいさつ、生徒代表発表では、4月に入学してくる後輩のよき先輩となることを目標に、現状に満足することなく、一日一日、一つひとつ、大切に実行していきましょうと呼びかけがありました。私たちも生徒の皆さんと一緒に語り合い、明日の成長にわくわくしながら、挑戦、創造していきたいと思います。

【海外研修】ドイツ研修③

ドイツ研修3日目はフライブルクの以下の施設で研修を行いました。
①エコステーション(Eco Station)
②ボーバン地区(Vauban Area)
③水力発電を活用しているクリーニング店(Himmelsbach Reinigung)
④再エネを活用したホテル(Best Western Premier Hotel Victoria)

①エコステーションはドイツ最大級の環境保護団体であるBUNDが運営する環境教育施設です。本校1期生の研修からお世話になっており、1期生が植樹をしたところでもあります。ここでは前半で主に、世界的に問題になっている廃プラスチックについて学びました。廃プラの発生源や発生プロセスを知り、実際に土壌中で分解されるのか、されるとすると何年かかるか等を実際の様子を見ながら学びました。
後半は本校生によるプレゼンです。本校の活動内容や東日本大震災、原発事故当時の状況について説明し、学校で実施してきた演劇を披露しました。この研修では初めてのプレゼンでしたが堂々と行うことができました。聴衆の方からは「福島の状況を経験を通じて話してもらったので素晴らしかった」とお褒めの言葉をいただきました。

 

エコステーションで土に埋めた様々な材料の分解の様子を実感

 

演劇の様子

 

②ボーバン地区は前日に見たハイデルベルクの新市街と同様、環境に配慮したまちづくりを1990年代から進めている地区です。「パッシブハウス」や「プラスエネルギーハウス」があり、今回はパッシブハウスの街並みを見ながら研修しました。自家用車をつかわなくても快適な生活をおくることができる「ショートウエイのまちづくり」のさきがけとして、様々な工夫をみることができました。また、まちづくりへの住民の関与がとても大きいことが成功の秘訣とのこと、能動的市民性の大切さを学びました。

ボーバン地区の集合住宅。集合住宅と言っても多くのデザインの住宅がありました。

 

③次に訪問したクリーニング店では、フライブルクの中心街にありながら裏に流れる川を利用して水力発電を行っていました。クリーニングの技術も高く住民の方から信頼されており、また水力発電の利用ということで有名だそうです。水力発電を導入するに至った経緯や苦労している点など、生徒たちの質問に丁寧に答えてくださいました。

クリーニング店の前でお話を伺いました。この後、水力発電説部も見せていただきました。

 

④Best Western Premier Hotel Victoriaは環境対策をトコトン活用したホテルです。屋上では太陽光発電、風力発電、太陽熱による温水活用、地上では地元産の木質ペレットによる熱源利用、地下では地下水の利用による室内温度コントロールなど、自然エネルギーをこれでもかと活用している様子に圧倒されました。省エネについて世界的に数多くの賞を受賞されているとのこと、とても納得できました。ここでも生徒はたくさん質問をしましたが、丁寧に答えていただきました。

ホテルの屋上にて。夕日に映えるフライブルク市内を眺めつつ、再エネの利用について説明を受けました。

 

研修後は市内のシンボルである大聖堂やその周辺のマーケットなどを見学しました。1月上旬までクリスマスシーズンとのことで、もみの木や特別な展示もあり、楽しむことができました。


3日目の生徒の感想
今日初めて演劇とプレゼンテーションを発表しました。緊張はしましたが意外とできました。皆なんだかんだ言いながら準備を進めて、なおかつ頑張ろうとしているんだなと思いました。
エコステーションでは水力発電や太陽光発電システムなどたくさんの再生可能エネルギーについて学べました。環境問題に対する視点を発信する場所がエコステーションなんだと思いました。5年前に先輩が植樹した木も見ました。5年間ここまでドイツ研修を続けてくれた先生方、先輩方そしてドイツの方々に感謝しなければと思いました。明日からも頑張ります。(SH)

エコステーションで発表した演劇では自分が思っていた以上に緊張してセリフを噛んでしまったり、感情の表現を明確にすることができない場面が多くありました。今日の反省をもとに、明日はもっと伝わる演劇をしたいです。フライブルクの大聖堂では外観からとても圧倒されました。中に入ってみるとステンドグラスの鮮やかな光で心が癒されるのを感じました。(OA)

【海外研修】ドイツ研修②

ドイツ研修2日目、本日より実質的な研修が始まりました。本日はハイデルベルグを訪問し、新市街地と旧市街地において研修を行いました。

 新市街地では鉄道で使用されていた土地を市が買い取り、環境に配慮した都市計画のもと、6000戸もの集合住宅を建設。太陽光や雨水を有効利用し、室内の空気の流れを追求した「パッシブハウス」を建設しています。新市街地を周りながら環境に対する配慮の仕方や、そこに住む住民の方々の様子を見学しました。エネルギーを極力使用しない工夫に圧倒されましたが、実際に6000戸は完売し、あと1000戸新たにつくるとのこと。ドイツの方々の環境への関心の高さを伺い知ることができました。
また、3℃という気温の低さも気にせず、ベビーカーの子供連れからお年寄りまで外で自転車やウォーキングをしている方がとても多く、驚きました。

写真(1 パッシブハウスの説明を受ける生徒たち)

 一方の旧市街地は、ハイデルベルグ城や、ドイツで最古の大学であるハイデルベルグ大学のある歴史のある街です。数百年前の建物を現在でも活用している姿は新市街地とは対照的でしたが、どちらもうまく活用している様子は、まちづくりという観点でとても参考になりました。

写真(2 ハイデルベルグ城で知り合った地元の方と記念写真)

 到着地のフライブルクではホテルで本日の研修内容を振り返りました。毛糸ボールを投げあいながら、ひとりひとり思ったことを率直に話し合いました。またその後は前日に引き続き、プレゼンの準備をして終了となりました。
明日はフライブルク市内で研修を行います。

写真(3 ホテルでの振り返りの様子)

【海外研修】ドイツ研修①

1月5日~14日の日程でドイツ研修が始まりました。
この研修ではドイツの再生可能エネルギーへの取組み、街づくりや市民の関わり、高校、大学との交流による相互理解、歴史の継承などを学び、2年生から始まる探究活動やこれからの地域のあり方の考察に活かすことを目的としています。
参加者は1年次選抜生徒12名、引率教員3名です。
5日の早朝、学校に集合し、現地時間19時半(日本時間6日午前3時半)、無事にドイツ、フランクフルトのホテルに到着しました。
学校出発からほぼ24時間の長旅でしたが、皆、モチベーションは非常に高く、夕食後、さっそくプレゼンテーションの仕上げを行いました。
明日からの研修、しっかり行ってまいります!